へび女/楳図かずお
![]() | へび女 (ビッグコミックススペシャル) 楳図 かずお 小学館 2005-07 by G-Tools |
みなさま、今年もよろしくお願いします!!
(今さらですが、新年になって初めての記事ですので…)
お正月、お年玉で懐が温もった子どもにせがまれてBオフなんぞに出かけた際、この本を見つけてゲットしました。
うちには中学一年生の娘がいて、その子とその従姉妹たち(ふたりが小学6年生)の3人、この漫画をむさぼるように読んでいましたよ。
もともとうちの娘は楳図作品が結構好きで(普段は「ちゃお」とか「りぼん」とかしか読まない)うちにある「ミイラ先生」や「のろいの館」「ねがい」などを喜んで読むのです。
この漫画も娘たちにヒットしておりました。
娘は登場人物たちが噴出しの中で「ランランラン」などと鼻歌を歌うシーンなど、今の漫画とは違う表現方法にも反応して「古き善き時代の漫画」を、堪能しているようです。
さて、この「へび女」。。。。
Amazonのレビューにも、今50歳代の母上様が小学当時に泣きながら読まれたというコメントが載っていて、今よりも刺激物の少なかったあの当時、小学校の女の子には相当怖かったんだろうなぁとお察し申し上げる事です。
「ママがこわい」「まだらの少女」「へび女」の連作集となっていて、「ママがこわい」では主人公の弓子の母親が入院中に、へびに取って代わられてしまうのです。
ともかく、自分の母親がいつの間にかへび女にすり替わってしまっていて、生卵を飲み込んだりかえるを見てヨダレをたらしたりと言う異常行動をとる事の恐ろしさ。母であって母でない、一番身近で一番頼り切っている存在の母が、実はへびであるという…なんともその設定が残酷で恐ろしいですね。
「まだらの少女」は、「ママがこわい」でいったん倒れたへびが、執拗に弓子を追いかけてくるお話です。気分転換に行った親戚の家、美土路村(『みどろ』村というこの響きがまたなんとも!!)には、実はお母さんの実家があるだけじゃなくへび女の実家もあったという。。。
このへび女が絶命しても、恐怖は終らないというお話ですが、へび女の絶命のシーンはなかなか壮絶で、そりゃトラウマにもなるわなぁって言う感じですね。
「へび女」は、実は一連の「へび女」の誕生を紐解く漫画。
明治40年8月に中村利平が沼のぬしである大蛇を猟銃で撃ってしまいます。その後利平は不可思議な死を遂げるのですが、時が流れてその孫である洋子という少女に降りかかるへびの惨劇!!そして洋子は…!!
ネタバレ↓
「洋子はこのまま、冒頭の「ママがこわい」に登場するへび女になってゆくという、めぐり合わせの物語で最後は「は!」っとさせられますよ。」
わたしの中で楳図作品のへび女系で好きなのは「うろこの顔」が一番かな。
余談ですが、寝ている少女たちの見上げる天井の上で「ずり、ずり」と、へびの這う音がして恐怖を誘うのですが、うちの昔の家もこんな感じでしたよ。
うちはネズミがものすごく多くって、よく天井を右から左、左から右と走り回っていました。ネズミの運動会と言うやつです。そりゃもう大きな音がして、ほこりも落ちるし迷惑千万。
で、時々そのネズミを食べにへびが入り込むらしく、そういうときにへびが動く音が聞こえたものです。わたしたちはネズミがともかく嫌だったので、へびは救世主みたいなもんで、何匹か住み着いてもらえないだろうかと真剣に思っていました。猫を飼ったこともあるけど、母親がアレルギーを起こして喘息になってしまうし、そもそもヘタレな猫でネズミ退治なんてしないし。
イタチなどもネズミを食べに来るのですが、イタチだとネズミと同じ感覚なのです。へびは人間には実害がないので我が家としては「へび、大いにウェルカム!」だったんだけど、、、。
まぁ、ペットにするほどは好きじゃないけど、背に腹は変えられないという感じでした。
昔の話です(^^ゞ
楳図かずお完全復刻版
![]() | 完全復刻版「森の兄妹」「底のない町」 楳図 かずお 小学館クリエイティブ 2005-10-28 by G-Tools |
楳図氏が14歳の時に描いた幻のデビュー作品が、完全復刻版2冊セットで出ています!
「金魚屋古書店」3巻『楳図サロン』に登場。3巻表紙であゆちゃんがもってる作品です。
その他の完全復刻版はこちら↓
![]() | 完全復刻版「姿なき招待」「続姿なき招待」 楳図 かずお 小学館クリエイティブ 2005-12-01 by G-Tools |
![]() | 少年探偵・岬一郎 短編集 楳図 かずお 小学館クリエイティブ 2006-02-02 by G-Tools |
![]() | おろち 1 (1) 楳図 かずお 小学館 2005-11 by G-Tools |
おろちという名前の不思議な力を持つ少女が
とある立派な屋敷を持つ龍神家に女中として入り込んだ。
そこにいたのは美しい姉妹。
しかしその姉妹には残酷な運命が待ち受けていた。
龍神家の女は18歳になると、小さなほくろ状のシミが出来
そこから全身に広がり、世にも奇怪なまでに醜くなってしまうのだった。
そんな姉妹の、既に醜く変貌した母親が
いまわの際に、妹に何かいい残した。
それ以来何かと妹は運命の18歳を間近に控えて気も狂わんばかりの姉に優しく接するようになる。
妹は一体何を母親に聞いたのか?
それは…「私(妹)はこの家の子ではない。だから醜くなることはないのだ」という内容だった。
しかし、事実は??
![]() | おろち 2 (2) 楳図 かずお 小学館 2005-11 by G-Tools |
![]() | おろち 3 (3) 楳図 かずお 小学館 2005-12-26 by G-Tools |
![]() | おろち 4 (4) 楳図 かずお 小学館 2005-12-26 by G-Tools |
おろちは全4巻です。
![]() | ねがい 楳図 かずお 小学館 2005-07 by G-Tools |
![]() | 恐怖 1 (1) 楳図 かずお 小学館 2006-03-30 by G-Tools |
![]() | 恐怖 2 (2) 楳図 かずお 小学館 2006-03-30 by G-Tools |
表紙を見ているだけでも楽しいですね♪
のろいの館/楳図かずお
のろいの館
楳図 かずお

赤んぼう少女―楳図かずお作品集
楳図 かずお

楳図作品が好きだ―!と言いながらも
じつはあんまり作品を読んでなかったりする。
うちのメインサイトの掲示板にて使っている
f丸さんのアイコン「あかんぼう少女」も、
実は何も知らなかったと言うていたらく。
が!!
しかし!!そんな体たらくにも終止符が打たれた。
ついに念願の「あかんぼう少女」を読んだのだ〜〜ぐおぉ〜…
ストーリー
葉子と言う少女がとある豪邸の家にやってきた。
葉子は今まで孤児院にいてつらい人生を歩いてきたようだ。
しかし、この家の夫婦が実は親であり、やっと引き取られることになったらしい。
葉子はこれからこの家で幸せになれると期待している。
しかし、その家は不思議なことがたくさんあった。
まず、母親の気が正常ではないようなのだ。
葉子を一目見た母親は「タマミちゃん」と呼びかけたり、
夜中にこそこそと仏壇に供え物をしたり
(その供え物はすぐに掻き消えている)
お風呂に入れば、湯船の水面に不気味な目が写ったり
寝てるときに天井から毛虫が大量に落ちてきたり…。
ついには、葉子が目覚めるとベッドの中に見知らぬあかんぼうが!!
そして、そのあかんぼうを見て父親は
「5年前に施設に入れたはずなのに!」と激怒するのだった。
実はそのあかんぼうは「タマミ」と言う名の
葉子の姉だと聞かされる。
何年経ってもあかんぼうのままのタマミを憂えて、母親は
精神に異常をきたしたと言うのだ。
父親のタマミへの憎しみたるや凄まじく
ごみとして捨ててしまったり、絞め殺そうとしたりする。
結局ばあやの田舎に逃げた葉子であったが
タマミはそこまで追いかけてきて、そこで自滅するのだ。
タマミを正体不明の恐怖として色々と小細工してあるが
わたしはこのタマミが哀れでかわいそうで泣けてきたよ。
父親にこんなに嫌われて…自分が醜いのでかわいい葉子に嫉妬して。
男の子(高也)にだって、好かれようとして
おしろいまでしてるのに逆に高也には「気味が悪い」と怖がられ。
本当はいい子になりたかったのになれなかったんだよね。
ラストはあまりにも悲しく哀れでした。
タマミのために気が触れるまで愛した母親も天晴れと思う。
同時収録は「怪談」
遭難して山小屋に非難した5人の男女が
眠気覚ましに(寝たら死ぬ)怪談を披露する。
蜘蛛女の怪あり
羅生門あり
肉付きの面あり
雪女あり
ベースになってるのがオーソドックスな怪談でかなり楽しめる。
ラストのオチもいける!!
おもしろございました!
はなちゃんが実家から持ってきてくれたの。
はなちゃんありがと〜〜〜♪
楳図 かずお
赤んぼう少女―楳図かずお作品集
楳図 かずお

楳図作品が好きだ―!と言いながらも
じつはあんまり作品を読んでなかったりする。
うちのメインサイトの掲示板にて使っている
f丸さんのアイコン「あかんぼう少女」も、
実は何も知らなかったと言うていたらく。
が!!
しかし!!そんな体たらくにも終止符が打たれた。
ついに念願の「あかんぼう少女」を読んだのだ〜〜ぐおぉ〜…
作品タイトル 「のろいの館」
秋田書店 SUNDAY COMICS
怪奇COMICS
楳図かずお著
ストーリー
葉子と言う少女がとある豪邸の家にやってきた。
葉子は今まで孤児院にいてつらい人生を歩いてきたようだ。
しかし、この家の夫婦が実は親であり、やっと引き取られることになったらしい。
葉子はこれからこの家で幸せになれると期待している。
しかし、その家は不思議なことがたくさんあった。
まず、母親の気が正常ではないようなのだ。
葉子を一目見た母親は「タマミちゃん」と呼びかけたり、
夜中にこそこそと仏壇に供え物をしたり
(その供え物はすぐに掻き消えている)
お風呂に入れば、湯船の水面に不気味な目が写ったり
寝てるときに天井から毛虫が大量に落ちてきたり…。
ついには、葉子が目覚めるとベッドの中に見知らぬあかんぼうが!!
そして、そのあかんぼうを見て父親は
「5年前に施設に入れたはずなのに!」と激怒するのだった。
実はそのあかんぼうは「タマミ」と言う名の
葉子の姉だと聞かされる。
何年経ってもあかんぼうのままのタマミを憂えて、母親は
精神に異常をきたしたと言うのだ。
父親のタマミへの憎しみたるや凄まじく
ごみとして捨ててしまったり、絞め殺そうとしたりする。
結局ばあやの田舎に逃げた葉子であったが
タマミはそこまで追いかけてきて、そこで自滅するのだ。
タマミを正体不明の恐怖として色々と小細工してあるが
わたしはこのタマミが哀れでかわいそうで泣けてきたよ。
父親にこんなに嫌われて…自分が醜いのでかわいい葉子に嫉妬して。
男の子(高也)にだって、好かれようとして
おしろいまでしてるのに逆に高也には「気味が悪い」と怖がられ。
本当はいい子になりたかったのになれなかったんだよね。
ラストはあまりにも悲しく哀れでした。
タマミのために気が触れるまで愛した母親も天晴れと思う。
同時収録は「怪談」
遭難して山小屋に非難した5人の男女が
眠気覚ましに(寝たら死ぬ)怪談を披露する。
蜘蛛女の怪あり
羅生門あり
肉付きの面あり
雪女あり
ベースになってるのがオーソドックスな怪談でかなり楽しめる。
ラストのオチもいける!!
おもしろございました!
はなちゃんが実家から持ってきてくれたの。
はなちゃんありがと〜〜〜♪
百本目の針/楳図かずお
楳図氏ごく初期作品集。
カバーの折り返しの作者の言葉によると
原稿紛失の悲しい目に合いましたが、みなさんのご協力のお陰で再販になった…
と言うような事がわかる。
この本の収録作品は
「百本目の針」
「呪いの面」
「呪われた屋敷の少女」
「呪いの振袖」
「幽霊がやってくる」
「地蔵の顔が赤くなる時」
の6編。
私の一番興味を引いたのは最後の「地蔵の…」
この絵柄が!!アアタ!!
他の作品は完全に「楳図作品!!」って感じの絵柄なのに
これだけはまるで「白土三平」なのだ!!
時代背景も江戸時代って感じ。
こんな絵を書いていたときもあったんだねぇ〜〜。
感慨深いです。
カバーの折り返しの作者の言葉によると
原稿紛失の悲しい目に合いましたが、みなさんのご協力のお陰で再販になった…
と言うような事がわかる。
この本の収録作品は
「百本目の針」
「呪いの面」
「呪われた屋敷の少女」
「呪いの振袖」
「幽霊がやってくる」
「地蔵の顔が赤くなる時」
の6編。
私の一番興味を引いたのは最後の「地蔵の…」
この絵柄が!!アアタ!!
他の作品は完全に「楳図作品!!」って感じの絵柄なのに
これだけはまるで「白土三平」なのだ!!
時代背景も江戸時代って感じ。
こんな絵を書いていたときもあったんだねぇ〜〜。
感慨深いです。
ミイラ先生/楳図かずお
ミイラ先生
楳図 かずお

なんでも1967年当たりに少女フレンドに掲載された作品だそうだ。
ホラーに慣れきった目で読むと、残念ながらさほど恐くもないのだが
当時の少女たちは震え上がっただろうと思われる。
「聖白ばら女学院」というキリスト系の学校に
なんと、ミイラが安置してあり、お祈りに入ったシスター先生に襲い掛かり、そのシスターになりすまし学院内の美少女たちを襲いまくるというお話です。
それにしても、ミイラって水をかけたら復活するのね(笑)
それと、特筆したいのは本を開くと「登場人物」の紹介があるんだけど
「主な登場人物」とあってど真中に一番大きくミイラが描かれていて「ミイラ」と書いてあるのが…なんかおかしい…。
同時収録は「ねこ目の少女」
その昔、加賀の殿様は猫が嫌いだったらしい。
それで、猫と見ると殺していたんだそうな。
その後加賀の殿様に生れた子供が双子の女の子であったが
一人は美しい女の子だったのに
もうひとりは猫の顔を持っていた!!
その顔を見るのが我慢ならない殿様は
我が子であるにも関わらず、毎日ご飯に毒を盛り
ついには殺してしまう。
察知していた雪姫(猫目の姫の名前)は死の間際一心に彫り物をしている。が、完成することなく死んでしまったのだった。
歳月が流れて現代。
加賀家にはひとみ、木の実という美しい双子の姉妹がいる。
そのうちのひとり、ひとみが庭であるものを見つけた。
それは、何年も前に雪姫が彫っていた未完成の置物だった・・。
このものがたりでは、なんと言っても
墓に埋められたひとみちゃんが、嵐の晩に
カリカリカリカリカリ…
と、音を立てて墓の中からにゅっと手を出し復活するシーンが見ものですね!!
ほんとに、こんな漫画をいたいけな子供時代に読んだら
トラウマになって猫が嫌いになるっチュウの(笑)
楳図 かずお
なんでも1967年当たりに少女フレンドに掲載された作品だそうだ。
ホラーに慣れきった目で読むと、残念ながらさほど恐くもないのだが
当時の少女たちは震え上がっただろうと思われる。
「聖白ばら女学院」というキリスト系の学校に
なんと、ミイラが安置してあり、お祈りに入ったシスター先生に襲い掛かり、そのシスターになりすまし学院内の美少女たちを襲いまくるというお話です。
それにしても、ミイラって水をかけたら復活するのね(笑)
それと、特筆したいのは本を開くと「登場人物」の紹介があるんだけど
「主な登場人物」とあってど真中に一番大きくミイラが描かれていて「ミイラ」と書いてあるのが…なんかおかしい…。
同時収録は「ねこ目の少女」
その昔、加賀の殿様は猫が嫌いだったらしい。
それで、猫と見ると殺していたんだそうな。
その後加賀の殿様に生れた子供が双子の女の子であったが
一人は美しい女の子だったのに
もうひとりは猫の顔を持っていた!!
その顔を見るのが我慢ならない殿様は
我が子であるにも関わらず、毎日ご飯に毒を盛り
ついには殺してしまう。
察知していた雪姫(猫目の姫の名前)は死の間際一心に彫り物をしている。が、完成することなく死んでしまったのだった。
歳月が流れて現代。
加賀家にはひとみ、木の実という美しい双子の姉妹がいる。
そのうちのひとり、ひとみが庭であるものを見つけた。
それは、何年も前に雪姫が彫っていた未完成の置物だった・・。
このものがたりでは、なんと言っても
墓に埋められたひとみちゃんが、嵐の晩に
カリカリカリカリカリ…
と、音を立てて墓の中からにゅっと手を出し復活するシーンが見ものですね!!
ほんとに、こんな漫画をいたいけな子供時代に読んだら
トラウマになって猫が嫌いになるっチュウの(笑)
おろち/楳図かずお
おろち (1)
楳図 かずお

おろちという名前の不思議な力を持つ少女が
とある立派な屋敷を持つ龍神家に女中として入り込んだ。
そこにいたのは美しい姉妹。
しかしその姉妹には残酷な運命が待ち受けていた。
龍神家の女は18歳になると、小さなほくろ状のシミが出来
そこから全身に広がり、世にも奇怪なまでに醜くなってしまうのだった。
そんな姉妹の、既に醜く変貌した母親が
いまわの際に、妹に何かいい残した。
それ以来何かと妹は運命の18歳を間近に控えて気も狂わんばかりの姉に優しく接するようになる。
妹は一体何を母親に聞いたのか?
それは…「私(妹)はこの家の子ではない。だから醜くなることはないのだ」という内容だった。
しかし、事実は??
うーん。
醜いって、どんな醜さなのか。
漫画ではお母さんの顔は描かれてないんだよね。
美しすぎると自分の美しさに固執してしまって、醜くなったときのことは受け入れ難いのかもしれないけど。
嶽本のばら氏の「鱗姫」がこの物語をモチーフに描かれている。
おろちって、超能力者なんだけど
それを、特に世のため人のために使おうとかは思ってないみたいで
ただ、「他人の人生」を覗いてる、傍観者にすぎないみたいだ。
第2話では、交通事故で父親を亡くした男の子が
成長して復讐をとげるという半生を「ただ見てるだけ」。
でも、人の人生の「覗き見」って…
なんだか、魅力があると思いませんか?
そんなことができるのは「おろち」か「神」か
て感じなんではないでしょうか?
楳図 かずお
おろちという名前の不思議な力を持つ少女が
とある立派な屋敷を持つ龍神家に女中として入り込んだ。
そこにいたのは美しい姉妹。
しかしその姉妹には残酷な運命が待ち受けていた。
龍神家の女は18歳になると、小さなほくろ状のシミが出来
そこから全身に広がり、世にも奇怪なまでに醜くなってしまうのだった。
そんな姉妹の、既に醜く変貌した母親が
いまわの際に、妹に何かいい残した。
それ以来何かと妹は運命の18歳を間近に控えて気も狂わんばかりの姉に優しく接するようになる。
妹は一体何を母親に聞いたのか?
それは…「私(妹)はこの家の子ではない。だから醜くなることはないのだ」という内容だった。
しかし、事実は??
うーん。
醜いって、どんな醜さなのか。
漫画ではお母さんの顔は描かれてないんだよね。
美しすぎると自分の美しさに固執してしまって、醜くなったときのことは受け入れ難いのかもしれないけど。
嶽本のばら氏の「鱗姫」がこの物語をモチーフに描かれている。
おろちって、超能力者なんだけど
それを、特に世のため人のために使おうとかは思ってないみたいで
ただ、「他人の人生」を覗いてる、傍観者にすぎないみたいだ。
第2話では、交通事故で父親を亡くした男の子が
成長して復讐をとげるという半生を「ただ見てるだけ」。
でも、人の人生の「覗き見」って…
なんだか、魅力があると思いませんか?
そんなことができるのは「おろち」か「神」か
て感じなんではないでしょうか?




















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