まつりスペシャル/神尾葉子

408874599Xまつりスペシャル 1 (1) (ジャンプコミックス)
神尾 葉子
集英社 2008-06

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ご存知「花より男子」の神尾葉子さんが、青年氏に拠点を移して連載中の「まつりスペシャル」。
何の話か、なーんにも知らずに読んでいきました。
主人公のまつり、軽薄そうな同級生に片思い中らしい。
ふむふむ、普通の学園ラブコメなのかな・・・と。
・・・
ところがどっこい、まつりの「正体」が分かった時点でなんとも意表をつかれたカンジ。
なんと、そういう話だったのか〜〜と、意外性にやられちゃいましたよ。

実は、このまつり、「まごころプロレス」というプロレス団体の会長の娘で、
現役女子高生レスラー「ハニープリンセス姫」というリングネームで
リングに上がる人気レスラーだったのです。

で、それがまた意外なことに「弱い」!!!
相手にいつもやられっぱなし。連敗記録更新中なのです。
そこがまた、ファンにはたまらないらしく、熱心なファンがいてまごころプロレスを支えているというわけです。

さて、片思い中のまつりですが(その辺ごく普通の女子高生なのね)軽薄な相手の男・諸角渉には、当然見向きもされず。。でも落ち込んだりせず片思い道まっしぐらなんですけど、
そんなまつりの隣の席には、謎の転校生・重松荒太がいて(いろんな伝説を持つ)その転校生はちょっとしたヒントから、なんとまつりの正体を見破るわけです。
なぜかと言うと・・・ソレは読んでのお楽しみと言うことで(^^)。

こんな風に次々とめまぐるしくもワクワクするような展開が、みょーに読者心をがしっと掴み、次の展開が楽しみでたまらないのですよ。
どうなるんだろう、この後。。。
予想はある程度立てられますけどね。
予想通りに行ってもよし、予想を裏切る展開でもよし、
久しぶりの大ヒット(自分の中で)の予感。

軽薄そうな白髪の男と、硬派なイメージの黒髪の男、そしてまつりの三すくみ・・・じゃなくて、三つ巴・・・でもなく、三角関係も楽しみですねぇ〜〜。
私はもちろん、硬派な黒髪の重松荒太が好みですことよ。

彼とまつりがタッグを組んでリングに上がるってのもありかなと思って期待してます。
まつり、実は強そうなんだもん。
恋も試合も頑張って欲しいですね〜〜〜♪

2008年08月12日 [か行のマンガ家]他 トラックバック:0 コメント:2

坂道のアポロン/小玉ユキ

坂道のアポロン 1 (1) (フラワーコミックス)
坂道のアポロン 1 (1) (フラワーコミックス)小玉 ユキ

小学館 2008-04-25
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小玉ユキ短編集 2 (2) (フラワーコミックス) 小玉ユキ短編集 1 (1) (フラワーコミックス) 羽衣ミシン (フラワーコミックス) 光の海 (フラワーコミックス) 変身ものがたり (秋田レディースコミックスデラックス)


いいです。。!
小玉ユキさん、大変いいです。
前回読んだ「羽衣ミシン」もかなりよかったですが、今回もいい!

今度の主人公は男の子、西見薫。
小学生時代から転校を繰り返してきたために、周囲になじめない孤立した性格になってしまいました。プレッシャーを感じると吐いてしまいます。そんなかれの逃げ場所は屋上。今回も屋上に逃れようとして出会ったのが、川淵千太郎。この学校では誰もが一目置く「札付き」です。
しかし、その千太郎と薫の「取り持ち」というか「クッション」と言う存在に、薫が一目惚れしたらしい少女、迎律子ちゃんがなるのです。彼女は千太郎の幼馴染で、唯一千太郎とふつうに接する女の子なのです。
さて、1巻では、彼らの出会いと、打ち解けていく様子、共通の趣味(音楽)を通して近付いてゆき何かをを形作るのであろうという予感、そして、千太郎の新しい出会いまでが描かれてます。
テンポもいいし、みんな魅力的だし、ときめきも伝わってきて、先が気になる終わり方です。
適度なギャグというかユーモアセンスは、著者の優しさが伝わるようです。
2巻も楽しみです!!

共感したのはなんつっても「学校は坂の上にある。忌々しい」ってことでしょうか(笑)。
わたしも高校は坂の上にあったし(夏なんか授業始まる前にもう、みんなユデダコ状態)短大も駅からメッチャとおくて、20分ぐらい歩いたし。結構学校って不便な所に建ってますよね。。。

それと、「セッション」の場面。ちょっと「耳をすませば」思い出します。一番好きなジブリ映画の、もちろん一番好きなシーンです。そう言えば西見薫くんは聖司くんに似てるよね?「ヤなやつ」なところがあったりして。その「ヤなやつ」も迎さんにはメロメロな分かりやすいメロメロ加減が、とっても好感が持てますね。

久しぶりに、この人の漫画好きだ〜〜と思える漫画家さんです。
次も期待期待。


4091316794小玉ユキ短編集 2 (2) (フラワーコミックス)
小玉 ユキ
小学館 2008-05-26

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2008年05月29日 [か行のマンガ家]他 トラックバック:0 コメント:1

家族八景/清原なつの

404725018X家族八景 上巻 (1) (KADOKAWA CHARGE COMICS 16-1)
筒井 康隆 清原 なつの
角川書店 2008-03-05

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4047250198家族八景 下巻 (2) (KADOKAWA CHARGE COMICS 16-2)
筒井 康隆 清原 なつの
角川書店 2008-03-08

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原作はかなり古い作品(筒井康隆作品)でして、わたしも一時期筒井康隆にはまったときがあって、そのときに読みました。
それ以前にNHKの夕方に、少年向けのドラマを放送していたんですが、このシリーズの第二作「七瀬ふたたび」を、多岐川裕美さんの主演で放映していて、ご多聞にもれずわたしも楽しみに見ていました。
その時は「どうして『ふたたび』なんだろう」と思ってんたんですが、後に原作を読んで疑問が解けました。第一部としてこの「家族八景」があったのです。
第二部の「七瀬ふたたび」は、もっとSF色が強く、サイキックが持つ苦しみや孤独感、そしてサイキック同士の出会いや戦いが大変面白かったです。
こちら「家族八景」は、表面上からはうかがい知る事ができない、人の内面や家族のありようなどを、七瀬の能力を通してシニカルに描いた作品でしたね。
第3部の「エディプスの恋人」も、SF色を残しつつ、そこには恋愛と言うテーマも絡み、この3部作はそれぞれ独自のカラーを持ちそれぞれが、特色ある面白さを持っている名作です。
ここでは清原さんが、原作の味を損なうことなく見事に漫画化しています。
一読の価値はあろうと思いますが、ちょっと内容がアダルトなので、お子さんにはオススメしません。(~_~;)
清原さんの描き方は、淡々としてイメージをデフォルメしている感じになってて、直接的なイヤラしさっていうのは薄いんだけど、それだからこそ却って生々しい迫力、なんか正視しがたいいやらしさがあるように思います。
原作をもう一度読みたくなることは確かです。



4101171017家族八景 (新潮文庫)
筒井 康隆
新潮社 1975-02

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4101171076七瀬ふたたび (新潮文庫)
筒井 康隆
新潮社 1978-12

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4101171130エディプスの恋人 (新潮文庫)
筒井 康隆
新潮社 1981-09

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2008年04月17日 [か行のマンガ家]他 トラックバック:1 コメント:2

羽衣ミシン/小玉ユキ

4091311946羽衣ミシン (フラワーコミックス)
小玉 ユキ
小学館 2007-08-24

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わたしの中では「君に届け」以来の、超オススメ少女マンガの登場となりました!!
なんちゅうか・・・
ふわふわした真綿で優しくやさし〜〜〜〜く包まれたような感じがする、本当に胸の底がほっこりと温かくなるような、素敵なお話なんです。

この表紙の少女は「美羽」、ある日、いきなり主人公の陽一のところにやってきます。
「わたしは今日、あなたに助けられた白鳥です」と…。
確かに陽一はその日、一羽の白鳥を助けました。
しかし、その白鳥が本当に人間の姿になって「鶴の恩返し」よろしくやってくるなんて、そんなことがあるわけない、と思う陽一。
なのに、美羽と名乗るその美しい少女は、陽一の「妻」としてアパートに住み着いてしまうのです。。。

この美羽が陽一のアパートで繰り広げる日常が面白い!!
まるで「お嬢様」のような、たとえば洗濯もろくにやったことがない、コンビニ弁当も食べた事がないという世間知らず(そりゃそうですよね、白鳥だもん。)なんですが、もう真剣に陽一のことを考えているのがわかって、その純粋で一途な気持ちに、胸がじわーんとしてしまいました。

ちょっとこの辺の気持ちは、「君に届け」の爽子ちゃんに対する気持ちに似ています。
ヘタしたら「何を可愛い子ぶってるんだよ」と鼻につきかねない、あるいは引いてしまいかねないですけど、引かないし鼻にもつかない、ひたすらその純粋さに胸打たれてしまうのです。

胸打たれないヤツが、このマンガには登場します。
陽一にはネットショップをやっている友達の沓沢(くつざわ)と、そのショップの店長「ボス」がいます。
沓沢は、ちょっと(かなり??)ひねた性格で、美羽のような「ピュア」な女の子には生理的嫌悪を感じるタイプ。
だけど、沓沢もやがては、何らかの形で美羽に感化されていったのですね。(どう言う形かは、ご自分の目で見ていただきたいです)

あまりにも純粋で無垢な美羽の気持ちに、ひたすら感動!
そして最初は疑いつつも、優しさゆえに美羽を受け入れ、そしてやがては美羽の愛情にこたえてゆく陽一の、優しさやひたむきさにも感動です。
タイトルは美羽が素敵な手芸作品を作るから!
こんなの本当に見てみたい!!

ラストはもう、涙なくしては読めません!!
こんな優しい物語を届けてくれて、作者の小玉ユキさんには、心から拍手喝采を送りたいです。


ちなみに、同じく小玉ユキさんのコミックは「光の海」と「小玉ユキ傑作短編集」がありますが、どちらもセンスの良い優しい切ないおはなしがギュッとつまっている傑作ですね。
とくに「人魚の海」は、この世には「人魚がいる」と言う前提で書かれたファンタジー。
人魚と言っても、うろこがある「魚」じゃなくてイルカのような「哺乳類」と言う所が新鮮!
Tシャツ着たりしてるんですよね〜。
人魚たちとの出会いや別れが、ほほえましく、だけども切なく描かれた連作短編集です。
どちらもオススメ。
小玉ユキさん、今注目の漫画家さんのようです。(そして、手芸がお好きだと見た!)
強力プッシュですね♪

ネッ友のあさみさんにお借りしました。ありがとうございました!

4091314791小玉ユキ短編集 1 (1) (フラワーコミックス)
小玉 ユキ
小学館 2008-01-25

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4091308406光の海 (フラワーコミックス)
小玉 ユキ
小学館 2007-01-26

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2008年04月01日 [か行のマンガ家]他 トラックバック:0 コメント:3

デス・スウィーパー/きたがわ翔

4047250023デス・スウィーパー 1 (1) (KADOKAWA CHARGE COMICS)
きたがわ 翔
角川書店 2007-12

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不慮の死亡、自殺や孤独死などの後始末をする「掃除屋」・・・
それがこのマンガのテーマともなる「デス(死)掃除人(スウィーパー)」です。
主人公の岡崎裕行は、連絡の取れなくなった兄を訪ね、そこで兄が自殺をしてしまったのを目の当たりにします。死体は死後数週間たっており、腐敗が進んでいます。
兄の突然の死、惨憺たるアパートの惨状、しかし後始末はしなければならず、途方にくれる裕行。
そこに、葬儀社から依頼を受けてやってきたのが、「掃除、遺品整理屋」である三輪玲二。
彼は現場を見てもなんら臆する事もなく、淡々と遺体の「整理」をつけてゆきます。
それを驚きの目で見ながら裕行は、自分には兄の自殺の兆候を見極めるきっかけがあったのに見過ごしてしまった事を、ずっと悔やんでいる。
葬儀の後、裕行は三輪の仕事先である(株)スウィーパーズを訪れる。
彼はそこで三輪と一緒に「遺品整理、掃除」をしながら何かを掴もうとするのです。。。

先日ちらっと読んだ「遺品整理屋は見た」という本がありまして、それをマンガにしたような感じかもしれませんが、断然こちらの方がリアルであり突っ込んであります。
刑事じゃないんだから、遺体を目の当たりにすることは殆どありません。自分の兄くらいしか。しかし、歴然と残る「死の痕跡」からは圧倒的な「死のパワー」みたいなのを受けて、裕行はいつも立往生してしまいます。
描写自体はグロいけど、死とは生の対極にあり、そして死の延長上にあると思う。生きている限りは死は避けて通れない。それをガツンと見せ付けられているようで、パンチのあるマンガだと思う。
まだ一巻、今後の成り行き、そして裕行がなにを掴んでゆくか、期待して見守りたいです。

えっと、、、、三輪玲二、めっちゃイケメンです。ぐふっ。





4047250171デス・スウィーパー 2 (2) (KADOKAWA CHARGE COMICS 2-2)
きたがわ 翔
角川書店 2008-03-05

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株式会社スウィーパーズにてバイトをはじめた裕行は、どうやら学校にも行かずにこのバイトにのめりこんでいるようです。お陰で社内の一癖も二癖もあるような社員たちとも、顔見知りに。
ちなみに、社員はこれまたイケメンでエグゼクティブな雰囲気の上野、ロン毛で一見ミュージシャン風だけど心理カウンセラーの資格を持つ山本、紅一点の中嶋密は霊媒体質。こう言う人たちのひととなりも、2巻になると見えてくるのです。

2巻では「ゴミ女」と「地下室」が印象深かった。

「ゴミ女」
いわゆる「掃除できない」女が、マンションに普通の掃除(普通と言うにはあまりにも汚れきっているんですが)を頼みに来ます。そのありさまたるや、のだめもビックリ。おまけに「嗅ぎ慣れた」例の匂いまで漂ってくる。。。かくして掃除はどうなるのか、遺体は出てくるのか。

「地下室」
ある地震の朝、ひそかにどこかへ出かけた三輪の後を付いて行く裕行。
三輪が訪問したのは、どうやらかつての依頼人。
その女性の兄がいつか自殺して、何日も放置されており、自殺者の妻はその間家を空けていたのだ。その後始末をしたのが三輪たちだったらしい。
今回その依頼人(自殺者の妹)は、その妻(自殺者の妻)と連絡がとれず、そのうえその家から異臭がするというので、三輪を呼んだのだった。
中に入った三輪と裕行、そこには何があるのだろうか。。。

次号に続く!!(なんか、ちょっとサスペンスたっちになってきたね・・)




4594052320遺品整理屋は見た!
吉田 太一
扶桑社 2006-09-26

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2008年03月13日 [か行のマンガ家]他 トラックバック:0 コメント:0

ジジジイ-GGG /小山宙哉

406372607Xジジジイ-GGG 1 (1) (モーニングKC)
小山 宙哉
講談社 2007-06-22

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さらに「本を読む人々。」でプッシュされた本はこちら。
「ジジジイ」です。
あるときは杖をつき若者に苦言を呈し、またあるときは半ズボンで街を駆ける。正体不明の快速快盗・通称「ハープ」。その正体を知るものは誰もが口をつぐむ。盗むものは、心。年齢は70歳。
Yahoo!コミックでも、立ち読みと購入が出来ます。
心を盗む泥棒・・・なんとも心惹かれます!

2008年02月11日 [か行のマンガ家]他 トラックバック:0 コメント:0