2013年05月30日
![]() | アシガール 1 (マーガレットコミックス) 森本 梢子 集英社 2012-07-25 by G-Tools |
![]() | アシガール 2 (マーガレットコミックス) 森本 梢子 集英社 2013-02-25 by G-Tools |
おもしろ~~い!!ヽ(^o^)丿
声を出して笑いました!!
最近はやりの戦国時代タイムスリップもの、いや、最近って言うことはなくて、実は普遍的なのかな。
「信長協奏曲」とか「信長のシェフ」(未読)とか?
正直、またか!・・・と、一瞬思ってしまったんだけど、これがもう、すごく面白かったです(*^_^*)。
主人公は16歳、何事も真剣にならない女子高生の唯ちゃん。
弟が発明したタイムマシンで、戦国時代に飛んでしまいます。
そこで、お城の若君様に一目ぼれしてしまいます。
このタイムマシンは満月のときに「移動」できるので、次の満月に、いったん現代に戻ることが出来たんだけど、そうして現代に戻った唯は、歴史の先生に聞いて、若君様が戦で死んでしまうことを知ります。
「私が若君様を守る!!」
と、壮大な決意とともに、戦国時代へまたタイムスリップ!
大好きな若君様に少しでも近づこうとして、とっても健気な唯ちゃんです。
でも、女子高生が足軽で戦に出て・・・・って。
途中で、よその城の姫様の振りをして若様の閨に近づいたこともあるんです。
そうだ、女なんだから、女であることを利用して、若様に近づけばいいのでは??
でも、唯の面白いところは、大好きな若様に、ただ近づいたり恋人になったりするんじゃなくて、若様を「守りたい」っていうところ。
恋の一念岩をも溶かす・・・って言う感じで、とてもがむしゃらで向こう見ずで一途で・・。
それが可愛いって言うか・・・可愛いって言うよりも・・・面白いんですよ~。
信長協奏曲もそうだけど、現代で「ちんたらりん」と生きているイマドキの若者が、過酷な戦国時代に行くことで生じるギャップの数々。主人公の目を通して知る当時の農民の暮らしぶりや、足軽たちの階級制度など。
そういうのも時代考証が忠実に描かれているみたいで、ただのギャグ漫画じゃなくて、とても読み応えがあります。
女目線だからかな?
戦の、殺し合いのむなしさなんかも伝わってきて、これもグッド!
戦国時代の女性たちの凛とした生き方と言うかたたずまいも、読んでて背筋が伸びる心地ですね。
唯じゃなくても、惚れちゃう若君様のカッコよさといい。。。
うん、すっごく面白いですよ!(*^_^*)
結末はもう、出来てるんだそうですよ。
今後、どんな風に展開していくのか、楽しみです!!!
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2012年01月22日
砂の栄冠(1) (ヤンマガKCスペシャル)
三田 紀房

今回の「このマンガがすごい2012」男編で見事第二位を獲得したのが「グラゼニ」って言う漫画。
それは読んでないんですけど、Amazonの「クリック!なか見検索」で見た感じ、そして聞くところによると、プロ野球の「お金」に関する話らしいですね。
「グラウンドにはゼニが詰まっている」ということから「グラゼニ」って言うタイトルになったとか。
で、今回私が読んだ「砂の栄冠」は、「グラゼニ」がプロ野球ならこちらは高校野球、高校野球と「お金」です。
基本的に「学校」の「部活」なんだから、お金の話は置いといて・・・
爽やかにできる限り頑張って、練習して努力して栄冠を勝ち取っていく・・・というのが、一般的なイメージと言うか。
でも現実には、お金があるなしで部の強さに影響があるのは一目瞭然。
金銭に実力が左右されるなんてあってはならないという気がしますが、現実は・・・。
金があれば設備も整う、設備がよければよりよい練習が出来る、そして強くなれば人材も集まる。
そしてどんどん強くなれる。
あるとき一人の高校球児がいきなり1000万と言う大金を託されちゃうんですよ。
最初は「使わない」とか言ってるんですけど、結局あれやこれやと使ってしまうのですね。
もちろん使い道は野球に関する内容ですが、一介の公立高校の野球部が強くなるためにはどうするべきか、どういうお金が必要か、あるいは私立の強豪チームとの違いは何か・・などなど、ただ高校野球を「さわやかですがすがしいスポーツ」と見るのではなく、別の角度にライトを当て、今までの常識を覆すモンダイサク・・いや意欲作です。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
主人公の七嶋裕之は埼玉県の県立樫野高校の2年生。
樫野高校野球部は学校創立100周年に向けて、甲子園出場がかなうように強化されたチームで、
県大会決勝まで進むも惜しくも敗退。主力選手が引退したあとのチームでは主人公七嶋だけが唯一の逸材。
誰もが甲子園出場は夢とあきらめかけたとき、
いつも練習や試合を見に来ている謎の老人「トクさん」が、七嶋に1000万円と言う大金を渡し、
これを自由に使ってチームを強化し甲子園出場を果てしてくれと言う。
そのお金は甲子園に出場したあかつきに、応援費用として使おうと思っていたものだと言うが、
今回の大会が終ってからトクさんには、
「応援費用ではなくチームのために使うべきだった」と言う後悔の念があったのだ。
老いた自分の代わりに七嶋を指名し、そのお金を託したのだった。。。
あまりの大金に臆した七嶋も、トクさんの熱意に負け受け取ることに・・・。
トクさんの気持ちを受けて、七嶋は「本気」になり、甲子園出場を誓う。
そのとき応援費用として使うまで、このお金はショート定位置の地面の中に深く埋めて、
絶対に使わないとトクさんに宣言したのだった。
本気になった七嶋はまず、甲子園に試合を見に行くことにする。
が、離婚後ナースの母親と二人暮らしの七嶋には甲子園までの電車賃を捻出できない。
そこで、「絶対に使わない」と宣言したばかりのお金を早速掘り出して使ってしまうのだった・・・・。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
個人的なことを言いますと、ウチは娘が野球部のマネージャーをしてます。
だから娘の学校は地区予選から応援に行くし、甲子園も見るようになりました。
(自分が高校時代は結構熱心に見てましたよ。近年は地元の勝敗と決勝は見ますという感じでした。)
このマンガを読んで納得することや目からうろこ・・みたいなことがたくさん書かれてて面白かった。
たとえば自分がどんなチームを応援するか・・・・
そりゃやっぱり、地方から有力選手を集めてます!みたいな学校より断然地元選手が中学軟式から上がってきました・・みたいな公立高校の肩入れをしますね。
去年の大会でもあったけど(多分毎年どこの学校でもあるんだろうけど)、ずいぶん北のほうの学校だけど監督も選手も関西弁・・みたいな学校だと、インタビュー聞いたとたんに応援する気が失せたりして・・(^_^;)。
その点、秋田の能代商業みたいな学校はめちゃめちゃ応援しますよね。
まるで縁もゆかりもない学校だけど、記事の切抜きまで残してます(笑)。
「砂の栄冠」には、甲子園ファンの常連さんたちが、七嶋に「勝つ秘訣」を教えてくれます。
その中に「観客を味方につける」と言うものがありました。
観客が味方になれば甲子園は宇宙空間になり、そうなれば「勝てる」のだそう・・・。
観客に好かれるには、礼儀正しくはきはきして道具も大切にし「良い子」でいること。
近年は丸刈りじゃなくて、伸びた髪のチームもあるんですが、やっぱり好感度と言う点では「五分狩り」ですよね!(笑)
攻守の交替のときもキビキビ!!が基本だし。
極細眉毛はいけませんよね~~(笑)。
で、そういう好感度の高い学校が負けていても粘り強くあきらめない姿でついには逆転勝利なんかすると、見ているほうとしては「達成感」みたいなものを味わえたりして嬉しいものでしょう。
甲子園には「筋書き」がある。ファンの力は偉大で、ファンの念が試合を動かしていく・・と言うのが、甲子園マニアの言い分です。
七嶋もそういう意見に目を白黒させていますが、忠実に守って行こうとします。
七嶋意外はほんとに頼りにならない守備が下手な駄目チームなんですが、それを七嶋が上手く引っ張っていくんですよ。
それはとても「良い子」では出来ません。
「良い子」の皮を被った「腹黒」くんでないとならないのです。
そんな七嶋の腹黒い頑張りと、チームがどこまで着いていくか、そして、駄目監督ガーソやOB会との確執など。
以前読んだ「ラストイニング」も、高校野球を「爽やか」じゃないほうから見てて面白かったけど、今回もかなり面白いです。
七嶋だけじゃ、お金の使い方も全然パッとしないんだけど(笑)女子マネージャが結構な剛腹でして。
1000万円と言うお金度どう使うのか、どうチームを強化していくのか、見ものです。
巻末の対談「甲子園研究所」っていうのがまた興味深くて面白いんです。
たしかに甲子園に行くには1000万円なんかじゃ全然足りない。
いったい高校生のスポーツって何だろう?と考えてしまいます。
次に甲子園を見るときはまるで見る目が違うと思うなー・・・。
良いのか悪いのかしらないけど、さらに公立びいきになるんだろうなーとは思いますね。
高校野球・・って、プロ養成所であってはおかしいような気もするし、でもプロ入りと言う目標があればそれだけ強くなる力にもなるし。最終目標はいったいなんだろう?
いろいろと考えさせられて面白いですよ!
楽天ブックスは送料無料でポイント付きです。
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三田 紀房

今回の「このマンガがすごい2012」男編で見事第二位を獲得したのが「グラゼニ」って言う漫画。
それは読んでないんですけど、Amazonの「クリック!なか見検索」で見た感じ、そして聞くところによると、プロ野球の「お金」に関する話らしいですね。
「グラウンドにはゼニが詰まっている」ということから「グラゼニ」って言うタイトルになったとか。
で、今回私が読んだ「砂の栄冠」は、「グラゼニ」がプロ野球ならこちらは高校野球、高校野球と「お金」です。
基本的に「学校」の「部活」なんだから、お金の話は置いといて・・・
爽やかにできる限り頑張って、練習して努力して栄冠を勝ち取っていく・・・というのが、一般的なイメージと言うか。
でも現実には、お金があるなしで部の強さに影響があるのは一目瞭然。
金銭に実力が左右されるなんてあってはならないという気がしますが、現実は・・・。
金があれば設備も整う、設備がよければよりよい練習が出来る、そして強くなれば人材も集まる。
そしてどんどん強くなれる。
あるとき一人の高校球児がいきなり1000万と言う大金を託されちゃうんですよ。
最初は「使わない」とか言ってるんですけど、結局あれやこれやと使ってしまうのですね。
もちろん使い道は野球に関する内容ですが、一介の公立高校の野球部が強くなるためにはどうするべきか、どういうお金が必要か、あるいは私立の強豪チームとの違いは何か・・などなど、ただ高校野球を「さわやかですがすがしいスポーツ」と見るのではなく、別の角度にライトを当て、今までの常識を覆すモンダイサク・・いや意欲作です。
主人公の七嶋裕之は埼玉県の県立樫野高校の2年生。
樫野高校野球部は学校創立100周年に向けて、甲子園出場がかなうように強化されたチームで、
県大会決勝まで進むも惜しくも敗退。主力選手が引退したあとのチームでは主人公七嶋だけが唯一の逸材。
誰もが甲子園出場は夢とあきらめかけたとき、
いつも練習や試合を見に来ている謎の老人「トクさん」が、七嶋に1000万円と言う大金を渡し、
これを自由に使ってチームを強化し甲子園出場を果てしてくれと言う。
そのお金は甲子園に出場したあかつきに、応援費用として使おうと思っていたものだと言うが、
今回の大会が終ってからトクさんには、
「応援費用ではなくチームのために使うべきだった」と言う後悔の念があったのだ。
老いた自分の代わりに七嶋を指名し、そのお金を託したのだった。。。
あまりの大金に臆した七嶋も、トクさんの熱意に負け受け取ることに・・・。
トクさんの気持ちを受けて、七嶋は「本気」になり、甲子園出場を誓う。
そのとき応援費用として使うまで、このお金はショート定位置の地面の中に深く埋めて、
絶対に使わないとトクさんに宣言したのだった。
本気になった七嶋はまず、甲子園に試合を見に行くことにする。
が、離婚後ナースの母親と二人暮らしの七嶋には甲子園までの電車賃を捻出できない。
そこで、「絶対に使わない」と宣言したばかりのお金を早速掘り出して使ってしまうのだった・・・・。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
個人的なことを言いますと、ウチは娘が野球部のマネージャーをしてます。
だから娘の学校は地区予選から応援に行くし、甲子園も見るようになりました。
(自分が高校時代は結構熱心に見てましたよ。近年は地元の勝敗と決勝は見ますという感じでした。)
このマンガを読んで納得することや目からうろこ・・みたいなことがたくさん書かれてて面白かった。
たとえば自分がどんなチームを応援するか・・・・
そりゃやっぱり、地方から有力選手を集めてます!みたいな学校より断然地元選手が中学軟式から上がってきました・・みたいな公立高校の肩入れをしますね。
去年の大会でもあったけど(多分毎年どこの学校でもあるんだろうけど)、ずいぶん北のほうの学校だけど監督も選手も関西弁・・みたいな学校だと、インタビュー聞いたとたんに応援する気が失せたりして・・(^_^;)。
その点、秋田の能代商業みたいな学校はめちゃめちゃ応援しますよね。
まるで縁もゆかりもない学校だけど、記事の切抜きまで残してます(笑)。
「砂の栄冠」には、甲子園ファンの常連さんたちが、七嶋に「勝つ秘訣」を教えてくれます。
その中に「観客を味方につける」と言うものがありました。
観客が味方になれば甲子園は宇宙空間になり、そうなれば「勝てる」のだそう・・・。
観客に好かれるには、礼儀正しくはきはきして道具も大切にし「良い子」でいること。
近年は丸刈りじゃなくて、伸びた髪のチームもあるんですが、やっぱり好感度と言う点では「五分狩り」ですよね!(笑)
攻守の交替のときもキビキビ!!が基本だし。
極細眉毛はいけませんよね~~(笑)。
で、そういう好感度の高い学校が負けていても粘り強くあきらめない姿でついには逆転勝利なんかすると、見ているほうとしては「達成感」みたいなものを味わえたりして嬉しいものでしょう。
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七嶋もそういう意見に目を白黒させていますが、忠実に守って行こうとします。
七嶋意外はほんとに頼りにならない守備が下手な駄目チームなんですが、それを七嶋が上手く引っ張っていくんですよ。
それはとても「良い子」では出来ません。
「良い子」の皮を被った「腹黒」くんでないとならないのです。
そんな七嶋の腹黒い頑張りと、チームがどこまで着いていくか、そして、駄目監督ガーソやOB会との確執など。
以前読んだ「ラストイニング」も、高校野球を「爽やか」じゃないほうから見てて面白かったけど、今回もかなり面白いです。
七嶋だけじゃ、お金の使い方も全然パッとしないんだけど(笑)女子マネージャが結構な剛腹でして。
1000万円と言うお金度どう使うのか、どうチームを強化していくのか、見ものです。
巻末の対談「甲子園研究所」っていうのがまた興味深くて面白いんです。
たしかに甲子園に行くには1000万円なんかじゃ全然足りない。
いったい高校生のスポーツって何だろう?と考えてしまいます。
次に甲子園を見るときはまるで見る目が違うと思うなー・・・。
良いのか悪いのかしらないけど、さらに公立びいきになるんだろうなーとは思いますね。
高校野球・・って、プロ養成所であってはおかしいような気もするし、でもプロ入りと言う目標があればそれだけ強くなる力にもなるし。最終目標はいったいなんだろう?
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2011年07月05日
![]() | デストロイアンドレボリューション 1 (ヤングジャンプコミックス) 森 恒二 集英社 2011-04-28 by G-Tools |
「自殺島」のおなじ著者の作品ですね。
冒頭、不思議な力で町を破壊しようとしているマコトとユウキの二人の男子高校生。
もともと不思議な能力を持つマコトは孤独だった。
小学生の時に父親は自殺、母親は家出、生活保護を受けながら祖母と暮らしていた。
ユウキと引かれ合うように知り合い、友情を深めつつも、能力の話は出来なかった。
でも、祖母が死に、たがが外れたのだろうか、ユウキに能力を知らせる。
ユウキはユウキでこの世に絶望しており、一度全部を壊して0にしてやり直したほうが良いと言う。
リセットする・・ということだろうか。
マコトの力はある日、ある老人に「気づき」を与えられた。
でも、ユウキにマコトは「気づき」を与えることは出来なかった。
「気づき」を得たマコトと得られなかったユウキ。
二人の若者がその能力を使ってなにをするのか。
マコトの能力は「ワンネス」と名づけられた。
これもかなり期待大!!です!
2011年07月05日
自殺島 5 (ジェッツコミックス) | |
![]() | 森 恒二 白泉社 2011-04-28 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
私がいま、一番楽しみにしている漫画のうちのひとつ、それも筆頭のほうです。
大いなるリーダーシップを発揮しながらも、いったん出て行ってしまったリョウが戻り、再び仲間として結束をより固め、これからコミューンとして機能していくのかと思われた矢先に、またぞろ問題が勃発。
けっして全員が硬く結束することはなく、歯向かうもの、迷うもの、無法をするもの・・まとまりを欠いているところへ、島の「向こう」側から、一人の女性がやってきた。
爪を伸ばしおしゃれをし媚を売るような彼女は一体・・・。
トモのカミングアウト、サワダの登場、カイの不審な動向・・・
ますます目が離せない「自殺島」です。
読み応えがありますよ、これ!!
自殺島 以前の感想
2011年03月25日
![]() | 自殺島 1 (ジェッツコミックス) 森 恒二 白泉社 2009-08-28 by G-Tools |
自殺志願者たちが一箇所に集められた、そこは自殺島。
島から出たら国に殺される。
島には、生きる手だけはほとんど何もない。
そこで始まったサバイバル。
自殺志願者たちによるサバイバルという、究極の矛盾の中で、逞しく生きていく力と知恵と哲学を身に着けていく主人公の姿に感動です。
島の中で次第に秩序や友情が生まれ、あるいは離反や造反、裏切りがあり・・・それがすごくリアルに伝わってきまして、ものすごく読み応えがあるマンガでツボでした。
特に、主人公だけが会得した「猟」のスキル。
それで大きく変わる主人公の姿に応援する気持ちもわくし、このあとどうなるのか気になります。
おススメ。ちょっと暗いけど。
2011年02月24日
![]() | 失恋ショコラティエ 1 (フラワーコミックスアルファ) 水城 せとな 小学館 2009-01-09 by G-Tools |
なんだか話題になっているようなので、買って見ました。新規開拓です(笑)。
主人公の爽太はサエコさんが大好き。でも、自分は付き合ってるつもりだったけどサエコさんは遊びだったようで、振られてしまいます。振られてもやっぱりサエコさんが大好きな爽太は、チョコレート好きなサエコさんのためにフランスに修行に行って、立派な菓子職人になって帰ってきます。
爽太の父親の洋菓子店を継いだ爽太は、それをチョコレート専門店としてオープン。
メディアにも取り上げられ、「チョコレート王子」として一躍ときの人になった爽太の元に、サエコさんが「いい感じ」(爽太に未練がましい感じ)で現れる・・・一瞬舞い上がった爽太。
でも、サエコさんは結婚を控えていたのでした・・。
しかしそれでもやっぱり、爽太の愛はパワーダウンすることなく、突っ走るのです。
面白いです。
でも、結構中身はドロドロしているんですよね。そのドロドロを感じさせないくらいに、話は明るくてコミカル。随所に笑いが散りばめられていて、登場人物たちもいい味です。
とくに、フランスの修行で知り合ったオリヴィエくん。彼は有名なお店の御曹司で、まさしく「王子様」。彼がいるから私はこの話が面白さ倍増していると思いました。
これ、普通の展開だったら、多分爽太とお店の従業員の薫子あたりが恋人になると言う展開かな?と思うんだけど、それが全然予測つかないんですよね。
サエコは人妻になったし、どう考えても爽太とはムリだろう・・と思ったら、そっちの雲行きも怪しいし。
あと、少女マンガにあるまじき関係(笑)の、えれなともこの先分からない。だってやっぱり深い付き合いをすれば情も移るし、何よりもそう言う関係の相手を「恋人」と呼ぶと思うし、周囲もそう認識すると思うしね。それが「身体だけ、と割り切っている」と聞くと、引いてしまうなぁ。古いかな?(^_^;)
恋人として付き合ってるのならいいんだけど。
サエコさんへのあまりにも純情な気持ちとのギャップがいいのかもしれないけど、このマンガを大絶賛するには、そこんところが引っかかってしまう私です。
⇒ short (06/24)
⇒ お (06/20)
⇒ short (05/23)
⇒ short (05/23)
⇒ short (05/23)
⇒ short (05/23)
⇒ short (05/23)
⇒ short (05/23)
⇒ 六猫合体キャットマーズ (01/03)
⇒ 栗ごはん (10/21)