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さびたナイフ/河あきら

2012年09月24日
さびたナイフ


唐突ですが、懐かしいマンガが登場しましたよヽ(^。^)ノ
河あきらさんの「さびたナイフ」です。
昭和51年(1976年)の別冊マーガレット1月号に掲載されました。
ざっと時期を言うと、「太陽への道」と「故郷の歌は聞こえない」の間あたりの作品ですかね。
これもバッド・エイジシリーズのひとつ・・でしょうね。

じつは先日「震える舌」っていう、懐かしい映画を見たんです。
これは、団地に住むごく普通に幸せな家庭生活を送っていたある夫婦の一人娘が、破傷風にかかってしまった闘病記です。破傷風っていうのは、その症状がとても激しくて、幼いわが子が苦しむ姿を目の当たりにした親としての苦悩、助からないのでは・・・という恐怖、ちっとも治っていかない苛立ちや、夫婦間や医者に対する不信感やそこに生じるすれ違いなどをじっくり丹念に描いてあります。

B005JQ3GO2あの頃映画 「震える舌」 [DVD]
SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D) 2011-11-23

by G-Tools


で、私にとって「破傷風」と言えば、この、河あきらさんの「さびたナイフ」なんですよね。
どうしても読みたくなって、オークションでゲットしました。
「震える舌」は1980年の作品ですから、「さびたナイフ」は数年先行していたわけです。
私の記憶では、もうちょっと昔の作品かな?と思いましたけど、違いました(^_^;)。

物語は、海岸で再会した二人の男女の回想です。
女は美乃。男は勇。
美乃は当時高校生。日々のつまらなさをゴーゴー喫茶でお酒を飲んでごまかしている、いわゆる不良娘です。が、どこか覚めた目をしています。
そんな美乃の前に現れたのが、家出少年の勇。当時は14歳です。勇をかくまい、自分のアパートに泊めてやったのが田代哲也。そこに居合わせた縁で美乃は彼らと関わりを持ち始めました。
さて、美乃は、父親がギリシャ人で美乃親子を残して帰郷。その後母親は死亡。だから親戚の家に預けられています。親戚ではあまり親切にされてないので、面白くなくて不良化しているようです。
その家には美乃の従兄弟の愁一がいました。彼はとても優秀でガリ勉。
そんな愁一の、とあるノートを見てしまった美乃。
そこには、綿密に練られた完全犯罪の手引きが書かれていたのです・・・。



と、「不良」とか「ゴーゴー喫茶」とか「ガリ勉」とか、時代を感じさせる言葉のオンパレードになりますが(笑)、その後、彼らはこのノートに従い銀行強盗をやってしまいます。
4人の逃避行、そして、破局。
愁一は破傷風にかかって死に、哲也は警官に発砲されて死んでしまうのです。


大人目線で読んでみると・・・うーん・・・

ともかく4人のうち、誰にも共感が持てません。
美乃はたしかに両親がいなくて気の毒な境遇です。引き取って育ててくれているおじさん夫婦にも疎まれている様子ですしね。でも、疎まれてはいるけれど、ちゃんとした部屋をあてがわれ、高校へも行かせてもらっている。当たり前のことはしてもらってるわけです。それがイヤなら何も高校に行かなくても、中学卒業で働いて自立すると言う方法もあるのです。それをしないでただグレてるだけでは、ちょっと共感はできませんよね?
哲也も勇も、「ほかの誰もやらないこと、派手なことをパーッとやって周囲の人間を驚かせたい」なんて、バカじゃないのか!!??と言いたいです。
愁一は医者になるべく一生懸命勉強していると言うのに、なぜ犯行に加わる気になったか。美乃を好きだからだと思うけど、だからと言って犯罪はいけないですよ。行動を共にするよりも止めるべきです。
極めつけは、「完全犯罪」と言う割にはあまりにお粗末な結末。甘すぎますよね?すべてにおいて。
この作品は、そんな甘すぎた少年たちの「なれのはて」みたいなことを描きたかったのかも知れませんが、どうにもこうにも彼らの気持ちに共感が出来ないのが残念でした。

で、とにもかくにも、哲也がバカすぎる!!
もう、イライラするほどです(^_^;)。
登場してから一度も良いところが無い哲也です。
銀行強盗の後の逃避行のとき、盗んだ車でスピード違反、止めようとした白バイを当て逃げ。犯行当時のバイクも友達のもので、そこから足がつくし、愁の犯行ノートは部屋に置きっ放しだし。
緊張感で一杯のはずの逃避行中も、草で足を引っ掛ける「わな」を作って遊んでいるし。
そして、極めつけは、勇に美乃を襲うようにけしかけたりもします。
彼のバカっぷりだけが目に付いて、本当にイライラします。


しかし後半、俄然、哲也の印象が良い方に転じてきます。
まず、「わな」を作って遊んでいたのは、気を紛らわせていたんだと言うのです。
ナイーブなところを見せ、まるでバカなだけでもないと思わせる場面です。
それから、勇を美乃にけしかけたのは、愁の気持ちを確かめるためだったんです。
案の定、それまでとても冷静だった愁一も、美乃のこととなると我を失ってしまう。それを見た実乃は嬉しく感じ・・・ある意味哲也の目論見は成功したのですね。



さて、哲也と勇がふざけて草で作った「わな」。わなって言っても人がそこに足を引っ掛けて転ぶように作られたたわいも無いものです。
でも、これが物語の重要なポイント。
まず、これに足をとられて転んだ愁は、手を怪我します。
それが破傷風と言う恐ろしい病気になる原因になるのです。

ビンを落として割れた音で、愁は全身痙攣を起こし、首筋のこわばりもあったため、破傷風だと気づいたようです。医者志望ですから分かるわけ。
どうしても医者に診せなければ。
しかし、医者に診せるということは、警察に見つかることを意味します。最初は躊躇した彼らも、愁の劇症にいよいよ医者を呼びに行くことに。
勇がその役目を担います。
哲也は勇に、医者を呼んだらその足で逃げろと言います。
でも不審に思った医者によって通報され、勇は結局アジトとなっている別荘を教えてしまいます。
警察に取り囲まれた別荘。
逃げようにも、愁を動かすことが出来ません。
哲也はそんな愁と、愁に付き添う美乃を、見捨てるように別荘を後にしました。
でも、それは見せかけだけ。
自分がおとりとなって警察官を引き寄せるつもりだったのです。
ところが、警官が足元へ威嚇発砲した弾が、転んだ拍子に急所に命中し、あっけなく死んでしまうのです。
なぜ転んだのか。
それは、自分が作った草のわなのせいでした。
なんとも皮肉な結末!!衝撃的です。

結局別荘の中では愁は死んでしまい、美乃も仕方が無く警官に捕まります。


時は流れて、7年後。
彼らは、この事件が時効を迎えるであろう7年後に、この場所で再会する約束をしていたのです。
冒頭の、美乃と勇の再会シーンがそれです。
そこで勇から、愁がおそらく美乃といっしょにギリシャへ行くつもりだったことを聞かされた実乃。
ふたりは7年前にみんなで埋めた血判状とナイフを掘り起こします。
血判状は当然のごとく、ぼろぼろで読めません。
ナイフはさびています。
でも、当時の彼らは、輝くナイフのように生き生きと生きていたんだと、美乃は思うのでした。




私が子どものころ、親から「破傷風はとても怖い病気で、錆びた釘などで怪我をするとそこから破傷風菌が入る」と言われていたので、記憶では、タイトルの「さびたナイフ」で怪我をして破傷風になったのかと。
読み返してみると違いますね(^_^;)。
「震える舌」の女の子も、とくに錆びたもので感染したのではないです。
女の子の場合、泥水です。
今は破傷風は赤ちゃんのときにワクチンも打ちますし、あんまり聞かない病気ですよね。
当時でも、やっぱり珍しかったとは思いますが。


それから、この「時効」と言う言葉で思い出すのは、「3億円事件」です。
このマンガの初出の1年前、3億円事件が時効を迎えて、結構な大騒ぎでした。
銀行強盗といい、おそらく、あの事件に触発されて出来た物語だと思います。
とにもかくにも昭和の匂いの濃い物語ですね。
しらけ世代なんて言われたのもこの頃だったでしょうか。

読み終えて、虚しさと懐かしさが一緒に、胸に残りました。
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[か行のマンガ家]河あきら | Comments(11) | Trackback(0)

わすれな草/河 あきら

2007年06月21日
4088502280わすれな草
河 あきら
集英社 2000

by G-Tools


「わすれな草」
集英社マーガレットコミックス1976・3初版発行

収録作品
●わすれな草 1975・3~4月号
●おみまいなあに? 1975・2月号
●5つのゆびの歌 1974・4月号
●鬼蛇山の謎 1969・7月号
全て 別冊マーガレット掲載作品


わすれな草

酒飲みでDVクセのある義理の父親と二人暮らしの上原緋沙(うえはら ひさ)。高校受験を間近に控え受験勉強をしながら、画材屋でアルバイトをして学資を稼ぎ、なおかつ、父親のために家事一般をこなしている健気な娘です。
アルバイト先の画材屋の客であった北村裕介と知り合い、彼のひとなつっこさにあっという間に仲良くなる。そして、彼がそのとき偶然持っていたわすれな草を分けてもらう事になった。
が、それを町の不良たちに台無しにされてしまう。そのけんかの最中に電車に轢かれそうになった不良メンバーの一人、永沢護の命を危うい所で北村が救ったために縁ができ、緋沙の受験勉強を北村と永沢で見ることになって(永沢は緋沙の志望校の在学生、北村は卒業生)奇妙な三角関係が出来てゆく。
緋沙には小さい時に「チャー」と誰かに呼ばれた記憶、そして「わたしを忘れないで」と忘れな草の花言葉を言われた記憶があり、また護には幼いころに母親が妹を連れて家を出て行った記憶がある。護の記憶の中の妹の名前は「チャー」だった。護は護で、義理の母親や父親とギクシャクしていて幸薄い少年なのだった。(※「ひさこ」の愛称は一般的に「ちゃこ」となります。マーガレット→メグ、ロバート→ボブみたいなもんかな。この場合「緋沙」なので「チャー」になったのね)
さて、北村と緋沙は次第に惹かれあってゆくが、邪魔をするもの2グループ。ひとつは護の元グループのメンバーたち。緋沙や北村のせいで護がグループを離れたと根に持っている。
また片方は、緋沙の義理の父親とその悪い仲間。北村の家が地域の有力者である事を見込んで、北村に謂われない難クセをつけてお金をせびろうとしている。そして、緋沙の父親の暴力は日増しに酷くなるばかり。このままで緋沙は幸せになれないのだろうか・・・。

++++

河あきらさんのバッド・エンド・シリーズ。
うっふっふ。好きなんですよ。この一連。
この「わすれな草」はもう、これでもか~!!というぐらい色んな要素がギューギュー詰めにしてあります。
ツッコミどころも満載なのですが、これが読者心をそそったのですねぇ!
・貧乏だけど向学心のある純情な少女が幸せを掴むまで
・金持ちで飽き性の放蕩息子が、少女との出会いで人生に真摯になる?
・金持ちだけど家庭内に複雑な事情を抱えるヤサグレ少年が、事件に合うことで親子の確執を取り除くことができる。
・DVを繰り返していた義父が娘への愛情を示す。
・生き別れた兄妹の再会。
・主人公16歳で結婚。
などなど、、、
ちょっと詰め込みすぎじゃないかと思うんですけどね。今読むとちょっと腹いっぱいすぎて、膨満感が・・・(^_^;)
しかし、16歳で結婚・・・て、それはいくらなんでも・・・。
昔はそんなにも「結婚」に憧れていたのかしら。 

wasure

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[か行のマンガ家]河あきら | Comments(4) | Trackback(0)

木枯らし泣いた朝/河あきら

2006年08月30日
木枯らし泣いた朝



河あきらの「不良シリーズ」!
これも絶対にはずせない、思い出深い名作。
不良って言うか、この物語では「フォークソング」です。
当時、ものすごく人気があったんですよ。フォークソング!
ともかくネコも杓子もフォークソング。
うちの夫は1952年生まれ(わたしよりもほぼ一回り年上なんですよ)なんですが、この年代の男性でフォークギターを弾いたことが無い人はいないと思われまする。うちもフェンダーだのギブソンだの、マーチンだの語りだしたら長いですぞ。
今でも懐かしのフォークソングみたいなテレビ番組のときは張り切る、張り切る!

ま、それは置いといて。

この作品、1973年の別マ11月号掲載。

主人公は西沢恵。
ブルジョアジー(死語?)だけど、愛のないの家庭で育ち、今もお嬢様学校に通っているが、日々散漫と虚しさを遊びで誤魔化すような毎日を過ごしている。
今日も今日とて、友達と喫茶店に入り浸り嬌声を上げている。
(このとき着ているワンピース、鮮やかな黄色ですよね。単行本では白黒だけど、黄色のイメージが残ってるんだけど…ひょっとしてあれは『渡り鳥は北へ』だったかな?)
でも、毎日のことで付き合う友達もたまには早く帰ると、恵を置き去りにする。それでも、まだ家に帰りたくない恵は公園をぶらつくうちに、フォークソングを弾き語る青年に出会う。
彼の名前は谷口水紀。(通称ミッキ)口の悪い父親とガラガラと二人暮しをしている。
ミッキにフォークソングの仲間の集まりに誘われた恵は、そこで歌うミッキや熱狂するファンたちを見て、熱気と連帯感と新鮮味に瞬く間にとりこになるのだった。
だんだんとミッキの仲間としてフォークの世界にはまり込んでいく恵。
しかし、思わぬ事件が起きる。
ミッキの仲間の松森がメジャーデビューを果たすことになっていたのだけど、出来上がったレコードを聞いてみればそれはミッキの歌だった。
激怒するミッキ。
しかしそのとき、ミッキの頭に激痛が走りミッキは倒れてしまう。
検査の結果は、残酷にも「脳腫瘍」であった…。

(脳腫瘍って病気をこの漫画で始めて知ったよ。)

今年いっぱい、後三ヶ月の命だと言われ呆然とする恵。
どこにも気持ちのやり場がなくて、深夜ラジオのDJにはがきを書くのだけど、それがラジオで読み上げられる。
「限りある彼の命をどう見どどければ良いのか」
という問いかけに対して、DJ植村三郎は
「思いやりの心があればこんなはがきを出さずとも、彼のことを考えて行動するはず。あなたがしたいことは自分の気持ちを満足させることに過ぎない」
と、キツい助言(になっているか?)を与えた後に
間違って、恵の名前を住所ともども読み上げてしまう!(おいおいおい!!)
恵は走る。ミッキの病室へ。案の定、ミッキはその放送を聞いていて駆けつけた恵に「後何ヶ月なんだ、俺の命は」と問い詰める。
自殺しようとするミッキをとどめて、恵は泣きながら「残された命、あなたのために尽くさせて」と、ミッキのために残り2ヶ月を生きる決心をするのだ。
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赤き血のしるし/河あきら

2006年08月30日
赤き血のしるし



ブログで漫画の紹介をするからには絶対にはずせないのが、この河あきらせんせいの一連の「不良シリーズ」(笑)。変なネーミングでゴメンネ。聞くところによると「バッドエイジシリーズ」って言うってほんと?

収録作品は


●赤き血のしるし 1973年 別マ7月号
●ウルフガール「狼少女」サチ1972年 デラ・マ春の号
●雪のマフラー 1973年 別マ2月号
●She is he?「彼女は彼?」 1970年 別マ4月号
●サチコの子犬  1969年別マ4月号(デビュー作!!)

それぞれ掲載

++++++++++++++

●赤き血のしるし

まず、表題作の「赤き血のしるし」から。
時代を感じる漫画ですよ。
なんと言っても、主人公の林遼子は、新潟から4月に東京に出てきて(中学卒業してすぐに、この当時ならおそらく「集団就職」と思います。今の人たちは集団就職って言ってもわからないかもね。高度成長の果てになくなっていったらしい。わたしだって詳しくは分からないけど。くわしくはこちらを。ウィキペディア)昼間は小さな工場で働きながら、夜は夜間の定時制高校で勉強しているのだ。
彼女は引っ込み思案で付き合い下手で、職場の人間関係にも上手くなじめず、寂しい生活を苦にして、同じデスクを使う「昼間の生徒」に手紙を書くのだ。そしてそれを机に忍ばせる。「文通してください」と。
メールもケータイも無い時代、文通って言うのが結構大事なコミュニケーションの手段であった時代。これも今の若い人たちには分からないだろうな。

話が横道にそれるけど、石垣に手紙を入れて文通すると言う話もあったんだけど、アレは何の漫画だったっけ…。クラスメートに見つかって揶揄されてたエピソードがあったような。

ともかく、見知らぬ人とこうして文通と言う手段で、友達になって欲しいと思う遼子。
しかし、返事はなく自分の浅はかさを悔やむのだけど、実はその相手は直接遼子を待ってくれていた。その相手というのが、一級年上の相原隆。
二人は急速に親しくなっていき、「遼子」「隆」と、お互い名前を呼び捨てにする間柄に。
でも、じつはこの隆、いわゆる不良で。
不良って言うのも、今の感覚とは違うんだよね。
昔の不良って言うのはね!硬派なの!
硬派って言葉ももう、死語なのだろうか(笑)。特に少女マンガの中に出てくる「不良」たちは、親が無理解で、実は金持ちだったり、実は成績優秀だったりするのがミソです。で、反体制っぽいの。これってやっぱ学生運動の名残なのかな?えわたしは学生運動の時代の人じゃないので、そこんとこちょっと分かりませんが。
で、ご多分に漏れず、隆は家が医者、自分も実は成績優秀。だけど、勉強漬けで親の言いなりの毎日に嫌気が差して横道にそれちゃうわけだ。
だけど、いつかは無医村の医者になるっていうステキな夢を持ってるの。
無医村とかもね…結構時代を感じますよね。今もあるだろうけど、昔はもっと多かったと思うので。

おきまりなのが遼子の職場でのいじめ。若い男の主任に気に入られれば、その主任を好きなお局にいびられる。
一方隆は不良グループを抜けたいが、仲間がそれを許さず、遼子を人質に取ってしまう。また、お堅い親もどこの馬の骨とも知れぬ遼子との交際を認めない。
二人の前途は暗澹としています。

結局、ふたりを引き離そうとする周囲に対して「ふたりの血はもうべつべついはできやしない」と、リストカットする遼子。
目覚めたとき、そこには穏やかな隆がいる。周囲が理解を示してくれたと、遼子を励ます。生きていればきっと分かってもらえるんだと言う明るいラストに救われるのだけどね。

タイトルの「赤き血のしるし」って言うのはですね…。
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わたり鳥は北へ/河あきら

2005年10月26日
渡り鳥は北へ


収録作品(全部別マ掲載)
わたり鳥は北へ 1974年11月号
今は夜中の3時ごろ 同年7月号
さよならあまえっ子 同年9月号
カラコロと… 1975年1月号

渡り鳥は北へ
これは「太陽シリーズ」の番外編です。
私としては、この1冊が収録作品も含めて、「いらかの波」の次に好きな作品ですね♪

「ゆがんだ太陽」のオサムの友達の次郎が主人公。
すれ違いになったオサムと光、その光を見かけた次郎はオサムのことを知らせようと声をかけたのが、あさみだった。
これは人違いだったのだけど、これがきっかけで二人は行動をともにすることになる。
教育一家の落ちこぼれのような存在で、肩身の狭い思いをしていたあさみは魚が腐ったような瞳で鬱々と過ごしていた。
そんなとき知り合った次郎と、狂言誘拐で身代金を親から奪おうとする。
でも、失敗して結局日向組(岩瀬組)から持ち出した拳銃で人を撃ってしまい、追われる立場となった。
時には調子よく逃避行する二人だけど、最終的には悲しい結末が待っていたのです。
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太陽への道/河あきら

2005年10月26日
太陽への道


収録作品(全部別マ掲載)
太陽への道 1975年8月号
ぺぺおばさんの涙 1975年7月号
空の色の童話 同年11月号
トコとろくでなし1972年10月号


太陽への道
これは「ゆがんだ太陽」の続編。
前作で離れ離れになってしまった二人の、2年後の再会とやり直しを描いているけど、すんなりとは行かなくて…。
とくに少年刑務所から出所したオサムへ向ける周囲の冷たい視線など、リアルな読み応えがある。
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[か行のマンガ家]河あきら | Comments(0) | Trackback(0)
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