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天然コケッコーの散歩路 増補版

2007年09月08日
天然コケッコーの散歩路 増補版 (クイーンズコミックス)
天然コケッコーの散歩路 増補版 (クイーンズコミックス)くらもち ふさこ

集英社 2007-07-19
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コーラス 2007年 09月号 [雑誌] 天然コケッコー―映画ノベライズ (コバルト文庫 し 2-17) 言葉はさんかく こころは四角(初回限定盤)(DVD付) H (エイチ) 2007年 08月号 [雑誌] シネマガールズ (双葉社スーパームック)


遅ればせながら「天然コケッコーの散歩路 増補版」をゲット。
「増補版」と言うのは、念のために書きますと、2004年に出版された「増補版」じゃない、従来の「散歩路」に、今回の映画関連のページが31ページほど増えていて(大沢君の転入直前のエピソードの書き下ろしマンガもついています!)映画を見た人には嬉しさがプラスされているわけです。

もちろん原作ファンにも、必読の一冊。
くらもちさんの素顔とか、カラーイラスト(扉絵)集も嬉しいけど、やっぱり一番は「ぷ~ちゃんの玉手箱」でしょうね!
仕事場や仕事風景ペン入れ過程など垣間見る事が出来て、本当にお宝ものです。くらもちさんのインタビューも絶対に読むべき!先生の天コケに対する想いがものすごく伝わります。
読者も、表紙絵なんかで、絶対に木村以外の人がいないことに安心感を得るのですが、やっぱりくらもちさん自信も「木村にはよその人の姿を描きたくなかった」と。意識されてたんだなぁと思うと嬉しくなります。
仲良しの多田かおるさんのことも出ていて、過去形で多田かおるさんを語ってるんだけど、現在形も混じってるのが切ない。多田かおるさんのことは、わたしも今でもちょっと泣きそうになります。

とか言いながら実は前回出版の増補版じゃないほう、つい最近ゲットしたばかり。読み比べてみたら、増補版のほうがお得感は確かにあります。書き下ろしマンガもついてるし。どっちにしろ、天コケファンは必読の書です!(今頃買った私が言う事じゃないけど(^^ゞ)
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天然コケッコー 特別編(コーラス)

2007年09月04日
B000V5DQ64コーラス 2007年 10月号 [雑誌]
集英社 2007-08-28

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scene.40の「?」に関するお話。
そよちゃんの卒業後、卒業アルバムをきむ中で見る村娘3人組。
アルバムから一枚のスナップ写真が登場します。
大事な写真?と思ったら、それは・・・!!


この「?」の日の後日談を思い出しているそよちゃん。
ねこ(一輪車)を貸してくれたスエばあちゃん。
あるとき怪我をして。

個人的に「おばあちゃん」には弱いので、このお話はツボ!そよちゃんの優しさが伝わってきて、立ち読みした(スミマセン)本屋さんで泣いてしまいました(笑)。
うまいなぁ、くらもちさん。やっぱり凄い人です。
シゲちゃんも、やっぱり憎めなくて。
原作はいいな♪

特別編の全3話、今月で残念ながら終わり。
スミマセン、すべて立ち読みで。
コミックになるのかな。待ち遠しいです。


B000TJ8YA0コーラス 2007年 09月号 [雑誌]
集英社 2007-07-28

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B000RZI9FGコーラス 2007年 08月号 [雑誌]
集英社 2007-06-28

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天然コケッコー7巻/くらもちふさこ

2007年09月02日
4088643402天然コケッコー (7)
くらもち ふさこ
集英社 1997-12

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天然コケッコー1巻 2巻 3巻 4巻 5巻 6巻

収録作品

●scene.27:中学生 高校生
●scene.28:よそもん
●scene.29:遊ぼう
●scene.30:村にテレビがやってきた
●scene.31:通学

さて、この「7巻」からそよと大沢君は高校生。丸坊主が原則の森高だけど、それを無視して大沢君は入学式に臨みます。
大勢のクラスメートにあこがれていたそよちゃん。だけど、いざ本当に大勢の同級生にかこまれるとみんなの声が、ざわめきを通り越して喧騒となってそよに襲い掛かりますが、果たしてそよちゃんは高校生活にすんなり馴染めるのでしょうか?

+++++++++++

わたしは全編を通してこの「scene.27」が大好きです。人いきれ(?)の中で戸惑い気分が悪くなるそよちゃんの最高の薬は、きむ中だった。。。そよちゃんの気持ちがひしひしと伝わるし、そして何も言わずにただ見守る大沢君がとても好き。そよちゃんが気付かないところで、そよを想って(心配して)いるこの大沢くんが、全編通して一番好きかも。(修学旅行の東京でそよちゃんが迷子になった時の大沢君も好きですよ、むろん♪あと、伊吹ちゃんたちの卒業式に探しに行くときとか・・・まぁ一杯好きなところはあるんですが。と言うか、好き、大沢君。)
それに、この回ではさりげなく挿入される二人の卒業後のきむ中の様子が、ものすごく愛しいのです。セリフは何もないけど話している事が手に取るように分かる気がする!このあとの、くらもちさんの後世に残る名作中の名作とわたしは思うのですが「scene.37」の「ときめき」はここから生まれたのでは?と、思うのはうがちすぎでしょうか。

ふたりが高校生になり、当然きむ中は中学生が3人になり寂しくなります。寂しいって言っても、みんなそれは当然のこととして受け止めている、でもそこここに漂う「寂しさ未満」の気持ちが、場面の一つ一つから伝わるのです。

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天然コケッコー映画見てきました

2007年08月12日
楽しみにしていた「天コケ」映画、今日から上映で、嬉しくて飛んで行きました。暑かったのでメゲそうだったけど。

一言で観想を言うと「映画製作スタッフのみなさん、よくがんばってくれました!」って言う感じ。
原作を大事に思ってくれてることが、映画から伝わり、非常に好感が持てる仕上げになっていました。
細かな部分も忠実にキッチリ作ってあって、ひとつひとつに感激しました。
原作のあのシーンを実写にするとこんな感じなのね、
とか
こんな風にアレンジしたんだね、うまいうまい
と言う感じで。
原作のシーンを実写で楽しむって言うのがよかったです。
一番印象に残っているのは子どもたちが一緒に歩いているシーン。特に通学とかのシーンかな。あの風景もあわせて、懐かしいような、切なくて胸キュンで感慨深くって泣けてきそうでした。海もすごく綺麗だったし、田んぼとか山とか、ともかく風景がすっごく良かった!
個人的にはさっちゃんがツボ。さっちゃん以外の何者でもないあのさっちゃんには拍手喝采。さっちゃんがあそこまでさっちゃんじゃなかったらきっとこの映画はこんなにも良くなってなかったと思う。

そよちゃんも可愛かったのですが、わたしとしては岡田君のカッコよさに瞠目。なんつうイケメンなのでしょう。将来有望。でも「生徒諸君」に出てたんだよね。あの3TDの木下君の役だったのかな、金髪にしていたよね?あの時はそこそこカッコイイぐらいにしか思えませんでしたが、今回めっちゃよかった~。黒髪だったから?ファンになりそうです(笑)

しかし、あの原作を2時間に縮めようとするのは無理があったようで、たとえばバレンタインにしてもその後のホワイトデーの話が無くなっていたり、あっちゃんのほのかな恋心が描いてもらってなかったり、シゲちゃんがやたら嫌なオッサンにしか描かれてなかったり、もう一つ言えばそよちゃんの内面の「よさ」みたいなのがマンガほどは出てなかったと思います。

以下 ↓ のほうから「ネタバレ」で。
映画をこれからご覧になる方はご注意下さい。
ちょっと辛口が入ってるんですが、そこは原作の「天コケ」およびくらもちふさこさんを長年にわたってこよなく愛する一人のファンとしての、どうしても言いたい部分です。ご容赦下さい。
原作のあらすじはこちらからどうぞ。


天然コケッコー
  天然コケッコー:1巻
  天然コケッコー:2巻
  天然コケッコー:3巻
  天然コケッコー:4巻
  天然コケッコー:5巻
  天然コケッコー:6巻

↓クリックしてね。(ネタバレ)
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天然コケッコー6巻

2007年08月05日
天然コケッコー (6)
天然コケッコー (6)くらもち ふさこ

集英社 1997-06
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天然コケッコー1巻 2巻 3巻 4巻 5巻

その他のくらもち作品のレビューリストはこちらからどうぞ。

収録作品

●scene.24:KISS
●scene.25:あっちゃんの夢2
●scene.26:家族旅行

●ぱらぱら
●ダブル・フェイス




●scene.24:KISS

そよちゃんが大沢君の合格祝いにプレゼントするつもりだったものは「プ」ロレスのチケットでした。(笑)でも、ほかに大沢君はもっと欲しいものが。それはそよちゃんのキス!
そして二人はやってきます。学校に。日曜の学校なら誰もいないだろうと思ったのに、さっちゃんはいるわ、あっちゃんはいるわ・・・(笑)
キスをするということは「気持ち」をこめて。「すき」をすること、と言う大沢君の名言が飛び出します。
お別れに教室を掃除するそよちゃんのすがたに、この学校をほんとうに「すき」なのが伝わってくる、珠玉の一遍です。

キスシーンをどうやら見てしまったらしいあっちゃんに、大沢君がナンパにも似た口止めをしているのが笑えます!


●scene.25:あっちゃんの夢2

いよいよ、そよたちの卒業式です。
学校へのお別れは前回に、じっくり済ませたそよちゃんは、式では結構あっさりした調子。泣かせてやる!と意気込んだ伊吹ちゃんが思わず泣いちゃいます(笑)そんな様子を相変わらずみつめているコッコ。

さて、大沢君が森高を受ける決意をするために一大貢献した大沢君の第二ボタン。拾ったのはニャンコでした。それをそよちゃんに届けておくと言い、あっちゃんはお留守の右田家のにわとりのお世話をしにやってきて、大沢君と出くわします。そこで、「サユリに行こう」と誘う大沢君。せっかく憧れのシチュエーションになったのに、今日は汚れても良いようにおとうちゃんの古セーターを着てきたあっちゃん、ちょっとがっかり。でも、そのデート、実は大沢君に奢らされる羽目になってしまったのでした。

時々、挿入されるあっちゃんが描いているまんががとっても気になります。(これはいつか、見る機会が訪れるでしょう!最終巻あたりで!)
王子様がひねてしまうのがおかしくて笑えます。


●scene.26:家族旅行

そよちゃんの卒業祝いに家族旅行!子どもたちは海外に行きたかったのに、近場の玉の輿温泉の温泉旅館に。おとうちゃんの同級生が板前をしているのです。わが道を行くおとうちゃんは、お世話係の女中さんに心付けをわたすのを嫌がったりして、おかあちゃんとちょっぴり険悪ムード。右田家の女の人は仲が良いですね。おかあちゃんとおばあちゃんは、堂々とそよのおとうちゃんの悪口?を言っていますよ。けちだとかなんとか(笑)。
こう言うときの旅館の料理ってただでさえ食べきれないほど多いのに、板前がおとうちゃんの友達とあって更に大盛に!食べきれない家族の分も、食べてしまってそよ父は夜中におなかを壊したりトイレを詰まらせたりして大騒ぎに(笑)。それ見たことかとおかあちゃんが怒ってるんだろうなと思いきや、結局夜中にふたりで手をつないでお風呂に行く後姿をみたそよちゃん、おかあちゃんの「少女の顔」を思い出すのでした。


[くらもちふさこ]Review | Comments(2) | Trackback(0)

天然コケッコー5巻

2007年08月05日
4088642759天然コケッコー (5) (ヤングユーコミックス―Chorus series)
くらもち ふさこ
集英社 1996-12

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天然コケッコー1巻 2巻 3巻 4巻

その他のくらもち作品のレビューリストはこちらからどうぞ。

収録作品

●scene.19:幸せという不幸
●scene.20:ひよこのテーマ
●scene.21:高いハードル
●scene.22:三者面談
●scene.23:運命の日




●scene.19:幸せという不幸

あっちゃんには「薫ねえさん」という、母親違いのお姉さんがいるらしく、彼女が里帰りするときはちょっとぴりぴりになるあっちゃん。そよちゃんに「ええわでぇ、幸せで」と嫌味を…!?(※鼻が詰まってて『ええわねぇ』が『ええわでぇ』になっている)
自分が幸せだということに、なぜか罪悪感を持ってしまう?
なんとか自分の「不幸」を探そうとするそよちゃん。若いね!(笑)
でも、ふっと見つけてしまった自分の父親と、大沢母のツーショット。しかもそれを自分の母親も一緒に見てしまうと言うおまけつき。
でも、そんな場面を見てもいつもどおりにしてくれる「母の愛」に感謝しつつ、ちょっぴりオトナになったそよちゃんです。


●scene.20:ひよこのテーマ

運動会です!!
森町や草薙町からも参加者を募ります。そこで交流が出来て、以前は文通などしたみたい。そよちゃんたちが、手紙に同封したのが「押し花、貝殻」っていうのが素朴で可愛い!!抱きしめたくなりますね!(笑)
運動会でも何気にモテモテの大沢君。
シゲちゃんもモチロン登場で、お弁当をおかあちゃんにすすめられて、「すぐに行かないといけない」と言いつつお握りをガブっと!!目が点の右田一家が面白い。音声がブツブツと言っているのは、さっちゃんのおとうさんのビデオの調子が悪いからです。しかもシゲちゃんのときだけ。(笑)
テレビでさっちゃんのお父さんが録画したこのビデオを見ている田浦一家。大根掘り競争(大沢君のじいちゃんの畑の大根を抜くのを競う競技で、抜いた大根はもらえる)のときの、おとうちゃんと大沢母との会話が聞こえる。「おとうちゃん、浮気しよる」という浩太朗に「ええよ、おとうちゃんの愛は重すぎるんじゃ」と余裕のおかあちゃんの発言。さすがですね、おかあちゃん。しかし、森町の山口遥にTEL番号を聞かれて教えてる様子の大沢君にはいきり立ってしまうそよちゃんなのでした。



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