2010年01月08日
マンガの、年間ベストと言うのは、考えるのが難しいのです。
連載中のは、当初と勢いやコチラの気落ちの入れ具合に変化があったりするし。
でも、今回は頑張って考えてみました。
2009年終わってみて印象に残る作品の一番は
「宇宙兄弟」小山宙哉
ですね。これ、昨年の「このマンガがすごい」で見たマンガ友が買って読ませてくれました。ちょうど年の初め頃に1巻~4巻くらいを読み、去年一年はこれが一番楽しみでした。今年も期待しています。
詳しい感想はこちらです。
あとは順不同
「うちの3姉妹」松本ぷりっつ
一昨年から読み始めたと思うけど、去年は家族でえらいハマってしまいました。
3姉妹の可愛くておもしろくておっぺけぺぶりで、すごく楽しませてくれました。
詳しい感想はコチラ
「海月姫」東村アキコ
初めて読んだ東村さん。予想の付かない展開と間で笑わせてもらいました。
それと「ママはテンパリスト」のごっちゃんのキモさには衝撃を受けました。
一度読んだら忘れられないインパクト。感想はコチラ
「とりぱん」とりのなん子
タイトルは知っていたけど、こんな面白いマンガとは。絵もうまいし、ところどころ感動的だし。未読の人オススメです。
「アオイホノオ」島本和彦
まだ2冊しか読んでないけど、なかなか。マンガ好きの心をつかむと思います。感想コチラ
「魔王 JUVENILE RIMIX」大須賀 めぐみ
伊坂幸太郎の原作は読んでないけど、小説の漫画化としてはかなり成功しているのでは?伊坂幸太郎らしさが、私の場合、原作で読むよりもすっと来て、感動できました。感想コチラ
「少年少女漂流記」古屋 兎丸, 乙一
中2病・・っていうのがあるらしいです。初めて知りましたが(^^ゞ
短編集だけど、短編集じゃない・・・なかにものすごく感動した作品があるので。
同じ著者の「幻覚ピカソ」も好き。感想コチラ
定番では
「ちはやふる」
「君に届け」
「坂道のアポロン」
「3月のライオン」
「のだめカンタービレ」
「駅から5分」
「リアル」
「バガボンド」
「岳」
「鋼の錬金術師」
「バクマン。」
「聖☆おにいさん」
「IS男でも女でもない性」
「あたしンち」
「シマシマ」などなど、楽しみにしています。
(のだめは番外編を期待)
あと、全巻読みで堪能したのが
「ヒカルの碁」小畑健
再読だけどあえて。再読したのにやっぱり感動したので。
ヒカルの成長物語よりも、佐為の気持ちに切なさが募ります。
「佐為編 完」の文字にこれ以上ない衝撃を受けた。。。
「しゃにむにGO」羅川真里茂
テニスのテの字も知らない主人公が、やがては高校トップ選手の一画になるまでを描くスポ根マンガ。昔懐かしいスポ根と、それ以外の要素も取り混ぜて飽きさせず、笑いとシリアスのバランスも良かったと思うし、なおかついわゆる広げた風呂敷の畳み方もうまくて釣り込まれました。30巻以上の長丁場だけど、ほとんどだれなかったのが凄いと思います。感想コチラ
「しおんの王 」安藤 慈朗
「ヒカルの碁」の将棋バージョンかな?と思いきや実は猟奇殺人事件に端を発したミステリーだったところがツボでした!感想コチラ
「エマ」森薫
自分の読むジャンルじゃないと思いこんでスルーしていたのですが、読んでみたら面白かった。「乙嫁物語」もかなり面白そうです。感想コチラ
書ききれませんでしたが、そのほかにも「ベアティチュード」や「サマヨイザクラ」「アイシテル」などなど、とても印象深い作品も多々読ませていただきました。
また2010年も沢山面白いマンガに出会えたら良いなと思います。
列挙しだしたらキリがないわ・・・・(^^ゞ
連載中のは、当初と勢いやコチラの気落ちの入れ具合に変化があったりするし。
でも、今回は頑張って考えてみました。
2009年終わってみて印象に残る作品の一番は
「宇宙兄弟」小山宙哉
ですね。これ、昨年の「このマンガがすごい」で見たマンガ友が買って読ませてくれました。ちょうど年の初め頃に1巻~4巻くらいを読み、去年一年はこれが一番楽しみでした。今年も期待しています。
詳しい感想はこちらです。
宇宙兄弟 1 (モーニングKC) | |
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あとは順不同
「うちの3姉妹」松本ぷりっつ
一昨年から読み始めたと思うけど、去年は家族でえらいハマってしまいました。
3姉妹の可愛くておもしろくておっぺけぺぶりで、すごく楽しませてくれました。
詳しい感想はコチラ
![]() | うちの3姉妹 1 主婦の友社 2006-04-20 by G-Tools |
「海月姫」東村アキコ
初めて読んだ東村さん。予想の付かない展開と間で笑わせてもらいました。
それと「ママはテンパリスト」のごっちゃんのキモさには衝撃を受けました。
一度読んだら忘れられないインパクト。感想はコチラ
![]() | 海月姫 1 (講談社コミックスキス) 講談社 2009-03-13 by G-Tools |
「とりぱん」とりのなん子
タイトルは知っていたけど、こんな面白いマンガとは。絵もうまいし、ところどころ感動的だし。未読の人オススメです。
![]() | とりぱん 1 (1) 講談社 2006-03-23 by G-Tools |
「アオイホノオ」島本和彦
まだ2冊しか読んでないけど、なかなか。マンガ好きの心をつかむと思います。感想コチラ
![]() | アオイホノオ 1 (ヤングサンデーコミックス) 小学館 2008-02-05 by G-Tools |
「魔王 JUVENILE RIMIX」大須賀 めぐみ
伊坂幸太郎の原作は読んでないけど、小説の漫画化としてはかなり成功しているのでは?伊坂幸太郎らしさが、私の場合、原作で読むよりもすっと来て、感動できました。感想コチラ
![]() | 魔王 JUVENILE REMIX 10 (少年サンデーコミックス) 小学館 2009-08-18 by G-Tools |
「少年少女漂流記」古屋 兎丸, 乙一
中2病・・っていうのがあるらしいです。初めて知りましたが(^^ゞ
短編集だけど、短編集じゃない・・・なかにものすごく感動した作品があるので。
同じ著者の「幻覚ピカソ」も好き。感想コチラ
![]() | 少年少女漂流記 集英社 2007-02 by G-Tools |
定番では
「ちはやふる」
「君に届け」
「坂道のアポロン」
「3月のライオン」
「のだめカンタービレ」
「駅から5分」
「リアル」
「バガボンド」
「岳」
「鋼の錬金術師」
「バクマン。」
「聖☆おにいさん」
「IS男でも女でもない性」
「あたしンち」
「シマシマ」などなど、楽しみにしています。
(のだめは番外編を期待)
あと、全巻読みで堪能したのが
「ヒカルの碁」小畑健
再読だけどあえて。再読したのにやっぱり感動したので。
ヒカルの成長物語よりも、佐為の気持ちに切なさが募ります。
「佐為編 完」の文字にこれ以上ない衝撃を受けた。。。
![]() | ヒカルの碁 (17) (ジャンプ・コミックス) 集英社 2002-06-04 by G-Tools |
「しゃにむにGO」羅川真里茂
テニスのテの字も知らない主人公が、やがては高校トップ選手の一画になるまでを描くスポ根マンガ。昔懐かしいスポ根と、それ以外の要素も取り混ぜて飽きさせず、笑いとシリアスのバランスも良かったと思うし、なおかついわゆる広げた風呂敷の畳み方もうまくて釣り込まれました。30巻以上の長丁場だけど、ほとんどだれなかったのが凄いと思います。感想コチラ
![]() | しゃにむにGO 32 (花とゆめCOMICS) 白泉社 2009-05-19 by G-Tools |
「しおんの王 」安藤 慈朗
「ヒカルの碁」の将棋バージョンかな?と思いきや実は猟奇殺人事件に端を発したミステリーだったところがツボでした!感想コチラ
![]() | しおんの王 1 (アフタヌーンKC) 講談社 2004-10-22 by G-Tools |
「エマ」森薫
自分の読むジャンルじゃないと思いこんでスルーしていたのですが、読んでみたら面白かった。「乙嫁物語」もかなり面白そうです。感想コチラ
![]() | エマ (1) (Beam comix) エンターブレイン 2002-08-26 by G-Tools |
書ききれませんでしたが、そのほかにも「ベアティチュード」や「サマヨイザクラ」「アイシテル」などなど、とても印象深い作品も多々読ませていただきました。
また2010年も沢山面白いマンガに出会えたら良いなと思います。
![]() | ちはやふる (1) (Be・Loveコミックス) 講談社 2008-05-13 by G-Tools |
![]() | 坂道のアポロン 1 (フラワーコミックスアルファ) 小学館 2008-04-25 by G-Tools |
![]() | 3月のライオン 3 (ジェッツコミックス) 白泉社 2009-08-12 by G-Tools |
![]() | リアル 9 (ヤングジャンプコミックス) 集英社 2009-11-26 by G-Tools |
![]() | バガボンド 32 (モーニングKC) 講談社 2010-01-15 by G-Tools |
![]() | 岳 (1) (ビッグコミックス) 小学館 2005-04-26 by G-Tools |
![]() | とめはねっ! 鈴里高校書道部 1 (1) (ヤングサンデーコミックス) 小学館 2007-05-02 by G-Tools |
![]() | 大奥 第5巻 (ジェッツコミックス) 白泉社 2009-09-29 by G-Tools |
![]() | 不思議な少年 8 (モーニングKC) 講談社 2009-09-23 by G-Tools |
列挙しだしたらキリがないわ・・・・(^^ゞ
2009年04月03日
2009年02月07日
カテゴリーの整理をして、漫画家さんの名前を増やしました。
これをやると、サイドバーばっかり長くなるのですよね。。。
他のブロガーさんはどうやっておられるのかと、覗いてみたら
ある方は、あ行の漫画家・か行の漫画家とか、
頭文字でリストにしておられたりして、頭いいなぁ・・・。
整理も楽だし見た目もすっきり。
でも、ここまでやったからウチはこれで仕方がないや。
こんな調子でヨロシクお願いします(^^ゞ
追記
カテゴリー、コメント、その他のサイドバーコンテンツ、折りたたみにしました。
クリックして開いて下さいね。ヨロシクお願いします
これをやると、サイドバーばっかり長くなるのですよね。。。
他のブロガーさんはどうやっておられるのかと、覗いてみたら
ある方は、あ行の漫画家・か行の漫画家とか、
頭文字でリストにしておられたりして、頭いいなぁ・・・。
整理も楽だし見た目もすっきり。
でも、ここまでやったからウチはこれで仕方がないや。
こんな調子でヨロシクお願いします(^^ゞ
追記
カテゴリー、コメント、その他のサイドバーコンテンツ、折りたたみにしました。
クリックして開いて下さいね。ヨロシクお願いします
2009年01月26日
大変遅ればせながら、今年度の小学館漫画賞のはなし。
イチオシだった「岳/石塚真一」が、一般部門賞をゲットしました!
おめでとうございます。おめでとうございます。
管理人の予想(期待)と、ちょっと一年ずれたけど(笑)そんなのカンケーない!(・・古・・)
新刊が出るたびに楽しみにして読むのですが、期待を裏切らない面白さが続いてます。
未読の方、これを機会に是非ともチェックして下さい。
小学館漫画賞
岳/石塚真一:拙ブログ感想
これからも、ずっと三歩の活躍を見たいな!
ファンとして応援してゆきます。三歩♪そして著者の石塚さん、おめでとうございます。これからもお体に気をつけて、三歩の物語を届けて下さい。よろしくおねがいします。。。と、言いたいですね(笑)。
そして、もうひとつの大賞を受賞している「マンガ大賞2008」、こちらも2009年度のエントリーが決定しました。「マンガ大賞」は去年から始まった新しい賞です。
詳しくはこちらのページをご覧下さい。⇒「マンガ大賞とは」
そして、今年度エントリーはこちら「マンガ大賞2009」
『宇宙兄弟』 小山宙哉
『3月のライオン』 羽海野チカ
『深夜食堂』 安倍夜郎
『青春少年マガジン1978-1983』 小林まこと
『聖☆おにいさん』 中村光
『ちはやふる』 末次由紀
『とめはねっ!』 河合克敏
『トリコ』 島袋光年
『ママはテンパリスト』 東村アキコ
『よんでますよ、アザゼルさん。』 久保保久
この中では『3月のライオン』『深夜食堂』 『聖☆おにいさん』 『ちはやふる』 『とめはねっ!』 の5作品読んでいます。
どれも面白いのですが、イチオシは「ちはやふる」と「聖☆おにいさん」です。
マンガ大賞の主旨の一つ「友達にススメるならこれ」と言うのであれば、迷うところですが「ちはやふる」ですね!!かといって他の作品も捨てがたく・・・。でも、勢いがあるのは「ちはやふる」・・しつこくてごめん・・(笑)。
私の感想⇒「とめはねっ!」「ちはやふる」「3月のライオン」「聖☆おにいさん」
他にもオススメのマンガはたくさんあるので・・・絞るって難しいですね。
イチオシだった「岳/石塚真一」が、一般部門賞をゲットしました!
おめでとうございます。おめでとうございます。
管理人の予想(期待)と、ちょっと一年ずれたけど(笑)そんなのカンケーない!(・・古・・)
新刊が出るたびに楽しみにして読むのですが、期待を裏切らない面白さが続いてます。
未読の方、これを機会に是非ともチェックして下さい。
小学館漫画賞
岳/石塚真一:拙ブログ感想
これからも、ずっと三歩の活躍を見たいな!
ファンとして応援してゆきます。三歩♪そして著者の石塚さん、おめでとうございます。これからもお体に気をつけて、三歩の物語を届けて下さい。よろしくおねがいします。。。と、言いたいですね(笑)。
そして、もうひとつの大賞を受賞している「マンガ大賞2008」、こちらも2009年度のエントリーが決定しました。「マンガ大賞」は去年から始まった新しい賞です。
詳しくはこちらのページをご覧下さい。⇒「マンガ大賞とは」
そして、今年度エントリーはこちら「マンガ大賞2009」
『宇宙兄弟』 小山宙哉
『3月のライオン』 羽海野チカ
『深夜食堂』 安倍夜郎
『青春少年マガジン1978-1983』 小林まこと
『聖☆おにいさん』 中村光
『ちはやふる』 末次由紀
『とめはねっ!』 河合克敏
『トリコ』 島袋光年
『ママはテンパリスト』 東村アキコ
『よんでますよ、アザゼルさん。』 久保保久
この中では『3月のライオン』『深夜食堂』 『聖☆おにいさん』 『ちはやふる』 『とめはねっ!』 の5作品読んでいます。
どれも面白いのですが、イチオシは「ちはやふる」と「聖☆おにいさん」です。
マンガ大賞の主旨の一つ「友達にススメるならこれ」と言うのであれば、迷うところですが「ちはやふる」ですね!!かといって他の作品も捨てがたく・・・。でも、勢いがあるのは「ちはやふる」・・しつこくてごめん・・(笑)。
私の感想⇒「とめはねっ!」「ちはやふる」「3月のライオン」「聖☆おにいさん」
他にもオススメのマンガはたくさんあるので・・・絞るって難しいですね。
2008年06月23日
先日突然の訃報には、本当に驚かされました。
わたしも、自称、氷室ファンです。
自称というのは、筋金入りのファンの人から見たら「まだまだ!」って思われるかもしれないから。
わたしが氷室さんを好きになったのは、ご多聞にもれず、ジブリのアニメ「海がきこえる」を見て、まずはその続編に当たる「アイがあるから」を読みました。
ハマりました、ハマりました。
そして、本編も読み、やっぱりハマりました。
それから氷室さんの作品を読むようになりました。
このひとはコバルトの代表作家みたいな感じですが、わたしは残念ながらコバルトでは読んできてません。
コバルトは、わたしは第一世代って言うと口幅ったいようなカンジだけど、実際中学入学の頃、よその小学校から来てた女の子に、初めて借りたのがきっかけで、その頃は読み漁りまして。
借りて読んだので(当時から借り物の本読み生活)手元にはあまり残ってないんだけど、そうねぇ、吉田トシとか富島健夫とか?佐伯千秋とか・・・
ここが、コバルトには詳しいですが、まさにこのころの作家やタイトルに、ドンピシャ。
http://alisato.web2.jp/book/cobalt/year/1976.htm
今探してみたら、家にも一冊、富島健夫の本がありました(富島さんが亡くなった時も、なので、感慨深かったです)。
氷室さんは、もうちょっとあとのコバルトで活躍されたようですね。
近年、ジャパネスクシリーズをお友だちに借りて読んだけど、やっぱりとっても面白く読みました。
そのほかにも、ハマってから読んだのですが、どれもおもしろかった。
文章に勢いがあります。氷室さんの本を読んだ後は、自分の書く文章がちょっとだけ氷室さんに似てしまう(いや、実際は似ても似つかないのですが)ような気がするほど、引きずられるパワーがあると思います。
小説もいいのですが、わたしの一番好きなのは(「海がきこえる」のほかには)「冴子の母子草」(文庫版は「冴子の母娘草」)。
これは、冴子さんがお母さんとの旅行を通して、母子の確執をおもしろおかしく、しかしとてもシビアに、だけどもとても誠実に描いたエッセイで、世の中の全ての母親に、そして全ての娘に読んでもらいたい名作だとわたしは思っています。
このエッセイの中で、冴子さんが姪っ子さんに語る部分があるのです(姪と言うのは、姉の子どもなのだけど、事情がありその姪は冴子さんのお母さんと冴子さんが育てたようなものらしい)。
姪ちゃん(当時12歳)は、冴子さんに言うわけです。
「おばちゃん、30にもなるのに結婚できなくてかわいそうだね」と。
冴子さんはそれを聞き、家で自分の事をどんな風に噂しているかを垣間見るのです。(当時冴子さんは東京暮らし、実家は北海道)
そして、憤慨しつつもぐっと堪え、姪ちゃんに言うのです。
「好きな人と結婚するのはたしかに幸せの一つだけど、他にもたくさん、幸せはあるんだよ。
人間は、生まれてから学校へ行く、その間に親や学校の先生や近所の人が『値札』をつけてくれるんだ。
だけど、本当の大人になるということは、自分でその『値札』を付け替えていくと言う事なんだよ。
他人が「あんたには10万円の価値しかない」と言っても「自分には100万円の価値がある」と思ったら、100万円の値札を自分でつければいい。
逆に人が100万円の値札をつけてきて、それがいやだと思ったら自分で10万円の値札に付け替えても良いんだよ。
おばあちゃん(冴子さんのお母さん)は、叔母さん(冴子さん本人)のことを、30歳過ぎて値打ちが下がったと思ってる。それはそれでいい。人それぞれ考え方が違うんだから。
でも、叔母さんは自分のことを30歳過ぎて値打ちが上がったと思ってるんだよ」
と。
諄々と諭すのです。
この子、私の話わかってるのかなと思いながら。
このシーンを読んだ時、この姪の方はこの話を覚えてらっしゃるのかな?と、思いました。
そして、若かりし日の冴子さんの(享年だってお若いのですが)姿が、ありありと蘇るようで(実際にお会いしたことなどはないのですが)切なくなってくるのでした。
未読の方は、是非ともチェック入れていただきたいものです。
というわけで、氷室さんはマンガの原作も手がけておられまして。
このたび、未読であった原作マンガも読もうと思い、ゲットしたのが「ライジング!」。
藤田和子さんの絵によるマンガです。
おもしろかった!
一気読みです。
感想はまた別の機会に。
ライジング! (2) (小学館文庫)
藤田 和子

関連商品
ライジング! (4) (小学館文庫)
ライジング! (1) (小学館文庫)
ライジング! (3) (小学館文庫)
ライジング! (7) (小学館文庫)
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わたしも、自称、氷室ファンです。
自称というのは、筋金入りのファンの人から見たら「まだまだ!」って思われるかもしれないから。
わたしが氷室さんを好きになったのは、ご多聞にもれず、ジブリのアニメ「海がきこえる」を見て、まずはその続編に当たる「アイがあるから」を読みました。
ハマりました、ハマりました。
そして、本編も読み、やっぱりハマりました。
それから氷室さんの作品を読むようになりました。
このひとはコバルトの代表作家みたいな感じですが、わたしは残念ながらコバルトでは読んできてません。
コバルトは、わたしは第一世代って言うと口幅ったいようなカンジだけど、実際中学入学の頃、よその小学校から来てた女の子に、初めて借りたのがきっかけで、その頃は読み漁りまして。
借りて読んだので(当時から借り物の本読み生活)手元にはあまり残ってないんだけど、そうねぇ、吉田トシとか富島健夫とか?佐伯千秋とか・・・
ここが、コバルトには詳しいですが、まさにこのころの作家やタイトルに、ドンピシャ。
http://alisato.web2.jp/book/cobalt/year/1976.htm
今探してみたら、家にも一冊、富島健夫の本がありました(富島さんが亡くなった時も、なので、感慨深かったです)。
氷室さんは、もうちょっとあとのコバルトで活躍されたようですね。
近年、ジャパネスクシリーズをお友だちに借りて読んだけど、やっぱりとっても面白く読みました。
そのほかにも、ハマってから読んだのですが、どれもおもしろかった。
文章に勢いがあります。氷室さんの本を読んだ後は、自分の書く文章がちょっとだけ氷室さんに似てしまう(いや、実際は似ても似つかないのですが)ような気がするほど、引きずられるパワーがあると思います。
小説もいいのですが、わたしの一番好きなのは(「海がきこえる」のほかには)「冴子の母子草」(文庫版は「冴子の母娘草」)。
これは、冴子さんがお母さんとの旅行を通して、母子の確執をおもしろおかしく、しかしとてもシビアに、だけどもとても誠実に描いたエッセイで、世の中の全ての母親に、そして全ての娘に読んでもらいたい名作だとわたしは思っています。
このエッセイの中で、冴子さんが姪っ子さんに語る部分があるのです(姪と言うのは、姉の子どもなのだけど、事情がありその姪は冴子さんのお母さんと冴子さんが育てたようなものらしい)。
姪ちゃん(当時12歳)は、冴子さんに言うわけです。
「おばちゃん、30にもなるのに結婚できなくてかわいそうだね」と。
冴子さんはそれを聞き、家で自分の事をどんな風に噂しているかを垣間見るのです。(当時冴子さんは東京暮らし、実家は北海道)
そして、憤慨しつつもぐっと堪え、姪ちゃんに言うのです。
「好きな人と結婚するのはたしかに幸せの一つだけど、他にもたくさん、幸せはあるんだよ。
人間は、生まれてから学校へ行く、その間に親や学校の先生や近所の人が『値札』をつけてくれるんだ。
だけど、本当の大人になるということは、自分でその『値札』を付け替えていくと言う事なんだよ。
他人が「あんたには10万円の価値しかない」と言っても「自分には100万円の価値がある」と思ったら、100万円の値札を自分でつければいい。
逆に人が100万円の値札をつけてきて、それがいやだと思ったら自分で10万円の値札に付け替えても良いんだよ。
おばあちゃん(冴子さんのお母さん)は、叔母さん(冴子さん本人)のことを、30歳過ぎて値打ちが下がったと思ってる。それはそれでいい。人それぞれ考え方が違うんだから。
でも、叔母さんは自分のことを30歳過ぎて値打ちが上がったと思ってるんだよ」
と。
諄々と諭すのです。
この子、私の話わかってるのかなと思いながら。
このシーンを読んだ時、この姪の方はこの話を覚えてらっしゃるのかな?と、思いました。
そして、若かりし日の冴子さんの(享年だってお若いのですが)姿が、ありありと蘇るようで(実際にお会いしたことなどはないのですが)切なくなってくるのでした。
未読の方は、是非ともチェック入れていただきたいものです。
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というわけで、氷室さんはマンガの原作も手がけておられまして。
このたび、未読であった原作マンガも読もうと思い、ゲットしたのが「ライジング!」。
藤田和子さんの絵によるマンガです。
おもしろかった!
一気読みです。
感想はまた別の機会に。
ライジング! (2) (小学館文庫)
藤田 和子

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2008年05月12日
GWに本棚の整理をしました。
漫画本、今までその辺の床にタワーに積んであったので(~_~;)
ずっと、ちゃんと整理したいと思っていたのです。
念願かない、整理が出来ましたので、漫画持ちのみなさんに比べたら
微々たるコレクションですが、ご披露します。
このコーナーの前に来ると吸い寄せられるように
留まってしまいます。
今日は岩館真理子三昧をしてしまいました・・!
岩館さんの漫画は「夜」を描かせたら一番!!とか思いながら。。。
「きみは三丁目の月」とか「薔薇のほお」とか「月と雲の間」とか、、etc.etc.
夜の描写がね~~切ない切ない。
泣きながら読んでしまいます。
ア、話が逸れましたが本棚、
隙間がありますのは、まだ出張中の漫画本が多数あるので
そのスペースを空けてあるのですがこのスペースじゃ足りません。。


棚に入れてない、整理してない漫画本、
この裏側にも同じくらいびっちりあります。
またこのカラーボックスからもはみ出している漫画は
まだまだあります。

色は違うけど、わたしが買ったのはこのタイプですね。
そのほか、楽天で見つけた、コミック整理に良さそうな本棚たち。





漫画本、今までその辺の床にタワーに積んであったので(~_~;)
ずっと、ちゃんと整理したいと思っていたのです。
念願かない、整理が出来ましたので、漫画持ちのみなさんに比べたら
微々たるコレクションですが、ご披露します。
このコーナーの前に来ると吸い寄せられるように
留まってしまいます。
今日は岩館真理子三昧をしてしまいました・・!
岩館さんの漫画は「夜」を描かせたら一番!!とか思いながら。。。
「きみは三丁目の月」とか「薔薇のほお」とか「月と雲の間」とか、、etc.etc.
夜の描写がね~~切ない切ない。
泣きながら読んでしまいます。
ア、話が逸れましたが本棚、
隙間がありますのは、まだ出張中の漫画本が多数あるので
そのスペースを空けてあるのですがこのスペースじゃ足りません。。


棚に入れてない、整理してない漫画本、
この裏側にも同じくらいびっちりあります。
またこのカラーボックスからもはみ出している漫画は
まだまだあります。

色は違うけど、わたしが買ったのはこのタイプですね。
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そのほか、楽天で見つけた、コミック整理に良さそうな本棚たち。





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⇒ 六猫合体キャットマーズ (01/03)
⇒ 栗ごはん (10/21)