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ちはやふる 10巻

2010年10月20日
4063192946ちはやふる(10) (Be・Loveコミックス)
末次 由紀
講談社 2010-09-13

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「ちはやふる」も、いよいよ10巻です。
あっという間の10巻でした。でも、ちっともだれてないし、飽きさせられない。すごいです。
すごい面白さのまま、「読みたい!」気持ちが保たれててすごいです!!

ちはやがずっと「部」に気持ちを向け続けているのが好きです。
自分がクイーンになればそれでいい・・って言うのじゃなく「チーム」としての勝ちに、まず拘っている。
普通、登場人物が増えると、「ん?話に息詰まって新キャラ出したのか?」みたいな・・
そんなところ、感じたりしませんかね。
でも、この「ちはやふる」に限っては、新キャラも絶対にストーリーの中でなくてはならない存在。
一年生部員のスミレちゃんと筑波くんもそうです。
かなちゃんが感じたように、そのふたりの入部が、ますます千早を強く変えていく。
その「部」としての「結びつき」が、物語の面白さ、感動を呼ぶところです。

いいマンガは、登場人物の誰もが、好きになれること。
かるた部の皆に限らず、
憎たらしいヒョロくんだって、名人だって、クイーンのしのぶちゃんだって、
みんな好きです。

菫ちゃんだって筑波くんだって、最初は「むむっ」と思ったけど、
段々と好感が上がっていくんですよね~~。
筑波くんの弟たちがまた、ミョーだけど、可愛いですよね。

こんなにも次の巻が待ち遠しいマンガも、久しぶりと言うか、稀有と言うか。
読むたび、じわりじわりと泣けてしまいます。
未読の人、もったいない。強烈プッシュです。
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[さ行のマンガ家]末次由紀 | Comments(0) | Trackback(0)

ちはやふる/末次由紀

2008年12月18日
ちはやふる 3 (3) (Be・Loveコミックス)
ちはやふる 3 (3) (Be・Loveコミックス)末次 由紀

講談社 2008-12-12
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ちはやふる 1 (1) (Be・Loveコミックス) ハルコイ (Be・Loveコミックス) 高校デビュー 13 (13) (マーガレットコミックス) 君に届け 8 (8) (マーガレットコミックス) (マーガレットコミックス) 青空エール 1 (1) (マーガレットコミックス)


1、2巻の感想はこちらです。

今回、新たな仲間を得てやっと「部」として活動を始めた、千早の瑞沢高校かるた部。
5人の個性的なメンバーが段々と「仲間」になって行く過程がとってもいい感じで、ウルウル、胸がジーン。青春!!って感じです(笑)。
全国大会県予選に出場し、いよいよその練習の成果を発揮するのですが、もちろんそんなにあっさりと行くわけじゃなく・・。勝つって難しい、練習の成果、実力をちゃんと発揮するって難しい。
立ちはだかるのは、敵だけじゃなく。
はたして、千早たちは全国大会にいけるのか。。。頑張れ!みんな!!




今回初登場の、「机くん」こと駒野勉くん。彼が中々感動させてくれます。
太一もとっても逞しく頼もしく、オトコらしくって、千早じゃなくてもドキドキしてしまいます♪
肉まんくんこと西田優征くんも、心から応援したい!
そして、お気に入りは和歌を愛する大江奏ちゃん。彼女、可愛いですよね。良い反応で読者を楽しませてくれて、癒し系で優しくてイイ子で、大好きです。
みんな大好き。みんな頑張ってほしい。
読んでてほんとうに熱くなって心から応援する気持ちになる、そんな3巻です。
読み終えたそばからもう4巻が早く読みたい!!

今、一番オススメしたいマンガですね。
未読の方、早くチェックを♪

[さ行のマンガ家]末次由紀 | Comments(4) | Trackback(0)

ちはやふる/末次由紀

2008年10月15日
4063192393ちはやふる 1 (1) (Be・Loveコミックス)
末次 由紀
講談社 2008-05-13

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4063192458ちはやふる 2 (2) (Be・Loveコミックス)
末次 由紀
講談社 2008-09-12

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またまた強烈にプッシュできるオススメ作品のご紹介です。
このタイトル、「ちはやふる」と聞くと、その後に「かみよもきかずたつたがわ、からくれないにみずくくるとは」とすらすらっと出てくるそこのアナタ。是非とも読みましょう!
そうです、これは百人一首を題材にした少女マンガなのです。
でも、「え~!百人一首?苦手だった~」と思うひとこそ読んでいただきたい!
この物語の主人公、綾瀬千早も6年前の小学6年生の時はそんな児童の一人だったのです。
小学6年生っていうと、今でも学校で百人一首を授業でやるようですが、千早も学校でしぶしぶと歌を半分ほど覚えている程度。(半分も覚えてたら実際スゴイと思いますが)
そんな千早と百人一首の出会いの部分から物語りは始まるのです。

年子の姉が美人であることが唯一の自慢である千早。そんな千早の学級には先日福井から越してきた転校生の綿谷新(わたや あらた)クンと言う目立たぬ少年がいました。
ふとしたきっかけで(よくある転校生のいじめから、彼をかばう)千早は新の家に行き、そこで真剣な目をして百人一首をする新の、その気迫とかるたを取るスピードの早さに圧倒されます。
「これがかるた?」
かるたは日本以外の国ではあまり普及してない(当然のような気がしますが)から、日本で一番になったら世界一ということ・・・だから「かるたで名人になるのがおれの夢や」と言い放つ新に、千早は感銘を受けるのです。
その後いろいろと小学生ならではの摩擦ありの校内かるた大会を経て、いじめっこであった真島太一と、これまた小学生ならではの紆余曲折を経て、3人トリオとなり、市の文化センターの本格的なかるた会に参加して、本格的にかるたを始める千早なのです。
もう、千早の夢は「おねえちゃんが日本一の美人(モデル)になること」ではなくなりました。自分で「かるた」と言う夢を見つけたのです。

と、まぁ、こんな感じにグイグイと物語に引き込まれていったのですが、むろんそんなに簡単にコトが進むわけではなく、この後千早たちには子供だからこその重い試練(運命と言うべきか)が待ち受けているんです。
さてはて、3人のその後はいかに・・・・!!




読んでいただければわかりますが、百人一首と言う、どちらかというと「勉強」「覚えるの面倒・難しい」「テストがある」と言うマイナス面に記憶の多いものを、すごくパワフルに魅力的に描いてあります。
体を張って札を取る人々を見て、千早は「かるたはスポーツだ」とすら感じます。つまりは「スポ根」の一種なんですね。そこで、千早同様に読者もかるたの魅力にハマりこんでいくと言う感じ。
あー知らなかったけど、百人一首ってすっごく面白いものなんだ~~って、素直にストレートに伝わってくるのが一番素晴らしいです。
でもそれだけじゃなく、この中で市のかるた会の原田先生が言うのです。「どんなに強くても好きでも、子どもは友だちがいないとかるたを続けられない」と。どんなときも人と人がつながりを持ち、思い合うこと、思いやるきもちを持つことが大切だということがクサくならずにきちんと描かれていて、時々涙がダーっとあふれてくる感動作なんです。
この3人(そして原田先生も!)すごく好きですね。
面白いマンガは(映画も本も)登場人物への思い入れが半端じゃなく出来てしまうこと、させられてしまうこと。作者の術中にまんまとハマってしまえる事。この作品も間違いなくそんな作品の一つ。太鼓判です。オススメ!!
百人一首、やってみたいな!って、きっと思えてくると思いますよ(^^)

3巻の感想はこちら


あさみさんにお借りしました。ありがとうございました。

同じ作者のこれまた泣ける珠玉の作品集「ハルコイ」。こちらもオススメ♪↓

406319227Xハルコイ (Be・Loveコミックス)
末次 由紀
講談社 2007-12-13

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[さ行のマンガ家]末次由紀 | Comments(0) | Trackback(0)
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