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この世界の片隅に/こうの史代

2009年05月24日
4575942235この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)
こうの 史代
双葉社 2009-04-28

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4575941794この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)
こうの 史代
双葉社 2008-07-11

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4575941468この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)
こうの 史代
双葉社 2008-01-12

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なんか知らん、どうも読んでいるのが胸苦しくなります。
相変わらずとぼけた主人公、戦時下の極限状態でもほのかにおかし味ある行動。
ほのぼのとしてくすくす笑える。
だけど、どうにも。
最後まで読むと、もう一度最初から読むのは、ちょっと辛い。
時間を置いたら、また読みたくなるかなー。
個人的にいまは、「さんさん録」とか「こっこさん」とかのほうが気楽に読めるので好きかも。
でも、読んでよかったと思うし、オススメ太鼓判です。
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[か行のマンガ家]こうの史代 | Comments(2) | Trackback(0)

こっこさん/こうの史代 他

2006年07月31日
ちょっと前にAmazonで電子手帳を買いまして。
なんか、その金額に応じて商品券還元、っていうことで。
1500円分の商品券をAmazonから頂きました♪
それの使用期限が月末までだったので、さんざん悩んで選んだのがこれ。


457594016Xさんさん録 2 (2)
こうの 史代
双葉社 2006-06-28

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4776791277こっこさん
こうの 史代
宙出版 2005-02-10

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「さんさん録」は続き物で、2巻も買うつもりだったけど、「こっこさん」はじめて。道でニワトリを拾ったやよいちゃんとこっこさんと家族を取り巻く物語です!ほのぼの感がたまらんよね。ニワトリの憎たらしい感じが面白い。「動物のお医者さん」のヒヨちゃんを思い出したわ。

さんさん録の1巻の感想はコチラです。
ついでに、「動物のお医者さん」はこちら
[か行のマンガ家]こうの史代 | Comments(0) | Trackback(0)

さんさん録/こうの史代

2006年06月15日
4575940046さんさん録 1 (1)
こうの 史代
双葉社 2006-03-11

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こうの史代さんの「さんさん録」です。
このひとのマンガって「夕凪の街 桜の国」がお初だったんだけど、その後「長い道」ってのも読ませていただいて、本質的な魅力はこの「笑い」にあると感じる。腹抱えてわらっちゃう~~!!と言うほどでもないけど、読んでるあいだ中ニヤニヤ笑いが止まらなかったり、決して予想される安易な展開にならないで意表をつくオチが待ち受けていたり、スリリングですらあるこの笑いと「間」の魅力。そして全編あふれる優しいユーモア。ちょっと独特の雰囲気をもつマンガで、未読の人は一度読んでもらいたい!

この「さんさん録」、あらすじをご紹介すると、主人公の参平さん、妻を事故で失います。で、ぼーとしてる父を心配して息子の詩郎に勧められるままに同居をはじめた。詩郎には妻の礼花と、すごく可愛い愛らしい、とは全然言えない娘の乃菜がいます。お互い遠慮しながらギクシャクと同居をはじめて、そこに生まれる日々の面白さおかしさを、あったかい視点で捕らえたものです。
さんさん録っていうのは、「参さん」と妻に呼ばれていた主人公、その参平宛に妻はコツコツと日々の雑事をメモしていたのですが、つまりは「参さんのための記録」が「さんさん録」なんですね。
中には「詩郎録」「礼花録」「乃菜録」なんてのもあり。ちょっと泣かせる場面もモチロン。

さて、本編では、この参ペーがさんさん録片手に家事を引き受けると言う話になってゆきます。ガスコンロの火のつけ方も知らないで来た参さんが家族のために奮闘する、しかしそれがちっとも涙頂戴でもいじらしくもなく、時には憎たらしかったりするのが、こうのさんのマンガの魅力です。

とぼけた天然ボケの礼花さんとか、かわりもん?の乃菜ちゃんとか、登場人物も魅力的で好感度高い!

ただいま2巻の予約受付中♪
457594016Xさんさん録 2 (2)
こうの 史代
双葉社 2006-06-28

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こうの史代さんのほかのマンガの感想はこちらから
どちらもオススメ!!

長い道   
夕凪の街 桜の国
[か行のマンガ家]こうの史代 | Comments(0) | Trackback(0)

長い道/こうの史代

2006年02月21日
長い道
こうの 史代
4575939625



夕凪の街 桜の国で、初めて知った(ゴメンナサイ)こうの史代さんの「長い道」ものすごく面白かったです!

「すてきな主婦たち」「月刊まんがタウン」などに連載されたものや、自費出版されたものをまとめたらしいです。

主人公の「道」さん。
何時の間にか「壮介どの」のお嫁さんに…。
ふたりの預かり知らぬ間に、二人の親同士が勝手に結婚を決めたらしく…。
壮介と言うのはとっても、甲斐性がなく無職でオンナったらし。
好みのオンナはお水系。
でも、突如お嫁に来た道はというと、とってもジミで、その上超天然!!
ふたりのすれ違いながらも、お互いを思いやるようになるまでのくだりが、なんと一話3ページと言う、小さなお話で構成されてて、現代風「小さな恋のものがたり」みたい。
考えてみれば、女の子は男に対して一途(チッチはサリーにぞっこんだったけど、はたしてこの道が壮介にぞっこん、と言えるのかはちょっと謎ですが)で、男はモテ系…。うーん、壮介が「もてる」とも言いがたいけど、ともかく、ちょっとチッチとサリーを思い出しました。
全編ともかく、すばらしいユーモアのセンスにあふれています。
ユーモアと言っても、馬鹿にしたり蔑んだりは一切なし!!
ほのぼのとして優し~~~い感じ、読むうちに知らずに微笑んでしまってる、そして壮介の気持ちの変化がなんとなく伝わってくる…。
どうして道が親の言い付けどおり、何も抵抗することなく壮介のところに来たのか、道は壮介をどう思っているのか、などの謎ははっきりとは描かれてないのだけど、なんとなく伝わってくるんです。

道っていうと、「ジェルソミーナ」を思い出します。
健気なところが似てるような…。
でも、道さん案外したたかでとっても芯が強い!
おふたりで幸せにネ♪と言いたくなりました。

あさみさんにお借りしました。ありがとう♪
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夕凪の街桜の国/こうの史代

2005年11月14日
夕凪の街桜の国
こうの 史代
4575297445


ぜんたい
この街の人は
不自然だ
誰もあの事を言わない
いまだにわけがわからないのだ
わかっているのは「死ねばいい」と
誰かに思われたということ
思われたのに生き延びているということ
--------------------------
しあわせだと思うたび
美しいと思うたび
愛しかった都市のすべてを
人のすべてを思い出し
すべて失った日に
引きずり戻される
おまえの住む世界はここではないと
誰かの声がする
--------------------------
嬉しい?

十年経ったけど
原爆を落とした人はわたしを見て
「やった!またひとり殺せた」
とちゃんと思うてくれとる?

Read more "夕凪の街桜の国/こうの史代"
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