2007年02月13日
![]() | クロサギ 12 (12) 黒丸 夏原 武 小学館 2006-12-28 by G-Tools |
「贈答詐欺」と「倒産詐欺」の2編収録。
流れが一つになっていて、バブル崩壊後、日本経済の立ち直りが遅れてしまった原因を「倒産詐欺」が、その一端を担っていると指摘。
この「クロサギ」は事実を元にして、原案が作られているとは言え、バブルの崩壊後の日本経済を揺るがすほどの詐欺があるとは、まさかそこまで・・・と思ったのですが、やはりこれも現実にあった話だとのコト。
本編の漫画もさることながら相変わらず、巻末の原作者の夏原氏の解説文が分かりやすくスリリングでよいです。
1~10巻までの感想はこちら
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2006年10月24日
クロサギ 10―戦慄の詐欺サスペンス (10) | |
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ドラマにもなった「クロサギ」のご紹介。
クロサギとはそもそも、詐欺師相手の詐欺師を言うらしい。
シロサギというのが、普通の詐欺を働く人間、アカサギというのは異性を騙す詐欺師、結婚詐欺みたいなの。で、そう言う詐欺師たちを騙す詐欺師のことをクロサギといい、このマンガの主人公黒崎もその手の詐欺師です。
なぜ黒崎がクロサギになったのかと言うと、自分の父親が詐欺被害にあった挙句一家無理心中を図って、家族の中で生き残ったのは主人公黒崎一人だったと言う過去を持つから。
その詐欺を計画したのが、詐欺世界の裏を知り尽くす手配師とでも言うのか、フィクサーである桂木、いつかは復讐をと思いながらも、黒崎は今は桂木に情報をもらったり仕事をもらったりして暮らしている。
クロサギである黒崎の存在を知った時から、目の敵のように追う刑事、神志名(かしな)かれもまた詐欺の被害者であるがゆえに、詐欺師を他人よりも強く憎んでいた。
また、黒崎のアパートの隣の部屋には、検事志望の大学生、吉川氷柱(つらら)が黒崎の店子として住んでいて、黒崎の生業に深い嫌悪感を抱きながらも、黒崎自身には惹かれているという複雑な乙女心を抱えている。
と言う、大雑把な設定はこんな感じ。
で、原案が「夏原武」となっているが、この夏原氏が綿密な取材を行っているのだろうか。実際の事件を元にして、骨太で読み応えある作品が出来上がっている。
ともかく、今現在11巻まで出ていますが、詐欺と名のつく事件の多いこと!!いくらでも人を騙す方法はあるんだと、ビックリすること間違いないです。騙すほうも騙されるほうも、わらわらといるのですね。
事件の被害者の中には、同情を禁じえない人たちもいるけど、逆に自業自得と言うか身から出たさびみたいな感じを受ける人も…。そう言う時はあんまり、ストーリーにのめりこめないんだけどね。でも、どうやって黒崎がシロサギをはめるか、やはり見応えアリです。
あさみさんにお借りしました。ありがとうございました♪
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