2012年01月16日
岳 15 (ビッグ コミックス)
石塚 真一

「岳」も15巻まで来ていますね。
ここではえらい大変な事態になっています。
私は連載雑誌を拾い読みしていて、少しだけ読んでいたのですが、こうしてコミックでまとめて読むと迫力があります。
山に登ると言うことは、事故、そして死とは隣合わせ。
それは登山者も、レスキュー隊も同じこと。
巻末にあるように、ヘリコプターでの救助が早いか遅いかで明暗が分かれるということも。
今回も牧さん大活躍なのですが・・・それだけではほっとできないほどの緊急事態で、胸が痛くなりました。
たとえ事故にあっても、決して誰かのせいにしたり誰かを恨んだりしない姿勢を持つ、「奥さん」には深く感銘を受けましたよ。(ネタバレをなるべく回避で書いているので、わけの分からない書き方になってしまいました)
三歩の内面も・・・・
「山だから」
この一言で全てが分かると言うか。
くよくよしているわけじゃないけど、むろん仲間の重大な事故は三歩にも大きな影響を与えています。
でも冷静だし・・・やっぱり悲しみ方なんかも男らしいですね。
「自分の責任だ」と思い悩み落ち込み、辞表まで出そうとする久美ちゃんの気持ちも良く分かるし、すごく辛いんだけど、でも前向きな感じで少しだけほっとします。
さてこの後、三歩は日本を離れますね。
いま連載雑誌では ヒマラヤ編かなんかで、これまた緊迫感のある状況になっています。
いつまでも目が離せませんね。
巻末で触れられている本がこれです↓
空飛ぶ山岳救助隊 (ヤマケイ文庫)
羽根田 治

追記
本日1月19日発売の最新号のビッグコミックオリジナルの「岳」・・・・・・
三歩が・・・
三歩が・・・・
石塚 真一

「岳」も15巻まで来ていますね。
ここではえらい大変な事態になっています。
私は連載雑誌を拾い読みしていて、少しだけ読んでいたのですが、こうしてコミックでまとめて読むと迫力があります。
山に登ると言うことは、事故、そして死とは隣合わせ。
それは登山者も、レスキュー隊も同じこと。
巻末にあるように、ヘリコプターでの救助が早いか遅いかで明暗が分かれるということも。
今回も牧さん大活躍なのですが・・・それだけではほっとできないほどの緊急事態で、胸が痛くなりました。
たとえ事故にあっても、決して誰かのせいにしたり誰かを恨んだりしない姿勢を持つ、「奥さん」には深く感銘を受けましたよ。(ネタバレをなるべく回避で書いているので、わけの分からない書き方になってしまいました)
三歩の内面も・・・・
「山だから」
この一言で全てが分かると言うか。
くよくよしているわけじゃないけど、むろん仲間の重大な事故は三歩にも大きな影響を与えています。
でも冷静だし・・・やっぱり悲しみ方なんかも男らしいですね。
「自分の責任だ」と思い悩み落ち込み、辞表まで出そうとする久美ちゃんの気持ちも良く分かるし、すごく辛いんだけど、でも前向きな感じで少しだけほっとします。
さてこの後、三歩は日本を離れますね。
いま連載雑誌では ヒマラヤ編かなんかで、これまた緊迫感のある状況になっています。
いつまでも目が離せませんね。
巻末で触れられている本がこれです↓
空飛ぶ山岳救助隊 (ヤマケイ文庫)
羽根田 治

追記
本日1月19日発売の最新号のビッグコミックオリジナルの「岳」・・・・・・
三歩が・・・
三歩が・・・・
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2009年09月17日
![]() | 岳 10 (ビッグコミックス) 小学館 2009-08-28 by G-Tools |
祝10巻ですね!
今回は亜久津くんと、彼女のスズちゃんの関係を中心にした一冊になってて、ちょっとカッコイイところ、亜久津君に取られてしまったかな?三歩。。。と言う感じでしたが。
私はやっぱり、三歩の活躍が見たいけど、それぞれの悩みにも、いい加減そうでいてちゃんと答えのヒントを出している三歩の、影の力添えみたいなのもやっぱりいいなーと思います。
しかし、やっぱりナオタくんが登場すると、うるうるしてしまいますね。頑張っているナオタに、教えられる事がたくさん。ナオタから三歩への贈り物・・最高でした。ケガだらけの顔で普通に笑ってる三歩もね。
岳 1~4巻
岳 5、6巻
2009年06月29日
東京チェックイン~石塚真一短編集 (ビッグコミックススペシャル) | |
石塚 真一 小学館 2009-02-27 売り上げランキング : Amazonで詳しく見るby G-Tools |





「岳」の石塚真一さんの初期短編集です。
海外旅行者向けの「一つ星ホテル」のオーナーと、その孫の渡をメインに、海外からの旅行者たちとの交流を描きます。長年海外を放浪する孫の渡をオーナーが思う気持ちがヒシヒシと伝わり、ジンワリ泣ける。
この人の描く男って、もちろん三歩が大好きですけど、この渡もいいなー。
二人とも(渡は三歩の前身って言う感じもする)包容力って言うか、懐の大きさがさり気なくて、なんか・・・こう言う人とお付き合いしたいな~~と思ってしまいます。
渡はまたおじいちゃんを置いて海外に行っちゃうんだろうか。
そばにいてあげて欲しいなぁ・・・。
三歩の「岳」も読み返したくなります。
2008年03月13日
![]() | 岳 6 (6) (ビッグコミックス) 石塚 真一 小学館 2008-01-30 by G-Tools |
6巻
三歩のスーパーマンぶり、今回もゾクゾクとさせてくれます!!
てっぽう水の中、岩に取り残された親子を三歩はどう救うか。「旅立ち」
そして、今回1巻の「オトコメシ」のナオタくん再登場。
切ない再会ですがナオタくんはやっぱり強いね。「半分成人式」
「山男」
自分が「たかが迷子になっただけ」って言う気軽な感じだったのに、自分を探すためにみんなにこんなにも迷惑をかけたと、愕然とした若者を描いたこの「山男」もよかった。迷惑をかけて、それなのに、自分はのんきにラーメンなんか食べててごめんなさいと、うなだれる遭難者。
その気持ちに対して三歩は「無事でよかった」「よく頑張った」と、いつもの感じで受け入れる。やっぱりこの懐の深さには、感動して涙が出てしまいます。
「ルート」
高校時代の恩師との久しぶりの邂逅。しかし山は雪崩が起きています。
雪崩の遭難者を救いにいった三歩に、先生が遭難したとの知らせが。。
しかし、三歩はその場を離れようとしません。クミはそんな三歩に一生懸命「先生を助けに行って」と言うのですが・・・・。
三歩モテる???「運勢」
「信念」
最初に出てきた時はあまりの愛想の悪さに、いけ好かないヤツだ~なんて思ってしまった牧サンが、今回は見直した。人命救助って、無料で出来るんじゃないんですよね。人の命が懸かってるんだから、お金のことを言ってちゃダメだとは思うけど、現実問題として突きつけられるときつい。(われらはどうしても、「生徒諸君!」の沖田君が遭難した時を思い出しますよね。沖田のお父さんが「金のことを言われた」と複雑な心境を見せるシーンは印象的ですもん)
「僕にとっての山」
ロッジのおばちゃんが昔引き取った男の子、とっても厳しく育てたそのわけは。
などなど・・・・感動の一冊です。
5巻以下は↓からどうぞ。
![]() | 岳 5 (5) (ビッグコミックス) 石塚 真一 小学館 2007-09-28 by G-Tools |
5巻
三歩が「よく頑張った!」って言うと、もう条件反射のように泣けますね。。
今回よかったのは「救助士」。
三歩の頬の傷のできたときの話です。
歩き続ける三歩がとても大きく見えます。
泣けたのが「夢に見た山」。
クミちゃんが「山はレジャーランド」と言われてムッとしてしまう「背中」もいいです。
三歩が何事に対しても優しい気持ち、というか前向きに受け止めるのがいい!
全然腹立てたりしないもんね。
これからも三歩の活躍期待しています!!
1~4巻の感想はこちら。
2007年06月15日
岳 (1) | |
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はいはいはい~!超オススメ出ましたよー♪
噂には聞いていましたが、感動の名作です。ネットうろうろしていて、山登りをする人たちにも非常にリアルさにおいても受けが良いようですし、かなり忠実に描いてある作品なのだそうです。
しかし、そんなことより何よりもともかく泣ける。
主人公は、島崎三歩。長野県小諸市出身のクライマーで、今は北アルプスで山岳救助のボランティアをしています。
山登り・・・死と隣り合わせのこの「趣味」というかなんと言うか。やる人にとっては命をかけてもやる価値のあるものらしく、やらないものにとっては魅力が全然分からないものです。
いや、分かるような気はする。きっともの凄い達成感や満足感、充実感が味わえるのだろうなぁ・・・と言う程度には。
でも、まさに「死」と向き合いながら何故山に登るのか、山登りをしないものは、のぼる人たちにそう問いたい。
その答えがこの「岳」にぎゅっとつまっている気がします。
中には「達成感」「充実感」なんていう言葉とは程遠い凄惨な悲しい事故もたくさん描かれてます。山岳救助の物語なので、事故そのものが「舞台」となってるといっても良いんです。
時には、手足があらぬ方向に向いてる死体、死体ならまだマシかも・・・(語弊があるかもしれませんが)生きてても手足が変な方向に折れ曲がっていたり、さらにはもげてしまったり・・・凍った髪や皮膚、凍傷、ロープで下半身が・・・などなど。
そんな極限の中だからこそ、シンプルに「命が大切」と思える。「生きる事」の美しさが感じられるし、たとえどんな局面でもで失われない人間らしさや思いやりの気持ちが感動を呼びます。
また残念ながら助からなかった場合には、遺された者の悲しみが胸に刺さります。特に息子を失った親の気持ちなどは涙無しには読めません。山で遭難したと聞いても、何十日経っていても、実際に死体を見てない限りは期待してしまうと言う気持ち、死体を見つけたときの気持ち、肉親の悲しみが丁寧にリアルに描かれていて、ほんとに泣けます。
そして、救助された人は自分のミスで仲間を死なせてしまう場合もあって、深い悔恨と悲しみに打ちひしがれる、そして助けに来てくれた三歩に「すみません」と言うのです。
でも、三歩はどんな遭難者にも決して声を荒げたり怒鳴ったり叱ったりしない。「よく頑張ったね」「もう少し頑張ろうね」「あやまらないでいいよ」「誰でも同じだよ」「また山においでよ」と言う温かい言葉で遭難者をねぎらい、受け入れます。そこに見える三歩の優しさ。優しい男はいくらでもいますが、そこに「大きさ」「広さ」「深さ」を兼ね備えている男はどれだけいるでしょうか。この主人公三歩は、それが備わっているです。カッコよくもないしハンサムでもないんだけど、その「優しさ」に惹かれます。
それに、危ない時、間一髪で助けに来てくれる、彼が来てくれたら安心だ、、って言うのはスーパーマンやヒーローたちと同じなんです。
どうして好きにならずにいられましょう??
山がすき、山登りが好き、そういうキモチや、極限の中で見える命の輝き、大切さ、リアルな登山の描写の迫力などが物語の魅力だと思う。それから見れば邪道かもしれないけどわたしは、三歩の優しさとか心の広さとか懐の深さに感動しました。
まったく・・・今まで「オレ様」大好き人間だったのに、ほんと、最近「優しい男」に弱いなぁ・・・。
19年の小学館漫画賞はこの「岳」では?
期待をこめて応援します。
あさみさんにお借りしました。ありがとうございました。
印象的なエピソードは
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