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純情クレイジーフルーツ(続)/松苗あけみ

2006年02月11日
純情クレイジーフルーツ (続1)
松苗 あけみ
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純情クレイジーフルーツ 続編 [少女向け:コミックセット]
松苗あけみ
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「純情クレイジーフルーツ」に続編登場。
「ぶ~け」に1985年2月号から1988年3月号まで連載。
主な登場人物紹介などはこちらをどうぞ!

「純クレ」で、丸ノ内女学園を去ってアメリカに行ってしまった小田島先生を忘れられない実子。しかし、小田島雄一郎が帰ってきた!
小田島先生はしかし、丸ノ内女学園には戻らず、お嬢様学校の麻布聖女館に赴任する。訪ねた実子が見たのは一緒に暮らす聖女館の美少女、小田島微笑(おだじまえみ)だった。二人の関係は!!

と言うところから始まりますが、純クレ本編よりもパワーを増して、面白さも倍増!女子高生たちをこんなにリアルに等身大に描いてあるマンガも滅多にない!!実像ってこんなもんだよね。
この4人ってばいつも一緒にいる仲良しなんだけど、すぐに1:3になってしまう。ひとりがいなくなると後の3人で固まって、そのひとりの悪口や不満をぶちまけたりして(笑)

続編では、実子と小田島先生のロマンスが中心だけど、他の3人にもロマンスが!!

まず、桃苗にも苺野公次クンと言う彼が出来ます!苺野クン、小学生の同級生で、桃苗の名前を馬鹿にしていじめてたんだよね。でも、それは好きだったからいじめちゃったと言うことで…♪
苺野クンのおかあさんがメッチャはめをはずした美人で、桃苗もちょっとでも綺麗になるように努力したり。でも、二人は地味なオタク系のカップルでお似合いなんですねぇ♪

そしてみよちゃん。バイト先で知り合った梨畑くんという彼が!
みよちゃんってばワガママで気が強い!最初は梨畑くんが嫌いで「そのふっくらしたほっぺたが嫌いなの!もう電話してこないで!!」なんて堂々と言い切ったりして。でも、育ち良し、頭良し、性格良しの梨畑くんにいつのまにかぞっこんに♪みよちゃんのお姉ちゃんの妊娠結婚出産なんてエピソードもあって、高校時代にずいぶん大人になっていくみよちゃん。姪っこの名前は「愛良(あいら)」ちゃん。名付け親はみよちゃんたちのお父さんよ♪

沢渡くんは、4人のなかで一番充実した女子高ライフを送ったわね!外見が男らしくて、くるみちゃんっていう野獣のような女の子にモテてしまったり、みよちゃんの仮想彼氏にさせられたりしたこともあったけど、野菜原さんっていうかわいい後輩から「センパイほど女らしい人はいません!!」なんて言われて慕われて…。小田島先生がいなくなって新しく担任になった甘夏城太郎先生が好きになって、セーターを編んだりして。卒業のときは、沢渡くん見てたら感動して泣けましたよ。先生の婚約者がまた、良い人で癒されました。
卒業後、世界のスーパーモデルになっちゃうのよね。パリの何とかって言うブランドの専属モデルになったりミラノの何とかって言うデザイナーからプロポーズされたり。でも、沢渡くんは「日本人じゃなきゃイヤなの!!」って(笑)。

さて、実子。
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[ま行のマンガ家]松苗あけみ | Comments(0) | Trackback(0)

純情クレイジーフルーツ/松苗あけみ

2006年01月28日
純情クレイジーフルーツ 前編 (1)
松苗 あけみ
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純情クレイジーフルーツ 後編 (3)
松苗 あけみ
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純情クレイジーフルーツ
松苗 あけみ
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ぶ~け1982年 7月号~12月号まで連載
「純情クレイジーフルーツ」通称「純クレ」!!
今のように何でもかんでも略するのは、ひょっとしてこの「純クレ」がはしりではないか?(笑)

三流私立女子高「丸ノ内女学園」で、女子高生らしく?学園生活を送ろうとする女の子たちの実態を赤裸々に描いて大ブレークしたコメディ作品!

メンバーは

吉原実子…ちょっとクールでシビアで大人っぽい考え方の女の子。
冷めてるようで担任(政治経済担当)の小田島先生が好き。

桜田みよこ…アイドル系の美少女。自分の魅力を充分に分かってて、そのため周囲からたまに反発を買うことも。

沢渡杏子…宝塚男役で、人気を博しそうな少年系の女の子。(スポーツもOK!!)しかし内面は外見に反して4人中一番女らしい。

桃苗あけび…コロコロに太っていて、みんなのマスコット的存在。案外成績がよく、しかし、トロい!

この4人が主人公(後の「続編」では、実子の小田島先生への思慕が中心となる)なんだけど、この4人のなかで少女マンガチックに可愛いのはみよちゃんだけで、あとの3人はとても可愛いとは形容できないところに、なんといっても親近感を覚えましたね!(笑)
上記4人に、サブメンバーとして学級委員で「ヨイ子」の梅本。
そして、やたら規則尽くめで生徒たちをしばりつけ、昔の清楚でつつましい女子高生の姿を取り戻そうと無駄な努力に明け暮れる(そのくせ自分のファッションはむっちゃハデ(笑))という教頭先生。
この教頭先生が実子たちを目の敵にするんです。
抜き打ちで服装検査なんて実施したり。でも、抜け目なく、教頭先生の前では、みつあみにして、前髪もピン止めで上げておでこ出し。実子たちも負けてません。いたるところに、その攻防が繰り返されてて、それも見もののひとつ。
あ、教頭先生の夫が校長なんですが、この人は生徒たちに惜しみない愛情と理解を示す。いい先生だよ~。
あと、小田島先生の先生らしからぬ大人(男)の色気も必見。
実子じゃなくても憧れまする(笑)

「あたしたち、こうして自由適当でいられるのも今のうちだけよね」
これは、吉原実子のつぶやきですが、ほんとにそう。
それって、大人になったらもっと実感すること。
読んでると、高校時代に戻れたらなぁ…なんて、思えてくる。よね。

●危ないかも知れない
花椿ひろみくん登場の番外編。
実子のパンチラで一目ぼれしてしまうんですね(笑)
花椿くんの活躍は「続編」で乞うご期待(笑)

●ハッピーエンドじゃ終らない(全編に収録)
これは「リリカ」1978年3月号
●シンデレラの小さな幸福(後編に収録)
は「リリカ」1979年3月号に掲載。

リリカ、実物覚えてますか?
懐かしいね~~♪

山田くんと佐藤さん」を連載した後、「純クレ続編」を連載。
続編の感想はこちらどうぞ♪
[ま行のマンガ家]松苗あけみ | Comments(0) | Trackback(0)

山田くんと佐藤さん/松苗あけみ

2006年01月27日
山田くんと佐藤さん
松苗 あけみ
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ぶ~け1983年5月号から翌年3月号まで連載。

ざっと内容をご紹介すると…。

区立音原中学校、4月のクラス替え。
佐藤かずえは仲良の友達と別れ、たったひとりでF組へ…。
しかし、そこには憧れの山田俊次がいた!!
山田くんはモテモテなので、ライバルは数知れず。
同じクラスの中に、佐藤和代という美少女がいて山田を巡ってライバル宣言!
バトルを繰り返して、ふたりに奇妙な連帯感が生まれ…??

と言う話なのだけど、もう、中学生って今時はもっと進んでるのかなと思う。ので、今読むとなんとも可愛い中学生のお話…ということになってしまうのかも。
でも、20年前ってこんな感じだったんですよね!!

わたしは、こんな中学生の恋って、大好き!!
責任もなく、具体的な将来が迫ってるわけでもなく、恋に恋するという(←死語でしょうか)あんな時代はもう、二度とこないんですもん(笑)

この山田くん、クールなんですね。(ちょっとオレ様的)
なので、いくら二人の佐藤さんたちが迫っても、なかなか落ちない。
でも、そのクールさが段々と崩れていく(大崩れはないんだけど)
その変化が楽しい。

二人の佐藤さんも可愛い~。
ライバルがいるから、余計に山田くんに夢中になってしまうんですよね。
そして連帯感はいつのまにか、友情へ。
和江ちゃんは性格がきつくて女友達が持てなかったんだけど、初めて友達ができる。いっしょに戦って生まれた友情は強いのです。クラスが離れて去ってく似非友達とは違って。

松苗さんのマンガは結構シビアに物事を捉えてて、甘すぎないのがいい!

京平ちゃんやぬたおちゃん(奴田原先生)なんかも、脇を固めてて楽しい作品です♪

高校編もありますよ~。↓
山田くんと佐藤さん ハイスクール編
松苗 あけみ
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うちにあるのは↓こっちです。

山田くんと佐藤さん 前編 (1)
松苗 あけみ
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山田くんと佐藤さん 後編 (3)
松苗 あけみ
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[ま行のマンガ家]松苗あけみ | Comments(0) | Trackback(0)
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