2007年06月26日
![]() | 天才柳沢教授の生活 25 (25) 山下 和美 講談社 2007-05-23 by G-Tools |
「天才柳沢教授の生活」、3年ぶりに新刊が出たそうです。これ、面白いですよね。全部読んでるわけではないけど、読むたびに感心させられます。時々ジーンとしたり・・・。「不思議な少年」もいいのですが、どっちも好き!
25巻には第177話~182話まで
●占いの検証
●大人って何でちゅか?
●教授にとっての罪と罰
●WILD BOY
●校庭を見ていた少年
●プリティな脅迫
が収録されています。
●占いの検証
朝のテレビ番組中の「今日の占い」に一喜一憂する家族(妻と娘)を見て不思議に思う教授。「彼女たちはその占いが当たったかどうかなど、夜になると考えもしない。何故検証もしないで信じようとするのか」と。そして占いの導くとおりに行動してみよう(検証)と実行するのだが・・・。
・教授らしくて、でも、ほのぼのした感じ!
●大人って何でちゅか?
華子に「大人ってなんでちゅか。」と問われた教授。散歩をしながら華子に語ったのは、論理的な頭脳があれば大人である、と思っていた昔の自分。教授のお父さんが、そんな子供時代の教授に見せたものは・・・。
・教授の子供時代が興味深い!
●教授にとっての罪と罰
ひきこもり気味の学生が教授に半年間欠席したのはなぜか、と訊かれて「なんとなく」と答える。教授は「なんとなく」と言う答えが納得できず、その理由を探そうとする。そして浮かび上がるのは、その学生とその父との確執。。。
・今回これが一番感動した。父と子モノってツボ。
●WILD BOY
最近頻繁にエサをねだる猫のタマ。お母さんは充分にえさをやっているので飢えているはずがないというのだけれど、教授には飢えているとしか見えない。そこでタマを観察して教授が見たものは??
・がんばれ、タマ!!(笑)
●校庭を見ていた少年
小学校時代、先生すら一目置く当時の教授を「そんなに頭が良いとは思えない」と言ってのけた同級生がいる。その同級生はいつも窓の外を見ていた。一見ぼーっと眺めているように見えたが、彼の頭の中は・・・。そしてその同級生と50年ぶりの邂逅で・・・。
・興味を持つって素晴らしい。
●プリティな脅迫
ケータイメールを始めた教授。学生や家族から受け取るメールの一つ一つにじっくりと向き合う。デコメや顔文字の一つ一つをじっくりと解読しようとする。メールのみのコミュニケーションに頼れば、失敗する事もあることを発見した教授が打ったのは・・・。
・最後のお母さんと節子の顔・・・!(爆)
あさみさんにお借りしました。ありがとうございました!
![]() | 天才柳沢教授の生活 第1期 全8巻セット 山下 和美 講談社 2002-11 by G-Tools |
![]() | 不思議な少年 (5) 山下 和美 講談社 2006-07-21 by G-Tools |
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2006年09月23日
![]() | 不思議な少年 5 (5) 山下 和美 講談社 2006-07-21 by G-Tools |
時代や国や次元を超えて、空間を自由に飛びまわる不思議な少年。
彼の目を通して、人間の喜びや哀しみ、生きること死ぬこと、命を、人間の存在そのものを見つめる短編集です。
少年が主人公じゃなく、その場その場でエッセンス的な立場にある。でも、ものすごく大事な立場なんです。
わたしはこの漫画を読んで「火の鳥」を、思い出しました。
神のように人間を見守りつづける永遠の命。
だけど、神ではない。
わたしは地球の一部なのです、と言った火の鳥を。
今回ご紹介するのは5巻。
収録作品は
●フランツ・カウフマン博士
●40歳のOL村山香
●ルキ・イスカリオテ
●夫・恭平、妻・瑠璃子
●昭とたけしとヨシ坊と
あさみさんにお借りしました、ありがとうございました♪
++++++++++++++
●フランツ・カウフマン博士
90歳のカウフマン博士は、過去のありとあらゆる書物の重大な場面に登場している、その少年に目をつけた。神話などではなく、その少年は実在したのではないかと考える。考え抜いた結論は、その少年が出会った人々の記憶を捜査することができるというもの。
勇気を出して自分を解放すれば、新しいすばらしい世界が開ける。カウフマンが何故このように好きな研究を思い切り出来る境遇にあるのか、自分の過去を思い出す教授のすがたに胸打たれます。一歩を踏み出す勇気を出すことの大切さと、好きなことを一生やりぬく喜びを描いた感動作でした。
2004年05月07日
天才柳沢教授の生活 (1)
山下 和美

天才柳沢教授の生活 (24)
山下 和美

柳沢教授は、なんでも研修熱心で、けして自分の考えをひとに押し付けたりせずに、まずはなぜどうしてと言うところからはじめて、相手をとことん理解しようとする。
一見堅物で無理解のように思うかもしれないが、とってもヒトに対して優しい。
それは、「ヒトが好き」だからだと思う.
教授の行動はいちいち笑えるけど、でも、その温かみにこちらも、ジーンとしてしまうのである。
7巻の終わりには、教授の末娘世津子の彼のヒロミツ君の強烈なかーちゃんが出てくるが、これが一番じーんとしたかな(苦笑)
それと、山下さん、お年寄り描くのがお上手!!!
すっごい、インパクトのあるお年寄りばっかり。なかなか女流マンガ家ではここまでの表現力はないよ。とくに、ボケて犬に桃を食べさせる元教授と、ドラキュラみたいな出目金のアインシュタインみたいな潮田教授ね。すごいわ~~(爆)
山下 和美

天才柳沢教授の生活 (24)
山下 和美

柳沢教授は、なんでも研修熱心で、けして自分の考えをひとに押し付けたりせずに、まずはなぜどうしてと言うところからはじめて、相手をとことん理解しようとする。
一見堅物で無理解のように思うかもしれないが、とってもヒトに対して優しい。
それは、「ヒトが好き」だからだと思う.
教授の行動はいちいち笑えるけど、でも、その温かみにこちらも、ジーンとしてしまうのである。
7巻の終わりには、教授の末娘世津子の彼のヒロミツ君の強烈なかーちゃんが出てくるが、これが一番じーんとしたかな(苦笑)
それと、山下さん、お年寄り描くのがお上手!!!
すっごい、インパクトのあるお年寄りばっかり。なかなか女流マンガ家ではここまでの表現力はないよ。とくに、ボケて犬に桃を食べさせる元教授と、ドラキュラみたいな出目金のアインシュタインみたいな潮田教授ね。すごいわ~~(爆)
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