2009年05月01日
わが友フランケンシュタイン (1980年) (マーガレット・コミックス) | |
和田 慎二 集英社 1980-01 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
初出 昭和47年(1972年)別冊マーガレット 9月号
シリーズとして「谷間に鳴る鐘」48年9月号
「怒りの十字架」50年2月号
「炎の地平線」50年10月号 それぞれ掲載ののち、1977年(昭和52年)3月にコミック発行。

連作短編集の形をとっていて、主役は巨大なフランケンシュタイン(博士の作った怪物)です。
シリーズの一作目で、首に醜い痣があるとコンプレックスから心をねじけてしまったお姫様のミアが、「サイラス」と名前をつけたので、シリーズ全編サイラスで通ってます。
心のねじけたミアは、物言わぬこの怪物の、包み込むようなやさしさに触れ、心を開いていきます。
村人たちも最初はサイラスを恐れていたけど、馴染んでゆきます。
あるとき、森に大火事が起こり、サイラスは身を挺して村を守ります。その後、この村ではサイラスの姿を見たものはいないのでした・・・。
という、良くある昔話のような単純で明快で、でもグッとくる物語展開。
そう、これ、だいだらぼっちとかの類ですよね。
斉藤隆介の「八郎」なんかも、同じようなカンジで、何も見返りを求めずひたすら自己犠牲に徹する姿に涙涙です。よく似てます、サイラスも。
人間の悪意がない気持ちのよい物語になっています。ちなみに18世紀末の西ドイツの話。(・・ん?ドイツが東西に分裂したのは・・第二次世界大戦後じゃないの??と、大人の目線で見ないように(笑))
2話目の「谷間に鳴る鐘」では19世紀初頭のスイスの山岳地方が舞台。
氷穴で氷詰めになって冷凍保存(笑)されているサイラスを子どもたちが発見。主人公のイルゼはじめ、子どもたちはサイラスを温かく迎え入れます。ただし頭の固い大人たちにはナイショで。
山の頂上に大きな風穴があり、風がそこを抜けるとき出す音が、ふもとに届くときにまるで悪魔の叫び声のように聞こえる⇒その風穴に鐘をつるす⇒その役目を負ったサイラス⇒そのまま姿を見せず。
というように、このお話のサイラスもまた村の為に大きな仕事をなし終えて、去って行くんですが、子どもの小さな裏切りが、大きな犠牲を呼ぶと言う、なかなかシビアな部分もあって面白いです。
さて、第3話目の「怒りの十字架」。これは当時ものすごく印象に残っていて、特に大好きなお話。
今回サイラスを見つけたのは、喋る事ができない、村の居候で小間使いのヒルダと言う少女。
湖の底に沈むサイラスを見つけ、たすけ上げ、友達になります。
村の領主は冷酷で強欲。伝説の宝探しの犠牲になってヒルダが死に、サイラスは怒りをたたえて村人や領主に復讐して去っていく・・・。と言う結構血なまぐさい話ですが、ヒルダが徹底的に可哀想な娘に描かれていて(なのに優しい)勧善懲悪が凝縮されてて、とても感情移入してしまうのです。
しかし、和田さんの「説明文」がこのころから多くなってきてますね。(笑)
第4話目はなんだかSFチックで、今ならちょっとターミネーター3でも思い出すんじゃないでしょうか?
フランケンシュタイン博士がサイラスに復讐する為に(婚約者とその弟を殺された)完全人間型のヒューマノイドってやつですね、イボンヌと言う名前のターミネーター・・もとい、人造人間をつくっちゃうんですね。で、イボンヌには心がないんだけど、サイラスと接するうちに「心」を持ち始め、サイラスを愛するようになり、やがてサイラスの為に犠牲になって死んで行く・・と言う話。
斜陽貴族のブレイク家の娘クリスチーネは足が悪く、車椅子生活。彼女、麻宮サキが演じています。といいたいぐらい、サキに似ていて、サキの・・いや、クリスチーネの世話係が「スガ」ちゃん。これは名前もスガなんですもん。それに、クリスチーネって、ジャイ子のペンネームですから。なんか、ツッコミどころが多いんですよね・・(^_^;)。
ここでサイラスはまた、果樹園の火事で(爆発物が火山噴火を誘引し、果樹園が燃えた)炎に包まれ、姿を消します。例によって死体などはなく、どこかで生きていると思われます。フランケンシュタイン博士もまだまだ復讐に燃えています。続きを和田先生は描くつもりだったのかな?
わが友フランケンシュタイン (1980年) (マーガレット・コミックス)
和田 慎二
わが友フランケンシュタイン (St comics)
和田 慎二
2009年04月30日
大逃亡 | |
和田 慎二 集英社 2000 売り上げランキング : 936138 おすすめ平均 ![]() ![]() ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
和田慎二さんの代表作品と言えば?
私はやっぱり「スケバン刑事」ですね!
でも、「スケバン刑事」よりも前に、すでに、こう言う作品群で読者を既に魅了していた和田慎二さん。
私はたまに親に隠れて読む別冊マーガレットで読んできました。
本当にカッコよかったんです。ストーリーが。
初出は昭和49年(1974年)の1~2月号。スケバン刑事のほんとにちょっと前だと思います。
今、改めてこの物語を読んでみると、「ギューギュー詰め!!」って言う感じ。
140ページ強の物語なんですけど、ラブロマンスで、ハードボイルドで、サスペンスで、復讐劇あり、骨肉の争いあり、自然破壊あり、宗教色あり、イジメあり、弱者が強者に転身あり・・・と、てんこ盛り!
全ストーリーをご紹介すると・・・・
1・主人公の江木万里亜は祖父の遺産を相続した孤児。
2・そこにイジワルで強欲な親戚紫戸一家が乗り込んでくる。万里亜はこき使われ日陰の存在に。
3・荻圭一と言う恋人がおり(銀行家の息子)今にもプロポーズされそう。
4・紫戸おばやいとこたちは、圭一のプロポーズを阻もうと画策。
5・襲われた万里亜は、紫戸の長男を刺してしまう。
6・そして万里亜は少年院へ。
7・おしとやかで優しい娘だった万里亜は、少年院で鍛えられ黒バラの刺青を彫られ、強く逞しくなり「黒バラの万里亜」の異名を持つほどになる。
8・少年院を脱走
9・そのとき保護司の沼重三に硫酸をぶっかける。あの痣の由来はここに。
10・紫戸では財産を手に入れるには実印が必要と知りショックを受けている。
11・マリアは、かつての恋人圭一と紫戸の娘が婚約したのを知りショック。
12・街で「黒バラの万里亜」の名をとどろかせる。
13・沼に追われ街を出て、とある孤児院を兼ねた教会に身を寄せる。
14・ローレンス・タルボット、ティムという二人の神父に迎え入れられ(沼が追ってきたがローレンス神父が追い払う。川に飲み込まれる沼。)一時は反抗するもこの教会に落ち着き、やがては孤児たちに「マリア・ママ」と慕われる存在に。
15・妹分の律子と本当の姉妹のように慕いあう。
16・教会のある山が開発計画の一部に。
17・開発を手がけているのが、かつての恋人圭一だった。
18・しかし、山に異変が。地震の頻発、トリなどがいなくなったこと。
19・圭一のパートナーの女社長は律子の恋人の母親だった。開発を取りやめる。
20・律子を人質に圭一や紫戸が開発を迫る。
21・律子を救うべくマリアはかつてのマリアに戻り、乗り込む。
22・律子、マリアの過去を知る。
23・救出のドサクサで「実印」が刀の小柄から出現。
24・大きな地震に襲われ、地面が割れる。
25・マリアを追いかけてきた沼が地面の裂け目に落ち込み
26・助けようとするマリアの
27・背中に爆発したドラム缶の破片がささり
28・気付くとマリアは教会のベッドの上で
29・愛するものたちに見とられながら
30・惜しまれつつその短い生涯を静かに終えたのだった。
・・・・って、こんな紹介でいいのかな(^_^;)。
まぁパッと見ただけでもこれだけのものが詰め込まれてるんだから、やっぱり「てんこ盛り」と言えるんじゃないかと思いますが、いかがでしょう?
作品はもちろん、これだけじゃなく、そこここに胸にグッと来るエピソードが満載で、すごい充実感のある一冊です。
ともかくマリアの生き様がカッコいいんですよ!憧れたんですよ~~こう言うのに。
「少年院」とか「孤児院」とか「教会」とかね。子どもだったから・・・(^_^;)。
マリアを見守るティム神父の優しいまなざしとプラトニックな愛情もいいですよね。
これは今読んでもやっぱり「萌え」です。
グッと来ますね。いろんな意味で。
沼重三は、はじめて麻宮サキに会ったとき、思わず「万里亜!」と叫びますよね。
マリアはサキとそっくりなんですよね。。。っていうか、全員万里亜ですけど(笑)。
なぜか金髪(笑)。そしてちょうちん袖にベルト(笑)。

2005年12月07日
その1
その2
その3
その4
↑ 続きになります。
「紅の血 紅の花」
サキ、神恭一郎、鳴海碧子、、ムウ=ミサ、そして信楽老…全員集合の梁山泊。
ここで、最後の決戦が行われる。
信楽老に裏切られた碧子のセリフ
「この手で信楽老を倒すためだったら 天使とだって手を組むわ」
梁山泊の地下でサキと神の邂逅
サキ
「もう離れないよ 神
あたしには倒さなきゃならない敵がいる
もし めざす相手が同じなら あたしは一緒に戦える」
神
「ここまで来たんだな おまえはひとりで…
共に戦い進む相手として 出会う日が
こんなに早く来るとは思わなかった」
しかし、ここに一発の銃声と共に神は倒れる。
撃ったのは設楽老だった!!
瀕死の神にサキが言う。
「あんたの命…あたしにあずからせてくれる?
あたし…もう二度と離れたくない
これからはずっと一緒に歩きたい」
神
「ことわる…
(涙を流すサキに)
プロポーズは男からするものだ
サキ…私の花嫁になるか…
(また涙を流すサキ)
バカ 泣くな
おれの命まかせ…」
(失神)
サキ「神!!」
そして、信楽老に向き直ったサキの怒りのセリフ
「笑わせるんじゃねぇ!
あたしが愛した人はあたしが守る!
命を粗末にするつもりはねぇが
頭をさげる相手がてめえじゃ
あずかった神の命が泣くぜ!
殺るなら殺れ
ただし二人分の命 ただもっていけると思うなよ!!」
しかし、その信楽老を捕らえたのは、碧子。
その碧子は、やはり信楽老にやられてしまい死の間際にサキとの会話。
碧子
「サキ…認めてね
組織の力を使わず ひとりでやったのよ」
不思議ね 麗己の敵であるあなたに初めて会った時…
やはり憎みあう敵だと思いながら
一生を通じての友達になる予感も…あったのよ」
サキ
「わかってる
麗己も あたしも そしてあんたも
生きる道がそれぞれちがっていただけなんだ
出会うためには戦うしかなかった
あたしたちはわかりあうために
ぎりぎりの線で戦ってるのかもしれない」
そして微笑みながら逝く碧子。
サキは泣く。(ツグミはどうなる…)
そこに来た母親に対してももう、以前のサキではない。
その2
その3
その4
↑ 続きになります。
「紅の血 紅の花」
サキ、神恭一郎、鳴海碧子、、ムウ=ミサ、そして信楽老…全員集合の梁山泊。
ここで、最後の決戦が行われる。
信楽老に裏切られた碧子のセリフ
「この手で信楽老を倒すためだったら 天使とだって手を組むわ」
梁山泊の地下でサキと神の邂逅
サキ
「もう離れないよ 神
あたしには倒さなきゃならない敵がいる
もし めざす相手が同じなら あたしは一緒に戦える」
神
「ここまで来たんだな おまえはひとりで…
共に戦い進む相手として 出会う日が
こんなに早く来るとは思わなかった」
しかし、ここに一発の銃声と共に神は倒れる。
撃ったのは設楽老だった!!
瀕死の神にサキが言う。
「あんたの命…あたしにあずからせてくれる?
あたし…もう二度と離れたくない
これからはずっと一緒に歩きたい」
神
「ことわる…
(涙を流すサキに)
プロポーズは男からするものだ
サキ…私の花嫁になるか…
(また涙を流すサキ)
バカ 泣くな
おれの命まかせ…」
(失神)
サキ「神!!」
そして、信楽老に向き直ったサキの怒りのセリフ
「笑わせるんじゃねぇ!
あたしが愛した人はあたしが守る!
命を粗末にするつもりはねぇが
頭をさげる相手がてめえじゃ
あずかった神の命が泣くぜ!
殺るなら殺れ
ただし二人分の命 ただもっていけると思うなよ!!」
しかし、その信楽老を捕らえたのは、碧子。
その碧子は、やはり信楽老にやられてしまい死の間際にサキとの会話。
碧子
「サキ…認めてね
組織の力を使わず ひとりでやったのよ」
不思議ね 麗己の敵であるあなたに初めて会った時…
やはり憎みあう敵だと思いながら
一生を通じての友達になる予感も…あったのよ」
サキ
「わかってる
麗己も あたしも そしてあんたも
生きる道がそれぞれちがっていただけなんだ
出会うためには戦うしかなかった
あたしたちはわかりあうために
ぎりぎりの線で戦ってるのかもしれない」
そして微笑みながら逝く碧子。
サキは泣く。(ツグミはどうなる…)
そこに来た母親に対してももう、以前のサキではない。
2005年12月07日
前回はコチラ
「梁山泊」
それは、第七高等少年院の別名である。第七高等少年院は、1、2、3号棟に分かれており、数十キロ離れた独立した建物だが、3つをあわせて「梁山泊」の異名を取る。
サキは中央連合総番長の多聞寺忍を救い出すべく、単身乗り込む。
1号棟では、砂漠を耕し、ライトの照る中で生活する過酷な収容生活。
が、2号棟は、見渡す限りの樹海の中に建てられた建物。脱出は不可能と言いながら、サキが入所したとたん脱出したものがいる??
しかし、逃げたかに見えた彼女は樹海の中で、アマゾン産の巨大な大蛇に骨ごと砕かれ食べられていたのだ!!
あろうことか、変態院長は、それをカメラで撮影してストックしていたのだ。
蛇は一匹ではなく、娯楽室の床下に、うようよと何匹も何匹も蠢いていた!!
しかし、それだけで驚いてはいけない。
もっと凄まじいのが、3号棟!!
グランドキャニオンのような岩棚の中の、裂け目の中に作られた難攻不落の収容所!!(これが日本か??)
この院長は、2号棟の院長よりもはるかに変態であった。
彼女の趣味は、なんと「骨の標本」集めなのだった。
反抗的な収容者などを、逆さ釣りの刑にした後、腐り果てるまで、戸外に放置。そのあと濃硫酸で、死体を溶かし、骨のコレクションに加えるのだ!
凄まじいでしょ?
でも、何よりも圧巻は、「ミミズ」ですね!!
みみずって、人間をも食い殺すのかしら?怖いわ~(笑)
「ミミズ」と「濃硫酸にやられてなおしつこく立ち上がる院長」この2つが、梁山泊の醍醐味ですね!!
さて、物語は「神恭一郎の帰還」へと…。
私は案外この、サキの女らしい面を見るのが好きではなく…。最初から「女」として扱う「ムウ・ミサ」も好きじゃなかった。今思うと結構魅力的ですなぁ(笑)
ここでの名セリフはモチロン、ムウ=ミサの
「見えない目で奴は撃った
撃たれるかもしれないのにサキは叫んだ
なんという男だ
なんという女だ!
なんという絆だ!
これが奴らの…愛か!!」
ロサンゼルスでの、ハリウッド映画並みのアクションが印象的でありましたね♪
「新たなる戦い」
サキの花柄パジャマ姿と、アグラ(本名=綾倉五子)のワンピ姿が印象に残る章でした(笑)
と言うのは冗談で、
久しぶりに鷹ノ羽高校に戻ってみれば、運動部のシゴキが横行している。
そこで、体の弱い男子生徒が標的になり命を落とす。
そのときのサキのセリフ
「性根ってのはな
同じ立場にたった時 どれだけがんばれるかを言うんだ
片岡に比べれば てめぇらの根性など
豆腐も同然だ
片岡を死に追いやった罪は
お前の生きがいでつぐなえ!」
(ザクッ!!←真剣が剣道部長の手に刺さる音※高校内での出来事)
信楽老人、鳴海碧子との出会い。
そして中央連合総番長の地位を多聞寺忍から引継ぎ、サキはまた新たな戦いへと舞台を移す。
「梁山泊」
それは、第七高等少年院の別名である。第七高等少年院は、1、2、3号棟に分かれており、数十キロ離れた独立した建物だが、3つをあわせて「梁山泊」の異名を取る。
サキは中央連合総番長の多聞寺忍を救い出すべく、単身乗り込む。
1号棟では、砂漠を耕し、ライトの照る中で生活する過酷な収容生活。
が、2号棟は、見渡す限りの樹海の中に建てられた建物。脱出は不可能と言いながら、サキが入所したとたん脱出したものがいる??
しかし、逃げたかに見えた彼女は樹海の中で、アマゾン産の巨大な大蛇に骨ごと砕かれ食べられていたのだ!!
あろうことか、変態院長は、それをカメラで撮影してストックしていたのだ。
蛇は一匹ではなく、娯楽室の床下に、うようよと何匹も何匹も蠢いていた!!
しかし、それだけで驚いてはいけない。
もっと凄まじいのが、3号棟!!
グランドキャニオンのような岩棚の中の、裂け目の中に作られた難攻不落の収容所!!(これが日本か??)
この院長は、2号棟の院長よりもはるかに変態であった。
彼女の趣味は、なんと「骨の標本」集めなのだった。
反抗的な収容者などを、逆さ釣りの刑にした後、腐り果てるまで、戸外に放置。そのあと濃硫酸で、死体を溶かし、骨のコレクションに加えるのだ!
凄まじいでしょ?
でも、何よりも圧巻は、「ミミズ」ですね!!
みみずって、人間をも食い殺すのかしら?怖いわ~(笑)
「ミミズ」と「濃硫酸にやられてなおしつこく立ち上がる院長」この2つが、梁山泊の醍醐味ですね!!
さて、物語は「神恭一郎の帰還」へと…。
私は案外この、サキの女らしい面を見るのが好きではなく…。最初から「女」として扱う「ムウ・ミサ」も好きじゃなかった。今思うと結構魅力的ですなぁ(笑)
ここでの名セリフはモチロン、ムウ=ミサの
「見えない目で奴は撃った
撃たれるかもしれないのにサキは叫んだ
なんという男だ
なんという女だ!
なんという絆だ!
これが奴らの…愛か!!」
ロサンゼルスでの、ハリウッド映画並みのアクションが印象的でありましたね♪
「新たなる戦い」
サキの花柄パジャマ姿と、アグラ(本名=綾倉五子)のワンピ姿が印象に残る章でした(笑)
と言うのは冗談で、
久しぶりに鷹ノ羽高校に戻ってみれば、運動部のシゴキが横行している。
そこで、体の弱い男子生徒が標的になり命を落とす。
そのときのサキのセリフ
「性根ってのはな
同じ立場にたった時 どれだけがんばれるかを言うんだ
片岡に比べれば てめぇらの根性など
豆腐も同然だ
片岡を死に追いやった罪は
お前の生きがいでつぐなえ!」
(ザクッ!!←真剣が剣道部長の手に刺さる音※高校内での出来事)
信楽老人、鳴海碧子との出会い。
そして中央連合総番長の地位を多聞寺忍から引継ぎ、サキはまた新たな戦いへと舞台を移す。
2005年12月01日
またまた前回の続きから…。
コミックの8巻で、いちおう「スケバン刑事」は終了しています。
海鎚麗己との死闘の果てに、サキも死んでしまったという事に。
この8巻では、サキ母子の確執の謎が解き明かされ、なぜここまでサキが母親にこうも服従するのか、その壮絶な過去が描かれている。
それは
サキの父親を母親が、サキの目の前で殺してしまうと言うもの。
並みの殺し方じゃないのですけどね。
でも、母親ってこれだけで「死刑」になったんだろうか?量刑は重過ぎないかと言う疑問はあるけど。
それにしても、このサキと母親のヨーヨー対決。もうちょっと見たかったと思うぐらいの迫力。サキ以上の使い手なのである。強い母!!
サキのヨーヨーはかなり重く、常人であれば受け止めるだけで手の骨が砕けると言う壮絶なシロモノ。で、そのショックをやわらげるために、グローブも「ヨーヨー製作担当者」が作ってくれた。薄い鉛版と羊皮が何重にも縫いこまれてると言う手の込みようである。誉めるサキに、「ヨーヨー製作担当者として名誉です」なんて言う。
ま、そのヨーヨーを、サキの母親は軽く使いこなすのですよ。
そして、サキと麗己の直接対決!
麗己
「結局 どうしてもやりあわねばならないようね」
サキ
「そうとも……そうしなければ
お前の策謀で死んでいった人間たちが浮かばれない
そのひとりひとりが
あたしの体にそう叫んでるぜ!」
スタッスタッ チャ!(ヨーヨーを構える音)
シャウゥゥ…(麗己のムチの音)
ビ!ビ!(ヨーヨーを飛ばす音)
ルン!ルン!(ヨーヨーが飛ぶ音)
麗己
「サキ あたしはあんたを待っていたのかもしれない
あたしは今人生に感謝している
一生に一度会うことがあるかどうかという敵に
めぐり合わせてくれた人生に…」
サキ
「あたしも心のどこかがそう言ってる
だが…犠牲が大きすぎるぜ!海鎚麗己…
人間として 刑事(でか)として もはやどうしても許せねぇ…
限界まで来ちまった 覚悟しろ!」
麗己
「今まで悪に後悔したことはない
そしてこれからも!
覚悟するのはお前のほうよ サキ!」
そのとき、閃光が光りエノラゲイ号は大爆発を起こし、沈んでいく…。
2人の闘いを飲み込んだのは海であった。
8巻同時収録は
「エピローグ」と「校舎は燃えているか」「ライダーより愛をこめて」
コミックの8巻で、いちおう「スケバン刑事」は終了しています。
海鎚麗己との死闘の果てに、サキも死んでしまったという事に。
この8巻では、サキ母子の確執の謎が解き明かされ、なぜここまでサキが母親にこうも服従するのか、その壮絶な過去が描かれている。
それは
サキの父親を母親が、サキの目の前で殺してしまうと言うもの。
並みの殺し方じゃないのですけどね。
でも、母親ってこれだけで「死刑」になったんだろうか?量刑は重過ぎないかと言う疑問はあるけど。
それにしても、このサキと母親のヨーヨー対決。もうちょっと見たかったと思うぐらいの迫力。サキ以上の使い手なのである。強い母!!
サキのヨーヨーはかなり重く、常人であれば受け止めるだけで手の骨が砕けると言う壮絶なシロモノ。で、そのショックをやわらげるために、グローブも「ヨーヨー製作担当者」が作ってくれた。薄い鉛版と羊皮が何重にも縫いこまれてると言う手の込みようである。誉めるサキに、「ヨーヨー製作担当者として名誉です」なんて言う。
ま、そのヨーヨーを、サキの母親は軽く使いこなすのですよ。
そして、サキと麗己の直接対決!
麗己
「結局 どうしてもやりあわねばならないようね」
サキ
「そうとも……そうしなければ
お前の策謀で死んでいった人間たちが浮かばれない
そのひとりひとりが
あたしの体にそう叫んでるぜ!」
スタッスタッ チャ!(ヨーヨーを構える音)
シャウゥゥ…(麗己のムチの音)
ビ!ビ!(ヨーヨーを飛ばす音)
ルン!ルン!(ヨーヨーが飛ぶ音)
麗己
「サキ あたしはあんたを待っていたのかもしれない
あたしは今人生に感謝している
一生に一度会うことがあるかどうかという敵に
めぐり合わせてくれた人生に…」
サキ
「あたしも心のどこかがそう言ってる
だが…犠牲が大きすぎるぜ!海鎚麗己…
人間として 刑事(でか)として もはやどうしても許せねぇ…
限界まで来ちまった 覚悟しろ!」
麗己
「今まで悪に後悔したことはない
そしてこれからも!
覚悟するのはお前のほうよ サキ!」
そのとき、閃光が光りエノラゲイ号は大爆発を起こし、沈んでいく…。
2人の闘いを飲み込んだのは海であった。
8巻同時収録は
「エピローグ」と「校舎は燃えているか」「ライダーより愛をこめて」
2005年11月30日
前回の続きです。
海鎚麗己逮捕によって、壮絶な戦いにいちおうの終止符を打ったサキは「緑の消失点」「無法の街」「朝焼けの非常線」を経て、再び麗己と相見える事になる。
「緑の消失点」ではキヨばあさんが哀しかった。
キヨ
「サキさんや この間の酒盛りは楽しかったよ
ありがとうな… ありがとう」
サキ
「楢山神なんてあっちゃいけない…伝説でよかったんだ
キヨばあさん あんたにはしがみついてでも生きてほしかった
生きてあんたにできることを考えて欲しかったぜ!!」
神
「サキ なにかあったのか?」
サキ
「あったよ… 石の鬼が腰抜かすようなことが…今は何もいえない 帰ってから話すよ…」
「無法の街」では表面上は生徒から慕われている若森という教諭に対して、サキの怒りが爆発!
サキ
「沼先生がこう言ったことがあったんだ
『サキ…おれは自分でもいい教師じゃないと思うぜ
なにせ人数が多すぎる…(中略)だがなぁサキよ…
2人か3人…せめて5人の生徒なら おれはいい教師になる自信があるんだぜ』…(中略)
だが、若森のやつは
全校生徒ひとりひとりの兄貴がわりになるだと!
生徒すべてがかわいいだと!
笑わせるな 偽善者め!!
そんなことが出来りゃ 学生はすべて天使になれるぜ!!」
事件が解決して、三平が言う
「ねぇサキさん まともな教師ってのは日本に何人いるんでしょう」
サキ
「さあな…だが悪徳教師がひとりでもいれば
そいつに騙される学生はかかえきれないほどさ
フフフ…
もしいい教師ばかりなら…
あたしみたいな学生刑事は必要なくなるかも
…しれないねぇ」
海鎚麗己逮捕によって、壮絶な戦いにいちおうの終止符を打ったサキは「緑の消失点」「無法の街」「朝焼けの非常線」を経て、再び麗己と相見える事になる。
「緑の消失点」ではキヨばあさんが哀しかった。
キヨ
「サキさんや この間の酒盛りは楽しかったよ
ありがとうな… ありがとう」
サキ
「楢山神なんてあっちゃいけない…伝説でよかったんだ
キヨばあさん あんたにはしがみついてでも生きてほしかった
生きてあんたにできることを考えて欲しかったぜ!!」
神
「サキ なにかあったのか?」
サキ
「あったよ… 石の鬼が腰抜かすようなことが…今は何もいえない 帰ってから話すよ…」
「無法の街」では表面上は生徒から慕われている若森という教諭に対して、サキの怒りが爆発!
サキ
「沼先生がこう言ったことがあったんだ
『サキ…おれは自分でもいい教師じゃないと思うぜ
なにせ人数が多すぎる…(中略)だがなぁサキよ…
2人か3人…せめて5人の生徒なら おれはいい教師になる自信があるんだぜ』…(中略)
だが、若森のやつは
全校生徒ひとりひとりの兄貴がわりになるだと!
生徒すべてがかわいいだと!
笑わせるな 偽善者め!!
そんなことが出来りゃ 学生はすべて天使になれるぜ!!」
事件が解決して、三平が言う
「ねぇサキさん まともな教師ってのは日本に何人いるんでしょう」
サキ
「さあな…だが悪徳教師がひとりでもいれば
そいつに騙される学生はかかえきれないほどさ
フフフ…
もしいい教師ばかりなら…
あたしみたいな学生刑事は必要なくなるかも
…しれないねぇ」
⇒ short (06/24)
⇒ お (06/20)
⇒ short (05/23)
⇒ short (05/23)
⇒ short (05/23)
⇒ short (05/23)
⇒ short (05/23)
⇒ short (05/23)
⇒ 六猫合体キャットマーズ (01/03)
⇒ 栗ごはん (10/21)