2008年04月17日
![]() | 家族八景 上巻 (1) (KADOKAWA CHARGE COMICS 16-1) 筒井 康隆 清原 なつの 角川書店 2008-03-05 by G-Tools |
![]() | 家族八景 下巻 (2) (KADOKAWA CHARGE COMICS 16-2) 筒井 康隆 清原 なつの 角川書店 2008-03-08 by G-Tools |
原作はかなり古い作品(筒井康隆作品)でして、わたしも一時期筒井康隆にはまったときがあって、そのときに読みました。
それ以前にNHKの夕方に、少年向けのドラマを放送していたんですが、このシリーズの第二作「七瀬ふたたび」を、多岐川裕美さんの主演で放映していて、ご多聞にもれずわたしも楽しみに見ていました。
その時は「どうして『ふたたび』なんだろう」と思ってんたんですが、後に原作を読んで疑問が解けました。第一部としてこの「家族八景」があったのです。
第二部の「七瀬ふたたび」は、もっとSF色が強く、サイキックが持つ苦しみや孤独感、そしてサイキック同士の出会いや戦いが大変面白かったです。
こちら「家族八景」は、表面上からはうかがい知る事ができない、人の内面や家族のありようなどを、七瀬の能力を通してシニカルに描いた作品でしたね。
第3部の「エディプスの恋人」も、SF色を残しつつ、そこには恋愛と言うテーマも絡み、この3部作はそれぞれ独自のカラーを持ちそれぞれが、特色ある面白さを持っている名作です。
ここでは清原さんが、原作の味を損なうことなく見事に漫画化しています。
一読の価値はあろうと思いますが、ちょっと内容がアダルトなので、お子さんにはオススメしません。(~_~;)
清原さんの描き方は、淡々としてイメージをデフォルメしている感じになってて、直接的なイヤラしさっていうのは薄いんだけど、それだからこそ却って生々しい迫力、なんか正視しがたいいやらしさがあるように思います。
原作をもう一度読みたくなることは確かです。
![]() | 家族八景 (新潮文庫) 筒井 康隆 新潮社 1975-02 by G-Tools |
![]() | 七瀬ふたたび (新潮文庫) 筒井 康隆 新潮社 1978-12 by G-Tools |
![]() | エディプスの恋人 (新潮文庫) 筒井 康隆 新潮社 1981-09 by G-Tools |
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2005年04月06日
花岡ちゃんの夏休み
清原 なつの

りぼんをいつも買っているわけではなかったけど
この号だけは「夏休み」だったので買いました。
清原さんは始めて読んだのがこのとき。
「私はどこから来てどこに行くのか
何のために生きているのか」
そう考えてる花岡ちゃん。
私自身、そういうことを考える少女だったので
すっごく共感が持てたのを覚えてる。
そこに登場する不思議な作家志望の箕島さん。
クールでインテリジェンスなところが私の好みで?
眉毛の角度も今思えば私の好み、ドンピシャだったね(笑)
「人生の意義はまだわからないけど
蓑島さんとならその答えを探せるような気がする」
まさに、これが人生のパートナーとして一番大切なことだよね。
コミックにはこの続編の「早春物語」これは花岡ちゃんに恋のライバル登場!って話です。
その他は「アップルグリーンのカラーインクで」
「青葉若葉のにおう中」「グッド・バイバイ」が収録されています。
清原 なつの

りぼんをいつも買っているわけではなかったけど
この号だけは「夏休み」だったので買いました。
清原さんは始めて読んだのがこのとき。
「私はどこから来てどこに行くのか
何のために生きているのか」
そう考えてる花岡ちゃん。
私自身、そういうことを考える少女だったので
すっごく共感が持てたのを覚えてる。
そこに登場する不思議な作家志望の箕島さん。
クールでインテリジェンスなところが私の好みで?
眉毛の角度も今思えば私の好み、ドンピシャだったね(笑)
「人生の意義はまだわからないけど
蓑島さんとならその答えを探せるような気がする」
まさに、これが人生のパートナーとして一番大切なことだよね。
コミックにはこの続編の「早春物語」これは花岡ちゃんに恋のライバル登場!って話です。
その他は「アップルグリーンのカラーインクで」
「青葉若葉のにおう中」「グッド・バイバイ」が収録されています。
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