2005年11月30日
前回の続きです。
海鎚麗己逮捕によって、壮絶な戦いにいちおうの終止符を打ったサキは「緑の消失点」「無法の街」「朝焼けの非常線」を経て、再び麗己と相見える事になる。
「緑の消失点」ではキヨばあさんが哀しかった。
キヨ
「サキさんや この間の酒盛りは楽しかったよ
ありがとうな… ありがとう」
サキ
「楢山神なんてあっちゃいけない…伝説でよかったんだ
キヨばあさん あんたにはしがみついてでも生きてほしかった
生きてあんたにできることを考えて欲しかったぜ!!」
神
「サキ なにかあったのか?」
サキ
「あったよ… 石の鬼が腰抜かすようなことが…今は何もいえない 帰ってから話すよ…」
「無法の街」では表面上は生徒から慕われている若森という教諭に対して、サキの怒りが爆発!
サキ
「沼先生がこう言ったことがあったんだ
『サキ…おれは自分でもいい教師じゃないと思うぜ
なにせ人数が多すぎる…(中略)だがなぁサキよ…
2人か3人…せめて5人の生徒なら おれはいい教師になる自信があるんだぜ』…(中略)
だが、若森のやつは
全校生徒ひとりひとりの兄貴がわりになるだと!
生徒すべてがかわいいだと!
笑わせるな 偽善者め!!
そんなことが出来りゃ 学生はすべて天使になれるぜ!!」
事件が解決して、三平が言う
「ねぇサキさん まともな教師ってのは日本に何人いるんでしょう」
サキ
「さあな…だが悪徳教師がひとりでもいれば
そいつに騙される学生はかかえきれないほどさ
フフフ…
もしいい教師ばかりなら…
あたしみたいな学生刑事は必要なくなるかも
…しれないねぇ」
海鎚麗己逮捕によって、壮絶な戦いにいちおうの終止符を打ったサキは「緑の消失点」「無法の街」「朝焼けの非常線」を経て、再び麗己と相見える事になる。
「緑の消失点」ではキヨばあさんが哀しかった。
キヨ
「サキさんや この間の酒盛りは楽しかったよ
ありがとうな… ありがとう」
サキ
「楢山神なんてあっちゃいけない…伝説でよかったんだ
キヨばあさん あんたにはしがみついてでも生きてほしかった
生きてあんたにできることを考えて欲しかったぜ!!」
神
「サキ なにかあったのか?」
サキ
「あったよ… 石の鬼が腰抜かすようなことが…今は何もいえない 帰ってから話すよ…」
「無法の街」では表面上は生徒から慕われている若森という教諭に対して、サキの怒りが爆発!
サキ
「沼先生がこう言ったことがあったんだ
『サキ…おれは自分でもいい教師じゃないと思うぜ
なにせ人数が多すぎる…(中略)だがなぁサキよ…
2人か3人…せめて5人の生徒なら おれはいい教師になる自信があるんだぜ』…(中略)
だが、若森のやつは
全校生徒ひとりひとりの兄貴がわりになるだと!
生徒すべてがかわいいだと!
笑わせるな 偽善者め!!
そんなことが出来りゃ 学生はすべて天使になれるぜ!!」
事件が解決して、三平が言う
「ねぇサキさん まともな教師ってのは日本に何人いるんでしょう」
サキ
「さあな…だが悪徳教師がひとりでもいれば
そいつに騙される学生はかかえきれないほどさ
フフフ…
もしいい教師ばかりなら…
あたしみたいな学生刑事は必要なくなるかも
…しれないねぇ」
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2005年11月29日
スケバン刑事 (1)
和田 慎二

関連商品
スケバン刑事 (4)
スケバン刑事 (5)
スケバン刑事 (6)
スケバン刑事 7 完全版 (7)
スケバン刑事 8 (8)
by G-Tools
今でも、コアなファンを大勢ひきつける、魅力ある往年の名作少女マンガです。本編は1975年ぐらいから、1982年まで「花とゆめ」に長期連載され、圧倒的な人気を博しました。女もほれる女という意味では、オスカル様と両雄をなす(言葉使い変ですか)と言えるかもしれない。
さて、ストーリーは…
主人公の麻宮サキは、札付きのスケバンで、「地獄城」と呼ばれる第2高等少年院に収容されていた。そこは誰にも脱走を許さない。過酷な条件のもとで少女たちを収容していたのだ。
そこで、院内でサキと実力を二分するアグラがサキに脱走を持ちかけるのだけどサキは突っぱねる。
「あたしに言わせりゃ、外(シャバと読みます)のほうが地獄さ!」
が、その腕を見込んで謎の黒めがねの男に「学生刑事」に任命される。
もちろん、サキは「警察(マッポと読みます)の手先になれって言うのかい!冗談じゃねえや。あばよ」と、拒否するのだけどそこで暗闇警視が出してきたのは、サキの母親のことだった。サキが事件を解決すれば、死刑囚として収監されている母親を救えるかもしれないと言うもの。サキは苦渋の涙を飲みつつ、結局は地獄城を脱走。事件の解決のために、姫ヶ窪高校に潜入する。
スケバン刑事の誕生であった。
ところで、この「誕生編」読んでると、サキの年齢が察せられるのだけど、「三億円事件」という事件が起きたのが1968年12月10日だ。それを聞いてサキは「当時あたしは、せいぜい10歳だ」と言うのだけど、ということは、サキは1958年くらいの生まれってことに…。
ま、それは置いておいて、何がカッコいいってこの一連のセリフなんですよね。サキが解決していく事件の犯人や社会に対して啖呵を切ったような決めゼリフ。これがカッコ良い~~♪
連載は一旦1978年に海鎚麗己との死闘によるサキの死によって終了となる。けれど、その後1979年に再開された。
まずは、第一部のなかの名場面、名セリフを確認していきたいと思います。
和田 慎二

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スケバン刑事 (4)
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![]() | スケバン刑事if 和田 慎二 メディアファクトリー 2004-06-23 by G-Tools |
今でも、コアなファンを大勢ひきつける、魅力ある往年の名作少女マンガです。本編は1975年ぐらいから、1982年まで「花とゆめ」に長期連載され、圧倒的な人気を博しました。女もほれる女という意味では、オスカル様と両雄をなす(言葉使い変ですか)と言えるかもしれない。
さて、ストーリーは…
主人公の麻宮サキは、札付きのスケバンで、「地獄城」と呼ばれる第2高等少年院に収容されていた。そこは誰にも脱走を許さない。過酷な条件のもとで少女たちを収容していたのだ。
そこで、院内でサキと実力を二分するアグラがサキに脱走を持ちかけるのだけどサキは突っぱねる。
「あたしに言わせりゃ、外(シャバと読みます)のほうが地獄さ!」
が、その腕を見込んで謎の黒めがねの男に「学生刑事」に任命される。
もちろん、サキは「警察(マッポと読みます)の手先になれって言うのかい!冗談じゃねえや。あばよ」と、拒否するのだけどそこで暗闇警視が出してきたのは、サキの母親のことだった。サキが事件を解決すれば、死刑囚として収監されている母親を救えるかもしれないと言うもの。サキは苦渋の涙を飲みつつ、結局は地獄城を脱走。事件の解決のために、姫ヶ窪高校に潜入する。
スケバン刑事の誕生であった。
ところで、この「誕生編」読んでると、サキの年齢が察せられるのだけど、「三億円事件」という事件が起きたのが1968年12月10日だ。それを聞いてサキは「当時あたしは、せいぜい10歳だ」と言うのだけど、ということは、サキは1958年くらいの生まれってことに…。
ま、それは置いておいて、何がカッコいいってこの一連のセリフなんですよね。サキが解決していく事件の犯人や社会に対して啖呵を切ったような決めゼリフ。これがカッコ良い~~♪
連載は一旦1978年に海鎚麗己との死闘によるサキの死によって終了となる。けれど、その後1979年に再開された。
まずは、第一部のなかの名場面、名セリフを確認していきたいと思います。
2005年11月25日
![]() | 鋼の錬金術師(12) 初回限定特装版 荒川 弘 スクウェア・エニックス 2005-11 by G-Tools |
娘の本です。
初回限定版で購入。4こまマンガ付です。
でも、おまけじゃない「本書」の「4こま」の「シミュレーション」に受けた!
それは置いておいて、読んでると「誰か死ぬんじゃないか」と、不安をあおられます。
焔の少佐は死なないでね~~。
2005年11月21日
2005年11月16日
恐るべき子どもたち
萩尾 望都

第一次大戦直後のパリで、ひっそり生きる姉エリザベートと弟ポール。
子供時代のわがままで、無軌道な暮らしを、青春時代も大人になっても続けた結果、二人がたどり着いた結末は…。
このお話も難解ですね…^^;。
でも、釣り込まれます。
子供時代にポールが憧れて止まなかったダルジュロス。
悪ガキ、ダルジュロスへの憧れを大人になっても引きずりつづけたポールは、成人になっても「ガキ」のまま。アガートへの気持ちもその面影がダルジュロスに似ているからなのだ。憧れに振り回されたその生涯が哀しいのです。
子どものときに、姉エリザベートと遊んだ「夢幻遊び」
結局このきょうだい二人は、大人になりきれなかった…。
ラストが衝撃的で忘れられない1ページである。
萩尾 望都

第一次大戦直後のパリで、ひっそり生きる姉エリザベートと弟ポール。
子供時代のわがままで、無軌道な暮らしを、青春時代も大人になっても続けた結果、二人がたどり着いた結末は…。
このお話も難解ですね…^^;。
でも、釣り込まれます。
子供時代にポールが憧れて止まなかったダルジュロス。
悪ガキ、ダルジュロスへの憧れを大人になっても引きずりつづけたポールは、成人になっても「ガキ」のまま。アガートへの気持ちもその面影がダルジュロスに似ているからなのだ。憧れに振り回されたその生涯が哀しいのです。
子どものときに、姉エリザベートと遊んだ「夢幻遊び」
結局このきょうだい二人は、大人になりきれなかった…。
ラストが衝撃的で忘れられない1ページである。
2005年11月16日
バルバラ異界 4 (4)
萩尾 望都

うわー。難しかったです。感想ってどうやって書いたらいいの?と思いながらずるずる来てしまい、ついにもう(感想は)ギブアップ。全然よく分かりませんでした。
それでも分からないなりになんとなく感動させてしまうのだから、望都さまはえらいと思いましたが。難しいから投げ出すのではなく、難しいから集中しようと思う、そうさせるちから強さみたいなものは感じたけど。
今回一番感情移入しやすかったキリヤが結局最後にあんなふうになってしまって、私はどうすればいいの?というかんじでした。
理解力がないのかな~。やっぱしそうですよね。すみません。
この漫画はf丸さんにお借りしました。
どうもありがとうございました♪
萩尾 望都

うわー。難しかったです。感想ってどうやって書いたらいいの?と思いながらずるずる来てしまい、ついにもう(感想は)ギブアップ。全然よく分かりませんでした。
それでも分からないなりになんとなく感動させてしまうのだから、望都さまはえらいと思いましたが。難しいから投げ出すのではなく、難しいから集中しようと思う、そうさせるちから強さみたいなものは感じたけど。
今回一番感情移入しやすかったキリヤが結局最後にあんなふうになってしまって、私はどうすればいいの?というかんじでした。
理解力がないのかな~。やっぱしそうですよね。すみません。
この漫画はf丸さんにお借りしました。
どうもありがとうございました♪
2005年11月14日
夕凪の街桜の国
こうの 史代

こうの 史代

ぜんたい
この街の人は
不自然だ
誰もあの事を言わない
いまだにわけがわからないのだ
わかっているのは「死ねばいい」と
誰かに思われたということ
思われたのに生き延びているということ
--------------------------
しあわせだと思うたび
美しいと思うたび
愛しかった都市のすべてを
人のすべてを思い出し
すべて失った日に
引きずり戻される
おまえの住む世界はここではないと
誰かの声がする
--------------------------
嬉しい?
十年経ったけど
原爆を落とした人はわたしを見て
「やった!またひとり殺せた」
とちゃんと思うてくれとる?
2005年11月06日
![]() | 働きマン (1) 安野 モヨコ 講談社 2004-11-22 by G-Tools |
![]() | 働きマン (2) 安野 モヨコ 講談社 2005-07-22 by G-Tools |
週刊「JIDAI」編集部で働く「働きマン」たちを、主人公,松方弘子をストーリーの中心に、生き生きと描いています。
主人公は松方弘子なんだけど、でも、働く全てのひとが主人公なのである。
お姫様のように「女の子」であることを武器に(特権に)戦う働きマンもいれば、松方弘子のように女を捨てて…いや、男スイッチ入れて働くものもいる。
普段気軽に私たちが読んでる週刊誌、その舞台裏ではちょっと想像するだけでも、すっごくどたばたしたものがあるだろうと思われる。
それがさもリアルに描かれてて、はまります!!
やっぱ、松方弘子、カッコいいんですもん。
2005年11月05日
![]() | 七色いんこ (1) 手塚 治虫 秋田書店 1981-09 by G-Tools |
1巻の収録タイトル
●ハムレット/シェークスピア
●どん底/マクシム・ゴーリキ
●修善寺物語/岡本綺堂
●電話/ジャン・カルロ・メノッティ
●ピーター・パン/サー・ジェイムズ・バリ
ブラック・ジャックに比べてカリスマ性が少ないような気がするけど、読めば読むほど味わい深い面白みのある作品です。
主人公の「七色いんこ」とは、代役専門の舞台俳優。どんな俳優の真似も出来て、舞台では観客の感動をわしづかみにする天才的な俳優だ。
でも、実はその裏の顔はドロボーなのだ!舞台の隙間に客席の金持ち連中から高価な宝飾品などを奪ってしまう。鮮やかな手つきで。
それが分かっていても、興業主たちはいざと言うときにいんこに代役を頼むのだった。
有名なお芝居になぞらえてその章が描かれているのだけど、なんともうまく出来てる話が多くって面白い!これは実はまだ若かった私にはそれほど魅力的な作品には写らなかったのだけど、今こうして読み返してみると構成の確かさやストーリーの面白さに加えて、ひとつひとつの演劇を西村博子氏、辻真先氏、辻啓子氏が解説されているが、この文章がまた読ませる~!
登場人物のなかではなんと言っても「演技する犬」の「玉サブロー」が面白くって可愛いね!!
2005年11月04日
![]() | ドン・ドラキュラ (1) 手塚 治虫 講談社 2000 by G-Tools |
これは「ブラック・ジャック」が一旦連載を終ったとき、次に連載された作品ですね。「ブラック・ジャック」とは全然違う主人公にしようと思ったと言う、手塚先生のコメントが印象的です。
主人公はドラキュラ伯爵。でも、ちょっと間抜けでドジ。すぐに灰になってしまったり…でもご心配なく、掃除機で灰を寄せ集めて、血液・パウダー(何の?)・ニカワを混ぜたものを灰にふりかけ、棺おけのふたをして3分たったら元通り!
そして、この伯爵、ホラーが大嫌い!ゾンビの映画の看板を見ただけで腰を抜かして震えてるのだ。「人間はなぜこのようなものにお金を払ってまで見たがるのか」と言ったりする。算数の教科書をみて「+」の記号を「十字架がいっぱい!」と怖がる。怖がりのドラキュラ伯爵、可愛いです(笑)
2005年11月02日
![]() | どろろ (第1巻) 手塚 治虫 秋田書店 1974-09 by G-Tools |
![]() | どろろ (第2巻) 手塚 治虫 秋田書店 1971-11 by G-Tools |
醍醐景光(平安時代の「延喜天暦の治」と呼ばれたらしい。のちの後醍醐天皇は自らこの人にあやかって名前を付けたとか?)が、自分の野望のために生まれる予定の我が子を48匹の魔人達に分け与えた。
そして生まれてきたのは、芋虫のような姿をした赤ん坊だった!!
景光夫婦は子どもを川に流す。
それを拾ったのとある医者は、その子どもに不思議なテレパシー能力があるのを知り、体を作ってやるのだった…。(この辺は、ブラック・ジャックとピノコの関係の前身では!!)
時は流れて、年頃になったその子どもは百鬼丸という名前と、腕に仕込んだ刀を医者からもらって旅に出る。
48の妖怪を倒して、自分の体の一部分ずつを取り戻すために…。
そんな百鬼丸の名刀を欲しがるのがタイトルのどろろだ。
どろろは刀目当てに百鬼丸について歩いてるのである。
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