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ヴィリ /山岸凉子

2007年10月27日
4840119686ヴィリ (MFコミックス)
山岸凉子
メディアファクトリー 2007-10-23

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読んだ読んだ~!
おもしろございました。
さすがおリョーさま。
山岸ワールドのあっちこっちがバランスよく詰め込まれていて、ものすごいご馳走って言う感じ。


+++++++++


バレエ団を経営する主人公の東山礼奈、43歳にしてジゼル全幕の発表会(本公演並みの規模と意気込み)を企画。それは礼奈にIT会社の社長、高遠というパトロンが付いたから。
公演に向けて意欲的な礼奈に訪れた落とし穴とは…!!


+++++++++

ヴィリ…つまり「ウィリー」って言うのは「ジゼル」に登場するユーレイなんだそうです。
このタイトルが・・・!!!
終盤、鳥肌が立ちました。比喩ではなくまさに鳥肌が!!

もっと語りたいですが、まだ出版されたばかりだし、今日はここまで。
またいつの日にか思いっきりネタバレ全開で語り合いたいですね。
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[や・ら・わ行のマンガ家]山岸凉子 | Comments(6) | Trackback(0)

ちょっとちょっと~

2007年10月25日
4840119686ヴィリ (MFコミックス)
山岸凉子
メディアファクトリー 2007-10-23

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こんなの出てるんですね!!
tooru_itouさんとこで知りました
ありがとう、tooru_itouさん)

Amaz〇nさーん、ちゃんと「おすすめ」してくれなきゃ・・。
全然知らなかったですわ。。
早く読みたいぞ!
[や・ら・わ行のマンガ家]山岸凉子 | Comments(4) | Trackback(0)

GOTH/ 大岩 ケンヂ

2007年10月23日
4047135534GOTH
乙一 大岩 ケンヂ
角川書店 2003-06

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乙一さんの原作を漫画にした作品です。
↓見たら、表紙が面白い。どれがどれやら…(~_~;)。
原作は読んでないので、比べられないですが、乙一のほかの作品を考えてみると、漫画も健闘していると思います。

どこか、冷めた感じの陰気って言うのとはちょっと違うような、切ないような、それでいてとってもグロいかんじ。

主人公の少年が何かやらかすのかと思ってみていたけど、そうじゃなく彼が「探偵」の役割みたいな。
少女の隠された過去が明らかになるところでは、なかなか良いショックを受けました。

でも、どうしても言いたい。これだけは言いたい!
ふたりとも、お箸の持ち方が変です。
変なんです~~~!!!!

だれか、確認して!!





GOTH―リストカット事件
GOTH―リストカット事件乙一

角川書店 2002-07
売り上げランキング : 17526

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ZOO GOTH 僕の章 (角川文庫) GOTH GOTH 夜の章 (角川文庫) 夏と花火と私の死体 (集英社文庫)

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少女ファイト/日本橋ヨヲコ

2007年10月18日
少女ファイト 1 (1) (イブニングKCDX)
日本橋 ヨヲコ

少女ファイト 1 (1) (イブニングKCDX)
少女ファイト 2 (2) (イブニングKCDX) 少女ファイト 3 (3) (イブニングKCDX) G戦場ヘヴンズドア 3 (3) G戦場ヘヴンズドア 2 (2) G戦場ヘヴンズドア 1 (1) (IKKI COMICS)
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バレー漫画。面白いけど最初は人物相関や、主人公の置かれている状況などを把握するまでが、?の連続でちょっと難しい。が、段々と全体像が見えてきて、面白くなってきます。
主人公たちが、ストーリーが始まった時には、まだ中学生なんですが、大人っぽい。小学校のときからバレーをしていて、思い出話で小学校時代のエピソードもあるんですが、バレーは上手いし大人っぽいし。


並外れた実力があるのに、私立白雲山学園中等部のバレー部で自ら目立たないようにくすぶっている大石練(おおいし ねり)。チームメイトの前では、練習時にも試合時にも実力を極力抑えている。小学校時代の彼女のバレーを知っている人間たちは、練が実力を出していないのを知っているが、中学からのチームメイトは「旭谷小の狂犬」と呼ばれていた練の本来の姿を知らない。バレーに対しても前向きではない練だけど、友だちにも心を開かないようにしている。その理由は、小学時代のチームメイトにこぞって騙されるようにして、今の中学に入った経緯があるから。そして、中途半端ながらもバレーを止められないのは、姉の死に責任を感じているから。
しかし、いくつかの事情が交錯して、練は姉が以前通っていた黒曜谷高校に進学する事になる。
そこには、式島整骨院の息子兄弟が二人(兄シゲルは名セッターだったが女子の専属トレーナーに。弟ミチルは練を密かに思っている)、かつて小学校の時、練がかばった事を今も覚えていて練に感謝し、ファンでい続ける同級生の小田切学(めっちゃ賢くて、練を主人公にしたバレー漫画を描くため執筆中)、そして、各中学から集まったバレー部のみんなどれも癖のある部員たちが、これまた癖のある陣内監督(かつて、練の姉真理のセッターだった)や,謎めいているが圧倒的な上手さのキャプテン犬神鏡子や鎌倉沙羅などがいる。
練と同じく新入部員には、早坂奈緒、延友厚子、長谷川ルミコ、伊丹志乃、そしてマネージャー希望で今まで一度もスポーツをしてこなかった学が、正式に部員として入部する。
バレーにもチームとして人と蜜に接触する事を避けてきた練だけど、この黒曜谷高校のバレー部で、次第にみんなと心を通い合わせバレーへの情熱を取り戻すのでした。

ただいま、3巻まで発売中。続きが待たれます!!

あさみさんにお借りしました。ありがとうございました。
[な行のマンガ家]日本橋ヨヲコ | Comments(0) | Trackback(0)

鈴木先生/武富健治

2007年10月18日
4575940232鈴木先生 1 (1) (アクションコミックス)
武富 健治
双葉社 2006-08-11

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4575940682鈴木先生 2 (2) (アクションコミックス)
武富 健治
双葉社 2007-02-28

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うーん、今まで読んできたどんな漫画の絵質にも似ていなくて、ちょっと面食らってしまいました。そんなに上手い絵だとは思えないし、とっつきやすい絵でもない。でも、内容にはものすごく引き込まれてしまいます。

中学生たちの担任の鈴木先生っていうのが、タイトルどおり主人公で、先生と生徒の日常と、そこに潜むもろもろの問題、そして表面化する問題などに真っ向から丁寧に取り組んで、解決してゆこうとする姿をあくまでも現実的にリアルに描いた作品です。生徒と先生の対峙だけではなく、先生同士の職員室やそれ以外の場所での付き合いなども見応えがありました。

この2巻までの中で、鈴木先生が女子生徒のひとりに邪な考えを抱いているのが追々分かってくるんですが、それって、いわゆる「先生と生徒のラブロマンス」みたいな感じで、少女マンガで育ってきたわたしにはおなじみの設定。しかし、今まで読んできたものは「生徒→先生」という方向で「好き」になっている。対してこちらは鈴木先生が女子生徒を思っている。立場や視点が変われば、同じ主題なのにこうも生々しくドロドろするものなのかと、改めてビックリしたもんです。
まぁ若くて独身の男の先生だから、今時の大人びた中学生にも本気になる人がいないとは言い切れない、多分心のうちを覗いてみれば案外たくさんの先生たちがいけない妄想を抱いているんだろうなぁと思いました。そういうのは、生徒を学校に預ける身としては考えたくない事、先生はそんなことは考えない、って思い込むほうがラクチンですから。漫画を読んで「先生に気を許してはいけないよ」と、思わず娘(中一)に言ってしまいましたがな(笑)。しかし、実際中には何らかの行動を起こしてしまう先生たちもたくさんいるらしいけど、せめて妄想だけにとどめて欲しいもんです。
聖職者扱いだから、そっちの「欲望」もないと思われがちなので、妻も恋人もない場合にはどうしようもない、先生にこそ「風俗手当てが欲しい」というセリフがあるんですが、衝撃的だった。でも、考えさせられました。
あと、最初のエピソードは給食の時、それまで問題行動のなかった男子生徒がいきなり、食事中には聞きたくない言葉の攻撃を始めて周囲を辟易させる事件。先生は「なぜそんなことをするんだ」と男子生徒に聞くのではなく、自分で答えを見つけようとする。
わたしも自分の「価値観」のなかの「行儀作法」を、ついつい人に押し付けがちなので、とっても考えさせられました。
中学一年生と小学4年生の「行為」には驚き!!今ほんとに、こんな風なの?先生がどう指導したかという事よりも、そっちのほうが気になりました。

とっても、面白い本(マジメに問題提起している)なので絵柄にとらわれず、読んでいただきたい作品です。あさみさんにお借りしました。ありがとうございました。

4575941069鈴木先生 3 (3) (アクションコミックス)
武富 健治
双葉社 2007-07-03

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働きマン(4)/安野モヨコ

2007年10月18日
4063726266働きマン 4 (4) (モーニングKC)
安野 モヨコ
講談社 2007-08-23

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働きマン 1~2巻感想はこちら 3巻の感想はこちら

こちらもドラマ化ですね。ドラマの公式サイトはこちら
主人公は菅野美穂さん。主人公はともかく、速水もこみちの田中とか沢村一樹の成田デスクとか、結構雰囲気出ています!(編集長がちょっと似てないかな)主人公の菅野美穂はちょっと可愛すぎる感じがするけど。もうちょっと尖った感じの人がいいんじゃないかとも思うけど(それにもっとボインちゃん)まぁそこまでケチ付けるほど悪くないかな。(と、ナニサマ発言)

さて、4巻も面白うございました。
今回、松方弘子の友だちがハワイで結婚式を挙げるので、出席するために久しぶりの休暇をとって機上の人に。親友の荒木雅美が先発していてホテルで出迎えます。
結婚式に出席する友達は、他にもいて、そっちは「主婦グループ」。
「よく来られたね、無理かと思った」と、主婦グループが言うので「休暇をとった」と答える弘子たち。対して主婦グループは「いいなー、ちゃんとした休み、羨ましい。自分たちは子どもを置いてきたから式が終わればとんぼ返りで、3日分の家事やらお土産配りなどがある。独身は気楽で良いな」という事を言う。
カチン!と来るキャリアグループ。
顔色が変わったので、言い過ぎたと気付き、慌てた主婦グループは「その分、自分たちは家庭や子供があって幸せで充実しているけど、自分の事だけをやっているわけにはいかない」と、フォロー。
しかし、それがフォローになってなくて余計に弘子を怒らせる。
そして、一方、休暇中に仕事を代わってもらった北川がしつこいほどにFAXを送ってくる。入稿が間に合うか心配で電話攻撃で作家を不機嫌にしている北川だが。
さてさて、やっと取った3日間のローテ休、弘子は楽しめるのだろうか?

+++++

仕事面の心配もあるけど、今回は主婦グループとの攻防が面白かった。主婦が言う「うらやましい」という言葉は、よく考えて使わないとね。「うらやましい」って言われて嬉しいと感じる人もいると思うけど、「何も分からないくせに表面だけ見てうらやましいって安易に口に出すな」と思う人もいると思う。この回の弘子がまさにそう。腹を立てる弘子に雅美が「彼女たちは自分たちの幸せを確認したいだけ」って言う。「自分たちの選んだ道が正しいのか不安にもなるんだろう」とも。結婚して家庭を持ち子どもも生んだら、もう「なかったこと」には出来ない、後戻りできないというか「なかった時」には戻れない。弘子たちに言った「うらやましい」「自分の事だけ考えていればいいから気楽でいいよね」って言うのは、「昔の自分」に言ってるようなもんだと思う。
弘子たちには思わず無神経な事を言ってしまう主婦グループも、「主役」の花嫁には心遣いがきちんと出来て「大人」って言うも面白かった。結婚式って、「誰もわたしのことなんて見ないんだから、おしゃれなんて必要ない」って思ってはいけない。おしゃれはあくまで花嫁さんのために。派手すぎず、でも地味じゃダメ。花嫁の年齢がこの場合30前なので、華やかに装ってあげるのが気遣いって言うものなんですね。

+++++

4巻では、弘子は「事件班」に移動になります。結構使えないヤツラが集まってるようで、班全体に覇気がないし、デスクの片桐は煮詰まってる。結局デスクは体調を崩してしまうのだけど、弘子はそこで「ダメなデスク」と思っていた片桐の別の面に気付かせられ、おまけに新聞記者の高宮と知り合う。オマケに弘子は「事件」のデスクに!!

でも、彼氏とは決定的に破局?働く二人がお互い嫌いじゃないのに別れなければならない、どうにもならない感じが切なかった。


+++++

この松方弘子って、ほんとうにそこに現実に存在しているような、リアリティがある。こう言うのを「生き生きと描かれている」って言うんだろうなと思います。疲れたときのため息の仕方、ちょっと頭にきたときのカチンと来る表情、缶ビールは自分で「ぷしゅっ」って開けたいところとか、ものすごく「ほんとにいる」って言う感じがします。だから彼女の悩みやイライラが、仕事をしてない人間にもきちんと伝わってきて、この物語の面白さになってると思う。
個人的には、新二とこのままお別れって言うのが寂しいなぁ。でも、ムリなんだろうなぁ。。。


4063723364『働きマン』松方弘子のMake It Beauty! (KCデラックス)
講談社 2007-08-23

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4062142074働きマン 明日をつくる言葉
安野 モヨコ
講談社 2007-08-24

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[あ行のマンガ家]安野モヨコ | Comments(2) | Trackback(0)

有閑倶楽部/一条ゆかり

2007年10月12日
有閑倶楽部(10巻セット)
有閑倶楽部(10巻セット)一条 ゆかり

集英社 2003-08
売り上げランキング : 46527

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有閑倶楽部虎の巻―Perfect guide book (りぼんマスコットコミックススペシャル) 有閑倶楽部あらかると―一条ゆかりの世界 Myojo (ミョウジョウ) 2007年 11月号 [雑誌] Duet (デュエット) 2007年 10月号 [雑誌] POTATO (ポテト) 2007年 10月号 [雑誌]


ドラマ化ということもあり、(ドラマの公式ページはこちら)ネッ友のちぇりさんにお頼みして貸していただいて、再読しています。(ちぇりさんありがとうございます)
一条さんの漫画は星の数ほど作品数ありますが、長期連載といったらこれが一番長いです。それだけの人気を誇る作品で、男女を問わず、幅広い人気で、やっぱり面白いですね。一城さんらしいパワーとスケールで楽しませてくれます。
しかし、ドラマの公式サイトのトップの写真を見たら…原作ファンで納得している人はいるんだろうか。正直疑問。と言うか、主人公がミロクって言う点で「ん?」と思う人が大半では。わたしも、この「有閑」の主人公は強いて言えば、文武両道、倶楽部のリーダー的存在の菊正宗清四郎だと思ってたんですが。それか、一番元気でマスコット的存在の剣菱悠理かなと。悠理なんて、親子でインパクトがあるからおいしいと思うのですが。やっぱ父、万作は吉幾三あたりにさせたらよかったのではないかな~~。
たしかに魅録ファンは多いとは思うけど、わたしもカッコイイと思う(一番良いのは清四郎ですが、その次は魅録…って男は3人しかいないんだけど)でも、主人公じゃないのです。そこまで活躍してないし。
しかも、赤西君、写真で見るとナンパっぽい。。。ホストみたいじゃない?魅録の魅力はなんといっても「硬派」な感じですから、どうも写真を一瞥した限りではイメージが全然違う。ドラマできちんと見たら硬派な部分を全面に出してくれるんだろうな、と期待しているけど。(ドラマを見る予定はないけど(^^ゞ)当然、バイクや車、拳銃なんかの派手なアクションが期待できるんでしょうが、拳銃は…いいのかな?
他のキャストも、写真を見た感じではイメージにピッタリ~~!!と言う人は残念ながらいませんね。もうきっぱり言っちゃう。すみません各ファンの方。でも、いないんだもんしょうがない。可憐に至ってはあんな役どころを10代でやろうと思うのがマチガイ。あの色気と貫禄は30歳前後の女優にさせるべき。で、さらに似合わないのが清四郎。唖然としてしまいました。(暴言の数々お許しを)美童だって、これじゃまるで「のだめ」の時のミルヒーみたいじゃないの。悠理もなんだかなぁ。強いんですよ、あの子。惚れ惚れするぐらいカッコいいんですよ。暴れ出したら(笑)。この女優さん、格闘技大丈夫なのかな?…と、言いたいことを全部書いていたらスペースがいくらあっても足りません。ので、この辺で。

さて、この「有閑倶楽部」は、聖プレジデント学園という高校が舞台。なので学園モノかと思いきや、とんでもない!!世界をまたに掛けたハードボイルド、サスペンス、でもコメディなのです。ちっとも学校にじっとしていない…どころか、日本にもじっとしていない。今日はイタリーにいたかと思うと次の日にはアラブ、そして香港にスイスにと、まさに世界が舞台。これってドラマにできるの?っていう感じです。まぁ多分国内物のエピソードを選んでドラマにするんだろうなぁ。多少は学園を舞台にしたものもあるので。
魅録が活躍するお話でドラマになりそうな話と言うと、やっぱり「犬猫まるごとHOWマッチ?」とか?「白鹿野梨子にささげる愛の巻」とか?そんなに活躍してないような気がするんだけど、そんな事は脚本家に任せればいいことですけど・・・。しかし、魅録よりもどっちかと言うとおとうさんの松竹梅時宗のほうが活躍している感じがするんですけどね~。いちばん活躍するのはユウレイだっていう話もあったり(笑)。

わたしはこの漫画は、「ぶ~け」の総集編で読んでました。どのエピソードだったかあんまり記憶にないけど、総集編で「有閑倶楽部」があったら楽しみでしたね。
文庫本は各話ひとつずつ、一条さんの丁寧な解説がついていて二度お得!凄い記憶力で、当時そのお話を書いたときの苦労話や打ち明け話が読めます。へぇ~~ほぉ~~と舞台裏を見せられた面白さがあります。時々、松苗あけみさんやら山下和美さんやらがゲスト執筆(お手伝い?)されているのも嬉しい発見。それ、一条さんの解説で確認できます。言われて見れば松苗さんの絵だ!とか別の方面の楽しみがあっていいです。
未読の人は是非とも、このハチャメチャな高校生たちの、ぶっ飛んだセレブっぷりを楽しんでみてください!わたしも引き続き楽しむ事にしますね~♪

まぁ、いちばん魅力なのは、6人の仲の良さかな。金持ちでもあり得ない事をやってても、全然憎めないのはひとつにはみんなが友だち思いだから。ビバリーヒルズみたいに、6人の中で恋愛関係にならないのがいいですよね!!ドラマさん、それだけは絶対にやめてね。

4088563794有閑倶楽部虎の巻―Perfect guide book (りぼんマスコットコミックススペシャル)
一条 ゆかり
集英社 2002-05-15

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487118899X有閑倶楽部 全19巻+虎の巻
一条 ゆかり
集英社 2003-09-10

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[あ行のマンガ家]一条ゆかり | Comments(9) | Trackback(4)

バカ姉弟/安達 哲

2007年10月03日
4063722473バカ姉弟 5 (5)
安達 哲
講談社 2007-01-06

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なんじゃこりゃー!
何がおかしいのか、どこが面白いのかイマイチ説明のしかたが分からん。分からんのに面白い~!ギャグマンガらしいのに、オチがない!!オチがないのに面白い!いやー、不思議マンガです。
主人公のおねいちゃんと弟は、二人きりで暮らしているのです。それがなぜなのか親はどうしているのかは不明。地主というだけあってお金はたくさんある。でも幼稚園児の年齢ですよ。迷子になったり色々とできない事があったりです。でも、近所の人たちのアイドル的存在なので8座敷ワラシ的?)みんなが争うようにこの子達を見守ってる。飲み屋の静香さんはじめ、おじいちゃんたちも。(高名なピアニストも、ファンの中にいる)そのつながりが温かいですよね。二人きりで暮らしていても、不安を感じさせません。
この二人、見た目はちょっと不気味なんですよね。弟は可愛いけどおねいちゃんが(「おねえちゃん」ではなく「おねいちゃん」)でこが後退してて、ぴかぴかでちょっと変な髪形。どうも脳みそが詰まっててこう言う頭になったらしいですが。不気味にモクモクといろんなところに神出鬼没、あっという間にピアノが上達したり、アジを上手に捌いたり・・・。みんなをビックリさせたり、幸せな気分にさせて、でも本人たちは至ってクール。
ストーリー全体がまったり、まーったり。ゆるゆる。すごく不思議なんだけど、面白い。。。
それと、絵がきれいです。一こま一こま、カードにしてもおしゃれな感じのイラストのようなカッコよさ。人物のデッサンもかなり上手いと見た!ポーズがりあるだし決まっています。上手い!
なので、オールカラーの単行本なんだけど、絶対にカラーで楽しみたい!


最後はきょうだいの15年後。なんとピアニストになっているおねいちゃん。。。弟はコンピューターの凄腕です。おねいちゃん、美人になってるんだけど、一瞬昔を髣髴とさせる表情に戻り、読者を微笑ませてくれます。永遠に愛すべきバカ姉弟。
忘れられない名作になりそうです!

ちぇりさんにお借りしました。ありがとうございました(*^_^*)

4063345564バカ姉弟 (1) ヤンマガKCデラックス
安達 哲
講談社 2002-06-06

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4063346412バカ姉弟 (2) ヤンマガKCデラックス
安達 哲
講談社 2002-12-06

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4063348385バカ姉弟 (3) ヤンマガKCデラックス
安達 哲
講談社 2004-03-05

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406334990Xバカ姉弟 (4) ヤンマガKCデラックス
安達 哲
講談社 2005-04-06

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玉三郎 恋の狂騒曲/岸 裕子

2007年10月01日
玉三郎


流れる黒髪
白き肌
けぶる睫毛に
黒曜石の瞳
そのものごしは
あくまで優雅でたおやか

そんな美しい女性に、見合い相手はいつもいつもいちころなのですが、当の本人は冷たくお断り。それもそのはず、お見合いは「代行」で、彼女はれっきとした「男」なんですもん。

楡崎玉三郎、日本舞踊楡崎流の家元の跡取り息子。見た目はどんな女性よりも美しく女らしい優雅な立ち居振る舞い、でも、恋人の山岸玲奈ちゃんを心から愛しているところは、とっても「男」なんですよね。

玉三郎は女の子からももちろんもてるけど、血迷った男から(佐々森小次郎先生とか)も、そのケのある男から(天草アキヒロくんみたいな)も、ともかく誰も彼もが好きになってしまうほどの美しさなのです。彼のボディガードのような強く逞しい、でもメチャクチャ可愛くてキュートな恋人の玲奈ちゃんとの、ドタバタラブコメなのです。




ん~~~♪懐かしい!!
昔むかし、いたいけな少女(かどうかは分かりませんが)だった頃、母親に「少女マンガなんて読んではいけません!」と、少女マンガ禁止令を出されていた哀れなわたし(笑)。
※少女マンガを読まずに、何を読むかというと、小学館の学習雑誌や科学と学習など、あるいは手塚治虫の漫画などなどは許されておりましたので、一概に可哀想ではなかったのですが(ドラえもんや、おばけのQ太郎、ジャングル黒べえなどの藤子作品や、てんとう虫の歌やどんぐり大将など川崎のぼる作品、ママの星だっけ?可哀想な少女のバレエものなどなど、それはそれで大変楽しく大好きでした)
しかし、禁止されればされるほど読みたくなるのは、人間のサガと言うか業というか。。当時の私は、学級文庫にある少女マンガをそれはそれは楽しみに読んでいました。(そのほかこっそり、友だちに借りて読む少女マンガとかね)この「玉三郎シリーズ」は、そんな学級文庫にあった別冊少女コミックの中でも、特に印象深く、特に大好きだった漫画なのです。いっぱい他にも漫画が載っていたはずなのに、今となっては玉三郎しか覚えてない!当時の少女コミックといえば、24年組みサンの華々しい活躍もあったはずなのにね~。同じく岸裕子さんの「グリーンアイにお気をつけ」とかね。内容はあんまり、と言うか全然覚えてないんですけど(すみませ~ん)緑の目がなんちゃらとか言う内容だったな。。ってそのまんまですけども(^^ゞ
ともかく、岸裕子って言うとわたしにとっては「学級文庫」だったわけですが、この明るくっておしゃまな感じの絵柄とお話が好きだったなぁ!と、思い出されて懐かしいのです。
今読むと、どうってことない学園ドタバタラブコメディなんですけどね。やたら、人前でもちゅっ、ちゅっとしてて、あっけらカーンな感じが良かったのかな。(「ちゅー」ではなく「ちゅっ」なのねん)
玉三郎が、なよなよしているところも好きだった~。思うにまだ男の子を真剣に好きになった事もないし、意味も分からんから、こう言う中世的というよりも女性的な男の子が好きだったんだろうな。
当時一番好きだったのがオスカルさまっていうことを考えてもね。
アンドレの良さがわかり、クラウスのカッコよさにしびれ、黒い狼さん素敵~!!ってなるのはもうちょっと後の事でした。まだまだ可愛い小学生の、やっぱりいたいけな頃の思い出です。

ちぇりさんにお借りしました。ありがとうございました(*^_^*)

[か行のマンガ家]他 | Comments(2) | Trackback(0)
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