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ちはやふる/末次由紀

2008年10月15日
4063192393ちはやふる 1 (1) (Be・Loveコミックス)
末次 由紀
講談社 2008-05-13

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4063192458ちはやふる 2 (2) (Be・Loveコミックス)
末次 由紀
講談社 2008-09-12

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またまた強烈にプッシュできるオススメ作品のご紹介です。
このタイトル、「ちはやふる」と聞くと、その後に「かみよもきかずたつたがわ、からくれないにみずくくるとは」とすらすらっと出てくるそこのアナタ。是非とも読みましょう!
そうです、これは百人一首を題材にした少女マンガなのです。
でも、「え~!百人一首?苦手だった~」と思うひとこそ読んでいただきたい!
この物語の主人公、綾瀬千早も6年前の小学6年生の時はそんな児童の一人だったのです。
小学6年生っていうと、今でも学校で百人一首を授業でやるようですが、千早も学校でしぶしぶと歌を半分ほど覚えている程度。(半分も覚えてたら実際スゴイと思いますが)
そんな千早と百人一首の出会いの部分から物語りは始まるのです。

年子の姉が美人であることが唯一の自慢である千早。そんな千早の学級には先日福井から越してきた転校生の綿谷新(わたや あらた)クンと言う目立たぬ少年がいました。
ふとしたきっかけで(よくある転校生のいじめから、彼をかばう)千早は新の家に行き、そこで真剣な目をして百人一首をする新の、その気迫とかるたを取るスピードの早さに圧倒されます。
「これがかるた?」
かるたは日本以外の国ではあまり普及してない(当然のような気がしますが)から、日本で一番になったら世界一ということ・・・だから「かるたで名人になるのがおれの夢や」と言い放つ新に、千早は感銘を受けるのです。
その後いろいろと小学生ならではの摩擦ありの校内かるた大会を経て、いじめっこであった真島太一と、これまた小学生ならではの紆余曲折を経て、3人トリオとなり、市の文化センターの本格的なかるた会に参加して、本格的にかるたを始める千早なのです。
もう、千早の夢は「おねえちゃんが日本一の美人(モデル)になること」ではなくなりました。自分で「かるた」と言う夢を見つけたのです。

と、まぁ、こんな感じにグイグイと物語に引き込まれていったのですが、むろんそんなに簡単にコトが進むわけではなく、この後千早たちには子供だからこその重い試練(運命と言うべきか)が待ち受けているんです。
さてはて、3人のその後はいかに・・・・!!




読んでいただければわかりますが、百人一首と言う、どちらかというと「勉強」「覚えるの面倒・難しい」「テストがある」と言うマイナス面に記憶の多いものを、すごくパワフルに魅力的に描いてあります。
体を張って札を取る人々を見て、千早は「かるたはスポーツだ」とすら感じます。つまりは「スポ根」の一種なんですね。そこで、千早同様に読者もかるたの魅力にハマりこんでいくと言う感じ。
あー知らなかったけど、百人一首ってすっごく面白いものなんだ~~って、素直にストレートに伝わってくるのが一番素晴らしいです。
でもそれだけじゃなく、この中で市のかるた会の原田先生が言うのです。「どんなに強くても好きでも、子どもは友だちがいないとかるたを続けられない」と。どんなときも人と人がつながりを持ち、思い合うこと、思いやるきもちを持つことが大切だということがクサくならずにきちんと描かれていて、時々涙がダーっとあふれてくる感動作なんです。
この3人(そして原田先生も!)すごく好きですね。
面白いマンガは(映画も本も)登場人物への思い入れが半端じゃなく出来てしまうこと、させられてしまうこと。作者の術中にまんまとハマってしまえる事。この作品も間違いなくそんな作品の一つ。太鼓判です。オススメ!!
百人一首、やってみたいな!って、きっと思えてくると思いますよ(^^)

3巻の感想はこちら


あさみさんにお借りしました。ありがとうございました。

同じ作者のこれまた泣ける珠玉の作品集「ハルコイ」。こちらもオススメ♪↓

406319227Xハルコイ (Be・Loveコミックス)
末次 由紀
講談社 2007-12-13

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[さ行のマンガ家]末次由紀 | Comments(0) | Trackback(0)

アニキ/たくまる圭

2008年10月15日
4091810675アニキ 2 (2) (ビッグコミックス)
たくまる 圭
小学館 2007-01-30

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遠い伝手をたどって、篠原工務店に引き取られた7歳の女の子、ゆず。
篠原工務店にはゴツイごつい男、アニキがいた。
いつも黒い作業着で無骨で無口、だけどみんなに慕われているアニキとゆずちゃんの、心暖まる物語です。

ぶっきらぼうで、愛想もない、そんな大男って初めて出会った7歳の女の子にはキツイですよね。最初ゆずちゃんを「引き取ってくれ」と頼まれても断ろうとするし、それを目の前で見せられたら当の子どもはたまりません。
だけど、このアニキは実は心の広い懐の深い人情に厚い、そしてとってもフェアな人間だと言う事が見えてきて、安心してみていられるんです。ここにいたらゆずちゃんも安心って。友だちにいじめられても、トラブルがあっても、ちゃんとゆずを信じて物事の「真実」を見抜いてくれる。まさに男の中の男なんですよ。
そんなゆずとアニキはいつまで一緒にいられるのでしょうか?
世代を超えて結ばれた二人の友情に胸が温かくなります♪



[た行のマンガ家]他 | Comments(2) | Trackback(0)

駅から5分/くらもちふさこ

2008年10月04日
今回読んだのは、2巻ですが、ほんとうにくらもちさんって天才!と、改めて思いながら感激しながら読みました。いつも思うこと、いつも書いていますが、個々のエピソードにまったく無駄がなく、それぞれのつながりのスマートさに惚れ惚れします。今回「駅から5分」では、それがもっと明らかになっています。つくづく、しみじみ、くらもちさんのすごさに打たれてしまいました。
このシリーズでは、世界中の誰もがその世界の中では主人公になりうるんだということを、とても優しい視点で書かれていて(くらもちさんの視線がいつも優しい)あるエピソードでは脇役の人物が、次の物語で主人公になっている。そしてその物語の中には、他の物語の主人公が脇役にて登場するという、このつながり方がとても楽しいシリーズです。
2巻を読んだら、絶対に1巻を読み返してみたくなる。請合います!(笑)
え?この人はどの場面で出てきた?と思う場合は(滅多にありませんけど。だってそれぞれ脇役たちも強烈にインプットされながら物語が進むので。)各人物の相関図は各巻末についていますので、ご安心を・・・(笑)。


花染町という小さな街の中にある、人々の傍目からは見えないそれぞれの想いを、数珠繋ぎのように繋ぎながらつむぎだす、両手でそっと抱えたくなるような、素敵なドラマの数々。

4088654390駅から5分 1 (1) (クイーンズコミックス)
くらもち ふさこ
集英社 2007-11-19

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「駅から5分」第1巻 episode1

よし子さんと沢田君

すごくマジメで優等生で、おとなしくて目立たないよし子さんに、いきなり「不良」の沢田君が「つきあわねぇ?」と告白。その場の勢いで「いいよ」と言ってしまい後悔するよし子さんだけど、沢田君はその直後、交通事故に会ってしまい、記憶喪失に。断ろうと思っていたよし子さんなのに、「忘れられてしまった」ことで沢田君への気持ちが募ってしまい…。というよし子さんの気持ちが大変切なく伝わる物語で、例によってセリフが少なくても感情がストレートに伝わり、胸キュン!です(^^)。
注目の圓城君は一瞬登場。一瞬だけど胸を鷲掴みにするカリスマ性。このとき既に一目でピンとくる。


episode2

野生子さんと青野君

長野県の田舎町で市役所(役場?)に勤める野生子さんが、20年まえに町を出て東京で暮らす同級生の青野君(元気有り余る弟のような少年)のところに遊びに行く。
彼女の方向音痴っぷりが、他人事じゃない。私も方向音痴です。で、自分が方向音痴だと言う自覚がない辺りも、すごく共感できたりして。
episode1と、深いつながりがある物語で、一瞬見られる沢田君の嬉しそうな顔に注目!

episode3

るりちゃん

両親の離婚の危機も「不幸ごっこ」と空想に逃げて、明るさを保っているるりちゃん。だけど、本当は両親が仲が良く、「ごっこ」でもいいから、幸せでいたい。その気持ちは、「悲しい」と泣くよりもぐっと胸に迫ります。圓城君、寡黙にるりちゃんに親切で、この辺り「くらもちふさこ風」魅力全開!!そして、この部分はチェックポイントなのです。

episode4

レッドれんじゃー

最近花染町に越してきて、中古のパソコンをイリヤ君にプレゼントしてもらったこの主人公は、生徒会執行部に入っていて、執行部のBBSの実質的管理人。
ネットコミュニケーションの中で、返事がないとか、自分の書き方が悪かったのではないかとか、自分が人にどう見られているんだろうとか、悪いほうに考えてどツボにハマる(エアポケットにハマると、本人は言ってます)様子にすごく共感する!!
ネットの書き込みの世界を漫画化しているのも、ほんと、こんな感じだと思うと上手い!面白いです。
この時のBBSの書き込みの数々、これまたチェックポイントです。


episode5

水野楼良=姫

オーロラ姫の生まれ変わりを自認する水野楼良(みずの ろうら)、彼氏はいりません。自分の好きなワンピやアクセにかこまれていれば幸せだから。もしも彼氏になるひとがいるのなら、求めるものは「プリンスライン」…つまりは気品。そんな彼女が一目惚れをしたのは、電車の中で布に包まれた長いものを持った青年だった。
この時点では、この水野さん=姫ちゃん、あんまり良い印象じゃないですね。不思議ちゃんキャラで、読者も引いちゃいそう。健気で一途な片鱗が見えて、そこんとこちょっとチェック。あと、不思議な助言者もチェックです。





4088654986駅から5分 2 (2) (クイーンズコミックス)
くらもち ふさこ
集英社 2008-09-19

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「駅から5分」第2巻 episode6

姫と圓城君と大学弓道部のおねえさん

強引に圓城陽大(えんじょう はると)に近付き、圓城君の側近に睨まれている姫ちゃん。
姫はどうやってハルトに「関心を持ってもらうか」と考える。そして出した結論は。。。
冒頭、誰?みたいな。
姫の大変身に、何がナンやら?狐につままれたような感覚になりながらも、姫の涙の意味を考えます。ある瞬間、姫の事をすごく見直すというか、彼女けっこうエライひとなのでは?と思う。

episode7

まぁくんとよっちゃん

よっちゃん=よしこさん。まぁくんは彼女の弟。
くらもちさんの描く物語の中で、弟っていつも可愛い。姉妹しかいない人間の憧れが男兄弟であり、ほしいのは「カッコイイすてきな兄」と「可愛い姉思いの弟」でしょう。それを、実現してくれるのがくらもちさん(であり、岩館真理子さんなのです)。
このepisode7は、今回わたしにとって一番ツボで。とあるシーンでは何度繰り返して読んでも鼻の奥がツンとなります。


episode8

外山りおと冬柴

声優のポンちゃんこと外山りお。ついこの前まで自分が慰める立場にあった、新人の冬柴に今では人気を越されてしまって、ちょっとみじめな状況に。
ゲーム好きのくらもちさんらしく、アニメのイベントの様子がリアル!人気ゲームのコスプレも登場して笑える。後姿だし、一文字変えてあるし、小粋なシーンで好きです。
タミーちゃんのオタクっぷりが見えるのもまた楽しいのでした。
1巻確認したくなること必至!


episode9

圓城雛と姫とハルト

初めて他人に干渉する圓城君のお姉さんである雛さん。干渉するのは姫。
episode6のからくりの分かる章。
姫こと水野ローラを、だんだんと好きになります。圓城雛の視線で読者も見つめるから。
ここで、姫のシルクやフリルやティアラを雛は「よろい」と形容します。
これはなんと、すごく納得の表現!時々、町で本当にああ言ういでたちの女子を見ますが「威嚇しているのか?」と思ってしまうから。「よろい」とは言いえて妙!!
episode6の涙の意味が分かります。


episode10

入谷君と圓城君

episode3にもつながる章。
入谷君と圓城君がつるむようになったのはなぜかということが分かります。
そして、入谷君の背負っているものも。


episode11

丹野さんと沢田君、青野巡査

丹野という名字から、タンツボなどと不本意極まりないあだ名で呼ばれている丹野さん。
あだなの名付け親は沢田君でした。しかし、episode1でも分かるとおり、事故の後遺症で記憶喪失になった沢田君は以前とはまるで違う人格で、丹野さんは惹かれて行くのだけど・・・。
・・・うん、女子高生とか女子中学生の気持ち、どうしてこんなに瑞々しく描けるのでしょうか。
やっぱりくらもちさんは天才です!!

以下、次号。
[くらもちふさこ]Review | Comments(8) | Trackback(0)
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