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幻覚ピカソ 最終巻

2010年07月16日
4088700589幻覚ピカソ 3 (ジャンプコミックス)
古屋 兎丸
集英社 2010-06-04

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古屋兎丸「幻覚ピカソ」が最終巻を迎えています。(前回までのあらすじはこちら
もう感動の嵐!泣きに泣けてきました~!!
千晶がいつもあんな感じで明るいから、コミカルな感じがしていたんですが
実はやっぱり、悲しい部分を含む物語なんだと、はっと気付かされます。
いつも小さな天使となってヒカリにまとわり付いていた千晶は、実は・・・。
もう絶句してしまいました。
ヒカリと千晶の絆、お互いが思い合う気持ち、ピカソの本当の気持ちに涙なみだ・・・。
友達たちの優しさにも感動しました。
よかった、ピカソ、本当によかったね・・と言ってあげたい。
悲しい出来事も乗り越えていけるちからは、こういう人の優しさによって
築きあげられていくのでしょうね。
古屋せんせい、次の作品も楽しみにしています!

4088746805幻覚ピカソ 2 (ジャンプコミックス)
古屋 兎丸
集英社 2009-09-04

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4088746392幻覚ピカソ 1 (ジャンプコミックス)
古屋 兎丸
集英社 2009-02-04

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[は行のマンガ家]古屋兎丸 | Comments(0) | Trackback(0)

7SEEDS /田村由美

2010年07月09日
7SEEDS(セブンシーズ) 16 (フラワーコミックスアルファ)
7SEEDS(セブンシーズ) 16 (フラワーコミックスアルファ)田村 由美

小学館 2009-09-10
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7SEEDS 17 (フラワーコミックスアルファ) 7SEEDS(セブンシーズ) 15 (フラワーコミックスアルファ) 7SEEDS 11 (フラワーコミックス) 7SEEDS 12 (フラワーコミックス) 7SEEDS 10 (フラワーコミックス)


近所の書店+レンタルビデオ店が、コミックレンタルも始めて、一冊50円で借りられるサービスデイだったので、気になっていた「7SEEDS」の続きを借りました。
娘の友達に借りて、シェルターの話の途中まで読んでいたんですが、前のところを忘れていると思ったので9~16まで借りました。17は貸し出し中だった・・。近日中に借ります!!!

もう、前回読んだときの衝撃も蘇ったけど、やっぱり改めて面白いというか、吸引力のある物語ですね!!
夏Bチームの嵐たち、そして春チームの花たちを中心に、おおむね二つの視点に加えて、「それ以前」になにがあったのか、「そのとき」残された人々がどうしていたか・・も含めて、全てのドラマがものすごく感動的。
こうして、16巻まで読んでみれば、憎いものは夏のAチーム、安居たちですけど、それにしても彼らの体験してきた過酷な出来事は、彼らを、ただの「嫌なやつら」と言うことが出来なくさせられる迫力があります。

どんな状態であっても、どんなことがあっても、最後の最後まで人は人を思いやり、守ろうとし、全力で生きたに違いないと、そのメッセージが力強く読者の胸を打つので、涙無しには読めませんでした。

前回5巻まで読んだとき、私は「荒巻さんと吹雪がいい!」と書いてありますが、相変わらず荒巻さんは良いです!相変わらずと言うよりも、もっともっと良くなってます。もうめちゃくちゃカッコいい。こんな荒巻さんに惚れないなんてありえません!
でも、蝉丸もいいし、ハルもいい。みんな愛しくて可愛いですね(^^)

16巻、実は大変なことが起きています。
ええええ~~~~!!うそでしょ~~!!まさかまさか!!!
ええ、私は信じませんとも。

だから、早く17巻を読まなくっちゃ!!

また1巻から借りてきてもいいぐらいに惚れ直しています。

前回の感想、1~5巻までの感想文になります→こちら
[た行のマンガ家]田村由美 | Comments(0) | Trackback(0)

砂時計/芦原 妃名子

2010年07月08日
砂時計 (1) (Betsucomiフラワーコミックス)
砂時計 (1) (Betsucomiフラワーコミックス)芦原 妃名子

小学館 2003-08-23
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テレビドラマにも映画にもなっているそうで、小学館漫画賞の少女向け部門を受賞しているようです。

主人公の植草杏(うえくさあん)と、恋人の北村大悟、友人の月島藤らの12歳から26歳までの14年間の軌跡を描いたラブストーリーです。

両親の離婚、母親の自殺・・と、12歳の少女には過酷な体験。
だからこそ、自分を支える、そばにいると誓ってくれた大悟の存在は大きく、ふたりは幼いうちから強く心を寄せ合います。
そのまますんなり大人になるまで、順風満帆に恋愛関係を続けられれば良いけど、そうはいかず・・。
いろんな紆余曲折がありながらも、この二人は決して別れないだろうな・・と確信を持って読めたのは「砂時計」と言うタイトルのせいかもしれません。
とはいえ紆余曲折がとてもリアルで、かなりはらはらさせられましたけど・・。
ともかく、二人の気持ちがどちらも良く分かり・・。
途中では大悟が薄情に見えたり「もう、大悟はやめて藤にしなよ!」と思えたり・・。


登場人物がみんな素敵な人たちばかりで、特に杏を見守り続けるおばあちゃんの存在が大きいです。

親が自殺してしまうと、子どもはかなり不安定になるそうです。
ただでさえ、親の死は子どもにとってショックなのに、それが12歳でありまた自殺であるとは、残された子どもの気持ちとはいったいどんな気持ちでしょう。
寂しいとか悲しいとかだけじゃなく、自責の念が起きる場合もあるだろうし、自分は親に捨てられたのだと思えてしまう場合もあるでしょう。自分には自殺する遺伝子があると思えたりする場合もあるかも。親と同じ年齢になったら自分もそう言う風に行動を起こすかもと言う恐怖心とかもあると聞いたことがあります。
そういう心の機微、不安が杏を通じて見せられて、本当に胸が詰まりました。

最後には「ああ、よかった!!」って思えて、まるで自分の身内の幸せを願うような気持ちになりますね。
こういう結末をこの二人が迎えるために、どうしても14年と言う年月が必要だったのだと、そう言う気がします。
おススメです。

三洋堂コミックレンタルにて。
[あ行のマンガ家]他 | Comments(0) | Trackback(0)
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