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長屋王残照記/里中満智子

2004年09月01日
長屋王残照記 (第1巻)
里中 満智子
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これまたすばらしい漫画でした。
時代としては、平城京の時。
当時の治世者たちの、苦労と努力や、人民の上に立つ困難などなど、とってもよく伝わってきた。
歴史の授業では単語でしかインプットできかかったそれぞれの出来事が、一つの流れとして自分にも理解できるようになった。
これはひとえに漫画だからだろう。
「試験に良く出る歴史用語」が頻繁に出てきて、こんどこそちゃんとインプットできた。
今この時代のテストを受けたらかなりいい線いったりしてね??
「聖武天皇」も、テストに良く出る重要人物なんだけど、その正体がこんな人とは!!
そして、藤原と言うと平安には道長の「この世をば我が世とぞ思う望月の・・」で有名だが、その基礎を作ってきたフヒトが、あながち悪いばかりの人には描かれていなくて、そこに里中さん独自の歴史観と言う物があるのだろうが、それがとっても納得できるストーリー展開。
歴史物を描く時に大事なのはディテールではなく、作者がどのような歴史観を持つか、と言う事だという里中さんの「あとがき」がまた、読み応えがあった。

でも、「あさきゆめみし」では、布団も掛け布団もなかったのに、この漫画では「ベッドの上の敷き布団で、掛け布団と枕のある」寝室だった。まさかね。
なにせ、資料がなくて困ったと言う事。そういうところは見てみないフリ?

特に印象に残ったのは、日本で一番最初のお金「和同開珎」
お金なんて見たことがない人にとっては、ただの石だよね。
それを、価値あるものとして定着させようとする苦労は並々ならぬ物があったと言う事。
長屋は「国が次元の低い『財産尊重主義』になってはいけない」と、すっばらしいことを考えているのだけど、それって、まさに今のわれわれの世の中じゃないの??
そして、長屋の妻の吉備は、お金をちょっとでも使おうとしてアクセサリーにしよう!と、アイディアを出すのがおかしかった。本人は真剣なだけに。
こういうエピソードは里中さんのオリジナルなのかも分からないけど、あんがいそんなこと本当にあったのかもしれない。と考えるとおかしいような・・。
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[さ行のマンガ家]里中満智子 | Comments(0) | Trackback(0)
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