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人魚の森/高橋留美子

2005年10月03日
人魚の森
高橋 留美子
4091218547

人魚の肉を喰らって不老不死となった湧太と真魚(まな)の人魚シリーズ。

●人魚は笑わない
●闘魚の里
●人魚の森

上の3編収録。
初出「人魚は笑わない 前編」1984年少年サンデー8月増刊号

●人魚は笑わない

若者でにぎわうリゾートビーチ、その奥の道もついていない人里離れた野擦崎に、そのものたちは住んでいた。
真魚と呼ばれる病弱な娘が、村の老女たちにかしずかれて生きている。
その少女が15になったとき、村の一人の若い女が犠牲となる。
老人たちは女を殺しておきながら
「いちばん長く生きた」と言うのだ。
死んだ女は人魚だった…!
迷い込んだ湧太は何のためらいも無くモリで突かれて殺されてしまう。
が、不老不死のからだ、すぐまた生き返る。
生き返って、先ほどの人魚の死体を見つけ老女たちのところに乗り込むが…。
「人魚は笑わない」は、湧太と真魚の出会いの物語。
ここから、10年かけて連載が始まる。
最初のうちは、なんとなく、あたる風の顔なのだけど、10年後には湧太はめちゃ、カッコいい男に変身?(笑)
ま、最初のうちからカッコいいけどね。
コメディが真骨頂の高橋さんですが、こんな風にシリアスも読ませる!!
流れ流れて、どこまで行くの…。
当ての無い、終わりの無い旅って、どんな気持ちなんでしょ。
真魚と知り合って、湧太が人間らしい心を取り戻していったんだろうと言うことは想像に難くない。
いろんな事件に遭遇しながらも絆を深めていく二人が愛しい作品です。

さて「人魚は笑わない」のラストは…
↓反転してね

老女たちは人魚だった!!
人魚は不老不死と言うが老いておくらしい。
そして、人魚の肉を食べても、なりそこないになったり死んだりしない女を食べるとその若さをもらうかのように若返るらしい。
真魚はそのエサに選ばれて幼いときから老女たちに育てられたのだった。
結局老女たちは人間の姿を捨て、本来の人魚の姿に戻り、海の中で生きていく。
そこには、人魚の肉を食べ、死なない体になった「にんげん」の老女もいた。彼女の居場所はそこにしかなかったのだ。
そしてその老女もまた、人魚たちとそこで、生きていくのであろう。
湧太と真魚は、ふたりで生きる決意をした。
「飽きるまで生きてみるっていうのも悪くはねぇよなあ」


●闘魚の里
これは湧太のもっと昔、戦国時代ぐらい?の物語。
人魚シリーズのなかで私がいちばんすきなのがこれ!!
湧太がかっこよいのだ~~♪
すでに人魚の肉を食べ5回ぐらいは生き返っている湧太は、その時もやはり普通の体に戻るために、人魚を探していた。
そこで、鳥羽島の海賊娘(通行に一割の荷をもらうだけ)の娘、麟(りん)と出会い、恋をして、分かれていく話。
切ないよ~。
そして、シリーズ中いちばん、男っぽいよ。

●人魚の森
人間の暮らしに慣れない真魚(猫も見たことが無い)とともに、ある町に流れてきた湧太。
そこにある「人魚の森」で、老いた老女、佐和と白髪の少女登和と出会い、その残酷で切ない運命に巻き込まれる話。
佐和がなぜ、人魚の肉を探していたのか、なぜ婚約者と一緒に出て行かなかったのか…それがわかるとき、読者は切ない虚無感に圧倒されることだろう。
エピローグ
一人で生きるということはそんなに辛いことなのか?
と、問い掛ける真魚にこたえて湧太
「おまえ、おれがいなくなったらどうするんだ」と、逆に問う。
「さがす」「ずっとさがす」と答える真魚が可愛い。

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[た行のマンガ家]高橋留美子 | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
tooru_itouさん、ようこそです♪
わぁ高橋さんのファンでもいらっしゃる?嬉しい嬉しい!仲間ですねー^^
人魚シリーズはもちろん大好き。どれもだい好きなんですけど!(笑)
こう言うのって「ポー」のエドガーとアランとか、竹宮さんの「疾風のまつりうた」の喬と鳩子とかに共通するものを感じますね!
今レビュー待機中のマンガが2冊「1orW」と「るーみっく2巻」です。特にるーみっくの2巻はもう一度読みたいと思っていた「炎トリッパー」が収録されてるので、Bオフで見つけて嬉しかったです♪

あ、うる星のアニメの中では映画の「完結編」が好きです!!何度見ても号泣なんです!塩沢さんも愛しいです…。映画版はご覧になってなければぜひ!!
高橋留美子さんは「うる星やつら」「らんま1/2」系から「めぞん一刻」系、
そして、「人魚」シリーズなどのホラー系と・・そのマンガ力を如何なく
発揮してますが、私が一番好きなのは「人魚」シリーズですね♪(^o^)。
>「さがす」「ずっとさがす」と答える真魚が可愛い。
~湧太と真魚のコンビがとっても良いデス♪(^o^)。

「うる星やつら」のビデオ、テレビ放送分は全部録画してあって、
「らんま1/2」も昔途中までコミックを買ってた人(笑)。
「めぞん一刻」も連載中に雑誌を借りて読みました(^o^)。

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