2005年09月20日
春日局―けふぞ火宅を (1)
池田 理代子

徳川三代将軍家光の乳母として名高い「春日局」
その波乱に満ちた生涯を、華麗に描いた池田漫画!
春日局、幼名はお福という。
痘瘡にかかったためにその痕が顔に残り、美人とはいえない面相であったそうな。
しかし、両親の愛に包まれてすくすくと成長。
が、そんなお福を襲った悲劇は「本能寺の変」であった。
お福の父親、斎藤利光は、明智光秀の重臣であったのだ。
明智光秀と言うと、主君を裏切った武将としてインプットされているが、ここでは家臣を大事にする情のある武将として描かれている。
しかし、結局、明智光秀は死に、家来の斎藤利光も処刑される。
その父親の残酷で凄惨な磔姿を、幼いお福はその目でしっかりと見るのだ。(この時3歳)これが、のちのちまでお福の原動力となる。
逆臣の一家としてお福の家族は辛い生活を強いられるが、お福15才のとき子持ちやもめの稲葉正成の妻となる。
幸せに見えた結婚生活もつかの間、次に襲った試練は「関が原の合戦」であった。
池田 理代子

徳川三代将軍家光の乳母として名高い「春日局」
その波乱に満ちた生涯を、華麗に描いた池田漫画!
春日局、幼名はお福という。
痘瘡にかかったためにその痕が顔に残り、美人とはいえない面相であったそうな。
しかし、両親の愛に包まれてすくすくと成長。
が、そんなお福を襲った悲劇は「本能寺の変」であった。
お福の父親、斎藤利光は、明智光秀の重臣であったのだ。
明智光秀と言うと、主君を裏切った武将としてインプットされているが、ここでは家臣を大事にする情のある武将として描かれている。
しかし、結局、明智光秀は死に、家来の斎藤利光も処刑される。
その父親の残酷で凄惨な磔姿を、幼いお福はその目でしっかりと見るのだ。(この時3歳)これが、のちのちまでお福の原動力となる。
逆臣の一家としてお福の家族は辛い生活を強いられるが、お福15才のとき子持ちやもめの稲葉正成の妻となる。
幸せに見えた結婚生活もつかの間、次に襲った試練は「関が原の合戦」であった。
稲葉正成の主君はレイの裏切り者(と言うイメージが強い)小早川秀明である。合戦後、裏切り者として後ろ指を刺される主君に「お前のせいだ」と責められて(実質的に東軍に寝返ったのは稲葉の指揮による)居心地が悪くなり、小早川家から離れて(家臣を辞めて)閉居する。
そこでこの稲葉は荒んだ生活をして、女に走ったのだ。
それを不甲斐なく見つめるお福は、徳川家が乳母を募集しているのを知り、さっそく江戸城へ。
つまりこれは、稲葉家と離婚して大奥入りすると言う事だった。
そこで、お福は家光(幼名は竹千代)の乳母となり、実母のお江予の方と場内の権力を争う事になったのだっちゃ!
あまりにも凄まじく、濃厚な生涯なのであらすじを書いてるだけでも長くなってしまった!(笑)
この物語は、バックも何もない、それどころか「逆臣の娘」という「マイナス」から、トップに登り詰めていくサクセスストーリーである。
自分の子供さえも、家光の前には見捨てる事もいとわず、あふれる愛情はすべて家光のためにつぎ込んだのだ。
印象的なエピソードは家光が痘瘡にかかり、生死の境をさまよっている時に凍りのような水を全身に浴びながら、「家光が治るなら自分は一生薬を飲まない」と誓う場面だ。
そのご、彼女は本当にこれを守り、床に伏したときに家光に「薬を呑め」と命令されても、頑として飲まなかったのだ。
「この頑固さで戦乱の世を生き抜き、上様をお育て申したのでございます」と、言うお福。泣き崩れる家光…。
「西に入る 月を誘い法をえて 今日ぞ火宅をのがれけるかな」
どの人も、その生涯を終える時には「お疲れ様」と言う言葉をかけたくなる。春日局の生涯もほんとに、「お疲れ様でした」という感じである。
ところで、!!わたし、このマンガ本をmocoちゃんからまわしていただいて(mocoちゃんありがとう!!)一目見たとき、ぶっ飛んでしまいました!!
なぜなら、写真がつけられないのが残念だけど、↓clickしてくだされ。
これが表紙ですが…。
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=30677888
この、春日局=主人公=ヒロインの顔に、顔の真中に!!
「270」の値札が貼られていたのだ!!
なんと言うこと??
古本屋さん、もうちょっとデリカシーのある対応をしてください!!
金魚屋古書店だったら、絶対にこんなことしないってば!!
そこでこの稲葉は荒んだ生活をして、女に走ったのだ。
それを不甲斐なく見つめるお福は、徳川家が乳母を募集しているのを知り、さっそく江戸城へ。
つまりこれは、稲葉家と離婚して大奥入りすると言う事だった。
そこで、お福は家光(幼名は竹千代)の乳母となり、実母のお江予の方と場内の権力を争う事になったのだっちゃ!
あまりにも凄まじく、濃厚な生涯なのであらすじを書いてるだけでも長くなってしまった!(笑)
この物語は、バックも何もない、それどころか「逆臣の娘」という「マイナス」から、トップに登り詰めていくサクセスストーリーである。
自分の子供さえも、家光の前には見捨てる事もいとわず、あふれる愛情はすべて家光のためにつぎ込んだのだ。
印象的なエピソードは家光が痘瘡にかかり、生死の境をさまよっている時に凍りのような水を全身に浴びながら、「家光が治るなら自分は一生薬を飲まない」と誓う場面だ。
そのご、彼女は本当にこれを守り、床に伏したときに家光に「薬を呑め」と命令されても、頑として飲まなかったのだ。
「この頑固さで戦乱の世を生き抜き、上様をお育て申したのでございます」と、言うお福。泣き崩れる家光…。
「西に入る 月を誘い法をえて 今日ぞ火宅をのがれけるかな」
どの人も、その生涯を終える時には「お疲れ様」と言う言葉をかけたくなる。春日局の生涯もほんとに、「お疲れ様でした」という感じである。
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