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もやしもん/石川雅之

2005年12月17日
もやしもん 1 (1)
石川 雅之
4063521060

もやしもん 2 (2)
石川 雅之
4063521265


いやー、実に驚いた。
動物や、虫を可愛く擬人化してあるマンガはゴマンとあるけど、よもや「菌」をこんなにもカワユク描いてあるマンガがいままでにあったのだろうか?
しかも、「A・オリゼ」だの「A・ソーエ」だの「ベティオコッカス・ハロフィリス」だの「大腸菌⇒E・コリ」「アオカビ菌⇒P・クリソゲヌム」「H・ピロリ菌」「V・パラヘモリティカス」「V・コレレ」「S・ディゼンティリイエ」「P・シゲロイデス」…もうともかくい~~~っぱいの菌たちが、きちんきちんと固体識別されていて!お見事。そしてそりゃもうカワユく描いてあって見ているだけでも楽しい。
実は主人公の沢木惣右衛門直保(さわきそうえもんただやす)君は種麹屋の息子で、菌が肉眼で見えるという特殊体質。見えるどころか意思の疎通も可能だ。小さい頃の遊び相手は麹菌たち??
このマンガ、その発想からして凄いと思うけど、菌が見えるって事がこんなにも面白いことだと言うのは、マンガになってみなければわからないことでした。
彼は友達の造り酒屋の息子結城蛍(ゆうきけい)と一緒に東京の農業大学に入学する。そこから物語が始まるのだけど、この大学と言うのがまた主人公の特技に負けず劣らず面白い!
大学内の道路には「馬優先」なんて書いてあるし、道路標識は「動物注意」。牛は普通に歩いていて学生は牛の落とした牛糞を始末しながら歩く。
教授はなにやら怪しい発酵食品を作っているし(これがまた、キョーレツもはなはだしい)学生の一部はお酒を密造しているし…。
こんな面白い大学で面白い体質の直保が、今後どんなキャンパスライフを送るのか?すっごく楽しみな作品です!

あさみさんにお借りしました。
ありがとうございました!

3巻の感想はコチラ
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[あ行のマンガ家]石川雅之 | Comments(2) | Trackback(2)
Comment
かもして♪
おもしろかったでしょう♪
お気に召して何よりです!
わたしも本当にビックリしました。すごい発想♪TBありがとうございます。こちらからはなぜか出来ないので、もう一度設定を見直してから再度挑戦してみますね^^;
おもしろかったですねえ!これ、すごいわ。なんで、こんな発想ができるんでしょうか。こんなキャンパスライフ、私も送ってみたかったわ。TBさせていただきました。お貸しいただいて、ありがとうございました。

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                     shortさんにお借りしたもやしもん(石川雅之作)を読みました。農業大学に入学した沢木は、菌が肉眼で見えるという特異体質。おじいちゃんに「訪ねてみろ。」と言われた樹教授や、院生の長谷川さん、密造酒を作ろうとしていた...
たまたまオアゾの丸善で平積みされているのが目に入り・・・店員さんの描いたであろ...