2006年03月12日
![]() | 楽園まであともうちょっと 3 (3) 今 市子 芳文社 2005-08-29 by G-Tools |
ううう。よだれ~…。いっそ男になりたい~っ!!(意味不明)
ばかだねー。小百合ちゃん。あんなにイイ男を手放すなんて。行動力あるし、一緒にいて楽しいし、カッコイイしなによりも優しい~!あんなにイイ男滅多にいない。わたしだったら離さないなぁ。でも、ホモじゃ仕方がないけども(笑)。
主人公の川江務、離婚した元妻の父親の経営する旅行会社「楽園企画」を義父亡き後引き継ぐことになってしまった。この会社、借金まみれ。その消費者金融の「ローンズ・キクチ」で「楽園企画」の担当が浅田貴史。
川江は次第に朝田に惹かれていくんだけど、浅田にはローンズ・キクチの社長菊池という「恋人」がいたのだった。
+++
ま、このふたりが要するに恋人になるまでを、じれったーく描いてあるのがこの作品なんですけど、「あしながおじさん達の行方」で「ちょっと物足りないわ…」と思った人で「でも、真性やおい系はちょっとダメなのよ」と言うひと(ワタシのことです!)にはかなりオススメです。
「ゲイ」「街金」「ヤク●」などなど、ちょっとヤバそうなカテゴリばっかり集まってるけど、これらがうま~く絡まりあってて飽きさせない展開でかなり面白いですよ。こう言うコメディ、すごくお上手ですよね。笑いのツボとか。
ストーリー展開の上手さって、格別ではないでしょうか!!BLはダメって敬遠してたらもったいないよ!
登場人物たちもとても造詣が面白く、主人公ふたりはもちろん、川江の元妻の小百合がかなり強烈で面白キャラ。彼女が読者の気持ちを代弁していますね~。ふたりの仲がなんとか進むように応援したりね。このお母さんも亡くなったお父さんも良いしね。ヤク●の組事務所の寺沢も良い♪
そして一番すごいのが猿並(これで『さんなみ』と読むのですって)ですね。
元彼なんですけど、ショタコンのホモ。もう犯罪者です。いけません、この人は!
でも、大事な位置付けでなくてはならない人なんですよね~。
山登り(トレッキングって言うの?)のことも知らないことが一杯!
トイレに使用済みの紙を捨ててはダメだとか…!お布団が足りないときは3人でも一組の布団使うとか。ちょっとだけ、自分も山登りしてみたくなりました。ちょっとだけね…。元来怠け者なので…。
しかし、遭難者の遺体を運ぶ話は怖かった。コンパクトにするのね…。
+++
しかし、ほんっとに自分も「浅田君」になってみたい!!
なんてね
思いながらにやけながら読んでましたです。
でも、山に登って、帰ってきて、シャワーも浴びずにコトに及ぶというのはどうなんでしょ。
匂い立つようなベッドシーンでしたね。
しかもあの靴!脱いだら臭そう…。
と、言うことは考えないようにしてるのかな~~(笑)
といいつつ、あの場面はにやけながら何度も読んじゃったぜ。
「きっちり天国へ連れてってやるぜベイビー」
ぎゃー!言われたい~~!!男になって。
カッコええなぁ。務ちゃん…。萌える~。
↑ 反転してね。
あとがきっていうか書き下ろしの「楽園はどっちだ!」がまた良いのです。にやけます!!
猿並と熊田君のその後とかも…(笑)ある意味猿並の「罰」ですかね(笑)
+++
マンガ好きの「なれのはて」が「やおい」だったなんて、シャレになってるのかなってないのか…。今後わたしはどこへ行くのか…。人生には未知の世界が待ってるもんですねぇ。
楽園まであともうちょっと 1 (1)
今 市子

楽園まであともうちょっと 2 (2)
今 市子

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