2006年03月22日
![]() | マンガは今どうなっておるのか? 夏目 房之介 メディアセレクト 2005-09 by G-Tools |
見て~。表紙がよしむらさんなのだ(画像では色彩が薄すぎて見えないかも。でも、綺麗ですよ。BL風(笑))。思わず、即借り!(「即買い」じゃなくてゴメンナサイ)
雑誌なんかでコラム等を読むことはあったけど、こうして一冊の著書としての本を読むのは初めて。
すごいですね、この人。
(ブログ『「夏目房之介の「で?」』はこちら)
仙人が霞食って生きてるのならば、この人はマンガ食って生きてるって言う感じ。マンガ読んで咀嚼して飲み込んで、また反芻してまた飲み込んで、しかもその「胃」は牛のごとく7個ぐらいあって、その胃を全部使ってじっくりと消化して血肉としている。しかも文章がすばらしく哲学的。マンガの研究なのにこんなにも漢字ばっかりで、難しそうで、いいんですか(笑)。
読んでみると面白いのだけどね。(時々頭がついてゆかないときも(笑))
本書は
第1章:今のマンガたちの話
第2章:テレビと世間と世界の話
第3章:どこからきてどこへゆくのか?
(歴史の話)
第4章:マンガはどうなっておるのか?
(原理的な話)
第5章:マンガの「今」の話
の5章からなっています。
で、最初の「今のマンガたちの話」でしょっぱなに登場するのが我らが「のだめカンタービレ」なんですよ。夏目氏は二ノ宮さんの「平成よっぱらい研究所」がお好きなんだって。仲間ですね(笑)
よしながさんの「愛すべき娘たち」のことにも触れてるけど、これを読んで初めて「そうだったのかぁ~!!」と、思ったことが多かったよ(笑)。もちろん「そうそう♪」と、頷くこともあるんだけど(よしながさんの「間」の上手さとか)でも、マンガ好きを名乗る割に、わたしって「分かってない」ヤツだなぁと落ち込んでしまった…(笑)。
同じように「PLUTO」にも言及してるけど(浦沢直樹論は白熱してますよ~!!)ここでも初めて「なるほど~!」と思った。「PLUTO」が難解でよくわからん、と言う人がいたら本書を読むと良いかもね(笑)。
「NARUTO」「鋼の錬金術師」「テニスの王子様」あたりの「論文」は文章嫌いな娘(17歳)も喜んで読んでいました。
「テニプリ」がやおい受けする原因を究明していたのは面白かったなぁ。
その他のキーワードはこちら。興味のある人は手にとって下さいませ。
松永豊和「竜宮城」
近藤ようこ「水鏡綺譚」
安藤良和「王道の狗」
三宅乱丈「大漁!まちこ船」
戸田幸宏・八坂孝訓「キマイラ」
BSマンガ夜話
漫画の遺族問題
ねじ式アメリカ進出
土屋ガロン・嶺岸信明「オールドボーイ」
「日の丸くん」
「ドラえもん」
「ジョー&飛雄馬」
マンガの原稿料
前谷惟光「ロボット三等兵」
マンガ編集者
ロボットマンガ
リメイクマンガ
「アトム」
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