2006年05月08日
「夜回り先生」の3巻を読みました。
今回も泣かせられます!!
「償い」-第9夜~11夜
山里鉱矢(やまさとコーヤ)の担任になった水谷先生。中学時代の記録を見ると、コーヤは毎年6月から9月の間に51日間と言う、同じ欠席日数を記録しています。不思議に思う水谷先生。
ある夜、コーヤが道端で駐車中のスクーターを倒しているのを見かけます。でもそれは、そのスクーターが点字ブロックを塞いで駐車していたから。優しい一面を見せるコーヤですが、大手暴走族グループの「カタナ」に入ったとのこと。水谷先生は心配します。
そんなある日、学校で騒動が持ち上がる。コーヤが体育の担当教諭を殴ったと言うのです。
退学だ、校長のところに連れて行く!と、息巻く体育担当の三島に、水谷先生は待ってくれと頼みます。コーヤが訳もなく人を殴るようには思えないのです。理由が知りたいと言うのです。でも、三島は聞こうとしません。
そんな三島に水谷先生は叫びます。
「なぜ急ぐ!!俺は信じたいんだ!!
あと一時間…
あと一日……
あと一人信じたっていいだろう!!!」
そんな水谷先生をみて、信じる気になったコーヤは、先生を殴った理由を話すのです。それは辛い虐待の話でした。
水谷先生に打ち明けたことで、コーヤは虐待からは逃れられたのですが、相変わらず暴走族での活動を続け、その挙句取り返しのつかない事件を起こしてしまいます。
そんなコーヤに水谷先生は
「自分のしたことに責任を持とう。人は不完全な弱い存在。必ず失敗するし過ちも犯す。でもそれは生きている証拠なのだ。ただ、責任を持とう。罪を犯したら、償いつづけよう。ひとのために何かしよう」
と、メッセージを送るのです。
「晴れ着」-第12夜
若いのにホームレスのように暮らしているナオ。親もいるのに…。
喘息の発作に苦しむところを、水谷先生に見つけられて病院に入れてもらいます。
なにをしても喘息とてんかんの発作に苦しめられて、生活さえできない状態になってしまったのです。
水谷先生との出会いで、変わっていくナオ。
でも、哀しい結末が待っていました。
成人式の日が、水谷先生に忘れられない日となります。
新成人の常軌を逸したひどい振る舞いがニュースになる成人式。
その日を楽しみにしながら迎えることが出来なかった若者たちの哀しみを、一人でも多くの若者に伝えたい。彼の哀しみを決して忘れたくない。
「過去と今は変える事は出来ない。でも明日は来る。生き抜こう、彼の分も私の分も」
「タガタメ」-第13夜
幼い頃は明るい少女だったのに、外見で人からいじめられたため、引きこもりとなってしまった少女八重子。水谷先生に電話をかけるのが日課です。「死にたい」という八重子に、水谷先生は「優しさ配ろう」とアドバイスをします。勇気を出した八重子、だんだんと明るさを取り戻しますが、弟リョウの友人に見られて、心無い言葉をかけられる。
でも、一緒になって姉を馬鹿にしていた(馬鹿にしている振りをしていた)リョウは成長しました。
玄関の靴を綺麗にそろえている姉の心づくしが、ちゃんと、伝わっているのです。
「周りに優しさを配ろう
人のために何かしよう
返ってくる笑顔が
みんなの明日を作ります」
※この作品は、実際に起きた事件を元に描かれたフィクションです。
しかし、作品中の人物の、哀しみ、怒り、祈りは
決してフィクションではありません。
1巻感想
2巻感想
3巻感想
4巻感想
4巻感想
土田世紀氏の「ノーサンキュー・ノーサンキュー」はこちら
(同じ窓で開きます。ブラウザの「戻る」か⇒entryからお戻りください)
あさみさんにお借りしました。ありがとうございました♪
今回も泣かせられます!!
「償い」-第9夜~11夜
山里鉱矢(やまさとコーヤ)の担任になった水谷先生。中学時代の記録を見ると、コーヤは毎年6月から9月の間に51日間と言う、同じ欠席日数を記録しています。不思議に思う水谷先生。
ある夜、コーヤが道端で駐車中のスクーターを倒しているのを見かけます。でもそれは、そのスクーターが点字ブロックを塞いで駐車していたから。優しい一面を見せるコーヤですが、大手暴走族グループの「カタナ」に入ったとのこと。水谷先生は心配します。
そんなある日、学校で騒動が持ち上がる。コーヤが体育の担当教諭を殴ったと言うのです。
退学だ、校長のところに連れて行く!と、息巻く体育担当の三島に、水谷先生は待ってくれと頼みます。コーヤが訳もなく人を殴るようには思えないのです。理由が知りたいと言うのです。でも、三島は聞こうとしません。
そんな三島に水谷先生は叫びます。
「なぜ急ぐ!!俺は信じたいんだ!!
あと一時間…
あと一日……
あと一人信じたっていいだろう!!!」
そんな水谷先生をみて、信じる気になったコーヤは、先生を殴った理由を話すのです。それは辛い虐待の話でした。
水谷先生に打ち明けたことで、コーヤは虐待からは逃れられたのですが、相変わらず暴走族での活動を続け、その挙句取り返しのつかない事件を起こしてしまいます。
そんなコーヤに水谷先生は
「自分のしたことに責任を持とう。人は不完全な弱い存在。必ず失敗するし過ちも犯す。でもそれは生きている証拠なのだ。ただ、責任を持とう。罪を犯したら、償いつづけよう。ひとのために何かしよう」
と、メッセージを送るのです。
「晴れ着」-第12夜
若いのにホームレスのように暮らしているナオ。親もいるのに…。
喘息の発作に苦しむところを、水谷先生に見つけられて病院に入れてもらいます。
なにをしても喘息とてんかんの発作に苦しめられて、生活さえできない状態になってしまったのです。
水谷先生との出会いで、変わっていくナオ。
でも、哀しい結末が待っていました。
成人式の日が、水谷先生に忘れられない日となります。
新成人の常軌を逸したひどい振る舞いがニュースになる成人式。
その日を楽しみにしながら迎えることが出来なかった若者たちの哀しみを、一人でも多くの若者に伝えたい。彼の哀しみを決して忘れたくない。
「過去と今は変える事は出来ない。でも明日は来る。生き抜こう、彼の分も私の分も」
「タガタメ」-第13夜
幼い頃は明るい少女だったのに、外見で人からいじめられたため、引きこもりとなってしまった少女八重子。水谷先生に電話をかけるのが日課です。「死にたい」という八重子に、水谷先生は「優しさ配ろう」とアドバイスをします。勇気を出した八重子、だんだんと明るさを取り戻しますが、弟リョウの友人に見られて、心無い言葉をかけられる。
でも、一緒になって姉を馬鹿にしていた(馬鹿にしている振りをしていた)リョウは成長しました。
玄関の靴を綺麗にそろえている姉の心づくしが、ちゃんと、伝わっているのです。
「周りに優しさを配ろう
人のために何かしよう
返ってくる笑顔が
みんなの明日を作ります」
※この作品は、実際に起きた事件を元に描かれたフィクションです。
しかし、作品中の人物の、哀しみ、怒り、祈りは
決してフィクションではありません。
1巻感想
2巻感想
3巻感想
4巻感想
4巻感想
土田世紀氏の「ノーサンキュー・ノーサンキュー」はこちら
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あさみさんにお借りしました。ありがとうございました♪
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