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お~い!竜馬/小山ゆう

2005年08月20日
お~い!竜馬 (第1巻)
武田 鉄矢 小山 ゆう
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「竜馬がゆく」(司馬遼太郎)を読んで感動してから、間がないこともあり、マンガでこれを読むことが出来て感無量と言ったところです。
ほぼ、司馬竜馬って感じで(原作の武田鉄矢さんも小山さんも司馬さんに傾倒してると思う)違和感なくてよかった♪
違うのは、子供のころからの竜馬の人生を描いているところで「メイキングオブお~い!竜馬」でも、書かれてるけど、子供の頃を描くことによってオリジナリティが出たというのはおおきい。
わたしも「竜馬がゆく」よりも「お~い!竜馬」での岡田以蔵が好きだもん。武市もマンガ武市の方が好きですね。
そして、容堂もまたマンガのほうが憎たらしい~!!
子供のころに、容堂がにっくき容堂が友達を虫けらのように殺してしまう場面とかもマンガならではの表現力だと思うし
なによりも、竜馬を語るときにおおきいのが、土佐藩の独自の武士階級「上士と郷士」だと思うのだけど、これも、文章よりも分かりやすい。
袴はおろか着物さえ満足な物が着られない、お尻も丸出しで農民かと思うほどみすぼらしい郷士の姿などは、文章だけで読むよりも一発で目に飛び込んでくるよいうなインパクト。
先に書いた岡田以蔵も、拷問のシーンなんて凄い迫力。
拷問に耐える男と言うのはいつも、胸を熱くさせられますね。
(カムイ伝然り、「預言者ノストラダムス/藤本ひとみ」のアルベルトしかり)
もちろん、文章の司馬竜馬のほうがよかったと思うシーンもたくさん会った。私には大感動の大政奉還の「良くぞ断じたまえるかな」や、薩長連合の成立するまでのハラハラドキドキの展開などは司馬さんの竜馬にはかなわなかったかなと思う。
司馬さんのほうではお田鶴さまが竜馬の思い人なんだけど、マンガではお加代さま。これもお田鶴様のほうが好きですね。
司馬さんの竜馬で陸奥陽之助が結構好きだったんだけど、漫画のほうではあんまり魅力的に描かれてなかったね。
勝海舟は、どちらも同じぐらい良かった♪

しかし、比較ばかりしててもしかたがない。
文章ならではの魅力、マンガならではの魅力、司馬竜馬にも小山竜馬にもそれぞれの持ち味があってどちらも甲乙つけ難いように思います。
ただ、おりょうはマンガでも、小説でも嫌いかな?ま、その存在が好きではないけどね。嫉妬かね、これは(笑)

竜馬に対する感想って言うのは、「竜馬がゆく」を読んで書いた感想から変わりはないので、もう書きませんが、何度も読み返したい、いつも心に竜馬を感じていたい、竜馬に恥じないような人間になりたい
なんて、思わず感じてしまう。
奇跡の存在、坂本竜馬。

らむちゃんにお借りしました。ありがとう♪
ちなみに竜馬がゆくの感想は本館にあります。

THE MAKING OFおーい!竜馬
武田 鉄矢 小山 ゆう
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