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フロイト1/2 /川原泉

2006年07月11日
4592125142フロイト1/2
川原 泉
白泉社 1990-02

by G-Tools
freude

川原さんの「フロイト1/2」をご紹介します!

収録作品は
フロイト1/2…1989年花とゆめ4・8号掲載
かぼちゃ計画…同上14号掲載
追憶は春雨ぢゃ…同上11号掲載
●おまけ…川原泉の予告カット展覧会


フロイト1/2

フロイトの没後50周年にあたるこの1989年、この作品は発表されました。フロイト…小難しそうなテーマが川原さんらしいですよね。
フロイト教授の紹介も、川原さんらしいです。

ウィーン大学のフロイト教授は神経病理学者
精神分析学 深層心理学の創始者
夢などの心理現象の無意識規制をムニャムニャムニャ…
ともかく偉大な学者だった 
   以下略


で、このフロイト氏、没後50年、どこにいるかと言いますと、天下の小田原城の庭で、「風呂糸屋」として(下手な駄洒落を飛ばしつつ…当時は『おやじギャグ』って言う言葉がまだなかったのですね?)提灯を売っているのです。
それが目に見える人間と見えない人間がいる、この物語の主人公の篠崎梨生ちゃん8歳と、大学一年の瀬奈弓彦のふたりには見えたのです。
二人は風呂糸屋さんから提灯をそれぞれ5円で買います。
その提灯、ただの提灯であるわけがなく、不思議なはたらきをする提灯だったのです!
そのはたらきとは、二つの提灯を持てば夢がつながり、夢の中で会えるのです。それで、梨生は遭難した弓彦を助けることも出来たのです!!
さてさて、時は流れて、梨生は高校生、弓彦は社会人。ゲーム会社に勤める弓彦の元へアルバイトとして入ってきた梨生。二人は数年を経て再会するのですが、弓彦は色んなトラウマからすっかりお金の亡者になってて、性格もひねくれてて、イヤな感じの青年に…。
逆に梨生は家庭事情にちょっとフクザツなところがあったのだけど、周囲の愛情もあってすごくのほほんとした良い子に(ちょっと?トボけすぎな感じなんだけど)成長しています。
結局、梨生のこのほんわかした性格が弓彦君を救うと言う話でしょうね。
弓彦が、夢を通じて、梨生の孤独感や寂しさに気付き、己の言動を深く反省するシーンがあるのですが、ギャグ交じりでありながらこれが泣ける!!
そして、父親と一緒に暮らすはじめると言うくだりを含むラストの大団円!というかんじに、ほんとうに心からよかったねー、と言える、ステキな物語なのです。主人公の梨生がほんとに良い子なだけに嬉しくなるようなラストです♪

※ 出てくるゲームのハードが「ファミコン」って言うのも時代を感じますね!スーパーファミコンですらないんですよね。
で、ゲームのソフトはというと「怒るミカエル」だって!ウィットに富んでますな♪戦士が和音で、魔法使いが史緒、僧侶が柚子、ミカエルと一緒にルしファーを倒すと言うRPGなんですって(笑)。


かぼちゃ計画

戸倉羽希。囲碁好き!(笑)ヘチマを育てたつもりがかぼちゃだった!!そんな羽希は、両親が共働きであったために、近所の老人会の囲碁クラブに入り浸って育った。そのために、どこか他の女子高生とは一線を隔す。ショッピングと言えば晩ゴハンの材料をスーパーで買うことだったりする。そんな羽希の野望は、いつか、囲碁の腕前を磨いて、「若草老人会」の正式メンバーになりたいと言うもの!(笑)

この羽希に何かと突っかかってくるクラスメートの篁(たかむら)くん。
実は彼は幼い頃、囲碁の勝負で羽希に負けてしまったのに、当の羽希がそのことをちーーーーっとも覚えてなかったのが面白くなかったのだ。


老人と若き高校生の交流を軸に、触れ合いの温かみを描きます!

羽希が好きだったのが老人会の信さんっていうのがおかしかったり切なかったり。人生計画どおりに行くものじゃないわ、と言うのをかぼちゃになぞらえてあるのですよね。


追憶は春雨ぢゃ

これは川原さんのお友達との古郷での思い出話や、上京したての頃のエピソードが満載のエッセイです。
九州の端っこK県のそのまた端っこI市…これは、『愚者の楽園』に登場しましたが、おそらく指宿市ですね。わたしもK県に住んでいた事があるし、I市にも行ったことがあるので、とっても親近感が沸きます。親近感を沸かせてもアチラも困ると思うけど…。
漫画家として上京してきて、最初のころ、電車の乗り方を訊ねたおじさんに、自分の素性などチラっと説明したのですって。するとおじさん、出版関係⇒書き物をしている⇒おじさんも買いますよ、なんて言う本?⇒花とゆめ⇒植物栽培の本、と言う風に勘違いします。そのとき川原さんがとった行動ってのが、いかにもそれらしくおじさんを納得させるだけの話をしたらしい。いかにも博識な川原さんらしい逸話ではありませんか!ご本人「アヤシイ知識を総動員」なんて書かれてるけど、絶対、すっごい薀蓄だったのではないでしょうか(笑)。
お友達とのエピソードも心温まります。『笑う大天使』みたいな3人トリオはこの、川原さんの実体験から来てるんでしょうね♪



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[か行のマンガ家]川原泉 | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
下手なしシャレは、よしなしゃれ♪
なんちって、下手なんて言ってごめんなさいね!!(笑)
こちらこそ、リンクしていただいたんですね!
嬉しいです。ありがとうございます!
今後ともどうぞよろしくお願いします♪
まず、聖矢ですけど(星矢?)
そうかも知れないです。
わたしも「ぼく球」読んだのだけど全然覚えてなくって
ちょうど、「山田太郎」を思い出していたので
あのようなコメントを。
失礼しましたm(__)m!!

さてさて、いま川原さんを大量に人からお借りしているのですが、川原フリークなおかたなので、すべてが花とゆめコミックです。
わたしも、持ってる川原さんの本は文庫です。
文字も絵も小さくって不満ですねぇ。
やはりできるだけ大きい紙面で読みたいです。
年とともにますますそう言う傾向が強くなります。

>川原さんの主人公みたいに、良い子になりたい今日この頃です

たしかに、すっごくいい子達ばかりですね!
根が純真で綺麗なんですよね。
でも、ライチマン1号さんはユーモアのセンスがすごくあってよいではありませんか♪
うん、いいと思うなぁ♪
ふとんがふっとんだ。
shortさん、こんにちはv-238

リンクありがとうございましたv-353
これからもどうぞよろしくお願いしますvv

フロイト1/2を読むと小田原に行きたくなってしまいます☆
何故象がいるのかは、未だに謎ですが。
「ファミコン」でしたね!今の若い人には分からなさそう・・・。
「怒るミカエル」を一度プレイしてみたいですねぇ♪

そして、画像の花ゆめコミックスに感激☆
私は全部文庫で集めてしまったので・・・ますます文字が小さくて・・・。
川原さんの主人公みたいに、良い子になりたい今日この頃です。

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