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甲子園の空に笑え!/川原 泉

2006年07月18日
●甲子園の空に笑え!

川原節炸裂のスポ根マンガ!!

って、これほど「熱血」と言う言葉から程遠い野球マンガは他に類を見ないのではないでしょうか?ものすごく、気が抜けています。もちろん、いい意味で。

わしらは
栄冠とか優勝とか
そんなもんに
輝かなくてもいいんだな
人間
妙な欲を出しちゃいかんのだな
豆の木の豆たち
それでいい
…ただ
あー
きょうも
運が良いといいね
楽しいといいね
幸せだといいね



主人公の広岡真理子22歳新任教諭、九州A県B郡の私立豆の木高校に着任した。そこは1学年130人前後という小規模高校で、当然部活などの予算も少なく、野球部は監督の問題で困っていました。
監督を外から雇う予算もなく、かといって、教師たちにしてもらうには、あまりにも老体の先生ばかり。
しかし、野球部が目をつけた「うんと若い理科の先生」とは!!
それが広岡真理子教諭22歳なのだった!!
最初はしぶしぶ監督を引き受けて、編物なんぞをしながら!野球部の練習風景を見ていた真理子だけれど、ふっと思い立った部員たちから「ノック」を頼まれた!
編み棒をバットに持ち替えて、真理子は打つ!これがなぜか当たる!真理子には天性のバッティング能力が備わっていたのだった~~!!

で、このノックのおかげでメキメキと部員たちの実力(守備)が上がっていくのですよ。そして季節は「田植えの季節」。それは甲子園大会の県予選が近づいたことを意味するのでした!!

…と、このように、編物をしながら…だの、農繁期…だの、田植えだの、そう言ったなんかほのぼの~~~っとした情景を挟んで、熱血名スポーツマンガが描かれるわけがないと…。

このあと、県予選の方針が「シード制を廃止」なんかしちゃったもんだから、強豪同士が早い段階でつぶし合いをして、その合間を縫うように豆の木高が勝ち抜いていって、結局甲子園に出るんです!!
まさか!!って言う展開なんだけど「アリ!」なんですね!
でも、応援を含めて、甲子園行きには莫大なお金がかかります。ある高校では●千万円の予算を組む場合もあるとか…。
真理子はそれを聞いて「たかがガキのボール遊びにウン千万…ばーろー!!」なんて思っちゃう。笑えるけどハッとさせられる場面ですね!
で、また豆の木の人たちがいい人たちばっかりで、コチラもほのぼのなんです。何がいいって川原作品には「悪意」ってのがないのがイイですよね。気持ちがいいのです。

で、新幹線も予算がないので使えず、マイクロバスでいざ甲子園へ!


甲子園でも、運のよさは続いてて、あれよあれよと準決勝まで勝ち抜き、ついに決勝進出。だけど、やっぱり『熱血』にはならない…。なんせ、応援がブラスバンドじゃなくオーケストラ、で、モーツァルトやベトベンなんだもん。
だけど、それでも!!
気が抜けたようでいて、真剣、一所懸命な選手たちの最後のプレーは、なんだか感動で涙が出ちゃうんですよ。変なんです。泣くようなシーンじゃないのにね。

最後に「楽しかったね…」で終っていく甲子園物語。
これでいいのか、こんなにも気の抜けたようなスポーツマンガで。
いいんです。良いに決まってる!
「楽しい」って大切なことじゃないですか!!
これを忘れちゃ、人間ゆがんでしまいます。
それをちゃんと、このマンガは描いてる。
周りが見えないほどのめり込んで、すべてを犠牲にしてそのスポーツにかけるのも大事なことだと思うけど、決してスポーツの楽しみ方はそれだけじゃない、って、楽しみ重視でやっても悪くないんだよ、って言われてるような気がしました。
もっと気楽に行くのも、一つの道なんですよね。

ちょっと人生に疲れたら、川原マンガでリフレッシュと行きませんか?(笑)
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[か行のマンガ家]川原泉 | Comments(10) | Trackback(0)
Comment
こんばんは♪tooru_itouさん♪
怖くないのですね!!(笑)
よかったー♪なんちゃって(笑)
tooru_itouさんはほんとうにSFがお好きらしいですね。萩尾望都さまのマンガも「11人いる!」がお好きなのでしょ。「アンドロイドは…」の続編なんですね~~。楽しみにしていますね♪
>「ブレーメンⅡ」って、絵が怖い…。
~大丈夫(笑)半分以上はあの川原教授のトボケた絵だから♪(^o^)。
「ブレーメンⅡ」は「アンドロイドはミスティー・ブルーの夢を見るか?」の続編です。イレブン・ナインことキラ・ナルセと社長ナッシュ・レギオン、こんぴゅうたあ「あんぶれら」が再登場します。SFの星雲賞のマンガ部門賞の名作(笑)です。
 私が好きなのは自称火星人のリトル・グレイが大活躍(笑)する第3巻のお話です。
tooru_itouさん、おはよーございます♪コメントありがとうございます♪
はい、お初だったんですよ。これ。「ゲートボール殺人事件」と「メイプル戦記」(←これから読むのです。楽しみぃ~♪)あたりが初めてなんです。と言っても川原さんを読んだこと自体、結構最近なんですよ。「花ゆめ」「ララ」「少コミ」系は結構奥が深いマンガがたくさんありますね。わたしは一般受けするタイプの集英社系だったので、ちょっと唸っています(笑)
川原さんのマンガ、このころ、決して絵が上手いとはいえないと思うけど、この頃の絵って好きです。ちょっと読んだけど「ブレーメンⅡ」って、絵が怖い…。読めるだろうか?と、心配です。
tooru_itouさんのところにも、書き込みにうかがうつもりが、今度の日曜子ども会のレクが終るまで(具体的なこと言っちゃってゴメンなさい)行けそうにありません…。
語りたいことがたくさんあるので、きっと伺います。そのときはよろしくお願いしますね~♪
 short さん、「甲子園の空に笑え!」初めて読んだの?。名作でしょ♪(^o^)。「まんが好き!同盟」で前に私が取り上げて紹介してる位だもの(笑)。続編の「メイプル戦記」よりこっちの方が好きですね、私は。
 メグさん、はじめまして。是非、「甲子園の空に笑え!」をゲットして読んでみて下さいね。川原節が心地良くて読後感は最高ですよ♪(^o^)。
>メグさん♪コメントありがとうございます^^
わたしの記事だけで胸が詰まったとおっしゃるアナタは何者??(笑)なんちゃって感性が豊かなのですよ。メグさんったら♪
そしてそれほどまでに、この作品の放つオーラがほのぼのしていると言うことなのでしょう♪
実際にいらっしゃるのですね。そういう●●親が!!(笑)
でも、そこでそう言うクールな視線を向けちゃうメグさんにはぜひともこの川原作品はオススメできますね~~♪そして「そう言う親」にこそ読ませたいかも!!
わたしもBオフで文庫だけど見つけましたよ。メグさんも探してみてね。
>高さんへ♪
いらっしゃいませ♪さっそくのコメントありがとうございます!
これも名作ですよね。ってわたしこのたび初めて読んだのですけど…^^;
「メイプル戦記」も待機していますから、乞うご期待♪です(笑)
相手高校は「北斗高校」ですよ。監督は高柳さん。彼との関係もよかったですよね!もっと憎たらしい敵役にでもなるのかと思ったのに。
ギスギスした気持ちを持て余してる人には断然読んでいただきたいマンガですよね♪
こんにちは!
Shortさんの記事読んだだけで胸が詰まってしまった
私って何者なんでしょう(爆

>たかがガキのボール遊びにウン千万…

ばーろーですな!(笑
でもいるんですよねー、私の周りには
たかが子供の習い事になにをそこまで???
というぐらい熱い方もいらっしゃいます。
まぁ、それも大切な部分ではあるのかもしれませんが
私も『楽しい』が原点であってほしいと願います。

この漫画読みたい~~~~♪
shortさん、こんばんは。
リクエスト通り『甲子園の空に笑え!』がupされていて嬉しいです~!!
ホント肩の力がいい具合に抜けてほっとできるいいお話ですよね。
でもって決勝で対戦する相手高校(名前忘れた・・・)の監督と、その生徒へのアドバイス(?)も結構好きだったりします。
運と楽しさだけではやっぱり優勝は出来ないんだけど、それでも楽しかったじゃないかとお互い笑って別れられるのが、またいいなぁ・・・なんて。
思わず語ってしまいました(^^;
ライチマン1号さん♪
コメントありがと~ございます♪
これ、最近読んだんですよ!
あまりのほのぼの感に衝撃を受けました!(笑)
こんなスポーツマンガがあっていいの~~
って感じでした(笑)
なんせ、「巨人の星」「あしたのジョー」「アタック№1」「サインはV!」世代ですので…!
あ、でも、野球マンガと言うと「進め!パイレーツ」はまさにオススメですよね。
なんか、並べるのは変だけど、あのギャグマンガを思い出しちゃったんですよ。
「甲子園の空に」のラストは「勝たなくってもいいじゃないか」って言う感じの気の抜け方、まさに現代社会に癒しの空間でした。
ほろっときますよねぇ??^^
ぅわ~いv
甲子園の空に笑え!だ~♪
最後がすごーく好きですv
本当に、ギャグ漫画のはずなのに、ちょっとウルッとしちゃうんですよね!
「みんな みんな 運が良いといいね 楽しいといいね 幸せだといいね」
って、まさに現代社会に必要な言葉だと思います~。
私も豆の木高校に行ってみたいです☆
続編(?)の『メイプル戦記』もイイですよねv

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