AX

スポンサーサイト

--年--月--日
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告

ブレーメンII /川原 泉

2006年09月10日
ブレーメンII (5) Jets comics
ブレーメンII (5) Jets comics川原 泉

白泉社 2004-09-29
売り上げランキング : 5001

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
ブレーメンII (4) ブレーメンII (3) ブレーメンII (2) ブレーメンII (1) レナード現象には理由がある

ブレーメンII (3)
川原 泉
4592132432



面白かった!!さすが川原教授!!
初期の絵柄から見ればずいぶん雰囲気が変わってしまい、おまけにSF…ちょっと目が怖い…などの理由で、この本に取り掛かるまでにちょっと一押しが必要で、いつもよりも時間余分に頂きました。
しかし、いったん入り込んでしまえば、いつもどおりの川原節。
とぼけてて、のほほ~~んとしていて、平和主義で(SFなのに武器不携帯)、優しく温かい。なによりも深い人間愛が描かれている!!人間だけじゃない、命そのものを大切にする心が。
やはり、川原作品に外れなし!と思った次第。


アンドロイドはミスティー・ブルーの夢を見るか?宇宙の食欲魔人の続編です。
↑は「カレーの王子さま」に収録。

西暦2306年8月15日、大型輸送船『ブレーメンⅡ』就航。
少子化により人口は激減しているのに、宇宙開発はさくさく進み、広大な宇宙で思いっきり人手不足となり人類はとっても困ったことになっている。
アンドロイドだの、高度な知能を持つものはものすごく高価だから使えない。
反対に、ワシントン条約での手厚い保護のため動物たちが急増。
パンダなんか道端にゴロゴロいる状況なんです!!(見てみたい!!)
そこで登場するのはディーター・モーゲンスターン博士。
博士がバイオテクノロジーを駆使して作り上げたのは…

なんと、人間と同じ知能を持つ動物たちだった!!

さて、大型輸送船ブレーメンⅡの機長に任命されるは、イレブン・ナインの異名をとる(誤差が思いっきり少ない=メチャクチャ優秀)なキラ・ナルセ。
マウンテンゴリラのダンテ君を副機長に迎えてクルーにも様々な動物たちを乗せていざ出航だ!!
そこに、プラス異星人、火星人のリトル・グレイ。別名くつくつ虫がくっついてきて、ブレーメンⅡは、色んな星で出会いや事件を経験しつつ、宇宙を旅するという物語なのです。
クルーが襲われる事件があったと思えば、社長であるナッシュ・オリジナルが乗り込んでいたり(コピーのほうがよっぽど社長らしいのだ!)ステルス・スーツを着込んだ動物好きのジャック・王がブレーメンを狙って乗り込んだりと、気が休まる暇がないぐらいいろいろな事件が持ち上がる。
きわめつけは


ヘルツォークでしょう。エルンスト・ヘルツォーク。囚人護送船の刑務官…と思いきや、この後ブレーメンに大きな影響を与える大変な「悪魔」。
ブレーメンは無事に航海を終えられるのだろうか!!!
ブレーメンの運命やいかに!!!

って感じですけど。

川原さんの漫画だなぁ!!って思う場面がたくさんあったけど、そのうちの一つ。
先ほどのヘルツォークなんですが、護送船の囚人達の皆殺しという凄惨な事件の犯人だけに、マスコミの注目度が高い。あげく、マスコミはヘルツォークに「闇の王子=ダーク・プリンス」なんてカッコいい呼び名をつけるんだね。
これにたいして、我らがキラ・ナルセ!
「バカじゃないの マスコミって!そんなシャレた呼び方するから悪党を英雄視するような勘違い野郎が出てくるんだ!!」と怒り爆発!!
うんうん、さすが川原さん良いこと言う~~♪拍手喝采です。
で、キラ・ナルセがヤツにつけた名前は「ハッチポッチパッチ」。意味は「ごった煮のつぎはぎ」だって…。(爆)

そして、初の宇宙航海犬(ライカ犬)のグドリャフカに思いを馳せるシーンがあって、思わずわたしもこの映画「マイライフ・アズ・アドッグ」を見てしまいましたよ。映画のあらすじと感想が気になる方はこちらをどうぞ。

それと、星が爆発するまでをひじょーーーに分かりやすく図解した「mission4:第6の封印」なんかも、すごくためになった感じ。川原先生の漫画を読むと、なーんか、賢くなった気がするのは気のせいなのかな~~。いや、気のせいですけど。でも、天文学とか地学とか苦手なわたしも、川原さんの説明はすごく興味を持って読むことが出来たよ。理解できたのかどうかは別にしてね…。

シマシマトラのシャキール君と相棒のアレン・ハークネスの話は泣けました。これも川原先生らしい泣け方(言葉が変ですが)。
でも、ヘルツォークとか、リトル・グレイのくつくつ虫とか、ステルス・スーツとかがその場限りのキャラじゃなくって、後々に影響するこの一連の流れの鮮やかさに惚れ惚れもしましたね。

結局最後は
「mission9:長靴をはいた猫」
一度食べたら忘れられない味で「まいう~」の、きのこ「ハッブル茸」。
大量生産しているのはグレイソン・ファーム社の大農場。
そこで働くくろねこのポー君は、黙ってブレーメンに乗り込む。密航しようって訳。
理由を聞けば、どうしても言いたいことをモーゲンスターン博士に言うために地球に行くことが目的だと。
しかし、ポー君のこころには人間に対する深い深い猜疑心と嫌悪感があった。
それは、働いていた農場で、動物だからといって虐待という過酷な待遇と差別を受けていたからだった。
キラ・ナルセにもナッシュ・オリジナルにも心を開かないポーだったが、ブレーメンの中での動物たちの様子を見て、人間にもいいひと、動物に対して優しい人がいるんだと納得する。
虐待の様子、あきれた内情、憂慮すべき実体を、農場に乗り込んでフィルムに収めたキラ・ナルセ。それを今までの航海の途中で知り合ったすべての人々に見せて協力を仰ぎ、ついに農場をイメージダウンさせ社会的制裁を加えることに成功!

そして
「ブレーメンズ(働く動物たち)の諸権利の保護や行動・思想・財産の自由を保障する新法案」が可決、制定される。
この法案はのちに「ポー法」と呼ばれることになる。ブレーメンとして初の連邦議会議員の名前を取って…。
そしてそして
ブレーメンⅡは今もどこかで元気に遠い宇宙を旅しているのでしたとさ♪

めでたし、めでたし♪
読後の幸福感、川原先生ありがとう♪

ちなみに、その他のクルーのご紹介。
ウサギのシルビア、黒豹のオスカーカエルのマエダ君、白ヤギのアベル君、カンガルーのヘンデルさん(医務医、後にアームストロングと改名)、ワラルーのオルドリン君、ワラビーのコリンズ君(←カンガルーに見えてそれぞれ大きさによって種類が違う)立ちワニのコステロ君、ヒグマのミーシャ機関長、シロクマのニュート機関士、パンダの李さん(給仕長)その下で働くニホンザルのミザール君イワザール君、キカザール君、リスザルのゴード君、犬のベルカ君とストレルカ君、チンパンジーのハム君、シロネズミのエクトル君、猿のラピク君ムルチク君、イワトビペンギンはケンタ君、アデリーペンギンはマック君、皇帝ペンギンはモス君、ネズミのジェリー君…もっとご紹介したいけどこれぐらいでお願いします(爆)

SF苦手だとしても、やはり読むべきよー。オススメしちゃいます♪
読んで良かった~ってわたしも思いましたもん^^

翔ママさまにお借りしました。ありがとうございました♪


   中国の壺
   笑う大天使
   バビロンまで何マイル?
   空の食欲魔人
   カレーの王子さま
   美貌の果実
   フロイト1/2
   銀のロマンティック…わはは  小人たちが騒ぐので
   甲子園の空に笑え!
   ブレーメンⅡ
スポンサーサイト
[か行のマンガ家]川原泉 | Comments(6) | Trackback(0)
Comment
あ、ライチマン1号さん、いらっしゃい♪
見つけてくれてありがとう。実はライチマン1号さんの「SF苦手」って言うのを見て、大きく頷いたわたしですが、それからすぐに、心を入れ替えて(笑)読むことにしたのですよー。
そしたらこれが案外面白い♪なので、はい、そのとおり。ライチマン1号さんへのメッセージです(笑)これほんと(笑)。
わたしも、SFチックなくだりで読むのが面倒な横書きの吹き出しは飛ばしたり(^^;)して、自分に読めるところだけ読みました。
やっぱ根底は川原さんなのじゃないでしょうか?
動物好きならなおさらですよん♪
ハチクロもライチマン1号さんのレビュー、早く読みたいです!!^^
shortさん、こんにちは~v
おお、それは・・・!SF苦手でブレーメンをちょっと敬遠している私へのメッセージ!?
(図々しい・・・)
あ~、でもshortさんのレビュー見たら、買わなくちゃ~、と思いました!!
早速本屋さんへ走ります★動物好きなので、楽しみになってきました♪

ハチクロ最新刊、レビューしたら、トラバとコメントさせて頂きますね!
ああ、早く混ざりたい・・・!(うずうず)
翔ママちゃん、コメントありがとう♪
おかげさまで川原さんのカテゴリがすごく充実しました!!
ありがとうね~~♪
レナード現象、またよかったら貸してくださいませ。
ついでのときで良いから。
翔ままは何か読みたいものはないかな?
お返しする時に送るけど。

長らくお借りしてありがとうね。
近々お返しします♪
 こんばんは♪
 こちらも気に入っていただけたようで良かったです。
 「レナード~」、今姉の所にいってますが、戻ってきたらまた送りましょうか?
 これもなかなかおもしろかったですよ。
tooru_itouさん、いらっしゃいませ♪
強力プッシュありがとうございました!
とっても楽しかったです。
動物が人間と同じ知能を持つなんて
結局御伽噺のような設定で、ほんわかした気持ちで
読めました!
「レナード現象」機会があったらぜひとも読みたいです♪
「ブレーメンⅡ」お気に入り頂けて、『ぷっしゅ』した者として大変嬉しいです~♪(^o^)。
カ~ラ教授の最新コミック「レナード現象には理由(わけ)がある」もお忘れなく~♪(^o^)。

管理者のみに表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。