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イキガミ/間瀬元朗

2006年11月20日
4091532810イキガミ 1 (1)
間瀬 元朗
小学館 2005-08-05

by G-Tools



以前書いたように(こちら参照)念願の『イキガミ』1巻をゲットしましたので、あらすじ感想など。

ちなみに、参考にさせていただいたブログはライチマン1号さんの『つれづれ漫画日記』です。サンクス♪

連載誌は「ヤングサンデー」で現在連載中らしいです。
最新刊の3巻はただ今予約受付中。
近日発売予定です。
409151149Xイキガミ 3 (3)
間瀬 元朗
小学館 2006-12

by G-Tools


さて、1巻のあらすじは…。
ネタバレもありますのでご了承ください。

EPISODE1『復讐の果て』

日本でしょうが、パラレルな日本でしょうか。それとも近未来?
「国家繁栄維持法」と言う法律があります。
小学校に入学した時に、人はみな「その注射」を受けます。名目は「国家繁栄予防接種」。
その「予防注射」には驚くべき特殊な「ナノカプセル」が混入している。
そのナノカプセルは打たれた国民の心臓の肺動脈内に達してそこに留まり、その人間が18歳から24歳という一番人生の良い時期ともいえる年齢に達すると(それがいつなのかはあらかじめ設定されている)破裂して、その人間の命を奪う。
そのナノカプセルが注入された予防接種が一体誰に注射されたのか、いつ「その時」がくるのかは、一部を除いて誰にも知られることがない。
そして、その「時」がくると、24時間前に、その知らせを持った配達員がその日時を記した「死亡予告証」を本人の元に届けてくれるのです。

その「死亡予告証」を通称「逝き紙」=「イキガミ」と呼ぶ。

物語は配達員となった区役所の役員、藤本の目を通してこのイキガイを受けとる人間にスポットを当て、「イキガミ」の存在の是非を問い、人間の限りある命を考える。

のだろうと思うけど…。
「イキガミ」という言葉からはやっぱり「アカガミ」を思い出されると思うのです。命を奪うという意味では、共通するものがあり、発想もそこからきているのでしょうね。だけど、本当に戦争を体験してきてアカガミに何らかの思いがある人がこれを読んでどう思うのか?ちょっと気になるところです。

この法律の元になっているのは「命の尊さを分からせるため」と言うのだけど、それは納得できませんね。
で、第一話では、やはりその「イキガミ」を受けとった鴨井洋介という男の人生最後の24時間を描いてますが、この男は「自棄」を起こしていますね。
自分を苦しめてきた過去の記憶、イジメ。
いじめられたことがトラウマになり肉体的にも精神的にも後遺症をもたらしている。自分は「選ばれて」死んでいかねばならない理不尽さを、昔いじめた同級生たちに復讐することで晴らそうとします。
復讐は出来ても、それが一体何になるのか。24時間たって死んでいくことに変わりはないのに。
ただこの洋介は、過去、いじめられていた時にこのパワーを出さなかったことに気付き、今いじめを受けている(洋介の勤めるコンビニに明らかにいじめられていると分かる中学生がやってくるのです)少年に
「風向きを変えたいなら今変えろ。どうせキレるのなら、今キレろ。闘うつもりなら、今闘え」と言い残します。
復讐は遺した家族にも虚しい現実しか遺さないけれど、洋介の言葉がその少年には生きる勇気を与えたことは確かなのですが…。


EPISODE2『忘れられた唄』

コマツナというストリートデュオがある。
秀和が曲を書き、鳥男が歌う。
ストリートライブでまずまずの人気を博してきた二人だが、あるとき音楽事務所からスカウトを受ける。
それはただし、ボーカルの鳥男ひとりだった。
今回イキガミが届くのがこの鳥男。
音楽業界にメジャーデビューしたのはいいけれど、ソロでは難しいと判断され今ではコーラスとギターとして新ユニットのサブになりつつあった。
プロとして思うように行かない上に、イキガミまで…。
鳥男は、最期まで誇りを棄てずにプロのミュージシャンとして生きる(死んでゆく)決意をする。
そんな時、かつての仲間であり親友であった秀和が事故に遭う。
生死の境を彷徨う秀和の命を覚醒させたのは、ラジオから流れる鳥男の最期の唄、自分たちが歌ってきたコマツナ時代の「みちしるべ」だった…。



物語はどこへ向かうのか。
この国家繁栄法と同じく、限りある命を大切にしようということを、この法案を根っこにして訴えたいのでしょうか?
いやいや、多分違うでしょう。
いつか、この法案に反旗を翻すものが出てきて、法案が廃止される時までを描いてくれるのじゃないでしょうか?
人間が命の大切さに気付くのに、こんな法案を持ち出すのは何かが違うと思えて仕方がないですもんね。
いくら、今の世の中が命を粗末にしすぎるからといっても…。

4091510752イキガミ 2 (2)
間瀬 元朗
小学館 2006-04-05

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[ま行のマンガ家]他 | Comments(4) | Trackback(1)
Comment
>くまま♪
星新一さんは殆ど読んだことがないですよ。1冊だけ読んだけど、全然覚えてない…。多分ボッコちゃん…?
感じからすると、同じテーマのようです。
うん、そう言う設定があって命を大切にするって、絶対に違うと思います。
後味は良くないですね。たしかに。
2巻3巻は泣ける話が入ってるらしいけど、どう言う風に泣けるのか、興味あります。
こんな法案が可決されたら世も末ですよね。
あらすじを読んで、星新一さんのショートショートにこういうお話があったのを思い出しました。

人口を抑制するために、死神と呼ばれる職業があって、アトランダムに選ばれた人間を抹殺していく。そのことで、人口が制御されて、豊かな社会が築かれるって話でした。

限りある命の大切さを訴えるという主張もわかるけど、こういう表現方法ってやはり、ちょっと違う気がします。

なんか、後味、悪くありませんでしたか?
ライチマン1号さんいらっしゃーい♪
おかげさまで珍しい漫画を読みましたよ。ご紹介ありがとうね。
最近はバリバリの少女マンガよりもこう言う漫画のほうが読みやすくなっています。
なんで、友達にもこれ、回して紹介してゆきますね~♪
アカガミをパッと思いついたのは、やっぱりわたしがトシだからですよ!(爆)
いや、本との話。
わたしの祖父が戦争に行っていますのでね。お若いライチマン1号さんには、思いつかなかったとしても当然かも。
2巻はまだなんですが、そう言う話があったのですか?
ちょっと楽しみ。この漫画あとのほうが良いらしいので、今後を楽しみにしていますね。

それと、TB重ねて送ってしまいまして。
こちらでお詫びを。ごめんね♪
こんにちは~vv
トラバありがとうございました!!久々の漫画のトラバでしたw
ぅは~、参考にして頂けたなんて光栄すぎますYO~ぅ!!(*´д`*)
色々と物議をかもし出しそうな内容ですよね~。
でもそれが向こうの思惑通り、って感じもしますが!!
イキガミとアカガミ、って思いつきませんでした(笑)。
あ~・・・そっかそっか・・・!!(2巻にそんな話あったのに・・・)
shortさん、凄いなあ!!

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