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ソラニン/浅野いにお

2007年02月13日
4091533213ソラニン 1 (1)
浅野 いにお
小学館 2005-12-05

by G-Tools

4091510760ソラニン 2 (2)
浅野 いにお
小学館 2006-05-02

by G-Tools



何をしたらいいのか
どこに向かえはいいのか
そんな自問自答は誰しも経験があるでしょう。
大人になりきれず、かといって子どものままでもいられない。
そんな時期の若者の心理描写が見事に描かれていて、
そして、生きる事と真剣に向き合っている
主人公たちの姿に胸を打たれた物語。

おススメの一冊でした!

どこにでもいるようなOL2年目の芽衣子は、学生時代からの恋人梶田とゆるゆるっとした同棲生活を楽しんでいます。
梶田はイラスト描きのバイトをしながら、ライブの当てもないバンドの練習を週2回のペースで続けている。
OLという枠の中が苦しく感じられたり、自分いは別の人生があるのではないかと考えてみたり、もっと自由に生きてみたいと思ったりする一方で、まじめにつつましく生きる無難さを肯定してみたり・・・。ゆれる心をもてあます芽衣子。
でも、その芽衣子が会社をスパっと辞めてしまうのです。
そこから物語は始まります。
結構お給料が高い会社だったようなので、それなりにためた貯金。
で、その貯金が底をつくまでには、次のことを考えないといけないというタイムリミットつきの「自由」の中で、梶田との関係を深く突き詰めて考える芽衣子。
芽衣子が会社を辞めたことで「現実」に直面せざるを得なくなった二人の関係は、今までと違う危うさを持ち始めるのです。
梶田は梶田でいろいろと考えてる。バンドの事、芽衣子との将来のこと、自分の将来のこと・・・。
がんばって作ったデモテープが無駄になり、自分が音楽をやるきっかけを作ったバンドマンの変わり果てた姿を見て、梶田の心中も揺れる。
そして、ふいっと芽衣子の前から姿を消します。
何日間もかかって梶田が出した結論は、仕事もしてバンドも続けて、そして芽衣子とふたりで幸せになる。
そのキモチを芽衣子に電話で伝えて、そして…

以下クリックしてどうぞ(ネタバレしています)
梶田は逝ってしまう。
その後は梶田のいない喪失感に苛まれ、苦しみながらも、梶田のあとを継いでバンドをやることで立ち直っていく芽衣子と、芽衣子を取り巻く友人たちの暖かさが淡々と描かれていきます。
このバンドメンバーのビリーや加藤君たちがいい味で、悲しいながらも癒されます。
芽衣子がどうやって梶田を失ったショックから立ち直るのか、一足一足と手探り足探りで前に進む姿が感動的だし、芽衣子の強さに心を打たれます。
梶田の作った歌「ソラニン」を歌いきる芽衣子に、熱い何かを思わずにいられない。


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[あ行のマンガ家]浅野いにお | Comments(0) | Trackback(0)
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