2005年06月21日
遠い星をかぞえて
岩館 真理子

遠い星を数えて
集英社マーガレットコミックス
◆遠い星を数えて…1986年8号
◆遠い星を数えてⅡ…1986年15号
◆遠い星を数えてⅢ…1986年21・22~24号
◆夏の向こうには遠い星を数えてⅣ…1986年32号 週マ掲載
ふたみは怒りっぽくてイライラしてる母と、自分勝手な姉たちと、病弱な父との5人家族。ある時ふたみはピアノを万引きしようとして(できるか~!)捕まってしまう。実はピアノのために貯金していたお金を衝動的に散財してしまい、買えなくなったから万引きしようとしたというのだ。しかし、そこにはふたみの家族に対する思いやりが潜んでいたのだった。
たまにしか顔を見せなかった、お母さんの死んだ妹晴美の夫の庄助おじさん。ここのところ頻繁に顔を見せるようになったのは、脚本家として活躍し始めたのを機に、実の娘のふたばを引き取りたいから。
恋人の元編集者の今日子は子供が産めない体らしく、庄助がふたばを引き取りたいならそれもいいと思っている。
3姉妹の末っ子で、わがままな姉たちと怒りっぽくて思いやりのなさそうな母親と一緒に暮らしているふたば、全然幸せそうに見えません。
お父さんも病弱で、先が長くないとか言ってるし。
そんな中でも、家族への思いやりを忘れないふたばがとっても愛しいです。
あるときラブレターが着たので、約束の場所に行って見ると全然知らない男の子がいます。彼は卜部くん。
友だち以上恋人未満(って言う言い方は古いかな(笑))の関係で清いお付き合いをする二人。
ふたばと家族
ふたばと庄助
ふたばと卜部君
庄助とつるこ
庄助と今日子
それぞれの、それぞれへの想いが切なく、そしてくすっと笑えるユーモア交えて描かれています。
くすっと笑った後に切なさが胸を締め付けて涙が出そうになる、そんな繊細で美しい物語です。
星を見上げながら、あの目立たない星はお父さん、あの大きな星は母さん、あの星はふたば…あらそれなら、あっちの赤い星のほうが可愛いじゃない?おかあさん、あれは飛行機よ、なんて言う会話に笑わせられるんですが、その会話を思い出して卜部君に語るシーンでは、庄助おじさんが陰でそれを聞いて「おじさんに似た星は探してくれないのかい」とサビシそうにしてたりして、胸がぐっと締め付けられます。
岩館 真理子

遠い星を数えて
集英社マーガレットコミックス
◆遠い星を数えて…1986年8号
◆遠い星を数えてⅡ…1986年15号
◆遠い星を数えてⅢ…1986年21・22~24号
◆夏の向こうには遠い星を数えてⅣ…1986年32号 週マ掲載
ふたみは怒りっぽくてイライラしてる母と、自分勝手な姉たちと、病弱な父との5人家族。ある時ふたみはピアノを万引きしようとして(できるか~!)捕まってしまう。実はピアノのために貯金していたお金を衝動的に散財してしまい、買えなくなったから万引きしようとしたというのだ。しかし、そこにはふたみの家族に対する思いやりが潜んでいたのだった。
たまにしか顔を見せなかった、お母さんの死んだ妹晴美の夫の庄助おじさん。ここのところ頻繁に顔を見せるようになったのは、脚本家として活躍し始めたのを機に、実の娘のふたばを引き取りたいから。
恋人の元編集者の今日子は子供が産めない体らしく、庄助がふたばを引き取りたいならそれもいいと思っている。
3姉妹の末っ子で、わがままな姉たちと怒りっぽくて思いやりのなさそうな母親と一緒に暮らしているふたば、全然幸せそうに見えません。
お父さんも病弱で、先が長くないとか言ってるし。
そんな中でも、家族への思いやりを忘れないふたばがとっても愛しいです。
あるときラブレターが着たので、約束の場所に行って見ると全然知らない男の子がいます。彼は卜部くん。
友だち以上恋人未満(って言う言い方は古いかな(笑))の関係で清いお付き合いをする二人。
ふたばと家族
ふたばと庄助
ふたばと卜部君
庄助とつるこ
庄助と今日子
それぞれの、それぞれへの想いが切なく、そしてくすっと笑えるユーモア交えて描かれています。
くすっと笑った後に切なさが胸を締め付けて涙が出そうになる、そんな繊細で美しい物語です。
星を見上げながら、あの目立たない星はお父さん、あの大きな星は母さん、あの星はふたば…あらそれなら、あっちの赤い星のほうが可愛いじゃない?おかあさん、あれは飛行機よ、なんて言う会話に笑わせられるんですが、その会話を思い出して卜部君に語るシーンでは、庄助おじさんが陰でそれを聞いて「おじさんに似た星は探してくれないのかい」とサビシそうにしてたりして、胸がぐっと締め付けられます。
おかあさん、ほんとうは庄助さんが好きだったんですよね。
でも、出会った時にはもう、婚約者がいて…。
そのうえ、妹の晴美には
「あたし、庄助さんが好き」
って、打ち明けられてそんな状態で
つるこおかあさんは、自分の気持ちに封をしないでは
いられなかったんですよね。
切ないです…。
でも、出会った時にはもう、婚約者がいて…。
そのうえ、妹の晴美には
「あたし、庄助さんが好き」
って、打ち明けられてそんな状態で
つるこおかあさんは、自分の気持ちに封をしないでは
いられなかったんですよね。
切ないです…。
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