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イカロスの山/堀内夏子

2007年06月26日
イカロスの山 1 (1)
イカロスの山 1 (1)塀内 夏子

講談社 2006-03-23
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またまた「山岳漫画」です。

学生時代は「山」を通じて、誰よりも強い絆で結ばれていたふたり、三上俊哉と平岡敬二。8年後、まだ現役で山に登り続けている平岡にたいして、三上は反対に山はやめて当時知り合った靖子と結婚して医師として働いている。ふとしたことで、平岡に会う三上夫婦。久しぶりの邂逅は3人になにをもたらすのか。

三上は平岡との再会がきっかけで山への情熱が再燃してしまい、山に登りたいと言う気持ちを抑えきれなくなります。また、靖子も平岡との再会で心がざわめくのを抑えられません。
そこに、全制覇されていると言われていた8000メートル級の峰14座のほかに、実は15番目の未踏峰があると言うニュースが山岳家たちの間を走ります。そのニュースに心穏やかではない三上。当然のように挑戦する平岡に、羨望と焦燥を隠し切れません。
そしてついに、三上も・・・。
三上と平岡の2人が15番目の未踏峰に挑むまでを、靖子と三上平岡の三者の心の揺れを織り交ぜながら描くものがたり。

「岳」を読んでしまうと、どうしても「岳」のほうに魅力を感じてしまう。主人公にも、ストーリーにも。とは言え、世界には8000メートル級の峰が14座あり、15番目の未踏峰に一番登頂目指して挑むという設定は、迫真のリアリティがあり引き込まれました。
山岳モノの中でも「岳」が「ヒューマン」なら、こっちは「青春」モノと言う感じでしょうか。
個人的に言わせてもらうと、この平岡や三上が山を目指す姿から、「生きる」ことと「生活する」ことの違いみたいなものを感じました。特に三上は、家族を置いて危険に身を投じるのですから。それも「趣味」ですから。(ここは「山」にたいして無理解かも知れず、山岳家の皆さんには読まれたくないところですが)
しかし、ちょっと「バガボンド」に見る武士の生き方みたいなのと相通じるところがあるような感じをどうしても抱いてしまいます。ここで、武蔵を引き合いに出すのもなんだか唐突ですが、どっちも「生死」スレスレの極限で生きていて、それは自分が「選んだ」ものであるということ。その生き様は、カッコイイ!!と思うと同時に「良いご身分だね」みたいな少しシニカルな視線を送ってしまうわたしです。バガボンドはめっちゃくちゃ、好きなんですけどね。家族もほっておいて好きな事をして、山で死ねば本望だと言う気持ち、自分よりも強い剣豪にかかって死ねれば本望だ、みたいな。似ていると思うんですよね。

と、こんな事を感じながらこの「イカロスの山」を読んだのでした。本編にあんまり関係ない文面になってしまってすみません(^^ゞ
しかし、6巻まで読んで、良い~~~~ところで次に「続く」になっているので、ギリギリ歯噛み状態です。
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