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日出処の天子/山岸凉子

2007年07月13日
日出処の天子 [文庫版:コミックセット]
日出処の天子 [文庫版:コミックセット]山岸涼子

白泉社
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山岸フェアもいよいよラストか!
ついにこの作品を取り上げる日がやってきました。
今さら何の説明も要らない、山岸凉子さまの大・代表作「日出処の天子」です。説明は要らないと思うけどちょっとだけ説明しますと、これは山岸凉子さまが聖徳太子を描いた作品です。
もともと、小学校のころから、聖徳太子のエピソードを聞くたびに「それって変!」と思い続けていらしたおりょーさま、とどめは梅原猛の「隠された十字架」だったようです。
聖徳太子伝はいくらでもありましょうが、この山岸版はものすごく物議をかもしたようです。さもありなん、だって聖徳太子が「ほも」だというんですもん。思う相手は蘇我の馬子の惣領息子である毛人(えみし=蝦夷)。
聖徳太子と言えば「十七条の憲法」「冠位十二階」「遣隋使」「法隆寺」というところが誰しもパッと思い浮かぶ所ですが、この「日出処」には、太子がそのように政権を握るまでの若い日・・・いわば、聖徳太子の青春時代を描いてあります。
政権はまだしっかりと握らずとも、実父の天皇が死にその後天皇が即位し、蘇我と天皇で政権を二分しているときから、物部との戦いや海外勢力(新羅、百済、任那など)との外政交渉などの歴史的ストーリーを展開する中で、鮮やかに太子の孤独と苦悶を描いてゆきます。

厩戸王子は10歳の子どもなのに、その聡明さは知れ渡っていて、誰もが一目置く存在。あるとき14歳の毛人が妹の水浴びと間違えて、とある美しい乙女の水浴びを見てしまう。一目惚れにも似た感情を抱く毛人ですが、実はその乙女は厩戸だったのです。
その後、厩戸の不思議な能力を何度か見てしまう毛人。厩戸には毛人の気配だけは感じ取れず、そのせいで無防備になってしまうようでした。

超能力とも神通力ともいえるような能力がある厩戸は、だいたいの人の意思はある程度自由に出来るのですが、毛人だけは厩戸には気配すら分からず、思い通りにはならないところから、厩戸は毛人に対して特別な感情を持ち始めます。
そして、厩戸さえも困難な状況に陥った時、助けてくれるのが毛人なのです。そういう出来事が積み重ねられ、毛人は厩戸にはなくてはならない存在になって行く。
でも、毛人はノーマルな人間なので(でも、本当はちょっぴり厩戸に惹かれている)それが分かっている厩戸は一人切ない思いを胸に秘め一人悶々と苦しい日々を送ります。
わたしが一番萌えたのは、刀自古(毛人の同母妹)と一緒に歩いている所を厩戸が見てしまい、その後地面を揺らせて悶え苦しむ所です。「わたしはいったいどうしたというのだ」というあのせりふとあのポーズ、あの表情たまらなく好きなんですけど・・・!!くぅ~!

それに、やっぱりこの話の一番の魅力は、
厩戸のキャラクター造形だとおもうのですが。どこにそんなに惹かれるのか?ちょっと考えてみた。
まず、「オレ様」っていうところ。「オレ様なのに、寂しがり屋で、でもそれを決して表に出さない」ところ。それが「毛人の前では自分をさらけ出す瞬間がある」ところ。つまりツンデレ(ってもう古いのですか?)「天才的頭脳の持ち主で、めっちゃ能力が高い」ところ。とまぁこんな感じでしょうか。
それに対して毛人ってどうでしょう。考えてみれば厩戸が好きになった相手としての価値はあるけれど、それだけの人物と言えなくもありません。だいたい、面白かったのが氷室冴子さんとおりょーさまの対談(文庫版2巻の巻末解説)なのですが、そこに氷室さんが全読者の声を代表しておっしゃっておられるように「布都姫」に魅力が無さ過ぎる!こんな女に惚れると言う時点で毛人は「なんだよー」ってなもんです。
こんなにも厩戸に思われていると言うのに、あんな女のほうを選ぶのね、バカバカ毛人のバカ!!布都姫は間違いなく全読者を敵に回したのではないかと思われますね。まだしも刀自古とイケナイ世界に入ってくれたほうが良かったのでは??なーんて思ったり。
こんな男に片思いしちゃってる厩戸が切なくて切なくて。こんな男のために厩戸は王子でありながら、あんな事や(物乞いに身をやつしたり)こんな事(女になって敵情視察したり)までしているというのに。ほんとに分からん男だ!毛人め~!!
で、ラストなのですが、妻に迎えた知恵遅れの養女、美郎女(みのいつらめ)の目が間人媛(はしひとのひめ)に似ていると言うことから、結局厩戸が求めていたのは、母親の愛情であると分かった時の衝撃!がつーんと殴られたような、胸をぎゅっと鷲づかみにされたような切なさ!
毛人以上に、あの母親・間人媛にたいして「バカバカ!!間人媛のバカ!!」と殴ってやりたいような心境でした。
で、物語はここで終わるんだけど、実際の厩戸の人生はまだまだこれから!って言う感じ。政治の世界で華々しく活躍するのもこれからのこと。それがもう、厩戸にとっては「余生」になってしまった感じ。政界では毛人と顔も合わせただろうに・・・ああ、切ない。
しかし、後日談の「馬屋古女王(うまやこのひめみこ)」を読むと、その後の厩戸や刀自古の人生が分かるのですが、刀自古の人生も悲惨です。
そもそも刀自古は天真爛漫な元気少女だったのに、蘇我と物部の間に挟まれ(父親が蘇我で母親が物部)毛人や馬子と離れて暮らさざるを得なくなります。
が、蟄居先であろうことか物部のならず者たちに、陵辱されてしまうのです。その時身ごもってしまい子どももおろしているのです。だから厭世観が充満している女性になるのですが、兄の毛人を好きだからその気持ちだけでなんとか日々暮らしていたのですね。
でも、毛人が布都姫に入れあげてしまい刀自古は完全に失恋。だけど、どうしても諦めきれない刀自古は、布都姫が毛人と密会しようとしている企みに乗じて、布都姫と入れ替わり毛人に抱かれます。そうとは知らない毛人は思う存分「布都姫」との情事を堪能するのですが、その相手が刀自古と分かり絶望します。そしてまた刀自古が自分の子どもを身ごもって、以前の堕胎の経験から今度は堕胎も出来ないとなり、忌まわしい血縁の子どもが生まれる事に並々ならぬ衝撃を受けます。
また、刀自古が馬子の意向により、厩戸の王妃として輿入れする事が決まると、子どもを厩戸の子どもとして厩戸も世間も偽る事の罪悪感に苛まれるのです。
でも、厩戸は全部を承知の上で刀自古と結婚したのです。刀自古にしてみればこれ以上の屈辱はありません。いつの間にか刀自古も厩戸に惹かれていたのですから。
結局「馬屋古女王」によると、刀自古と毛人の子どもを厩戸の第一王子「山背」として育て、その他にもどこの誰とも知らん男たちに身を任せてヤケになって子どもを生みまくり、それをすべて厩戸の子どもとして表向きは育てたようです。なかなか荒んだ後半生を送ったのですね。毛人はどう思っていたのでしょうか。知りたいところです。
また、厩戸も「女が嫌いなのだ!」と言っておきながら、あの奥さんとの間に何人も子どもを儲けたのはまだ分かるとして、もう一人奥さん「橘大郎女(たちばなのおおいつらめ)」をもらってその奥さんとの間にも子どもをなしておりますよね。「できる」んじゃんか~~それなら刀自古もそのようにしてやればよかったのに~と言う感じがしなくもないですね。
この「馬屋古女王」のあとにももちろん、物語は続くはずで、入鹿が山背大兄王子を襲って厩戸の血縁は絶えてしまうと言う・・・。そして大化の改新と呼ばれる事件が起き、入鹿が討たれ毛人(蝦夷)もこの世を去ります。
歴史の勉強をしているときは、本の数行や数ページに過ぎないこの時代、実際にはこんな風に人々が息づき生活し、恋をしたり悩んだり嘆いたり悶々としたり苦しんだりもしたのだぁ、政治の世界の話しか教科書では習わないけど、たしかに人々はそこに生活をしたんだよな、と感無量になるのでした。

(でも、聖徳太子って本当に存在したか?それはまだ分からないらしい?)

なーんか、この壮大でめちゃくちゃ支持の高い作品にたいして、こんな安易な感想を書いてしまっては、ファンの方には申し訳ない気持ちで一杯ですが、とりあえず「思ったこと」をつらつらと書いた次第です。


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[や・ら・わ行のマンガ家]山岸凉子 | Comments(22) | Trackback(0)
Comment
Re: 完全版をあらためて読んで
junkoさん
いらっしゃいませ(*^_^*)
コメントありがとうございました!
今改めて自分の記事と、お寄せいただいたコメントをつらつら眺めてみましたが・・・
皆さん本当に熱い思いを抱いていらっしゃいますよね(*^_^*)
完全版が出て、人気も再燃していると思います。
名作は何度読んでもいつ読んでも名作ですよね!
>人生になにはともあれ彩りがある!たとえ(布都姫死ぬえ~っつ)であっても、なにもない不毛よりいいと思いました。
はっ!!!
ほんとにそうですね!!
だからドラマティックなんでしょう。
何もなかったら、そっれよりも、ふつーに厩戸と毛人が結ばれていたら・・・話が違う方向へ・・・(笑)
それは二次創作でいいですもんね(笑)
完全版をあらためて読んで
処天は三十年前、小学生の頃から読んでいました(^-^)/あの頃から布都姫さえいなければ?と思っていました?小学生の頃は女性の魅力なんて考えもつかなかたけど、言われてみればそのとおり!三十年越しに納得?あと王子がツンデレでかわいいと思いました?そして私事ですが、片想いでも好きな人がいたらいいなと痛切に思いましたσ(^_^;)人生になにはともあれ彩りがある!たとえ(布都姫死ぬえ~っつ)であっても、なにもない不毛よりいいと思いました。
Re: No title
REIKOさん
コメントありがとうございます。
お返事遅れてゴメンなさい。

REIKOさんのおっしゃる内容で「日出天子」を想像してみました。
ファンであればあるほど、内容に要望も沸いてきますよね。

REIKOさんの愛情がふつふつと伝わりましたよ(*^_^*)
No title
刀自古、最後のシーンで私は拍子抜けでしたね。
最後のシーンとは 厩戸が「私は女何か大嫌い」と刀自古にいい、お前のことは知らん、好きにしろというところです。
そこで、ただ泣くしか出来ない刀自古に失望しましたね。
そこを「そうですか、私も男なんか大嫌いです。強さにかこつけて、女を襲うことしかしない男なんて」とかいえばもっと面白くなってたのに、どうせ嫌われるなら、それで厩戸に完全に嫌われればもっと面白い!刀自古は河上が殺された時「女は男の餌食になるだけ、こんなこと許されるの?」って言ってたから、それを厩戸にぶちまけて嫌われたら面白かったのに。あれじゃあ、厩戸は弱い者いじめのイジメっこって感じがして嫌でしたね。
最後のあのシーンで 厩戸と刀自古 いっきに熱が冷めました。
それまでは二人のファンだったのに。(毛人と布都姫は みなさんの言うとおり 優柔不断であまり好きでないです)

山岸先生に、あのシーンだけなんとかならんのか、厩戸の女不振(母親がすべて悪すぎるのは同感)はわかりますが、刀自古だって同じように男に酷い目にあってるんだから、厩戸が「女なんて嫌い」って言えば、刀自古も可愛さあまって憎さ百倍で いままでの自分や河上のことを 厩戸にぶちまけてほしかった。
今の少女漫画ならそういう風に書いてたような気がしますね。当時は女が弱かったからでしょうかね。
No title
こんにちは。
私は池田理代子の「聖徳太子」も山岸涼子の「処天」も読みましたが、この二つは扱っている題材が聖徳太子だというだけで、全く別の作品だと思います。なぜあそこまで問題にされるのかわかりません。作品のジャンルが違いますよ。「処天」は歴史をうまく織り交ぜたファンタジーの要素が強く、「聖徳太子」はいわゆる歴史物であり厩戸皇子が理想の国造りに邁進する姿を描いたものです。作品のテーマも面白さも全く異なります。(私は両方好きです)
ずっと池田理代子の作品を詠み続けてきたのでわかるのですが、「聖徳太子」は池田理代子の世界そのものです。ベルばらやオル窓や「エロイカ」、「天の涯まで」等、お読みになればわかりますが、祖国を憂う主人公を描き続けてきた彼女ならではの世界が、「聖徳太子」でも見られます。
私は池田理代子の厩戸皇子はオスカルに似ているなぁと思ったものです。河勝はアンドレですね。
いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。
祭り、のほうもちょっと見て見ましたが、凄い事になっていますね。
どう見ても池田氏劣勢としか思えません。
大好きな漫画家さんだけにわたしも残念です。
http://www12.atwiki.jp/syoutoku_taishi/pages/1.html
また、この新聞記事は今年の5月のもの。
なぜわざわざ蒸し返したのか。藪蛇とはこのことでしょうね。
返す返すも残念です。
私は日出処の天子、大好きなんですが、
ベルばらの池田理代子さんがこの作品を新聞上で非難したんですよね・・・

毛人と厩戸の恋愛を描いているということが歴史とちがうということで。
http://g.pic.to/jbwje
その上、池田氏の描いた聖徳太子があまりにも処天にそっくりなもんだから、
今、ちょっとした祭りになってるのがなんとも残念。

私はベルばらもオルフェも処天も好きで双方好きな漫画家さんだったので
こういうのはとても胸が痛みます。
かぼちゃさん、いらっしゃいませ!
コメントありがとうございます!

そうですね~~言われてみれば同姓に嫌われるもの同士がくっついたのかな?
なんせ、厩戸=♂に好かれている毛人なので、同性に「嫌われる」って思わなかったです(笑)
厩戸を男性一般としては語ってはいけませんよね~!
刀自古はわたしは割と好きですね。
でも、たしかにかわいそうな人。

この物語には幸せな結末を迎えた人はいませんね。みんなが不幸かも。
いかにも山岸センセーらしいところです。
おじゃまします~
はじめまして~
この漫画、少し読んだことあります☆

なんか、フツ姫は同性に嫌われるタイプみたいですね~、かく言うわたしも女性読者なのですが・・・


一方、男性は、毛人を嫌う人が多いみたいです。なんか、優柔不断だとかで・・・

同性に嫌われる者同士がくっついちゃったんですね~(^^

しかし、私としては、フツさんはけっこうかわいそうな半生だったな~と、同情してしまいました。
好きな男性と引き裂かれ、最後、好きでもないけど、嫁いだ先の人と死を供にする覚悟で他の人を助けようとするところに関心したのですが・・・

まあ、結局死なずにすんだけど(^^;

ちなみに、同性の中では、刀自己を嫌う方も多いようです☆
あの人もかわいそうな人だと思うんですけどね~、
ふぅ~む、カジックさんの洞察力の鋭さには頭が下がります。
きっと癒しを求めたのね。フツに。
蘇我氏の名前を思い浮かべる時、馬子と入鹿はぱっと名前が思いつくけど、その間の毛人の名前はちょっと地味ですから、政治的にもそれほどに貪欲ではなかったかもしれない。
かなり説得力があるご意見です!
もう一つ指摘しておきたいのは、政治の世界のドロドロした部分を見てきた毛人にしてみれば(なにしろ親父は権謀術数にしか興味がないような人物ですから)、布都姫の無色透明な感じに安らぎを見出した、という解釈もできるんですね。布都と厩戸は宗教的な対照性が顕著なわけですが、政治的な視点で見ると、布都と対照的なのは蘇我馬子なわけですよ。毛人は、心の中では、ああいう親父に反発を感じてたんじゃないですかね。
カジックさん、いらっしゃいませ♪
フツは、実は本当に嫌いなタイプなのです。これが読者の共感を得る「恋人」では物語に支障があるというか全然違う感想になるのですが、読めば読むほどに嫌いになりますね、そして、そこがこの物語の良いところです。共感を得る恋人になっては毛人とフツのただの悲恋になってしまいますもんね。でもちょっとかわいそうな人ではありますが。

カジックさんのおっしゃるとおりです。厩戸にしてみたら自分があまりにも才能があるからこそ、何もとりえのないフツが厭わしくなったのですね!
このあとの行動っていうと、危険を冒しても自分の方が才能があるところを見せたくなる、うんうん、普段の厩戸なら、誰になんと言われても自分の損とかマイナスになるようなことはしようと思わないですよね。
厩戸が我を忘れるほどに怒るぐらい、平凡なオンナだったと言う…<フツ!


「教育」!!
わ、ちょっと過激な発言ですが(笑)分かる気がする!!そこまで考えたことがなかったです。ふーん、だからおとなしくて従順そうな女がモテるのか~~~。納得納得。
あ、でも「じゃじゃ馬ならし」って言う事もありますし、結局殿がたは女を自分色に塗り替えると言うのが一種の「夢」なのかしらん・・・なーーんて考えた所です(笑)
こんばんは。

>>何も出来ないで、べそべそないてばかりのねー。同性には嫌われるタイプですよね!!

ふむふむ、いい所突いてますねぇ。
斎宮というのは、神に仕える巫女なわけですから、俗世的な魅力とか才能は必要ありませんもの。というか、あんな環境で育ったら、つまらない人間になってしまうという見本みたいな感じですね。ですから、布都姫のキャラクターというのは必然性があるんじゃないですかね。

厩戸がこっそり布都姫に会いに来て、「あんな女・・・あんな何の力もない女」「あんな女のどこが・・・!」と、嫉妬と憎悪と軽蔑を表す場面がありますが、才気のカタマリみたいな厩戸とは好対照なところがミソですね。毛人に惚れてる彼にしてみれば、余計腹が立つだろうし、このことも後の厩戸の危険な行動の伏線になってるんじゃないでしょうか。

まあ、男性として言えばですね、ああいう退屈な女性を“教育”して魅力的な女性に変身させる楽しみもあるのかな、毛人ならそのくらいの技量はあるんじゃないかな、なんて思ったりしますが・・・
千華さん いらっしゃいませ!こちらこそ、こんなつたない駄文を読んでいただいてありがとうございます。
まったく…お恥ずかしい限りです(^^ゞ
語ってよいのか?わたしなんぞが?この作品を?
と思うことしきりでしたが、どうしてもやっぱり書きたくて。自分の気持ちをありのままに書かせていただきました。
本当に僭越で申し訳ないです(^^ゞ

で、やっぱり千華さんもフツがお嫌い??
でしょ~~~~。うんうん、何も出来ないで、べそべそないてばかりのねー。同性には嫌われるタイプですよね!!大して美人でもないのにさ!男どもは見る目がないねぇ!と、言いたい放題言いたくなるような、そんな雰囲気がフツには残念ながらありますね~(笑)
凉子さまはね、文庫版の対談の中で「それは作者の力量不足」とおっしゃてるけど、いいえ、そんなことはございませんよね。
このように「フツめー!!」と思わせられるのは、充分作者の力量があったればこそですよね。結局キライと言いながら楽しんでる部分もあるということで(笑)
よくぞ書いてくださいました!
shortさん、こんにちは。
わ~、すごい力作!
あの当時の衝撃を思い出し、感動しつつ読ませていただきました。
私も、いつか語りたい、取り上げたいと思いながら、未だに書けないでいます。
自分の読み方や感じ方が、決して間違ったり足りなかったりしているとは思わないけれど、それでもこの作品について語りつくすのは、非常に勇気のいることですよね。

ああ~、でも分かるわあ~。
私も布都姫は嫌いだった。こんな自分では何もできない、守ってもらうしかできないような女のどこがいいんだよ、毛人!って…。(ーー;)
この作品がこれほどまでに絶大な支持を得ているのは、ひとえに厩戸のキャラの魅力によるといえるでしょうね。
渾身のレビューをありがとうございました。
トミーさん!
このたびはこんな拙文をリンクしていただき、ありがたいやら申し訳ないやら。

本当にありがとうございました。

是非とも、山岸フリークのカジックさんのコメントも合わせて、(そっちがメイン?)お楽しみいただければと思います。

好きすぎて感想書けない
うんうん、わかる、分かりすぎるほど分かります。
この感想はアップするのかなり勇気要りましたです(^_^;)
凄いわーーー。
 うううっ。よくアップされました (拍手・拍手) 
 私、この作品好き過ぎて感想書けないでいるんです~。しかもいちいちうなづける的確な文章。もっ私いいわ、こちらと 紫苑さんの 「処天」 のサイト 「ソマリ宮」 → http://umauso.hp.infoseek.co.jp/ さんを私のブログの皆さんにはお勧めして読んでもらおう。2~3日後に紹介してもよろしいですか ?
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
>柴犬様
間違いのご指摘ありがとうございました
今先ほど直しましたのでご確認いただければ幸いです。
毛人には癒しを求めたのですね。なるほど。偉人だから平凡に憧れるという感じでしょうか。
>カジックさん
こんな事しか書けなくて、まったくお恥ずかしいです。こんなんでいいんだろうかと
ドキドキしながらアップしました。自分にはこの作品を語る資格がないように思えるので、いったい何を書けば良いのか分からず・・・(^^ゞ
(そんなことを言い出したら他の作品に対してもそうなんですが、特に特にこの作品に関してはそんな思いが強いです)
で、カジックさんの分析は、ありきたりなどとは思えません。とっても深い洞察だと思いました。わたしは与えられた表面上のことだけ読んでしまうので、カジックさんのような深い読み方はとてもすごいと思います。言われてみればその通り、ああそうか、ああそうか~~って思いました。やっぱり厩戸は自分の超能力が忌まわしかったのでしょうね。それゆえに母に疎まれたとなると。母に愛されていれば、その「異形」を受け入れられたかもしれませんね。古今東西超能力を持って幸せになった人、と言うのは中々いませんけど。
おりょーさまのは他の作品たちも「異形」と「常識」の境目がはっきりしていて、だからこそ山岸さんの作品に惹かれるのだなぁと思います。そこに一切のご都合主義がない、容赦ない「これでもか!」みたいなストーリー展開になるわけだし、からこそおりょーさまの作品が好きだし、また逆に「クリスマス」のような作品に感動も出来るのですよね。
と、またしてもこんな平凡な事しか書けないわたしです(^_^;)
私勘違いしてたのかな?この漫画は過去に持っていたけどもう今は手元にないんで詳細忘れてますが、入鹿の母親って布都姫だった気がしますが。。。この人の人物像は、世間一般の男性が好む清楚ではかなげな女性ということかな。蝦夷は、「俺様」の王子にも負の情熱の塊の刀自古にもない癒しを求めてしまったんでしょうか。それをいえば、王子も蝦夷に癒しを求めたと思えなくもないが。

ところで私が今まで読んだ中で、この漫画ほど美しい人と汚い人の差が激しい作品もない気がする。
こんばんは。

遂に取り上げましたか! 偉い!

僕はねぇ、厩戸と毛人の関係って、何か「異形の者」と「常識人」との相容れなさというか、永遠の平行線を表してるような気がするんですよ。
厩戸は確かに毛人に恋してるんだけど、自分の「異形性」に自覚的であるがゆえのコンプレックスが原因なのかも・・・なーんて考えるんですよね。心の奥底では、自分の超人性を嫌悪していて、「常識人」になりたかったんではないか・・・毛人に受け容れられないことを悟った後に厩戸が取った行動、特に美郎女との結婚なんかを見てると、ますますそんな気がします。つまり、反動として振り子が正反対に振れちゃう(狂気の世界に向かう)わけですよ。

山岸さんは「異形の世界」に惹かれる人なんだけど、「異形」が「異形」であるためには、やっぱり「常識」とは絶対に溶け合わないような性質を持ってることも示す必要があるわけで、そのことに気づいてたんじゃないか、と。「常識」に簡単に呑み込まれるような安っぽい「異形」は表現したくないでしょうし、「常識」が簡単に「異形」を呑み込めない(受け容れられない)ことは現実の世界が物語ってるしね。

・・・とまあ、ありきたりな分析をしてみたんだけど、shortさん、どう思います?

いずれにしても、厩戸と毛人のキャラクターって、山岸さんの作品世界を象徴してるような気がするなぁ。

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