2007年08月30日
![]() | ナルミさん愛してるその他の短篇 山川 直人 エンターブレイン 2007-04-25 by G-Tools |
「おねえちゃん」
「コートと青空」
「ふたりぐらし」
という3篇の短編が最初にありまして、タイトルの「ナルミさん愛してる」という短編全35話からなる物語がメインの本です。
山川直人さんと言う漫画家はお初でした。
版画風のちょっと可愛い絵柄の、ちょっと癖はあるけれどやさしい絵柄のマンガを描かれます。
でも、やさしいのは絵柄だけではなく物語り自体がやさしいです。
「ナルミさん」では、主人公はナルミさんを愛している、ぬいぐるみの「ドミノ」の視点で物語が進みます。
ドミノの目に映るナルミさんはとっても清楚でマジメで、きちんとした女性。たかがぬいぐるみのドミノをとっても大事にしてくれて、そして何かというと語りかけて、本当のペットか友達のように接しています。
ナルミさんの何気ない日常が淡々と描かれている、それだけと言えばそれだけ。でも、それを読んでいるだけで心がほっこりするのです。
ドミノがどれだけ深くナルミさんを愛しているか・・・
それが本当にわかってくるのは、最後の方なんですが、そのときには・・・泣けます!
あとがきには著者山川さんのコメントが。
これがまたジーンとするコメント。
ドミノも山川さんもナルミさんにぞっこん。
こんな女性がいて欲しい、理想の女性と言うわけですかね(^^)。
でも、ナルミさんはこっちが「ちょっと見習った方が良いかも」と、おなじ女性として素直に思わせられる、素敵な女性でした。
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