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うちのママが言うことには/岩館真理子

2005年06月29日
うちのママが言うことには 1 (1)
岩館 真理子
408864025X


集英社ヤングユーコミックス
収録作品
◆眠るテレフォン…88年2月号
◆うちのママが言うことには…88年5、9、11、89年2、4、6、8、12、90年2、91年6、9、11、92年2、3、10、93年11、94年2、5、8月号全てヤングユー連載
◆冬の星が踊る…ティアラ89年1月号掲載

岩館さんの代表作とも言えそうな、作品。
北風けいとと甘夏英太郎、出会いから結婚、そして結婚生活に入ってからの二人のラブストーリー。

珍しく、男のきょうだいがたくさんいるヒロイン登場。
岩館さんの作品の中で「兄」ってのは結構珍しいのじゃないかしら?大抵姉妹ばかりだし、男がいたとしても弟が多いんだよね。兄っていうと「17年目」の浩ちゃん(ある意味では弟だけど)「チャイ夢」の昇くん、「さたでい・ぱあく」の園子ちゃんのおにいちゃん・・・くらいしかぱっと思いつかないけど。
3人のカッコいい兄を持ち、末っ子で甘やかされてなに不自由なく育ったけいとが、家族に結婚を大反対されながらも愛を貫こうとする(たまにはくじけそうになったりしながら)姿が微笑ましい。そして、ぼろアパートに住む英太郎と結婚して、その結婚生活がまた違う方向に行っちゃうところもリアルで面白い。だいたい、恋愛と結婚とは違うんだよね。けいとも恋愛時代のほうが良かったと思う部分も伝わってきて、頷いてしまうのだった。兄たちには上手に甘えて「可愛い妹」でいられるけれど、英太郎と結婚してからは「可愛い妻」でばかりもいられない。環境が変わると気持ちも変わるのだ。そこんとこ、何気にリアルだ。特に風邪引いたときのエピソードなんて秀逸!!爆笑してしまうのはおおいに分かるから!!(爆)
また、拓子先生がすっごく良いね(爆)。家ではけいとが風邪を引いていても何もしてあげないのに、拓子先生の原稿をもらうためならたとえ火の中水の中!妻には見せられないよね。

うちのママが言うことには 2 (2)
岩館 真理子
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うちのママが言うことには 3 (3)
岩館 真理子
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うちのママが言うことには 4 (4)
岩館 真理子
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うちのママが言うことには 5 (5)
岩館 真理子
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