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鈴木先生/武富健治

2007年10月18日
4575940232鈴木先生 1 (1) (アクションコミックス)
武富 健治
双葉社 2006-08-11

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4575940682鈴木先生 2 (2) (アクションコミックス)
武富 健治
双葉社 2007-02-28

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うーん、今まで読んできたどんな漫画の絵質にも似ていなくて、ちょっと面食らってしまいました。そんなに上手い絵だとは思えないし、とっつきやすい絵でもない。でも、内容にはものすごく引き込まれてしまいます。

中学生たちの担任の鈴木先生っていうのが、タイトルどおり主人公で、先生と生徒の日常と、そこに潜むもろもろの問題、そして表面化する問題などに真っ向から丁寧に取り組んで、解決してゆこうとする姿をあくまでも現実的にリアルに描いた作品です。生徒と先生の対峙だけではなく、先生同士の職員室やそれ以外の場所での付き合いなども見応えがありました。

この2巻までの中で、鈴木先生が女子生徒のひとりに邪な考えを抱いているのが追々分かってくるんですが、それって、いわゆる「先生と生徒のラブロマンス」みたいな感じで、少女マンガで育ってきたわたしにはおなじみの設定。しかし、今まで読んできたものは「生徒→先生」という方向で「好き」になっている。対してこちらは鈴木先生が女子生徒を思っている。立場や視点が変われば、同じ主題なのにこうも生々しくドロドろするものなのかと、改めてビックリしたもんです。
まぁ若くて独身の男の先生だから、今時の大人びた中学生にも本気になる人がいないとは言い切れない、多分心のうちを覗いてみれば案外たくさんの先生たちがいけない妄想を抱いているんだろうなぁと思いました。そういうのは、生徒を学校に預ける身としては考えたくない事、先生はそんなことは考えない、って思い込むほうがラクチンですから。漫画を読んで「先生に気を許してはいけないよ」と、思わず娘(中一)に言ってしまいましたがな(笑)。しかし、実際中には何らかの行動を起こしてしまう先生たちもたくさんいるらしいけど、せめて妄想だけにとどめて欲しいもんです。
聖職者扱いだから、そっちの「欲望」もないと思われがちなので、妻も恋人もない場合にはどうしようもない、先生にこそ「風俗手当てが欲しい」というセリフがあるんですが、衝撃的だった。でも、考えさせられました。
あと、最初のエピソードは給食の時、それまで問題行動のなかった男子生徒がいきなり、食事中には聞きたくない言葉の攻撃を始めて周囲を辟易させる事件。先生は「なぜそんなことをするんだ」と男子生徒に聞くのではなく、自分で答えを見つけようとする。
わたしも自分の「価値観」のなかの「行儀作法」を、ついつい人に押し付けがちなので、とっても考えさせられました。
中学一年生と小学4年生の「行為」には驚き!!今ほんとに、こんな風なの?先生がどう指導したかという事よりも、そっちのほうが気になりました。

とっても、面白い本(マジメに問題提起している)なので絵柄にとらわれず、読んでいただきたい作品です。あさみさんにお借りしました。ありがとうございました。

4575941069鈴木先生 3 (3) (アクションコミックス)
武富 健治
双葉社 2007-07-03

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[た行のマンガ家]他 | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
つるさん、いらっしゃいませ!
熱のこもったコメントありがとうございます!
よかった、よかった、つるさんのお眼鏡にもかないましたか。わたしも借りた本なのですよ。借りなかったらタイトルすら知らないで過ごしたと思います。読めてよかったね~お互い(笑)
わたしも2巻までしか読んでなくて、3巻が非常に気になっているところです。
1巻の3話目ですか、例の話は。(借り本でしたので)
怖かったでしょう。。!!
先生の出した結論はよかったですね。たしかに。
表面だけで「まだ早い」とか「いけないこと」って言うのは簡単だけど、それを「なぜ?」と言われて、生徒が納得するような答えを、先生は出しています。それも、凄く真剣に考えてね。だから子どもたちも先生の言う事を聞く気になるんです。
こんな風に、本当に真剣に子どもたちに「納得させよう」とする先生って今時、いない・・・過去にもいなかったでしょうかね。だから魅力を感じます!
わたしも4年生の頃なんて、なにも知らんかったなぁ・・。
中一の頃に友だちから「性の本」みたいなのが回ってきて(笑)ほんとにマジメに性のことが書いてある、多分「科学」とか「学習」シリーズの一冊だったような気がしますが、それで初めて知ったと思う・・。
まぁワケ分かりませんでしたが、自分が生まれるために両親が何をしたかを知って愕然となり、我が身が憎憎しく感じられましたよ。。なので、性教育苦手。娘にも全然そういう話していません。親の務めとは思うものの、避けて通りたい~。ダメですよね(^_^;)
2巻はね~、どろどろなんですよ!また楽しみにしていてね!

コーヒーの飲み方・・・最近、あんまり喫茶店でコーヒーを飲まないので、知りませんでしたが、取っ手が今は最初から右にある場合もあるんですか?
わたしは、お砂糖はいつも入れずにミルクっていうよりも牛乳をだばだばと、カフェオーレ風に飲みますが、あれって酸味を消すために・・・自分では全然意識してなかったなぁ(^^ゞ


>今まで読んできたどんな漫画の絵質にも似ていなくて

というひとことにものすご~~く惹かれて画像を拡大してみました、とても惹かれる絵。。。「萌え」るワケじゃなくてね。。。巧い絵も上手い絵も旨い絵も好きなんだけどこういうまっすぐさを感じる絵も好きなのです。「こういう表情を描こう」としてそういう表情を描こうと真摯に取り組むような感じのする絵、というか。こういう絵を描く人はほかのことにもまっすぐそう。そんな作者の描く作品をとてーも読みたくなりました、shortさんの感想を読んでも興味深かったし。

で、なんとなく捜していたんですが見つけられず、先日たまたま行った普段行かない少し遠くの書店で見つけて一巻だけ買って来て読みました。三冊欲しかったけどほかにいかがわしい本とかいかがわしい本とかいかがわしい本とか抱えてレジに向かうところだったのでお財布が心配で(私のお財布、病弱なんです…)一冊にしましたの。
とても面白かったです!!早く続きも読みたい。。。ウチは銀行口座も病弱なのでいつになるかわからないけどニ・三巻も買うつもりです、本箱も体調悪いんですけど!

一・二話目はささやかなことにも思ったとおり真剣に取り組む先生、という感じで好感は持ったものの問題になることがささやか過ぎで(中学生の当人たちの繊細な心にはこんなふうに真剣な先生がいて欲しいとは思ったものの)この調子だと読み続けるのはチョット辛いかな、とも思ったのですが三話目は衝撃的でしたねー!

ウチの中学三年生に比べてずいぶん大人びた中学一年生だわ。。。それでも「ちゃんとした大人」の鈴木先生よりは未熟でしたね。そして私は鈴木先生よりこの中学一年生より小学四年生よりも未熟。
小学四年生の頃私は愛する人と身体で愛を確かめたいなんて考えなかった。それがどんなもんなのかすら知らなかったけど。まさに昔と今とでは情報が違うとは思いますが個人的にはこういう情報は早い時期のほうが良いと思ってます。できれば3~5歳くらいの、「いやらしい」「H」という感覚すらない頃に、セックスは真面目に扱うものだ、ということを学ぶ方が良いと思う。。。実際のところその頃に子供たちには話したけど話が終わらんうちにちょこまかほかの事に気を取られるのであまりうまくいきませんでしたが。
小学校高学年の頃女子だけに生理についての授業があったけど実はさっぱりわかってなくてただ身体が変化してくると女子は毎月血が出ること、それが病気じゃなく当たり前のことだということ、しか学びませんでした。授業ではちゃんと教えてくれてたのかもしれない、私が真面目に聞かなかっただけで。それより男子から隔離されたことのほうが印象的だった。
自分の子供の授業参観では男女一緒にもっと詳しく教えられてた、男女で身体の変化が違うこと、などきちんと正式な医学用語を使って。

鈴木先生の答に感心しました。
モンダイの中一の彼の言うとおり「じゃあいくつなら良いんですか!?」という問いは確かに難しい。新しい生命に関わることなので冷静には『自分で稼いで暮らしていけるようになってから』だと思うけど身体の成長、心の問題からは現実的じゃないよね。今は大学進学率100%だとか言うからすんなりで短大だとしても二十歳を過ぎる。でも身体は早い女の子だと10歳ころには出来てくるし男の子は聞きかじりによると「それしか考えられなくなる」というのは15~16からでしょう。。。
昔の日本の武士の家の子なんかは数えで15歳くらいでかなりしっかり大人だったみたい。主君や名誉のために命を懸ける事がことができた(それが正しいとは言わないけど少なくともそう考える事ができるくらい精神的に成熟していた)。
日本が開国した頃外国の文化を学ぶために「少年使節団」みたいな15~16歳の男の子の団体が海外に送られたそうだけど彼らははじめて経験する海外のマナーが完璧で驚かれた、という話を聞いたことがあります。
以下は私の推測ですが茶道、とか剣道、とか武士道、とか身につけた彼らはその応用が利いたんじゃないのかなぁ。
私はコーヒーを淹れる仕事をしていた時期があるのでコーヒーについての作法を『まず水をひと口飲んで口内の味覚をニュートラルに戻し、コーヒーの香りを利きつつ一口。苦かったら適量の砂糖を入れて苦味を調節し、酸味が強かったら適量のミルクを入れていただく。コーヒーはソーサーの上にカップの取っ手が左、手前にスプーン、というカタチで供される。右手にスプーンを持ってかき混ぜるとき左手でカップをささえるため。砂糖・ミルクを適量入れた後にスプーンをカップの向こう側に置き、外側から回す形で取っ手を右側にし、右手で持って飲む』と知っていますが、言葉で説明すると長々とややこしいこの動作はやってみて身についてしまうととてもアタリマエな自然な動作なのです。彼らははじめてコーヒーを出されたとしてもこれができただろうと思うのです。現在ではカップなどが手作りだった昔と違って安定感があるのでかき混ぜる時にささえる必要がない、としてはじめから取っ手は右側、という供され方をする場合があるようなのですがこうした変化は私には品がないように感じられます。

そゆふーに育ってたら精神的にも大人のような気がする、そういう子なら早い経験でも良いんじゃないでしょか。年齢だけ「大人」でもそこまで大人じゃない大人がひしめいている。。。品なくだらだらだらだらながながながながとスミマセ~~~ン(こんな大人)

とても面白いです!教えていただいてありがとうございます♪

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