2007年11月20日
![]() | 見上げてごらん (クイーンズコミックス) 岩館 真理子 集英社 2007-11-19 by G-Tools |
わーい!岩館さんの新刊でーす!
今回も毒なし、って言うかデトックス系の、ほのぼのコメディですね。
最近の作品で言うと「うちのママが言うことには」や「アマリリス」や「月と雲の間」なんかに似ていますね。
主人公の羽遠千里子ちゃん。とっても小さい女子大生。
遠く北海道から単身学校に通います。
実は片思い中で、その相手が見上げるほどののっぽ君である高島サトルくん。
内気で純粋すぎて、学校でも浮いてしまう存在の千里子だけど、北海道の家族は離れて住むからこそ、この千里子の事が心配で仕方がなく、また千里子もいつまでも里心が抜けず、両者が遠く離れていながらもお互いを思いあう気持ちが、胸にジーンとする作品です。
お父さんたちもものすごく小さくって、それもなかなか面白いんですが、このお父さんの筆まめなのがまた笑える。
「あしながおじさん」みたいに、手紙で構成された物語になってるんだけど、手紙がまた笑えるけど泣かせるんですよね。岩館作品にはよく手紙が登場するけど、どれも結構ツボ。泣ける。
それから、キーワードは「星空」ですね。
これも「手紙」と同じように岩館作品には印象的な星空がよく登場しますが、今回も綺麗で胸に迫る星空ですね。きっと岩館さんは、実家にいらっしゃるときに、いつも綺麗な星空を眺めてらっしゃったんだろうな。
物語は千里子と高島の距離が、縮むんだか縮まないんだか・・・というところで、周囲の人たちを交え、しょっちゅう北海道から届く手紙や「本人」たちもからめて、ほのぼのとした笑いを振りまきながら展開されます。
あと、猫がかわいい。
「もみもみ」って言うのは、猫を飼ったことある人なら分かるとおもうけど、なんで猫がもみもみしているだけであんなにおかしいのかね(笑)。
新刊が出たばかりなので、感想はこのぐらいで。
みなさん、読みましょう!
(でも、「毒」もちょっと懐かしいかな?)
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