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白いサテンのリボン/岩館真理子

2005年07月02日
白いサテンのリボン
岩館 真理子
4088641663


◆白いサテンのリボン…ヤングユー1993年6月号
◆アイリスの小鉢…ヤングユー1993年9月号
◆天使の耳朶…マーガレット1988年NO.3
◆花咲く森の乙女…マーガレット1989年NO.10 掲載


◆白いサテンのリボン

波子は離婚した両親のうち、母親に引き取られて育てられている。一方姉の藤子は父親に引き取られた。二人の祖母の持つ白いリボンのドレス、二人はこれがほしい。藤子は自分のものになると思っているようだが、波子は自分にこそ似合うと思う。

女の園で繰り広げられる上流社会風の優雅で上品な会話。その中にある女の醜い争いを美しくコーティングしてある感じの作品で、綺麗な絵と対照的に残酷で冷たい物語。
母親が、引き取った子供を「取り替えましょう」などと、元夫に訴えるくだりなどは波子がかわいそうになった。しかし、その波子も同級生を苛めてて…。波子は姉に裏切られてて…。残酷の連鎖が輪になってるようだ。最後に幸せを掴んでるのは結局誰なのか。ドレスが幸せの象徴であったかと錯覚してしまった波子の虚しさが哀れ。でも、要領よく幸せに生きていく藤子…やっぱ、嫌いだな。

◆アイリスの小鉢

引越しを続けてきた仲良し一家に隠された秘密は…。
血の繋がった家族の中で、残酷物語が繰り広げられるかと思えば、血のつながりのない家族は愛し合って幸せに暮らす。
この家族が、岩館作品の中でも一番好きかも。

◆天使の耳朶

父親の暴力から逃れるように、担任の教師の家にかくまわれる少女マナ。少女の持つお人形、それは女優の椎葉メグミからもらったものだった。ある日、不思議な夢を見る。夢の中でマナは知らない誰かになり、哀しい経験をしているのだった。
美しく哀しいストーリー。そして絵がとっても綺麗!!街並み景色もさることながら、人物(特に男)が美しい。このころの絵が一番すきかも知れない。

◆花咲く森の乙女

織本彗はおかまバーで働く不幸体質の25歳。そこにれっきとした男の従業員、葵計がいるが二人は密かに思いあっているようだ。しかし、不幸体質同士なので好きだけど敬遠している。でも、実は彗の不幸の履歴は彼女の妹のものだった。
出てくるおかまさんたちが面白い。リアルな会話。実はこれも姉妹バトルといえば言える。
あんまりキスシーンって岩館さんは描かないと思うけど、このキスシーンはインパクトがある。
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[岩館真理子]Review | Comments(1) | Trackback(0)
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