2008年03月13日
![]() | デス・スウィーパー 1 (1) (KADOKAWA CHARGE COMICS) きたがわ 翔 角川書店 2007-12 by G-Tools |
不慮の死亡、自殺や孤独死などの後始末をする「掃除屋」・・・
それがこのマンガのテーマともなる「デス(死)掃除人(スウィーパー)」です。
主人公の岡崎裕行は、連絡の取れなくなった兄を訪ね、そこで兄が自殺をしてしまったのを目の当たりにします。死体は死後数週間たっており、腐敗が進んでいます。
兄の突然の死、惨憺たるアパートの惨状、しかし後始末はしなければならず、途方にくれる裕行。
そこに、葬儀社から依頼を受けてやってきたのが、「掃除、遺品整理屋」である三輪玲二。
彼は現場を見てもなんら臆する事もなく、淡々と遺体の「整理」をつけてゆきます。
それを驚きの目で見ながら裕行は、自分には兄の自殺の兆候を見極めるきっかけがあったのに見過ごしてしまった事を、ずっと悔やんでいる。
葬儀の後、裕行は三輪の仕事先である(株)スウィーパーズを訪れる。
彼はそこで三輪と一緒に「遺品整理、掃除」をしながら何かを掴もうとするのです。。。
先日ちらっと読んだ「遺品整理屋は見た」という本がありまして、それをマンガにしたような感じかもしれませんが、断然こちらの方がリアルであり突っ込んであります。
刑事じゃないんだから、遺体を目の当たりにすることは殆どありません。自分の兄くらいしか。しかし、歴然と残る「死の痕跡」からは圧倒的な「死のパワー」みたいなのを受けて、裕行はいつも立往生してしまいます。
描写自体はグロいけど、死とは生の対極にあり、そして死の延長上にあると思う。生きている限りは死は避けて通れない。それをガツンと見せ付けられているようで、パンチのあるマンガだと思う。
まだ一巻、今後の成り行き、そして裕行がなにを掴んでゆくか、期待して見守りたいです。
えっと、、、、三輪玲二、めっちゃイケメンです。ぐふっ。
![]() | デス・スウィーパー 2 (2) (KADOKAWA CHARGE COMICS 2-2) きたがわ 翔 角川書店 2008-03-05 by G-Tools |
株式会社スウィーパーズにてバイトをはじめた裕行は、どうやら学校にも行かずにこのバイトにのめりこんでいるようです。お陰で社内の一癖も二癖もあるような社員たちとも、顔見知りに。
ちなみに、社員はこれまたイケメンでエグゼクティブな雰囲気の上野、ロン毛で一見ミュージシャン風だけど心理カウンセラーの資格を持つ山本、紅一点の中嶋密は霊媒体質。こう言う人たちのひととなりも、2巻になると見えてくるのです。
2巻では「ゴミ女」と「地下室」が印象深かった。
「ゴミ女」
いわゆる「掃除できない」女が、マンションに普通の掃除(普通と言うにはあまりにも汚れきっているんですが)を頼みに来ます。そのありさまたるや、のだめもビックリ。おまけに「嗅ぎ慣れた」例の匂いまで漂ってくる。。。かくして掃除はどうなるのか、遺体は出てくるのか。
「地下室」
ある地震の朝、ひそかにどこかへ出かけた三輪の後を付いて行く裕行。
三輪が訪問したのは、どうやらかつての依頼人。
その女性の兄がいつか自殺して、何日も放置されており、自殺者の妻はその間家を空けていたのだ。その後始末をしたのが三輪たちだったらしい。
今回その依頼人(自殺者の妹)は、その妻(自殺者の妻)と連絡がとれず、そのうえその家から異臭がするというので、三輪を呼んだのだった。
中に入った三輪と裕行、そこには何があるのだろうか。。。
次号に続く!!(なんか、ちょっとサスペンスたっちになってきたね・・)
![]() | 遺品整理屋は見た! 吉田 太一 扶桑社 2006-09-26 by G-Tools |
こちらは、取材協力した遺品整理会社の「株式会社セントワークス」の方が出された本だそうです。
会社のホームページはこちら。
中身検索でちらっと読んだら、興味惹かれました!!
読みたいです!
![]() | 死体があった部屋から見えること 遺品整理という仕事 中岡 隆 角川グループパブリッシング 2008-07-31 by G-Tools |
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