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月と雲の間/岩館真理子

2005年07月03日
月と雲の間
岩館 真理子
4063287610

講談社モーニングKC
収録作品
◆月と雲の間…99年新マグナム増刊9号、00年12、14、16、18、19、20号掲載
◆いつか,どこかで雨の日に
◆月と雲の間
主人公はちょっと太り気味の中年のオバサン。離婚して長女ほなみを引き取り、一緒に暮らしているが時々父親に引き取られた二女のみのりも遊びにやってくる。ある時、みのりが父親(おばさんの元夫)の再婚の話が決まったという。その夜中、遅く帰った長女ほなみが「お母さんがいない」と泊まっているみのりを起こしたが…。

めちゃめちゃ、親近感の沸く主人公!見て!表紙の折り返しにおばさんの顔がたくさん!これがまた可愛い~!
新聞でゴミ入れを作って、スタイリッシュな生活を目指す長女の部屋に持って行ったり、五本指ソックスを編んで、コンビニのちょっと惚れてるおにいちゃんにプレゼントしたり。猫の歩き方を研究したりと、行動がとっても面白いし笑える~!
でも、第2話ではしみじみと昔を思い出したりしててほろりとさせられたし、笑えて泣ける一冊。
長女の「何さま??」加減や、コンビニに迷い込んだるぅちゃんが可愛かったり、コンビニのおにいちゃんがかっこよかったり。めっちゃほのぼの楽しめる一冊。
もちろん、詩的でセンスがよいことは今まで通り!大好きです♪
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[岩館真理子]Review | Comments(2) | Trackback(1)
Comment
奥様によろしく^^
こんばんは、TEDDYさん♪
あの短い一冊の作品にご丁寧なレビューをありがとうございました!
と私が言うのも変なんですけどね(笑)
奥様に気に入っていただけたのがとても嬉しいです!
返却は、どうかお気になさらずごゆっくりどうぞ~^^
ありがとうございました
shortさん、こんばんは♪
読ませていただきました!せっかくですから、拙いレビューも書いてみました。
岩館さんの作品は、すごーく久し振りだったんですが(30年ぶりぐらい?)、楽しんで読めました。
ヨメさんも読ませてもらいましたが、非常に気に入ったようで、「買う!」と言ってました。
素敵な一冊を貸して頂いてありがとうございます。週末には返送致します。長い間、すみません。

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第95回は、一風変わったテイストを持った作品、岩館真理子さんの「月と雲の間」を採り上げました。青年誌であるモーニング新マグナム増刊に1999~2000に不定期連載され、全7話+短編「いつか、どこかで雨の日に」がコミックス全1巻に収められています。HP/ブログで親しくし