2008年12月02日
![]() | シマシマ 1 (1) (モーニングKC) 山崎 紗也夏 講談社 2008-07-23 by G-Tools |
![]() | シマシマ 2 (2) (モーニングKC) 山崎 紗也夏 講談社 2008-09-22 by G-Tools |
主人公は、箒木 汐(ほうきぎ しお)、表向きはアロマエステのオーナーです。
でも、その裏にはもうひとつの仕事があって、それは、眠れない女の人(不眠症)のために、極上の眠りを提供する「ストライプ・シープ」のオーナーでもあるのです。
そして、その「ストライプ・シープ」とは、【添い寝屋】。
眠れぬ人に「添い寝」してくれる可愛い男の子を派遣する仕事なのです。
すごい商売があったもんだと思います。
わたしは一人暮らしの経験がなく(寮生活の経験ならありますが)、こう言うことは想像の範疇外ですし、ちょっと考えただけでも「自分にはムリ」と思ってしまう。
でも漫画としては大変面白いです。
まず、男の子たちが4人ほど、この【添い寝屋】で働いているんだけど、それぞれが可愛くていい子達なんですよね。ある意味「乾いている」「植物」なので、全然いやらしくないんです。
で、いやらしいのはどっちかと言うと??ですが、女たちのほうだったりするんですけど、そんな客に対する優しさや気遣いとか、モラルとか、言うこと無しの男の子たちばかり。朝、自分が寝ている間に部屋を片付けてくれて、朝ごはんの用意もしてくれるなんて・・。その点は一度お願いしたいところですね(^^)。一度と言わず毎日でも♪(笑)
もしもドラマ化するのなら、今人気の「オトメン」系の若手俳優さんたちなど、ピッタリ当てはまるんじゃないでしょうか。小池Tぺいくんとか、山本Yくんとか・・・と、ちょっと妄想してみました。
お客さんにも色んなタイプがあって、そのいろいろのタイプとどう付き合うか(一晩だけですが)ちゃんと描かれていて読ませますね。なかにはやっぱり公私混同する人もいたりして・・。
そして、主人公のシオさん。
【添い寝屋】を思いついたのは自身の経験から。実は彼女は最愛の夫に捨てられてしまい、そのトラウマで不眠症になってしまったのです。あるとき、その夫の弟がシオを訪ねてきて、成り行きで一緒のベッドに寝てしまう。二人の間には物理的な「睡眠」しかなかったんですが、その夜久しぶりに熟睡したシオが、この商売を思いついたんです。
で、シオとその元夫との間に何があったのか・・・2巻の最終でチラッと顔を見せる夫は、決して「そんないいもの」じゃないと思うし、逆にシオにこれだけのダメージを与えている理由もわかるような・・・不思議な人物で、危険な人物な感じ。
この人がどう物語に絡んでくるのか、そして、決して上手く行ってる様には見えない、元夫とその弟ガイくんの家族の模様。
表家業のアロマエステにも、生気を吸い取るようなお客さんとのやり取りなどが、リアルに描かれているし、なかなか見所が満載です。
あさみさんにお借りしました。ありがとうございました。
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