2009年03月11日
![]() | しゃにむにGO (1) (花とゆめCOMICS) 羅川 真里茂 白泉社 1999-03 by G-Tools |
うっひょ~~~♪
おっもしろ~~~♪
・・・と、テンションあがりました!!
この人、羅川真里茂さんのマンガでは「ニューヨークニューヨーク」も「赤ちゃんと僕」もとっても良かったので、今までハズレなしです。
いまのところ、9巻まで読みましたが一気読み、すごい吸引力でグイグイと読ませられ、スピーディーでパワフルな中にも繊細に人の気持ちを描いてあり、人間関係のドラマも読み応えがあり、過剰じゃないギャグで笑いあり(年齢的に、ちょうど私の世代かちょっと歳下かって言う感じなんですよねぇ!!)、なんといっても登場人物の皆に好感が持て、ほんと、大変面白い作品です。
先日読んだ「少女漫画」(松田奈緒子)の中に、「少女漫画はレベルが低い」と、青年漫画家に言われた主人公がキレて「レベルの低いマンガはどこにでもある、青年誌のマンガは心理描写が拙くてあらすじ読まされているみたいでつまらん」というシーンがあるんですが、まさに少女漫画がスポ根を描けばこんなにも緻密な心理描写と人間模様が描かれて、スポーツだけの展開に留まらず奥行きのある素晴らしい作品になるんだと言う、見本のような面白さでした。ストーリー展開にムリがなく、話のつくりが丁寧ですよね、上質の少女漫画は。
主人公の伊出延久、中学陸上部でとても有名な選手だったのだけど、尚田ひなこに一目ぼれをして彼女の高校に入学し、彼女の所属部である(はずの)テニス部に入ってしまう。しかし、尚田は事故の後遺症で足が悪くなりテニスが出来なくなっていた。
方や、ジュニアの選手で名を馳せていた滝田留宇衣も、同じく幕ノ鎌高校に入学し、テニス部に入る。テニスのルールさえ知らない初心者の延久と、いずれはプロになるかと言う将来有望だった選手の留宇衣のふたりが出会い、切磋琢磨しテニス道を邁進し、IHで優勝をめざす物語・・・・・
と言う感じですが。
主人公の延久、この子がなんと言ってもいいですね。テニスマンガといえば「エースをねらえ!」や「テニスの王子様」があって、越前リョーマなんかは最初っから天才肌で描かれてて、それはそれで面白いんだけど、やっぱり岡ひろみのように、ゼロからのスタートでぐんぐん上達していくのを見るのは読者の喜びの一つです。
延久は、陸上部でも向かうところ敵なしの強い選手だったんだけど、やっぱりそういう天性のスポーツセンスに恵まれた人間っているんですよね(上野由岐子さんみたいに)。
そして、スポ根といえばライバルの存在が欠かせず。留宇衣でしょう!ライバルでもあり仲間でもあるこの二人が正反対で好対照なのが面白いです。方や単純明快、お子ちゃまのような性格で直情型、そしてもう一方はクールでちょっと屈託があって大人っぽくて。水と油のような二人がテニスを通してお互いの存在を認め合い、高めあって行く。ちょうど、ひろみとお蝶夫人のように・・・(笑)。
延久のほうは性格そのものに家族関係も単純明快ですが、留宇衣のほうはそうではなく、背景も気になるところだし、マネージャーとなった尚田ひなこの足の怪我に対するコンプレックスなど、テニスだけに留まらず大変読みどころがたくさんあります。
登場人物・・・幕ノ鎌高校の面々もみんないいです!ひなこちゃんはじめ全員好き!
主人公二人のほかに私が好きなのが・・ヒゲの青木フレディー先輩と、モチ宮くん♪ウチくんもいいし、宮もっちゃんもいい、先輩の北王子くんもよかった・・もうちょっと長く見ていたかった・・(笑)。
留宇衣をひたすら慕い続けていてる魔子ちゃんも(不思議)可愛い!駅の階段のシーンは萌えますなぁ・・♪
個人的に9巻まで読んだ中で、一番好きなのが、池やん先生♪
へらへらして軽くって、オレさまで、とってもクールで・・・その実ほんとはすごい実力と実績の持ち主で、おまけにすごく包容力があって生徒たちのことを思ってくれているっていうのが・・・いいですよねぇ。
いいです。
いいわぁ。池やんセンセ。大好き(^^)。
ネッ友さんのたつまごさんにお借りしました。ありがとうございました。
続きはまたアップします。
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