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うさぎドロップ/宇仁田ゆみ

2009年04月03日
うさぎドロップ 5 (5) (Feelコミックス)
うさぎドロップ 5 (5) (Feelコミックス)宇仁田 ゆみ

祥伝社 2009-01-22
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色んな所で、ランクインしている(「このマンガがすごい」とか「ダ・ヴィンチ読者が選ぶプラチナ本」とか・・・)「うさぎドロップ」を読みました。

これは、主人公、河地大吉の祖父が死に、葬式に行ったら、祖父の隠し子がいて、ということは主人公ダイキチにとっては「叔母」であるんだけど、なんとその子、りんちゃんは6歳だった!
母親はいなくて、父である祖父が死んでしまったので、ダイキチは勢いあまって「りんを引き取る」と言ってしまうんです。ダイキチは独身で、女も子どもも苦手なのに・・・。
そこから始まった奇妙な二人暮らし・・・。
ギクシャクしながらも段々と「家族」の形になっていくと言う物語。
独身で子どもなんて持ったことも、自分に子どもが出来る事もまだまだ想像すらした事がないだろう、ダイキチがいきなり6歳の女の子の「父親」代わりになる。
実際子どもと暮らしてみれば、仕事をしながら男が一人で子育てするなんて無理な話。子どもがいたら仕事で帰りが夜中になっては困るし、子どもが風邪でも引いてしまったら、会社を休まないといけないんだけど、そうそう休んでばかりもいられない。そんな「苦労」を世の中の主にお母さんたちは、常に味わっているということが、リアルに伝わってきます。
子育ての経験があれば「そうそう、そうですよ、そういう時困るのよ」と頷いてしまうんじゃないでしょうか?
色々と考えさせられたり、はっと気づかせられる事が多かった。
最初はりんを引き取る事に反対していたダイキチのお母さんや家族たちも、しだいにりんを受け入れていくと言う描写も、心が温もるいい展開でした。
5巻ではいきなり、りんが高校生になってビックリしたけど、今度はりん自身の「恋」そして、ダイキチの恋の行方が気になります。
りんをこんなにちゃんと育て上げたダイキチ、実の親にも中々出来ないような素晴らしい子育てをしたダイキチに、もっと幸せになってもらいたい、読者全員の望みじゃないでしょうか?

あさみさんにお借りしました。ありがとうございました!


ところで、個人的なことをいいますと、宇仁田ゆみさん、同郷で嬉しい!(笑)
宇仁田センセのブログ、見つけました。
「ウニタコウボウ」は、こちらです。
http://unita.txt-nifty.com/diary/
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