2009年09月25日
![]() | なんじゃもんじゃ 1 (モーニングKC) 講談社 2009-06-23 by G-Tools |
![]() | なんじゃもんじゃ 2 (モーニングKC) 講談社 2009-07-23 by G-Tools |
ほのぼのしているんですけど、妖怪系。と言っても、厳密には妖怪系とは違うような気もするし。けど、確かに田舎を舞台にしたロウファンタジー。
主人公の少年太朗、育ての親である祖父が死んでしまって天涯孤独になりました。
あるとき、おじいちゃんを思い出しながら望遠鏡で星を見ていると、なんじゃもんじゃの木(という、大きな木がある。ご神木っていうのか。これがタイトルですね)に、女の子が登っていくのが見える。次の瞬間、女の子が木から落ちた。慌てて現場に行く太朗だけど、そこに女の子の姿はなく、あるのは、彼女が着ていたらしい洋服一式だけ。駆けつけた駐在さんの情報から、それはどうやら行方不明で捜索願の出ている星野空という少女のものらしい。服だけ残して少女はどこに消えたのか・・・・と思っていると、その少女は意外なところから見つかる。太朗の家の米びつの中でありました。
と言う導入部なのですが、つかみはオッケー。大変先が気になり、グイグイと読みました。
これは不思議+田舎+妖怪+人情+ミステリー・・・色んな要素が絡まった、とても面白そうな物語。第一、全体にあふれる田舎の雰囲気がいい。日本昔話を現代によみがえらせたような感じなのです。小人の国なんて、誰もが子どもの頃に想像しませんでしたか?私はしました。そういう、子どもの頃の楽しい「想像」を髣髴とさせると言うか、再現してくれていると言うか。
そして、主人公の太朗が健気で応援したくなる。なんせたったひとりの「肉親」のおじいちゃんを亡くしたばかりで、高校進学も諦めて一人で生きていこうとしているんだから。
周囲が太朗を気遣っても、素直に受け入れない。でも、この小さな少女、空が登場した事で、周囲の友だちとも手に手をガッチリととって、一体となって、不思議な困難に立ち向かっていくところが、ワクワク感をあおります。
何が困難なのだろう?それがイマイチ分からないけど、これから追々分かってくるんでしょう。最初は謎だらけ。太朗の正体もなんかありそうです。
その謎の正体を見極めたくて、仕方がないです。楽しくてワクワクして、ちょっとおどろおどろしくて。なかなかどうしてすぐれもののオススメですよ♪
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