2010年05月05日
![]() | ハガネの女 1 (クイーンズコミックス) 集英社 2008-04-18 by G-Tools |
珍しく自分買い。
本屋さんで、なんかないかなーと探していて、平積みになっていたので。。
帯には「ドラマ化」の文字が。
吉瀬美智子を主演にテレビ朝日系で5月21日(金)よりスタートするそうです。
芳賀稲子(はがいねこ)、略してハガネ・・・は、35歳無職独身。
結婚のために小学校の教諭を辞めたのに、結婚をドタキャンされてしまったのです。
学生時代から稲子をよく知る友人先崎の勧めで、彼の勤める小学校に臨時教員として働くことに。
その学校の4年生さくら組は問題のあるクラスで、1年半の間に担任が3人「再起不能」になっているとういいわくつき。
ハガネという名前は伊達じゃない、剣道の試合でも、骨が折れても試合を続けるド根性が、稲子をハガネと呼ばしめるゆえんなのです。
そんな「強い」稲子が4年さくら組の問題にどう対処していくのか??
と、よくある、熱血教師物語のようですが、稲子の性格が正義の味方っていうのはお約束にしても、どこか完璧じゃなくて、友人先崎含め、周囲にさりげないけれどフォローされることもあり、稲子自身間違いもおかすし、でもその間違いにちゃんと向き合うことができるっていうのが、なんだか「リアル」です。
当面の問題としては、クラス内で不登校を含め、イジメがあるような気がする・・と。
これが、結構奥が深い「いじめ」でした・・・。表面だけ見ていてはダメ!
単純ではないだけに、読み応えがありました。
実際、本当に尊敬できたり全面的に信用できる先生って、少ないと思いませんか?
自分を含め、子どもの先生やらなんやら、ほんとに「いい先生」として思い出されるのは、言っては申し訳ないけど小数・・。でもそれって、「合う」「合わない」って問題もあるんですよね。他の生徒(児童)やその保護者に絶大な人気がある先生でも、自分には合わないこともある。
でも、先生の熱意や真剣さがあったら「合わないから仕方がない」って、引いてしまうのじゃなく、「どうして合わないんだろう?」って考えてくれそうな気がします。このハガネ先生は、そんな先生なのじゃないかな?って思える。
キレイごとだけ描いてないところがよかったです。
先生ものっていうと・・・↓感想あります。
「生徒諸君 教師編」
「鈴木先生」
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