2011年07月05日
![]() | バチバチ 1 (少年チャンピオン・コミックス) 佐藤 タカヒロ 秋田書店 2009-09-08 by G-Tools |
おお。まるで知らない漫画だったけど、例のごとくあさみさんにお借りして読むことができました。
いつもいつもありがとうございます。あさみさん。
さてこの漫画、この表紙からいったい何の漫画と思いましょう?
ヤンキー漫画、「クローズ」みたいな?とか思いません?
実はこれ・・・
相撲の漫画なのです!
主人公は鮫島鯉太郎という少年。
端的に言うと、不祥事で角界を追放され非業の死を遂げた元大関・・・の息子である鯉太郎が、長じて、同じように角界に入り、力士として成長し、横綱を目指す物語。
・・でも、それがかなりの紆余曲折、波乱万丈なんです。
しょっぱなから火竜の息子ってだけで、角界からは白い目で見られるんです。
そこへきて、鯉太郎の性格!
ともかく攻撃的なんですよ。荒々しくて、自信家で、素人のうちから現役の力士にも全力でぶつかっていく。
負けても負けても、ふっとばされても叩き潰されても起き上がる。ガッツのかたまりみたいな男です。
でも、礼儀も知らない鯉太郎が角界の面々に気に入られるわけもなく。ましてや火竜の息子とあれば尚。
問題行動のオンパレードの鯉太郎。
けど、それを承知で引き受けた空流親方。もともと火竜の不祥事のときも、火竜をかばう発言をしていまして、鯉太郎のことも目をかけてる感じ。
で、その部屋の阿形、吽形など、最初はすんなりと仲間になったわけでもないけど、紆余曲折を経て彼らと「家族」「仲間」としてつながりが出来て、だんだんと変わって行き成長していく鯉太郎。やっぱり、人が思い合うっていうのは、見ていて感動的です。孤立していた鯉太郎が仲間を得ていく、同部屋の兄弟子達だけじゃなく、同期の相撲取りもおなじです。人間として成長していくのが見応えあります。
そして相撲の取り組みの迫力!
荒っぽくて、こんな取り組み見たことないって感じの「バチバチ」な相撲ばっかりなんですが、迫力があって面白いです。
また上手い具合に「ヒール(悪役)」がハマっている・・・というか、世間的に見たヒールと本当のヒールは違うのですね!
テレビのこっちから見ていたら「善玉」である力士が、裏を返せば「悪役」なのかもしれない・・。
そんな、「悪」対「善」みたいな図式がハマってるんです。
八百長問題で人気も下がり存続の危機感すら漂う大相撲。
私も大相撲は長年好きで、テレビはいつも見ています(見ていなかった時期もありますが)。
だからこの漫画はとても興味深いですね!
10巻まで読みました。
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