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あさぎ色の伝説/和田慎二

2011年07月21日
4592110501あさぎ色の伝説 3 (花とゆめCOMICS)
和田 慎二
白泉社 1979-05-20

by G-Tools



和田慎二さん追悼の続きです

今度は新撰組の沖田宗司を描いた「あさぎ色の伝説」です。
このたび初めて読みました。
アマゾンでも高値がついていて、入手困難なのかな?
貴重品を貸していただきました。七生子さんありがとうございます(*^_^*)

「新撰組」というと、私はやっぱり木原敏江さんの「天まであがれ!」と、司馬遼太郎の「燃えよ剣」です。
(あんまり読んでないね・・・(^_^;))
今回読んだ和田さんの新撰組、物語は和田さん自身のフィクションのようですが、人物造形は司馬遼太郎の「燃えよ剣」などに影響されてると思いました。(こんにち新撰組や幕末の大抵の物語が司馬遼太郎のキャラクターらしいですが)
「燃えよ剣」みたいな、出来上がった物語の中でも、その合間に隊士たちはひょっとしてこんな風に暮らしていたんじゃないかなー・・と思えるエピソードが綴られています。
だから、新撰組としては多分、ここ!!っていう、芹沢鴨の粛清の場面とかもなく、総司が言葉で「私が切った」と言うだけだし、山南敬助の粛清も描かれてないし・・・。
沖田総司は労咳にかかっていると言う設定はあるけど、その死までは描いてない。
和田さんはもっと続けて描くつもりだったのか、それとも、あえて最後まで書きたくなかったのか?
「燃えよ剣」を読んだときは、あまりの血なまぐささにちょっと閉口したんですが、沖田総司も新撰組一番隊長としてかなりのことをしてきたと言う感じがしたけど、この「あさぎ色」では、そこまで残酷な描写はないです。無論、人を切る場面は何度も登場しますが。

「あさぎ色の伝説」は第一部 「試衛館の鷹」(コミックの1,2巻)と、第二部 「風のまつり唄」(3,4巻)に分かれていて、「試衛館の鷹」では、江戸小石川の道場「試衛館」での沖田宗次郎18歳の姿を描いています。

「試衛館の鷹」第一章

和宮(将軍家茂の正夫人)の付き人のひとりであるお姫様が、暴漢から救ってくれた沖田宗次郎に懐いてしまい、試衛館に居ついてしまう。その姫は実は高尾山で幼い頃に宗次郎と出会っていて、その想い出を内に秘めていたのだった・・・・と言う話です。合間に、もちろん、血なまぐさい場面も。この後の第二章で、宗次郎はまだ人を殺したことがない・・と言うのですが、話が前後しているのかな?ここで人を切り殺していますから。

第2章

宗次郎がはじめて人を切り殺し、剣に命をたくすということの意味を知った物語。
自分が切ったと思っていた相手が実は生きていて、怪我をした宗次郎は同じ養生所に入った。
チエという勝気な看護師(?)がいて、宗次郎も形無しである。
そこで人を殺した罪の重さに耐え切れず、気持ちを乱していた宗次郎は相手が生きていたことに安堵する。
しかし、相手は自分が死の病で余命いくばくもないと知り、宗次郎を教育するように、わざと切られて死んでいくのだった。。。。の巻
斉藤一ここで初登場らしいです。


第三章

原田左之介が富くじで大金を引き当てて、そのお金の使い道が、「宗次郎を男にする」って言う話。
遊郭へ繰り出して、・・・しかし徹底的に抵抗する宗次郎。
けっきょくはこざとという女郎さんと。
でも、そのこざとは、父親の急死で、吉原を仕切ることになった竜子が、女を捨てる前に一晩だけでも女として愛されたいと願って、宗次郎の前に現れた姿だった。。。。の巻

切ないラブストーリーの一章です。


第4章

ここでは土方歳三が主役。
物の怪のような幼女に取り付かれる物語。
その物の怪か、妖精か・・幼女が暗に示すのは、歳三へ「西へ行け」ということなのか。。。。の巻。


第5章

流行り病のはしかにかかってしまった宗次郎。
ふたたびチエのいる養生所に入院する。
重篤な症状になり、生死の境をさまよう宗次郎。
ふと現れた、姉に似た面影の女性・・。
彼女は懐かしさと慈しみに満ちた表情で宗次郎を見つめると、口移しで薬を与える。
ほどなく、病状は落ち着きを取り戻し、重篤を脱し次第に回復した宗次郎は、試衛館へ帰ることに。
その道すがら、宗次郎は山のほうに火の手が上がるのを見た。
そこでひっそりと一人で暮らしていた女性が労咳で死に、小屋も燃やされていたのだ。
その女は、青い薄衣のよく似合う美しい女だったと言う。
宗次郎の思い出に現れる青い薄衣・・・それは母親の思い出だった。
宗次郎を治してくれたのは母だったのだ。

そして宗次郎 元服。
沖田総司と名も改め前髪も落とし凛々しく成長した宗次郎の姿があった・・・・!!の巻。


番外編

舞台は京都。
すでに新撰組として名を馳せている総司たち。

父親佐平を殺されて独りぼっちになったお美津という少女に、「私が殺しました」と告白し、自分を憎むことで生きる力を与えようとする総司。お美津は健気にシジミ売りで生計を立てる。
しかし、佐平は桂小五郎たちの陰謀で殺された。仇を討つように総司は桂一派を切る。

土方は「自分が悪役になる」と決意し、総司は労咳がいよいよ発病。。。。の巻
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[や・ら・わ行のマンガ家]和田慎二 | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
Re: 和田流新撰組

ラムちゃんいらっしゃい(*^_^*)

ほんと、和田さんの訃報はショックでしたね。
これを機に再読、感想アップに励んでいます。

新撰組、良かったですよ!
「燃えよ剣」のイメージそのままと見たよ。
どこかにあったらゲットしたいね!
こちらでは古本屋さんがひとつ閉店したし・・・。
なかなか名作探しも難しいね~。
和田流新撰組
ねーさん、お久しぶりです。
和田さんの新撰組は、名作と聞いていたので、読みたいですが、見かけることができず。やはり高価
がついているだけあって入荷は困難なようですね。でも、いつか読みたいです。

和田さんの訃報のニュースは、漫画の一時代が終わったような気がしました。「スケバン刑事」は好名作です。

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