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超少女明日香/和田慎二

2011年07月29日
4592128923超少女明日香 (花とゆめCOMICS)
和田 慎二
白泉社 1995-01

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4592128931明日香ふたたび (花とゆめCOMICS)
和田 慎二
白泉社 1995-02

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459212894Xふたりの明日香 (花とゆめCOMICS)
和田 慎二
白泉社 1995-03

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私にとっては、「超少女明日香」というのは、別冊マーガレットの作品なのですよね。
あんまり知らなかったんですが(^_^;)その後もシリーズはかなり続いていて、MFコミックスで「学校編」とか「式神編」とか発表されているのですね。
そちらのほうは全く知らないのですが、初期の「超少女明日香」と「明日香ふたたび」の2冊、手元にありますのでご紹介します。マーガレットコミックスでも出版されているのですが、よく見かけるのは白泉社の花とゆめコミックスで、ウチのもそれです。

明日香は、飛騨高山の砂神村の出身で、ある超能力の持ち主です。
自分の村を利権がらみの無駄なダム開発で沈められ、鉄砲水によって身内を含む住民を殺された恨みを晴らすために、ダム工事を請け負った田添建設の社長宅に、女中という形で入り込みます。
復讐する気満々の明日香ですが、田添家の人たちに近づき、愛着がわいてくる。
そして、本当の黒幕は芙蓉産業の社長、芙蓉夫人だとわかり・・・・!!
明日香の復讐の幕が切って落とされる!!

という話ですが、これは私はリアルタイムで別冊マーガレットで読んでいます。
今読んでもワクワクします。
冒頭、田添家にはじめて明日香が入り込んだ日のこと。
長男の一也(高校3年生)が、明日香のお手伝いさんとしての能力を試そうとして、荒れまくった庭の掃除を言いつけます。
内心「一日掛かっても終りっこない」と思ってるのに「ストップウォッチで時間を計る」と言います。(イジワルです)
でも、「ゴミはまとめてもやしておけ」と言い忘れたので、振り返ると、もう庭はぴっかぴか!!
タイムは15秒フラット!(笑)
次は、長女の悦子(高校一年生)のテスト。
がらがらでめぼしいものが何もなさそうな冷蔵庫を指差して、「何か作ってごらん」と言う。
すると、テーブルの上には超豪華ディナーが!!

この明日香の「超能力」が、すごくカッコよく見えて憧れましたっけ。
普段は明日香は「ちんくしゃ」なんですが、能力が最高潮に高まると変身するんですよね、超美少女に。
高圧電流の流れる門扉を素手で握り、一瞬、高圧電流にやられたか・・と思いきや、するするーっと「ちんくしゃ明日香」→「美人明日香」に変身するシーンは見応えあります。痺れる!!!
分身も出来て、5人に分かれて、テレパシーで連絡を取り合いながら活躍する。


方や悪者たち。芙蓉夫人とその4人の部下達、名づけて「四重奏(カルテット)」!
芙蓉夫人は情け容赦のない、私が好きな「心置きなく憎める」悪役です(笑)。
ほんとうにこう言う悪役を描かせたら和田さんはすばらしいです。
部下達の中には、刑事コロンボをモデルにしたとしか思えない人物もいて。
案外容易くこの4人は崩されることになりますが、少女マンガらしくそこにもロマンスありーの、決して残酷な形で排除するわけじゃないのも、いい感じです。

そして、明日香の超能力は、「自然を味方につけること」なんですね。
しまいには、土の奥深く眠っていた恐竜の化石が動き出して、それに乗って芙蓉夫人と言う悪役退治。
超~~~~~カッコイイ!!!!

それから、田添社長の秘書は八雲。
あの、もみあげの伸びてる八雲です。
スケバン刑事では信楽老の秘書をしていますね(*^_^*)

復讐を終えた明日香は高山に帰るのですが、ひそかに惹かれあっている一也との別れが辛い。
一也も明日香を行かせたくない。
切ないエンディングです。

アクションありラブロマンスありの傑作ですね!


和田慎二さんご本人によるあとがきでは、「メイキングオブ『超少女明日香』」として、超少女明日香の生まれたいきさつが書かれています。
当時、超能力モノが流行していたので、担当に「超能力モノを描いて」と言われても、「なんでも超能力で片付けてしまう超能力ものの流行には好意的ではなかった」んだそう。
和田さんはSFよりも童話が好きだったそうで、「メアリーポピンズみたいな話を描きたいと思っていた」ことを思い出し、そのイメージで作られたのが「超少女明日香」だとか。
そういわれてみれば、その家の子どもたちに手を焼きながらも気持ちを通い合わせて仲良くなっていく・・って言う辺り、似ている!と納得。


同時収録に「オレンジは血の匂い」
神恭一郎のシリーズです。
ウィキペディアによると、これが2作品目になりますか?

なんといっても印象に残っているのは、
同時に二つのオレンジを受け止めるのに、決して右手は使わず、左手でパパッと2個つかむシーン。
それを見て、オレンジを放ったカテリーナが「神・・やっぱりあなたぶっそうな人ね」と言うんですね。
常に危機ととなり合わせにいる人間は、決して両手をつかわない。
いつでも戦えるように右手を開けておく。
とくに拳銃を使うものは、それがプロの鉄則。
と言うわけで、それを知っているカテリーナが怪しいと疑いを持つシーンです。
これを読んで、みかんを妹に投げてもらい、左手で2個、受け止める練習をした人は多いのじゃないでしょうかね(笑)。








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[や・ら・わ行のマンガ家]和田慎二 | Comments(8) | Trackback(0)
Comment
No title
栗ご飯さん
コメントありがとうございました。
お返事がとっても遅くなってごめんなさい。
見ていただけるかなぁ(^-^;
明日香シリーズ、
私も一番最初に読んだのが、小学生か中学生の頃でしたので
栗ご飯さんがおっしゃるように、ドキドキしながら読みました!
同じ気持ちの方がおられてうれしいです(*^-^*)
ぼっちゃんと召使の関係も、なんだか、萌えツボをそそられたのでしょうね、今思うと。
それと、変身した後のギャップ!
少女の心をつかんだ作品でした。
和田さんは亡くなってしまいましたが、作品は残ります。
いつまでも覚えていられる作品と言うことが、すごいとおもいますね!

では、お返事が遅れてごめんなさい。
またよろしければ覗きにお越しくださいませ(^-^;
No title
はじめまして、栗ご飯と申します。
明日香シリーズ、好きでした。

話が終わると、恋人?の元を明日香が去っていって、切なく胸に残る作品でした。
そして、ところどころに出てくる明日香のお色気シーン。
(私はいい年をした40女ですが汗)
ドキドキして見たものです。
古い漫画について、感想を言えることが嬉しいです。
和田慎二さん、亡くなったのですね。
ガラスの仮面とスケバン刑事で、神と真澄が電話するシーン、お互いの作品間でこんなことをするなんて楽しいなあ、と思ったものです。
失礼しました。
Re: No title
Kさん
コメントありがとうございます。
お返事が遅れてゴメンなさい。
和田さんが亡くなられてもう、1ヶ月以上になりますね。
早いですね。
本当に、お若いのに・・・。
「スケバン刑事」中学時代、夢中になって読んだのを覚えています。
教室で飛び交っていました(笑)
男子も読んでいましたよ。
こちらのブログ、お気に召す記事はございましたか。
嬉しいです(*^_^*)
また寄って下さいね♪
No title
和田慎二さん急逝でまだショックから立ち直れずまた記事を探していたらこのページを見つけました。いろいろ詳しくてすごく懐かしく読ませて頂きました。本当に惜しい人をまた亡くしてしまいました。61歳なんてまだ若いのに…残念です。でもshortさんの記事楽しいですね。これからも度々拝見させて頂きます。スケバン刑事は名作ですよね。あと他にも好きな作品いっぱいあります。連載中の作品も数回だけですけど読みましたがなかなか面白いですよね。「傀儡子リン」ですよね?続きどうするんだろ?本当に残念でたまりません…
Re: No title
楓さん、ようこそです。
見ていただいていたのですね。ありがとうございます。
ブログって私もよそさまにカキコミが出来ないこととかありますが、私も良く分からないのです。
せっかく書き込もうとしてくださったのに、ごめんなさいね(^_^;)

さて、「緑色の砂時計」私持っているんですが、どうしても見当たりません(^_^;)
だから、記憶で書かせて頂きますね。

仲の良い兄と妹がいるんですよ。
お兄さんは剣道していたっけ?
妹にとっては、兄が憧れの対象で、ほのかな恋心に似た気持ちも・・・?
お兄さんも、妹を女として愛してしまっています。
話の順番はちょっと忘れましたが、妹が強姦されてしまうんですよ。
それ以来男嫌いになり、人ごみも苦手。満員電車とかバスとかで、ちかくに男が来ると吐き気がするとか。
で、平気な男は唯一、お兄さんだけになる。
お兄さんが妹の日記を見るんだったかな?
そこに、兄への愛情めいたことが書かれているのを見て、お兄さんは、妹も自分と同じ気持ちと感じ
妹を相手に、けしからぬ行為を・・・・みたいな。
妹は拒否反応。
お兄さんは自分を戒めるために、内側にとげの付いた鉄仮面をかぶる。血がたらーーーっと。
妹は兄を許さず憎むようになりますが
最後は仲直りしたのだったような。
たしか、お兄さんの親友のひとが、橋渡しをしたのか、妹はその人と付き合うようになったような記憶がありますが。

ともかく、強姦、近親相姦、鉄仮面。。。と、かなりセンセーショナルな内容だったと思います。
衝撃度で言えば、トップクラスでした。

なにぶん、記憶力があまりないので、すげーーー!!と思って読んだけど
しっかりと覚えてなくて、申し訳ないです。
間違ってる部分もあると思うけど、また、どこかで作品を読まれたら、教えてください(逆に・・笑)。

Re: 和田慎二さんの追悼特集ありがとうございます。
追悼記事、読んで頂いてありがとうございます!
たぶん、書けるだけ私はファン度が低いのかもしれませんね。
もちろん、スケバン刑事はじめ、ここに書いた「銀色の髪の亜里沙」「大逃亡」「わが友フランケンシュタイン」「明日香」もうとってもとっても大好きですよ!
でもショックのあまりにこういう感想すら書けなくなってしまっているファンの方も大勢いらっしゃると思うので。
そう言う方々に比べたら、こうして記事に書けるだけ私は・・・・と思ったりもします。
でも、少女時代にたくさん読んで、とってもワクワクして、はらはらして夢中になったことは確かです。
リンク、ありがとうございました。
拝見してきました。
ほんとうに、ジーンとしました。お仲間内のお気持ちが伝わってきましたね。
漫画家さんたちもみなさん、きっと寂しい思いでしょう。
あらためて、合掌・・・です。
No title
こんばんは。
この間「呪われた孤島」をUPされたときにコメしようとしたのですが、
なぜかできなくて…
今日は大丈夫かなe-3

その後も「銀色の髪の亜里沙」「超少女明日香」とUPしてもらって、
とても嬉しいです。
花とゆめコミックスで再版されてるんですね。
古本屋さんでも覗いてみるかな~
と思っています。

ところで、「緑色の砂時計」って、どんなお話ですかe-3
読んだと思うのですが、話が思い出せないのです。
セクシャルな描写があったようなe-3
よろしくお願いします。
和田慎二さんの追悼特集ありがとうございます。
 随分頑張って書いてるなー(short)さん、と感心して居りました。
お疲れさまでした。
「銀色の髪の亜里沙」「超少女明日香」シリーズが好きです。
「あとがき漫画」も大好きです。
 青池保子さんの公式サイト
http://www.aoikeyasuko.com/
2011年7月11日の日記にお通夜と告別式に参列された事が書かれています。
和田さんのお人柄を偲ばせるお話でした。
たくさん楽しませて頂いたマンガ家さんですので、心よりご冥福を お祈りいたしてます。

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