2012年03月21日
![]() | 東京ボイジャーレコード (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) たし 一迅社 2012-01-25 by G-Tools |
娘が買ってきた本です。
娘の読む本って、イマイチ食指が動かなくて・・。若い子の読むものっておばさんにはちょっと合わないなぁと常々思ってるんですが(^_^;)この本は面白かったです。
進路に迷う少年が、ある出会いをきっかけに「夢」に向かって一歩前進する、そのきっかけをつかむ物語です。
主人公は津上隆哉。
隆哉には気になるクラスメートがいます。
水橋リゲルというその少年は、古典の再々々・・・追試を受けないといけない。何かと目立つけれど孤立しています。
隆哉があるとき、道で転んでいる少女の手助けをして、少女を家に送り届けると、そこにいたのがリゲルでした。
少女はチャコという名前で、リゲルの妹だったのです。
そして、そこは家ではなく、アンティークのお店でした。
隆哉はリゲルに、古典の補習を受けている間の店番を頼まれ、リゲルとチャコの兄妹と仲良くなっていくのです。
でもどこか他を寄せ付けないリゲル。
そして二人や、その知人にふれあい、親しくなっていくうちにタカヤは自分の、押さえ込んでいた「夢」を思い出していくのです。
主人公タカヤがめっちゃ泣き虫で面白いです。すごく優しくて良いコだなーと好感が持てて。
友情が育ちそうで育たないような、じれったさ。
いつまでもこのままでいたいような・・・でも、夢に向かって進みたいような
そんな複雑な、多感なお年頃の少年の物語で、胸にじんわりと響きました。
それにしても、著者のお名前はユニークですね。「たし」なんて・・・・(*^_^*)
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